起業とは?やり方や向いている・向いていない人の特徴と成功しやすい業種、成功例を解説

運営事務局
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更新日2025/7/16
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起業とは何をしますか?成功しやすい業種はありますか?

起業したいけどアイデアがない時はどうすればいいですか?

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起業とは、事業を起こして社会に対してイノベーションを起こしていくことです。

社会が抱える課題に対して、事業という手段を用いて解決していくことが目的になります。

起業をするためには、アイデア出しから事業計画の作成、資金調達などやることがたくさんあります。

なお、アイデアがない場合は自分が興味がある分野から絞っていくと、自ずとその業界が抱える課題などが見えてくるのでおすすめです。

今回は起業の概要ややり方、向いている人と向いていない人、おすすめの業種と成功例などを紹介します。

記事を読むことで、ご自分が起業すべきなのかどうかや業種などを絞り込みやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

起業とは

起業 とは起業とは、事業を起こし世の中に新しいサービスを生み出していくこと。

みんなが 不便に感じる・悩んでいることを解決したり、利便性を高める ことを目的としています。

そのために会社を立ち上げ、事業を展開していくことを「起業」と呼びます。また、起業したい人のことを「起業家」と言います。

起業が目指すべきもの
  • こういうものがあったら良いのに(価値・市場の創出)
  • こういうのがあれば便利なのに(ユーザーペインの解消)

日本は起業家がいることで支えられている

現在、当たり前に名高い有名な大手企業も過去の起業家が設立したものであり、
日本の大企業は100年以内に設立された会社がほとんど
です。

日本が起業家たちによって支えられている仕組みとしては、

  1. 起業家による企業の利益を生み出す
  2. 利益を従業員に支払い、税金を国に納める

この仕組みが 日本の経済活動を支えていることから、「起業家が日本を支える」 ということに結びつきます。

100年以内と言えば、戦争や金融危機など大変苦しい状況だったので、現在存続している大企業は深い歴史があるということ。

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起業の種類は大きく分けて2つ

起業 種類起業する上で気になるのが「種類」。

起業の種類を大きく分けると以下2種類の選択肢が起業家にあります

起業の種類
  • 個人事業主として起業する
  • 法人を設立して起業する

起業と聞くと 法人設立をイメージする方も多いですが、事業規模によっては個人事業主として起業 する方もいらっしゃるので、両者の特徴について以下で詳しく解説していきます。

起業の種類① 個人事業主

起業する上で個人事業主になるには税務署で開業届を提出する必要があります。

法人設立と比べて、簡単に届け出が完了し、税制面でも有利になります。

しかし、 所得額が一定水準を超えると、法人化した方が税制面でより優遇される ため、事業規模に応じて選択するようにしてください。

起業の種類② 法人設立

起業で法人設立する場合には、以下の4種類の会社から一つを選んで手続きを進めます

会社の種類
  • 株式会社
  • 合同会社
  • 合資会社
  • 合名会社

この4つの会社の特徴を表でまとめたので、 自身の事業形態や規模に合わせて適切に選ぶ ようにしてください。

法人の種類 特徴
株式会社 ・一般的な会社形態で、株式を発行して資金調達を行う
・資金を出資する人は株主なので、出資者と会社の経営者は異なるケースもある
・決算公示が義務付けられており、社会的信用度が高い
・設立コストは合計で25万円程度(登録免許税15万円、定款認証5万円、印紙4万円)
合同会社 ・会社の経営者と出資者が同一人物
・登録免許税は6万円と株式会社よりも安く設立のハードルが低い
・株式会社に比べて社会的信用度が低いので、資金調達や融資で不利になりやすい
合資会社 ・合資会社を設立するために最低二人必要
・会社の債務を無制限に負う「無限責任社員」と出資額までの責任を負う「有限責任社員」の各1名ずつからなる組織形態
・設立費用は10万円程度
合名会社 ・無限責任社員1名で設立することができる会社形態
・会社設立の手続きも合同会社・合資会社と同様に簡単で、登録免許税は6万円

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起業するには?やり方を6つのステップで解説!

起業 やり方 ステップこの記事では、 起業の仕方・やり方を6つのステップで徹底解説 していきます。

起業したいけれど、何から始めたら良いかわからないという方は、以下のステップを踏むことで、着実に起業までたどり着けます。

STEP1
起業の準備

どのような分野で起業するのかを決める


STEP2
事業計画書・創業計画書の作成

具体的に事業コンセプトを決定し事業計画書を策定する


STEP3
資金計画と資金調達

事業を開始するにあたり、どのくらい資金が必要か、どのような方法で資金を調達するのか、具体的な資金計画を策定する


STEP4
より具体的に起業計画を練る

起業全体の計画をさらに具体化する


STEP5
起業の手続きを完了させる

定款認証から法務局での登記、個人事業主の場合は税務署への開業届提出する


STEP6
事業スタート

事業開始に向けた本格的な準備を開始する

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起業のやり方① 起業の準備

起業 やり方 準備 最初のステップとして、 起業の準備 を始めていきます。

時期としては、起業の1年〜遅くとも半年前には準備を始めてください。

まずは以下の事項を行っていきます。

起業の準備としてやるべきこと
  • 起業の例を参考にアイデアを紙やメモアプリに書きだす
  • 起業したいけどアイデアがない人は分野の絞り方で決める
  • 起業するために必要な許認可や法規制の確認
  • 起業資金の調達方法を考える

起業の例を参考にアイデアを紙やメモアプリに書きだす

すでに起業している方の事例などを参考にしながら、まずは起業のアイデアを膨らませていきます。

ここでは、 情報を整理することが目的ではないため、思いつくままに起業に関するアイデア出しをしていく ことが大切です。

今の社会で求められているサービスや商品、自分が困っていて解決したいこと、困っている人の話などを参考にしながら、起業のアイデアを出していきます。

頭で考えるだけでは忘れてしまうため、紙やメモアプリに書き出していくことが大切です。

書き出した一つのアイデアから派生して、関連するアイデアの枝葉を広げていきます。

起業したいけどアイデアがない人は分野の絞り方で決める

起業したくても、なかなかアイデアがないという人は、分野を絞っていくことが大切です。

自分が興味の分野、社会的に需要がありそうな分野などを挙げていきます。

分野を絞ったら、 その分野で解決しなければならない課題について、解決策がないか を考えてみてください。

たとえば、介護業界においては、人手不足が深刻な問題となっていますから、これを解決するようなサービスができれば、起業案としては十分です。

起業するために必要な許認可や法規制の確認

事業によっては、起業するために認可が必要だったり、法規制があるケースがあるので注意してください。

たとえば、お酒を販売するためには免許が必要となるケースもあります。

許認可をとらずに事業を始められないので、 アイデア出しをしたあとで、考えた事業には許認可が必要であるかどうかを確認する ようにしてください。

許認可の必要な業種としては以下のとおりです。

業種 管轄官庁 有効期限
宅地建物取引業 国土交通大臣または都道府県知事 5年
建設業 国土交通大臣または都道府県知事 5年
電気工事業 経済産業大臣または都道府県知事 5年
食品販売業 都道府県知事または市長 5年を下らない期間
飲食店、喫茶店 都道府県知事または市長 6年
薬局 都道府県知事 5年または6年
医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器製造販売業 厚生労働大臣または都道府県知事 なし
医薬品販売業 都道府県知事 なし
高度管理医療機器・特定保守管理医療機器販売業 厚生労働大臣または都道府県知事 なし
酒類販売業 税務署長 なし
古物営業・中古品販売 公安委員会 なし
一般旅客自動車運送事業 国土交通大臣 なし
特定旅客自動車運送事業 国土交通大臣 なし
一般貨物自動車運送事業 国土交通大臣 なし
特定貨物自動車運送事業 国土交通大臣 なし
旅行業 国土交通大臣または都道府県知事 5年
美容院 保健所 なし
理髪店 保健所 なし

起業資金の調達方法を考える

起業するには、資金が必要となります。

まずは自己資金で開業準備を始めていくことが大切です。

融資などを受けることもできますが、 自己資金が多ければ多いほど、融資審査に通過しやすくなります

自己資金0では、融資を受けられないケースがあるので今後のためにも少しずつ貯金して自己資金を貯めてください。

もちろん、起業資金のすべてを貯める必要はありません。

実際に準備が進んだ段階で、資金が足りなくなった場合には、融資を受けることを検討することが大切です。

MEMO
起業した方の代表的な資金調達方法として、日本政策金融公庫の創業融資があります。

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起業のやり方②事業計画書・創業計画書の作成

起業 やり方 事業計画書 創業計画書次に、事業計画書・創業計画書を作成していきます。

事業計画書や創業計画書は、 金融機関から融資を受ける際に重要な書類 となります。

起業半年〜3ヶ月前には完成した状態となっているのが理想的です。

事業計画書・創業計画書の作成準備
  • 市場分析・競合調査を徹底する
  • 顧客ターゲットやマーケティング手法を決める
  • 事業計画書・創業計画書を実際に作ってみる

市場分析・競合調査を徹底する

顧客ターゲットをどうするかを決めるためのヒントとして、市場分析・競合調査を徹底的に行います

たとえば、自社に置いて取り扱う商品と同様の商品を販売している事業者がいれば、複数ピックアップしてみてください。

その事業者が今後あなたの事業の競合事業者となりますから、 その事業者とどのように差別化を行って商品を販売するかを考える必要があります

市場分析・競合調査をすることで、顧客が何をどのような方法で購入しているかを知り、それに合わせた商品のマーケティング方法を考えなければなりません。

顧客ターゲットやマーケティング手法を決める

まずは、 誰に、何を、どんな方法で販売するのか を決めていきます。

同じ商品であっても、ターゲットとなる消費者が誰であるかによって、販売方法は変わってきます。

漠然と販売したい商品しか決まっていないような状態だと、戦略的に商品を販売することができなくなるので注意してください。

誰に、何を売るかがあらかじめ計画されているからこそ、その方法が上手くいっているのかどうか評価することができるのです。

事業計画書・創業計画書を実際に作ってみる

実際に事業計画書・創業計画書を作成してみてください。

事業計画書・創業計画書を一から作成すると、どのような要素を盛り込めばよいかわからなくなってしまうので、日本政策金融公庫の創業計画書のフォーマットを利用するのが一般的です。

また、日本政策金融公庫では、事業計画書・創業計画書作成の手引きを公開しているので、積極的に参照してください。

オリジナリティのある事業計画書をいきなり作成するのは難しいので、 公開されている例を参考にしながら、時間をかけて作成する ことが大切です。

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起業のやり方③ 資金計画と資金調達

起業 やり方 資金計画 資金調達実際に事業を運営していくためには、どうしてもお金が必要となります。

そこで、 資金計画を立案し、その資金をどうやって捻出するか を考えなければなりません。

起業の際にかかるお金は、設備資金と運転資金があります。

特に運転資金がショートすると(足りなくなると)、会社の運営に行き詰まりますので、会社の運営に必要となる運転資金は3ヶ月分以上準備しておくのが理想です。

資金計画と資金調達の準備
  • 公的機関の創業融資で資金調達する
  • 事業を構える自治体の補助金や助成金で資金調達する
  • ベンチャーキャピタル(VC)・エンジェル投資家に出資してもらう
  • 家族・知人にお願いしてみる

公的機関の創業融資で資金調達する

どんな事業を始めるとしても、創業時には多額の資金が必要となります。

創業時に多くの経営者が利用しているのが、日本政策金融公庫の融資制度です。

日本政策金融公庫は、 中小企業や個人事業主を支援する金融機関であるため、民間企業では条件面で難しい場合でも、融資を受けられる 可能性があります。

日本政策金融公庫の融資は、無担保・無保証・低金利で利用でき、融資限度額も大きいことが特徴です。

日本政策金融公庫から融資を受ける場合には、前に説明した事業計画書や創業計画書の提出が必要となります。

これをもとに融資可否が決定するので、事業計画書や創業計画書の作り込みが非常に重要 です。

日本政策金融公庫の融資は、その使途が定められており、設備資金と運転資金にしか使えません。

そのため、資金計画の段階で、何にどれくらいお金が必要かを考えておく必要があります。

日本政策金融公庫の融資制度の他にも、自治体が提供する制度融資を利用することもできます。

制度融資とは、地方自治体・金融機関・信用保証組合が連携して提供する融資制度のことです。

制度融資も、低金利で利用することができるため、創業時の融資先の有力候補になります。

事業を構える自治体の補助金や助成金で資金調達する

事業を構える自治体の補助金や助成金で資金を調達することも可能です。

補助金・助成金については、基本的に返済が不要です

事業を構える自治体によって、利用可能な補助金・助成金は異なるので注意してください。

補助金・助成金制度については、利用するためには条件を満たしている必要があります。

補助金・助成金制度に申請してから実際に入金されるまでは時間がかかるため、迅速な資金調達には向きません。

ベンチャーキャピタル(VC)・エンジェル投資家に出資してもらう

法人でないと利用することができませんが、 ベンチャーキャピタル(VC)・エンジェル投資家から出資を得て資金を調達する 方法もあります。

自社の事業にオリジナリティがあり、将来大きな成長が見込める事業を行っていないと、これらを利用した資金調達は難しいケースが多いです。

また、新株発行などによって資金を調達することになるので、発行済株式総数の◯%など、条件面で折り合いがつかないというケースも少なくありません。

そのため、投資家から出資を受けることは誰もが利用しやすい資金調達方法ではないので、注意してください。

家族・知人にお願いしてみる

事業を始めるにあたって、 家族・知人にお願いして資金を調達する こともできます。

お互いの信頼関係でお金を提供してもらうことになりますから、返済できない場合などに人間関係が破綻するリスクがあります。

また、多額の資金の提供を受けた場合には、全額が会社資金の元手となるわけではなく、贈与税の対象となる可能性があるので注意してください。

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起業のやり方④ より具体的に起業計画を練る

起業 やり方 起業計画起業計画を立案したら、4つ目のステップとして、その計画が絵に描いた餅とならないように、 起業計画を具体化するための方法を考えていかなければなりません

起業2ヶ月〜起業直前には、4つ目のステップを行っておく必要があります。

以下では、起業計画を具体化するための手続きについて解説していきます。

起業計画を具体化するやり方
  • 起業する際の組織体制・機関設計
  • 起業場所の選定
  • 集客方法の選定

起業する際の組織体制・機関設計

4つ目のステップの最初に、起業する際の組織体制・機関設計を行います。

個人事業主として開業するのか、あるいは、株式会社として設立するのか によって、組織体制は大きく異なります。

株式会社として設立する場合には、会社法で規定されている機関設計を忠実に守らなければなりません。

株式会社は、基本的に株主総会を開催しなければなりませんし、取締役や取締役会、監査役会などの設置が必要となるケースもあります。

個人事業主と株式会社で最も異なるのは資金調達方法です。

個人事業主の場合、経営者個人が主体となって融資を受けることになりますが、株式を発行して資金を調達することができません。

一方、株式会社であれば、株式を発行することで資金を調達することができますし、融資を受ける場合も法人を主体として融資を受けられます。

どのような事業を行うのかに応じて、適切な組織体制の構築が大切です。

起業場所の選定

起業するにあたっては、オフィスや事務所を置く場所を選定する必要があります。

起業時には物件のコストをしっかりと検討する ことが大切です。

開業したばかりの頃は、賃貸で借りることが一般的ですが、近年では、レンタルオフィス、シェアオフィスなどを活用することで開業資金を節約するという方法もあります。

店舗が必要な場合は、店舗とオフィスを一緒にするというケースも少なくありません。

消費者が見つけやすい、あるいは交通の便が良い場所に店舗は構えるべきです。

駐車場の有無なども十分に確認してください。

集客方法の選定

集客方法についてもよく考えておく必要があります。

インターネットを通じて商品を販売するのであれば、SNSなどの活用は有効な集客手段です。

他にも、 ポスティングやチラシなどの配布が有効な業態もある と考えられます。

代表的なオンラインでの集客方法とオフラインでの集客方法のメリット・デメリットをまとめると次のようになります。

<オンラインでの集客方法>

メリット デメリット
ホームページ作成 デザイン・プログラムなどを自由度が高いため独自性が出せる。 ・ホームページ制作、運用にはコストがかかる。
・専門的な知識がないと利用しにくい。
ホームページ作成サービスの利用 ・無料・または低コストで始められる。
・比較的自由度も高い
運用には知識が必要である。
無料ブログの作成 無料で利用できるスキルも要求されないので手軽に作成できる SEO対策ができない。
デザインなどに制限がある。
自作ブログの作成 デザイン・プログラムなどが自由に設定できる。 制作にも運用にも知識が要求される。
メールマガジンの送付 顧客に直接アプローチできる。 ・配信先リストを作成する必要がある。
・個人情報への配慮が必要である。
ソーシャルメディアの活用 ・手軽に始められる。
・手軽に利用者を増やすことができる。
ウェブマーケティングの知識が必要となる。
口コミサイトの利用 ・決まったフォーマットに入力するだけで必要な情報を提供できる。
・利用者が多い。
手数料がかかる。
差別化が難しい。

<オフラインでの集客方法>

メリット デメリット
紹介営業 確実性が高い。 人脈が必要となる。
飛び込み営業 取引先を広げることができる。 ・営業リストが必要となる。
・地道な努力が必要である。
セミナー営業 一度に多数の営業ができる。 運営ノウハウが必要となる。
ポスティング/ビラ配り 不特定多数の消費者にアプローチできる ・見てもらえない可能性がある。
・成果が確認しにくい
フリーペーパー 特定のターゲット層に特に効果的にアプローチできる。 掲載にコストがかかる。

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起業のやり方⑤ 起業の手続きを完了させる

起業 やり方 手続き 完了 起業をするためには、法的な手続きも必要 となります。

会社設立の場合、設立までに2週間〜1カ月程度の時間がかかるのが普通です。

以下では、株式会社として起業するケースと、個人事業主として起業するケースに分けて、起業に必要な手続きを解説していきます。

起業のために必要な手続き
  • 株式会社として起業する場合の必要書類と提出先
  • 個人事業主として起業する場合の必要書類と提出先

株式会社として起業する場合の必要書類と提出先

株式会社として起業する場合には、 以下の書類を適切な提出先に提出することが必要 です。

書類の提出先 提出書類
法務局(登記事項の決定のみ) 発起人会議事録
公証役場で認証 定款
法務局 登記申請
・登記申請書
・就任承諾書
・払込があったことを証する書面
・発起人決定書
・資本金の額の計上に関する証明書
・調査報告書
・財産引継書
・印鑑届書
・印鑑カード交付申請書

個人事業主として起業する場合の必要書類と提出先

個人事業主として起業する場合には、以下のような書類の提出が必要 となります。

提出先 提出書類
税務署 個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)

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起業のやり方⑥ 事業スタート

起業 やり方 事業 スタート最後のステップとして、 実際に事業をスタートさせるための手続き を行っていきます。

このステップは、起業1ヶ月前程度から進めていきます。

事業スタートのためには、以下の事項を行わなければなりません。

事業をスタートするための手続き
  • 起業後、税務署・年金事務所で行う手続きと必要書類の提出
  • 事業用の銀行口座開設を忘れずに!
  • 創業融資の申込みも正式に行う
  • 従業員を雇用する場合の手続きと源泉所得税の納付
  • ここまで完了したら集客を開始する

起業後、税務署・年金事務所で行う手続きと必要書類の提出

起業するに際しては、税務署に対して以下の書類を提出しなければなりません。

ここでは、個人事業主の場合と株式会社の場合に分けて解説していきます。

個人事業主 株式会社
・消費税課税事業者選択届出書
・消費税簡易課税制度選択届出書
・消費税課税事業者選択届出書
・消費税簡易課税制度選択届出書
・法人設立届出書
・給与支払い事務所等の開設届出書
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
・青色申告の承認申請書
・消費税課税事業者選択届出書
・消費税簡易課税制度選択届出書
※法人設立届出書は都道府県税務署と市町村役場にも提出(東京23区以外)
・消費税課税事業者選択届出書
・消費税簡易課税制度選択届出書

これに加えて、 従業員を雇用する場合には、年金事務所に対して以下のような社会保険関係の書類提出 が必要となります。

社会保険関係の提出書類
  • 健康保険・厚生年金保険新規適用届
  • 健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届
  • 健康保険被扶養者届
  • 国民年金第3号被保険者資格取得届

事業用の銀行口座開設を忘れずに!

起業した場合には、 事業主名義あるいは会社名義の銀行口座が必要 となります。

個人事業主の方は、 プライベートな口座と事業用の口座を分けておかないと、経理が面倒 になるので注意してください。

金融機関ごとにそれぞれ特徴があるため、口座開設の際には以下の点を踏まえて解説してください。

特徴
都市銀行 個人から法人まで幅広く対応。金利は低い傾向にある。大企業中心の支援機関であるため、起業直後のベンチャーやスタートアップへの支援は積極的ではない傾向にあるので注意。
地方銀行 各地方に根付いて活動を行っている金融機関である。地域の中小企業との取引にも小口取引にも積極的であるものの、都市銀行に比べると金利が高いことが多いため注意。
信用金庫・信用組合 地域限定で活動している。地域に根ざした起業であれば親身な対応が期待できる。融資などにも積極的である。その他の金融機関に比べると金利は高い傾向にある。
ネット銀行 手軽に利用できることが最大の利点。インターネットを通じて決済などができる。ただし、大手企業でないと、融資などを利用するのは難しいケースが多い。

なお、以下のようなケースでは、口座開設が難しくなるので注意してください。

口座開設が難しくなるケース
  • 経営者の信用情報に問題があるケース
  • バーチャルオフィスなどを利用していて事業の実態を把握できないケース
  • 営業エリアが異なる場所で口座開設をしようとするケース

創業融資の申込みも正式に行う

このタイミングで創業融資の申込みも正式に行っていきます。

このときまでに自己資金を準備しておくとともに、創業計画書や事業計画書の準備も行ってください。

融資実行までに、1ヶ月~2ヶ月程度の時間が必要となりますので、 事業開始前に資金調達が完了しているようにすることが大切です

創業時には、活動の実績がないのが普通ですから、事業計画書や創業計画書が具体的であるかどうかで融資の可否が判断されることになります。

融資担当者との面談もあるので、しっかりと準備してください。

従業員を雇用する場合の手続きと源泉所得税の納付

従業員を雇用する場合には、給与の支払いはもちろん、交通費、社会保険、雇用保険などの支払いが必要となります。

従業員を雇用した結果、 どの程度のコストがかかるのかは事前にしっかりと計算しておく ことが大切です。

事業計画書の売上や売上高総利益の水準を考慮して、慎重に雇用を検討してください

雇用の場合には、以下のような書類の提出が必要です。

提出先 提出書類
労働基準監督署 ・適用事業報告書
・労働保険保険関係成立届
・労働保険概算保険料申告書
ハローワーク ・雇用保険適用事業所設置届
・雇用保険被保険者資格取得届
税務署/金融機関(郵便局含む) 給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書

ここまで完了したら集客を開始する

起業するための手続きや事務処理が終わった段階で、集客を開始していきます。

事業計画書や創業計画書にそって、マーケティング活動を行っていきます。

集客のための活動は、 行って終わりとするのではなく、その効果をしっかりと測定する ことが大切です。

たとえば、特定の地域に、チラシを配った結果として、どの程度、来客が増えたかをきちんと把握しておく必要があります。

マーケティング活動はその効果は測定しにくいため、やみくもにやっても効果が薄いばかりか、コストが嵩んでいくので注意してください。

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起業に向いている人の特徴

起業 向いている人 特徴起業するには、本人が「自分は起業したい、こういうことをやりたい」という気持ちを強く持つことが何よりも重要です。

そのような気持ちがあるならチャレンジする価値はあるものの、 起業はいわば「自分で一から事業を作り上げること」であるため、向き・不向きはやはりあります

ここでは「起業に向いている人の特徴」について紹介するので、起業したいと考えているならぜひ参考にしてください。

起業に向いている人の特徴
  • 決断力・行動力がある人
  • 社会のトレンドに柔軟に適応できる人
  • 社会課題の解決を目標にする人
  • リスクを恐れない人
  • コミュニケーション力を持つ人

決断力・行動力がある人

起業に向いている人の特徴の一つ目として挙げられるのは「決断力・行動力がある」ことです。

それまで会社員として働いていた人にとっては、起業すること自体が初めての経験になる以上、難しい判断を迫られることは十分にあり得ます。

そこで気持ちが折れてしまってはどうしようもないので 「まずはやってみよう」という強い気持ち=決断力は欠かせません

また、たとえ事業が軌道に乗ったとしても、要所要所で重要な判断を迫られることは十分にあり得ます。

100%正しい判断ができるとは限りませんが、行動力や決断力があり、アクションを早く起こせたほうが正しい判断に近づきやすくなるのも事実です。

社会のトレンドに柔軟に適応できる人

起業に向いている人の特徴の二つ目として挙げられるのは「社会のトレンドに柔軟に適応できる」ことです。

なぜなら、事業が成功するかどうかは「世の中の人が求めているものを提供できるか」にかかっているからです。

そのため、 まずは世の中の人が何を求めているのかを知り、状況に応じて自分の行動を変えられる ようにしなくてはいけません。

「自分が提供したいもの」ではなく「世の中の人が求めているもの」を敏感に感じ取り、形にするためにも好奇心と柔軟性は重要です。

MEMO
「世の中の人が求めている」ものを、既存のビジネスにはないイノベーションとして提供できれば、成功にも大きく近づきます。

社会課題の解決を目標にする人

起業に向いている人の特徴の三つ目として挙げられるのは「社会課題の解決を目標にする」ことです。

「世の中の人が求めているもの」と同様「 世の中の人が困っていること」を解決できる商品・サービスは確実に重宝されます

また、そのような商品やサービスを届けることで「自分が世の中の役に立っている」という実感を持てるはずです。

このようなことに喜びを感じられる人であれば、時間はかかるかもしれませんが起業して成功できる可能性は十分にあります。

逆に、単にお金を稼ぎたい、会社勤めが嫌だから思い付きで起業してみたという人は、成功しづらいのも事実です。

リスクを恐れない

起業に向いている人の特徴の四つ目として挙げられるのは「リスクを恐れない」ことです。

会社勤めと起業の大きな違いは「すべてが自己責任になるか」です。

つまり、会社勤めであれば、勤務先や職位による違いこそあれど、ある程度は会社が守ってくれる部分もあります。

一方、起業では自分がやりたいようにできる反面、「売上が立たない」「トラブルの矢面に立たされる」などのリスクはつきものです。

リスクに対応できるだけの 精神的な強さがないと、到底起業して働き続けることはできません

MEMO
「失敗しても大抵の場合命までは取られない」という覚悟を決めることも非常に重要です。

コミュニケーション力を持つ

起業に向いている人の特徴の五つ目として挙げられるのは「コミュニケーション力を持つ」ことです。

起業し、事業を軌道に乗せるためには、さまざまな人の協力を仰がなくてはいけません。

新規取引先の解約や、運営上のアドバイス、出資の相談など、何かと人に相談する局面が増えてきます。

そのような意味では、人づきあいをうまくできるよう、コミュニケーション能力は欠かせません。

自分から話すのが苦手であれば、 人の話を聞き、素直に従うことだけでも十分に効果はあります

「まずはできる範囲で人と関わってみる」ことを目標に、自分のペースでコミュニケーション力を磨いてください。

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起業に向かない人の特徴

起業 向かない人 特徴起業したいという気持ちがあればチャレンジする価値はあるものの、起業したことが裏目に出る人も一定数いるのも事実です。

ここでは、起業に向かない人の特徴、つまり 起業したことが原因で自分や家族にとって不本意な結果になりやすい人の特徴 を紹介します。

起業に向かない人の特徴
  • 他責思考な人
  • 過剰にリスクを恐れる人
  • 資金管理ができない人

他責思考な人

まず「他責思考かつ過剰にリスクを恐れる人」は起業に向いているとは言えないので、踏みとどまるのも選択肢の一つです。

他責思考とは、トラブル・失敗の原因を自分以外の他人や環境に求める考え方のことです。

簡単にいうと「自分がうまくいかないのは、周囲の人や環境のせいだ」と考えて、何も行動を起こさないことを指します。

起業する以上、会社や事業の責任は自分が基本的に負わなくてはいけない以上、他責思考は禁物です。

もちろん、明らかに自分に非がなく、理不尽な出来事にまで責任を感じる必要はありません。

過剰にリスクを恐れる人

過剰にリスクを恐れる人も、起業は向いていないので要注意です。

前述したように、起業するとすべての責任を基本的には自分が負うことになります。

売上が思うように上がらない、取引先と揉めたなど、トラブルは基本的に自分で対応しなくてはいけません。

トラブルが起きるたびに逃げていたのでは、起業は到底ままならないことはわかるはずです。

もちろん、すべてのトラブルを自分だけで解決しようとする必要はないため、状況次第で周囲に援助を求めてください。

自分でできることはすべてやりつつ、時には人に頼ってでも前に進んでいく 」という前向きな姿勢があれば大丈夫です。

資金管理ができない人

資金管理ができない人、つまりお金にルーズな人も起業には向いていません。

事業を発展させていくためには、資金管理をきっちりとし、何にどれだけ資金をつぎ込むかをしっかり考えなくてはいけません。

そのため、浪費癖があったり、クレジットカードの支払いで何度もトラブルを起こしていたりする人は起業に向いていないといえます。

このタイプの人は、 どうしても起業したいならお金の管理に長けている人を事業上のパートナーに迎えいれる ことも検討してください。

自分で管理せず、得意な人に一任したうえで、アイデア出しなどお金の管理とは関係ない部分で力を発揮するのも一つのやり方です。

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起業を目指す人が必ず知っておくべき知識

起業 目指す 知っておくべき 知識起業する上で情熱や信念といったものは必要不可欠ですが、他にも知らなければならない知識があります。

この章では、 起業家になる上で知っておくべき知識について解説 します。

起業を目指す人が必ず知っておくべき知識
  • 管理会計の基礎知識
  • 決算書の読み方・作り方
  • 資金計画の立て方
  • マーケティング知識

紹介する4つの知識は、起業する上では知っていることが前提ですのでチェックをしてくださいね。

管理会計の基礎知識

経営者として最も必要とされる会計に関する知識は「経営判断を適切に行うための管理会計の知識」です。

管理会計の目的は、主に以下の4つに分けられます。

項目 詳細
予実管理 ・全社の部門ごとに目標を立てて、実績の対比や部門の成果を管理すること
・計画の進捗管理を行うことにより、施策の実施の優先順位付けや遅れが見られる部署に対するテコ入れができる
経営分析 ・業績の分析および評価を行うこと
・収益率がどのくらいか、資産が目減りをしていないかは最低限把握すること
・売上が前年比でどれくらい成長しているのか、資本はどのくらいあるのかも分析しておきたい指標
原価管理 ・利益を確保するためにサービスに対して人件費や材料費などのコストがどれくらいかかっているのかを把握するのも重要
・上記のコストを正しく把握することにより、商品をの適切な価格設定などを行うことが可能
資金繰り管理 ・日々の入出金を管理することで資金の流れを把握してキャッシュフローの正常化を図る
・入出金を把握することにより、将来の資金需要を予測しておくことが可能になる

上記の管理会計は、 株主など企業の利害関係者に向けた報告書類を作成する「財務会計」とは異なる 点に注意してください。

MEMO
経営判断を適切に行うための管理会計の知識は、起業する上で必要なので早めに習得しておくと損はありません。

決算書の読み方・作り方

起業するのであれば 決算書の作り方および読み方はきちんと理解 できるようにしておいてください。

なぜなら、決算書の概要がわからないと、自社の経営状況について正しく把握ができず、業務改善のための有効な施策を打てないという状況になってしまうからです。

書類作成は税理士などに任せる場合でも、決算書の作成方法や読み方は最低限理解してください。

MEMO
財政状態を表す貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー計算書の読み方をマスターしてください。

資金計画の立て方

起業するには適切な資金計画を立てることが重要です。

適切な資金計画は、資金調達で欠かせない事業計画書の作成に欠かせないものであり、その後の事業の成功を左右しかねない部分もあります。

資金に関する計画は、以下の順番で立てていくのがおすすめです。

STEP1
起業の準備期間〜起業後3ヶ月までの計画

STEP2
事業が軌道に乗った後の資金計画

資金計画の立て方の知識を身につけることにより、会社にとって命綱となる資金繰りを適切に行える ようになります。

起業を成功させるためには、キャッシュフローを常に意識しなければなりませんので、起業前の準備から実践を通じて学ぶことをおすすめします。

マーケティング知識

起業する上で、マーケティングの知識は財務関係の知識と同様欠かせません。

なぜなら、この供給が多い時代に生き残り続けるためには顧客に対して価値を提供し続ける仕組みを構築し続けなければならないからです。

マーケティング業務は、市場調査や広告出稿、SEO対策など多岐に渡りますが、それらが全て自社の売上・利益の向上に寄与するものになります。

起業して業界で生き残り続けるためには、このマーケティングの知識を使って、 市場から自社に対して何が求められているのかを常に考え続ける ことが大切です。

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起業の成功率を上げるためのポイント

起業 成功率 上げる ポイント起業において失敗は避けて通れない道ですが、 やり方次第でリスクを多少抑えることはできます

この章では、起業の成功率を上げるためのポイントについて解説するのでぜひ参考にしてください。

起業で失敗のリスクを軽減するためのポイント
  • 起業目的の明確化
  • 提供する商品・サービスにニーズがあるか確認
  • 事業計画やアイデアに固執せず柔軟に
  • 経費は使いすぎない

起業目的の明確化

起業をするのであれば、 その目的を明確に言語化できるようにしておくことが大切です。

会社に縛られることなく自由な働き方をしたいなどの理由のみで起業すると、失敗する可能性もゼロではありません。

起業の目的を 明確にすることで、そこから逆算をして何をするべきかなどが見えてくる ようになります。

提供する商品・サービスにニーズがあるか確認

自社が提供する予定の商品やサービスに対し、社会からのニーズがあるかどうかもチェックしてください。

なぜなら、自分では革新的な商品だと考えていたとしても、社会が必要としていなければ、たちまち会社は赤字に転落してしまうからです。

社会から自社の商品に需要があるのかは、 現在の社会の情勢などを吟味した上で判断する必要 があります。

事業計画やアイデアに固執せず柔軟に

最初に作成した事業計画・アイデアに固執せず社会の変化に柔軟に対応できるようになると、起業の失敗リスクを多少抑えられます。

現代社会は日進月歩で技術革新が進んでいるため、社会が求めるニーズは日に日に変化をしています。

そのため「当初作成したアイデアが1年後には使えない…」なんてことも。

常に 最新のトレンドをキャッチして、社会が求める需要に答えるサービスや商品を作っていく ことで、 起業が成功する確率は上がるのです。

経費は使いすぎない

起業失敗のリスクを抑えるためには、経費をかけすぎないことが重要です。

理由として、 店舗などの設備をもった場合に固定費がかかりすぎて結果として赤字に陥る可能性がある ためです。

過剰な資産や設備を抱えると売上の見込みが落ちた際に倒産するという可能性があります。

MEMO
起業を行う際は、オンラインショップなどなるべく経費をかけずにスモールスタートするのがおすすめです。

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起業に成功しやすいおすすめの業種・職種

起業 成功 業種 職種起業に成功しやすいおすすめの業種・職種があるとすれば、 一定の需要があり、しかも参入障壁の低い業種 です。

ここでは、起業を志す人を以下の3つに分類し、おすすめの業種・職種を紹介します。

初心者におすすめの業種・職種

初心者におすすめの業種・職種
  • WEBライター
  • アフィリライター
  • 動画配信・編集(クリエイター)
  • ネットショップ・ECサイト運営
  • せどり
  • 家事代行・ハウスクリーニング

上記でおすすめした業種の共通点は「 店舗や事務所などが必要ないため、比較的低資金で開業できること 」です。

しかし、収入を増やしていきたいなら、自分で勉強したり、資格を取ったりなどのスキルアップは必要になります。

また、個人・法人問わず、取引先や顧客に対して誠意をもって接しなくてはいけないことに変わりはありません。

専門スキルを持っている人におすすめの業種・職種

専門スキルを持っている人におすすめの業種・職種
  • デザイナー
  • プログラマー
  • オンラインコンサルティング・サロン
  • 高齢者向けサービス
  • 軽貨物ドライバー
  • フランチャイズを利用したサービス

会社員時代に専門職として働いていた、体力に自信がある、店舗運営を任されたなど 専門スキルがあるなら、上記の業種・職種での起業も目指せます

ただし、相応の職務経験や資格があることを証明できるようにしておき、資金不足にならないよう入念な準備をしなくてはいけません。

また、フランチャイズを利用して起業する場合、親会社の運営方針やルールを入念に確認してください。

MEMO
できれば、複数のフランチャイズの説明会に足を運び、比較検討するのをおすすめします。

女性におすすめの業種・職種

女性におすすめの業種・職種
  • ネイルサロン
  • 家事代行
  • エステサロン(美容サロン)

上記の業種・職種は、 女性ならではの心遣いやセンスが活きるという意味でおすすめできる業種・職種 です。

しかし、ネイルサロン、エステサロンに関しては店舗を構える場合、相応の費用がかかります。

資金を抑えることを優先するのであれば、まずは自宅で開業するか、出張専門にするかなど、上手に抑える工夫も必要です。

また、専門的スキルがあるほうが、依頼者からの信頼を得られることに変わりはありません。

家事代行であれば整理収納アドバイザーなど関連する資格を取ることを、付加価値を高めるという意味でおすすめします。

また、顧客と一対一で接する以上、コミュニケーションスキルも重要です。

顧客が何を求めているのかをていねいに聞くことを心掛けるだけでも、満足度の向上につながります。

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起業の成功例

起業 成功 例起業を成功させるには、 画期的なサービスを生み出すことや、社会課題の解決に結びつく商品を作り出すことが不可欠 です。

ここでは「起業の成功例」として、社会課題の解決、利用者の利便性の向上を達成した以下の3社を紹介します。

起業の成功例
  • ユーグレナ
  • スマートニュース
  • HIROTSUバイオサイエンス

ユーグレナ

株式会社ユーグレナは東京大学発のベンチャー企業で、同大学農学部卒の出雲充氏が2005年に創業しました。

ミドリムシの学名「ユーグレナ」を社名に冠していることからもわかるように、 ミドリムシの成分を応用した食品・化粧品の製造・開発を主に手掛ける企業 です。

また、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の開発・製造や、バングラデシュで展開する社会貢献活動など、環境問題・社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。

なお、株式会社ユーグレナは、日本最大の技術特化ファンド「リアルテックファンド」から出資を受けています。

このファンドは、ソフトバンクや三菱電機など、日本を代表する企業が参加しているのも大きな特徴です。

スマートニュース

スマートニュース株式会社は、国内外でスマートフォン向けのニュースアプリを開発・提供している企業です。

日本だけではなく、アメリカを中心にした世界に向けて積極的にサービスを展開する企業です。

同社のニュースアプリの特徴として「ポリティカルバランシングアルゴリズム」を導入していることが挙げられます。

ポリティカルバランシングアルゴリズムとは
保守、リベラル等、個人の政治的な思想・信条に大幅に偏ったニュースが配信されないように調整するアルゴリズム(仕組み)

ポリティカルバランシングアルゴリズムにより、政治的思想・信条の影響を大きく受けることなく、バランスの取れた記事が配信されるのが大きなメリットです。

この点が高く評価され、 2019年時点で企業評価額が1,200億にも達し、いわゆる「ユニコーン企業」の仲間入り を果たしました。

ユニコーン企業とは
テクノロジー関連のスタートアップ起業のうち、設立から10年以内で評価額が10億ドルを超えた未上場企業の愛称。

「非常にまれな存在」という意味で、ギリシア神話に登場する想像上の一角獣・ユニコーンの名がついている。

その後、2023年10月にはGoogleでVP of Product Management(プロダクト最高責任者)を務めたCory Ondrejka氏がCTO(最高技術責任者)に就任。

2024年1月には日本を代表するメガバンクの一つ・三井住友銀行からの100億円の資金調達にも成功しています。

HIROTSUバイオサイエンス

株式会社HIROTSUバイオサイエンスは、 線虫の嗅覚に着目したがん早期発見サービス「N-NOSE」を提供している企業 です。

「N-NOSE」では、検査キットを購入し、検体として尿を採取後返送するだけで、23のがん種について早期がんリスクの判定ができます。

検体の提出は日本全国の郵便局や指定場所からできるうえに、最短2週間で検査結果が受け取れる画期的なサービスです。

同社は2016年8月に創業しましたが、5年後の2021年に評価額が1,000億円を突破し、ユニコーン企業の仲間入りを果たしました。

なお、創業者の広津崇亮代表取締役は、元々東京大学大学院で線虫の嗅覚の研究に従事していた研究者です。

線虫の優れた嗅覚を使って、日本のがん検診受診率の低さを改善するサービスをという考えのもと「N-NOSE」を立ち上げたという経緯があります。

なお「N-NOSE」はあくまで「ステージ0-1のがんリスクを判定」するサービスです。

MEMO
がんの確定診断ができるサービスではないため、毎年の定期健診や医師への相談、検査と組み合わせて使うことを推奨します。

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起業のやり方がわかるおすすめの本

起業 やり方 わかる おすすめ 本起業にあたっては何からはじめたら良いかわからないという人も少なくありません。

そこで利用したいのが書籍です。

起業の際の最初のハードルとなりやすい様々な手続きは、 どのような手続きが必要なのかがわかっていれば、それほど難しいものではありません

そこで以下では、起業のやり方がわかるおすすめの本を4つ紹介していきます。

起業について理解が深まる本
  • 主婦や学生の方におすすめ「カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営」
  • ・個人事業主やフリーランスにおすすめ「小さくはじめる起業の教科書 自宅をオフィスに! ひとり起業の立ち上げ方・続け方」
  • 起業する前に読んでおきたい「起業を考えたら必ず読む本」
  • 起業後に読みたい「起業の科学(入門版)」

主婦や学生の方におすすめ「カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営」

カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営」は、起業を思い立ってすぐに読み始められる本です。

この1冊を読むだけで、基本的な会社の設立方法はすべて理解できます

難しい内容でも、マンガで説明されていたり、書類のサンプルが豊富なので、仕事に慣れていない主婦の方や学生の方にもおすすめ です。

個人事業主やフリーランスにおすすめ「小さくはじめる起業の教科書 自宅をオフィスに! ひとり起業の立ち上げ方・続け方」

小さくはじめる起業の教科書 自宅をオフィスに! ひとり起業の立ち上げ方・続け方」は、著者である酒井とし夫氏の豊富な起業経験が惜しげもなく披露されている本です。

実際に起業した方が執筆している本なので、起業を目指す方であれば誰もが躓きやすいポイントをしっかり解説 してくれています。

特に、 社員を雇わずに小さな規模、自宅などの好きな場所で起業したいと考えている方におすすめ の1冊です。

起業する前に読んでおきたい「起業を考えたら必ず読む本」

起業を考えたら必ず読む本」は、起業する際に直面するであろう課題や問題がわかりやすくまとめてある本です。

理想や希望といった甘い話ではなく、起業した人が現実に直面する課題について書かれており、それをどうやって著者は乗り切ったのかが詳しく解説されています。

実際に起業を経験した著者だからこそ書ける内容で、 起業の厳しさと大変さを教えてくれる本 となっています。

リアルな起業の現実を起業の前に知っておきたいという人におすすめです。

起業後に読みたい「起業の科学(入門版)」

起業の科学(入門版)」は、専門用語を必要最低限に絞りながら、起業のノウハウがわかりやすくまとめられた本です。

実際に起業したあとにどのように会社の運営をしていけば良いかが具体的に示されています。

チェックポイントごとに要点がまとめられているなど、要点を読むだけでも、起業のノウハウを知ることが可能です。

起業を成功させるためにどのようなプロセスを経るべきかがわかりやすく解説されている ので、起業で成功したいすべての人におすすめできる本です。

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起業するには?のまとめ

起業 するには まとめ起業のやり方は以下の6つのステップで完了します。

  1. 起業の準備
  2. 事業計画書・創業計画書の作成
  3. 資金計画と資金調達
  4. より具体的に起業計画を練る
  5. 起業の手続きを完了させる
  6. 事業スタート

起業は難しいと思われがちですが、 上記のステップを着実に踏めば誰でも実現可能 です。

また、起業して成功を目指すのであれば失敗も成功も責任は全て自分にあり、リスクを恐れず行動するマインドが必須です。

リスクを恐れず行動することは重要ですが、 事業計画は練ってから走り出すことも大切です。

資金を調達するためには、事業計画書や創業計画書が必要になります。

起業を初めてから創業計画や事業計画を練ったとしても間に合わないため、 ここで説明をした起業準備を始めることが大切 です。

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