日本政策金融公庫の年収は低い?年収1000万は目指せる?総合職や役職、年齢別の年収推移と採用大学

運営事務局
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更新日2024/9/30
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日本政策金融公庫 年収 アイキャッチ

日本政策金融公庫年収はいくらになるの?

日本政策金融公庫で働く人はエリート

日本政策金融公庫の採用大学はどこ?就職は難しい?

日本政策金融公庫の平均年収は864万円であり、これは日本の平均年収よりも400万円以上高いです。

政府系の金融機関のため一般的にエリートと見られがちのため、採用大学も慶應義塾大学や早稲田大学、一橋大学といった日本を代表する名門校ばかりとなっており、就職は難しいです。

この記事では、 日本政策金融公庫の平均年収や役職・年齢別の収入、採用される大学、転職するための方法などを紹介 します。

記事を読むことで、 日本政策金融公庫の年収や入るための方法がわかります ので、ぜひ参考にしてください。

日本政策金融公庫とは?

日本政策金融公庫 年収 とは
日本政策金融公庫は、国民生活金融公庫と農林漁業金融公庫、そして中小企業金融公庫を前身とした政策金融機関のことをいいます。

主に、 資金調達が難しい中小企業や小規模事業者、気候などの影響を受けやすい農林漁業者などに融資や信用保険などで支援を行っています。

MEMO
株式の100%を国が常時保有するように法律で定められている、特殊な株式会社です。

民間の金融機関の取り組みを補完する目的もあり、預金業務は行わず、融資といった支援業務を中心としている機関です。

日本政策金融公庫の年収は低い?高い?平均年収は864万円

日本政策金融公庫 年収 平均
日本政策金融公庫が公開している「有価証券報告書」によると、 平均年収は864万円と非常に高い水準 となっています。

国税庁」が開示している年収の平均は461万円なので、日本政策金融公庫の平均年収は倍近く高いことがわかります。

日本政策金融公庫の平均手取額

国税庁や日本年金機構、全国健康保険協会などの公式情報を加味して試算すると、 日本政策金融公庫の平均年収864万円の場合、手取りはおよそ631万円、月額でみてみると手取りはおよそ53万円 です。

たとえば、年収864万円の東京都に住む42歳であれば、住民税や所得税などは手取り計算ツールを用いて計算すると以下のようになります。

項目 年収 月収
額面収入 8,640,000円 720,000円
所得税 560,500円 46,708円
住民税 504,000円 42,000円
健康保険 426,000円 35,500円
厚生年金 713,700円 59,475円
雇用保険 51,840円 4,320円
介護保険 77,532円 6,461円
手取り 6,306,428円 525,535円

日本政策金融公庫の金融業界における年収ランキング

金融業界における日本政策金融公庫の年収ランキングはどのくらいの順位になるかをご紹介します。

以下の表からは、ほかの金融機関と比べても、日本政策金融公庫の年収は十分に高いということがわかります。

企業 平均年収 出典
三菱UFJ信託銀行 915万円 24年3月期決算
三井住友銀行の年収 865万円 24年3月期決算
日本政策金融公庫の年収 864万円 24年3月期決算
日本銀行の年収 847万円 公式発表資料
三菱UFJ銀行の年収 813万円 24年3月期決算
みずほ銀行の年収 812万円 24年3月期決算
商工中金の年収 807万円 24年3月期決算
千葉銀行の年収 766万円 24年3月期決算
三井住友信託銀行の年収 728万円 24年3月期決算
りそな銀行の年収 715万円 24年3月期決算

日本政策金融公庫の役職別年収

日本政策金融公庫 年収 役職別

役職 年収
課長代理 752.9万円
課長・部長級 710.2万円〜1648.3万円(役職による)
役員 172.3万円〜2347.3万円(役職による)

出典:日本政策金融公庫(法人番号8010001120391)の役職員の報酬・給与等について|日本政策金融公庫

日本政策金融公庫の役職別で見た年収は上記のような結果です。

ここからは、課長代理、課長・部長級、役員それぞれの年収について詳しくご紹介していきます。

課長代理

役職 年収
課長代理 752.9万円

出典:日本政策金融公庫(法人番号8010001120391)の役職員の報酬・給与等について|日本政策金融公庫

日本政策金融公庫の課長代理の年収は資料のモデルによると752.9万円となっています。

1,000万円を超える可能性がある課長よりも年収としては下になっていますが、それでも日本の平均年収よりも300万円近く上です。

MEMO
ただし、実際に働いている人によると同期の上位3割に入っていなければ管理職になるのは難しいようです。

課長・部長級

平均給与 最高額 最低額 平均年齢
部長級 1,421.5万円 1,648.3万円 1,235.7万円 53.5歳
課長級 1,138.0万円 1,468.6万円 710.2万円 48.1歳
非管理職 688.8万円 1,554.2万円 273.0万円 40.0歳

出典:日本政策金融公庫(法人番号8010001120391)の役職員の報酬・給与等について|日本政策金融公庫

日本政策金融公庫の管理職の年収は表の通りです。

管理職でも部長級になると最高年収は1,648万円で、最低年収額でも1,235万円となっており、給与としては非常に高い といえます。

課長級の平均年齢は48.1歳という結果から、日本政策金融公庫では40代のうちに年収1,000万円を超える人もいることがわかります。

役員

役員は、代表取締役総裁から専務取締役、常務取締役などさまざまな役職があり、年収の幅も広くなっています。

役職 年収
代表取締役総裁 2,347.3万円(うち賞与は655.3万円)
専務取締役(A代表取締役) 2,157.4万円(うち賞与は610.9万円)
常務取締役(C) 1,834.2万円(うち賞与は502.2万円)
取締役(E) 1,713.3万円(うち賞与は469.1万円)

出典:日本政策金融公庫(法人番号8010001120391)の役職員の報酬・給与等について|日本政策金融公庫

最も高いのは代表取締役総裁の2,347.3万円となっていますが、全体的に見ても日本政策金融公庫の年収は高く、 役職によっては年収2,000万円近くも可能 です。

MEMO
日本政策金融公庫の役員報酬に関しては、国会で認められた予算に従い、国家公務員指定職に準じた水準としています。

日本政策金融公庫の年齢別年収推移

日本政策金融公庫 年収 年齢別

年齢 年収
25歳 400万円〜450万円
30歳 650万円〜700万円
35歳 850万円〜900万円
40歳 1,000万円以上
45歳 1,100万円以上(評価次第)
50歳 1,200万円以上(評価次第)

日本政策金融公庫に入社後、順調に昇進した際の年齢別年収は上記の表の通りです。

MEMO
年収にはボーナスや残業代も含まれています。

スムーズに昇進ができれば、40歳で1,000万円以上の年収にはなりますが、年齢別の年収については評価次第であることが非常に大きいといえます。

昇進のスピードや残業時間、個人の評価などによって金額が変わる可能性は大いにあるため、参考として確認をしてみてください。

日本政策金融公庫の年齢別モデル年収をチェック

モデル給与(扶養がいないケース) 年間給与 月額
22歳の大卒初任給 290万円 194,300円
35歳の本部上席課長代理 752万9,000円 459,100円
50歳の本部課長 1,238万9,000円 717,260円

出典:日本政策金融公庫(法人番号8010001120391)の役職員の報酬・給与等について|日本政策金融公庫

日本政策金融公庫の年齢別の年収モデルは、表の通りです。

新卒の22歳から35歳になった際に本部上席課長代理の役職につけば、 年収は2.5倍ほど違っており大幅に年収が上がる ことがわかります。

そして、そのまま順調に出世して50歳の時に本部課長になれば、年収は1,200万円を超えるということです。

日本政策金融公庫は出世コースに入らないと30歳で年収1000万は難しい

順調に昇進すれば、30歳で年収1,000万円を超えることもありますが、出世コースに入ることはそう簡単ではありません。

しかし、残業代を含んでいたからこそ年収1,000万円になっていたという話もあり、現在では何かの役職についていなければ目指すのは難しいとされています。

日本政策金融公庫の初任給

日本政策金融公庫 年収 初任給
日本政策金融公庫の初任給は、総合職と地域総合職でほとんど差はありませんが、勤務地によって異なります。

職位 初任給
総合職(大学卒・大学院卒ともに) 月給205,300円〜223,300円
地域総合職(大学卒・大学院卒ともに) 月給205,300円〜223,300円

出典:採用情報|日本政策金融公庫 2025年度新卒者採用ホームページ

上記の初任給に対しては、残業代や賞与などが別途支給されるようになっているのであくまでも参考です。

また、総合職と地域総合職の業務内容は同一で、入庫後の研修や教育内容も一緒です。

ただし、転勤の範囲が異なるため、その転勤の範囲によって入庫2年目以降では一定の差が生じる点には注意してください。

日本政策金融公庫の福利厚生

日本政策金融公庫 年収 福利厚生
ここからは、日本政策金融公庫の福利厚生についてです。

以下のように、福利厚生も一通り揃っており、住宅手当などを活用すると居住費を抑えられるため充実しているといえます。

日本政策金融公庫の福利厚生の内容
  • 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険など
  • 各種手当(通勤手当・扶養手当・住宅手当・勤務地手当など)
  • 住宅完備(独身用、世帯用あり)

ただし、地域総合職については、本拠地勤務の場合であれば住宅完備には一定の制約があるので注意してください。

日本政策金融公庫はエリート?採用大学一覧を紹介

日本政策金融公庫 年収 採用大学
日本政策金融公庫の採用大学はいくつかありますが、大学別に見るとレベルの高い大学出身者が多くいます。

以下は、日本政策金融公庫が採用している大学です。

  1. 慶應義塾大学
  2. 立命館大学
  3. 早稲田大学
  4. 中央大学
  5. 明治大学
  6. 一橋大学、同志社大学、青山学院大学
  7. 東京理科大学
  8. 大阪大学

リストを見ていただくとわかりますが、どの大学も偏差値の高くある程度の学歴がなければ就職は難しいといえます。

日本政策金融公庫は採用大学や学歴、就職難易度からみてもレベルの高い就職先で、入るのはそう簡単ではありません。

中途で日本政策金融公庫に転職する方法

日本政策金融公庫 年収 中途
中途で日本政策金融公庫に転職する方法はいくつかありますが、転職サイトを活用すると最新で正確な情報を確認できます。

また中途の場合、新卒で入庫した時の年収と比べると大きく異なるケースも少なくありません。

具体的な年収を知るためにも、転職サイトなどを利用して実際の求人から情報を得るのがおすすめです。

日本政策金融公庫の就職難易度について

2024年4月15日に日本政策金融公庫が公表した「正規雇用労働者の中途採用比率」を見てみると、非常に高いというわけではありません。

2021年度 2022年度 2023年度
22.1% 14.6% 22.4%

出典:中途採用|日本政策金融公庫

そもそも中途採用比率とは、 正規雇用労働者の採用者数に占める正規雇用労働者の中途採用者数の割合のこと です。

常時雇用する労働者が301人以上いる企業では、各事業年度に1回公表することが義務付けられており、2023年には22.4%が中途採用であることを示しています。

MEMO
中途採用者が、採用されやすい環境を推進するために設けられた制度です。

また、日本政策金融公庫の中途採用比率については2020年度では9.2%でしたが、少しずつ割合も多くなってきており、 中途採用者も増えてきている ようです。

日本政策金融公庫へ転職するのにおすすめの転職エージェント3選

日本政策金融公庫 年収 エージェント

アサイン ビズリーチ マイナビエージェント
公開求人数 約20,000件 約128,000件 約62,000件
非公開求人数 非公開 23,000件以上 非公開
対応エリア 全国 全国と海外 全国と海外
得意分野・ジャンル コンサル・IT・人材業界など コンサル・IT・金融業界など IT・クリエイティブ・金融業界など

日本政策金融公庫へ転職するのにおすすめの転職エージェントを3つご紹介します。

どの転職エージェントがいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

日本政策金融公庫へ転職するのにおすすめの転職エージェント3選
  • アサイン
  • ビズリーチ
  • マイナビエージェント

アサイン

「アサイン」は、若手ハイキャリアに特化している転職エージェントです。

コンサルやIT、金融業界などへの転職支援を強みとしており、面接対策や業界に関する研究など転職サポートが丁寧だと評価も高い です。

アサインのメリットや良い評判
  • 20代・30代の高収入を目指す人たちに魅力的な求人が多数ある
  • 真摯で丁寧なキャリアサポートを中長期で受けることが可能
  • 業界への理解が深く質の高いエージェントが在籍している

アサインでは、未経験でも挑戦できる独自の高収入求人を多く扱っているという特徴があります。

面談の後にはオーダーメイドのキャリアプラン資料を作成してくれるなど丁寧なサポートが非常に魅力的です。

すぐに転職する予定がなくても無料で面談やサポートが受けられるので、高収入な業界への転職を検討している人はぜひ申し込んでみてください。

ビズリーチ

TVCMでも有名な国内最大級のスカウト型転職サービスである「ビズリーチ」。

匿名で経歴を登録すれば年収の高いスカウトが届き、話を聞いてみたいと気になったスカウトに返信すれば効率よく就職活動ができる点が特徴 です。

MEMO
転職活動中の人や将来転職を考えている人なども含め、利用者数は200万人を超えています。

ビズリーチでは、人気の高い企業や難関企業、質の高いヘッドハンターからスカウトを受け取れるということもあり、ビズリーチだけで公開されている高待遇な求人なども確認できておすすめです。

登録しても面談を強要されたり、電話連絡が来るといったことはないので、情報を集めたいという場合でも安心して利用できる転職エージェントといえます。

マイナビエージェント

条件の良い非公開案件が多く、利用した人の年収も61%以上アップしているのが、大手人材会社マイナビが運営する転職エージェントの「マイナビエージェント」です。

国内最大級の利用者数を誇る人気の高い転職エージェントで、全国で幅広い業界や職種の転職支援を行っています。

大手企業ばかりではく、地方の優良企業まで幅広い求人を扱っているのが特徴で、ここにしかない好条件の非公開求人が多い点も大きなメリットといえます。

また、転職回数別や年齢別で自分にあったサービスも受けられる点もおすすめのポイントです。

MEMO
すべての機能において無料で利用できるため、まずは登録してみて自分に合わなければすぐに退会することも可能です。

日本政策金融公庫の年収 まとめ

日本政策金融公庫 年収 まとめ
日本政策金融公庫は、国の政策に基づき中小企業や小規模事業者に対して融資や信用保険などの支援を行っている機関 です。

平均年収は高い傾向ですが年功序列がしっかりとしており、長く働けば高い年収が見込めるのが特徴です。

高年収を目指すのであれば長く勤務するだけでなくある程度の昇進は必要ですが、その難易度は高く簡単ではありません。

採用大学も偏差値の高い学校が多いため、学歴や就職難易度ともに日本政策金融公庫はレベルが高い機関といえます。

ただ、最近では 日本政策金融公庫でも中途採用の採用率が上昇しており、転職できる可能性もゼロではありません。

紹介したエージェントを正しく利用して、ぜひ日本政策金融公庫への転職を狙ってください。

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