松尾繁樹公認会計士事務所
さらに、経理の合理化を進める一方で、私たち会計事務所は、皆様の事業を前進させる取組みに専念していきます。税額を計算することだけが経理の目的ではありません。経営上の気づきを生むデータを掴み、一目でわかる形でお届けすることが、私たちの次の使命です。 理想の姿に一歩近づき、また一歩先の理想の姿を考える。その喜びをともにしたいと考えています。
名前 | 松尾繁樹公認会計士事務所 |
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住所 | 神奈川県横浜市旭区本村町101-11 和田ビル2F |
電話 | 045-363-5105 |
URL | http://matsuo-cpa.jp/ |
事業内容 | ・スタートアップ支援 ・税務 ・財務コンサルティング ・経営コンサルティング ・監査 ・その他 |
対応エリア | 神奈川県、東京都、その他 |
地図 |
まずは、自己紹介をお願いします。
「もっと近い距離で会社の将来について、経営者の方と一緒に考える仕事がしたい」という気持ちがより強くなり、入社4年目あたりから独立を考え始めました。実は、平成4年、現在の事務所のある場所に私の父と宮坂税理士(現任)が共同で宮坂浩基税理士事務所を開設しました。公認会計士試験に合格した当時は、父と宮坂先生の事務所を継ぐことを決めていたわけではなく、視野を広げたいと思い監査法人に入社したわけですが、コンサルティングの仕事を経験するなかで、次第に地元密着で税理士業務を行っている父の仕事が、まさに自分のやりたい仕事に近いのではないかと思うようになりました。そして、平成25年に私が事務所を引き継ぎ、現在に至っております。ですので、現在の事務所としてスタートしてからは、3年目ということになります。
それから、個人的なことで恐縮ですが、趣味はクラシックギターと釣りです。三浦半島を端から端まで歩いて釣り場を探すような凝り性な性格なんです。ギターは一日中弾いていられるくらい好きです。また、昨年2014年に一児の父になり、子供の成長を日々楽しんでいます。
所長プロフィール
2007年4月 東京大学経済学部 卒業
太陽ASG監査法人(現太陽有限責任監査法人) 入所
2011年7月 宮坂浩基税理士事務所 入所
2013年1月 松尾繁樹公認会計士事務所 設立
2013年4月 認定支援機関 認定
2014年7月 一般社団法人銀行融資プランナー協会正会員
2015年6月 一般社団法人経営戦略塾新宿支部 インストラクター
なぜ、資金調達のサポートを始めようと思ったのですか?
会社と近い距離で仕事をしていこうと考える中で、前身の事務所のスタイルが、実際には記帳して申告するといった枠組みの従来の税理士事務所のスタイルでした。ただ、私としては、お客様とはもう一歩踏み込んだ関係を築いて、会社の将来を一緒に考えていきたかったんです。もっと仕事の枠組み、領域を広げたがったんですね。会社経営にとって資金調達というのは、とても大きなポイント、生命線です。いかに資金調達を円滑に行うことができるかが、会社の今と将来に大きく影響します。とはいえ、経営者が資金調達に追われて本業が疎かになってしまっては、本末転倒になってしまいます。金融機関の担当者への説明や資料作成は時間も労力もかかるうえ、ストレスも極めて大きいですから。そうならないように、私が金融機関と事前調整を行い、経営者様が資金調達にかかる時間を最小限に抑え、経営に専念していただける経営環境を整備できるのではないかと思ったことが、資金調達のサポートを始めたきっかけです。
御社の特徴や強みを教えて下さい。
また、弊所は2014年7月、中小企業の円滑な銀行取引を支援するための体制整備を目的として設立された一般社団法人銀行融資プランナー協会の神奈川県で唯一の正会員事務所となりました。そこでは、月一回の合同研修で資金調達成功事例の紹介が行われ、多様な融資交渉パターンを分析し、ノウハウを蓄積、研鑚しています。銀行との融資交渉は案件の積み重ねがポイントになります。融資の出る、出ないの微妙なラインの案件というのが結構あるのですが、そのような案件を題材にしてノウハウを蓄積しています。なかでも、肝になるのが金融機関の組み合わせ、いわゆる協調融資です。一概に金融機関といっても、都市銀行、地銀、信金、日本政策金融公庫、保証協会付き融資など、金融機関により融資のスタンスは微妙に異なります。複数の金融機関を組み合わせて目標額を調達するといった事例は、一般の経営者の方はご存じないものですし、経営者の方だけで取り組むには少々難易度が高いものです。こういった事例の研究も行っています。やはり、ひとつの事務所だけでは案件の積み重ね、ノウハウの蓄積には限界がありますね。そういった意味で、この銀行融資プランナー協会での活動は、弊所の最大の強みといえます。おかげさまで、当協会での活動はお客様のみならず、地元の金融機関からも高い評価をいただいております。ちなみに、弊所の融資プランニングサービスは、完全成功報酬です。成功報酬として、調達金額の2~3%を目安(最低料金は10万円)にお見積りをさせていただいておりますが、このように完全成功報酬として明確に料金を提示している事務所は比較的少ないんです。というのも、資金調達に関するアドバイスといった形で顧問契約の範囲内のサービスとしている事務所が多いんですね。弊所では、経営者様の単なる同行や助言というレベルではなく、資金調達に関する専門的な知見に基づき、資料の作成から金融機関との事前調整まで責任をもって取り組みをさせていただきます。そのため顧問契約とは別途のサービスとして行っていますが、その分満足感の高いサービスを提供できていると考えています。
最近、手がけた資金調達案件の事例があれば、差し支えない程度で教えて下さい。
このような厳しい状況の中で私の提示した再構築案は、このようなものでした。①本人だけでなく、家族の通帳も用いてお金の流れを整理し、領収証の資金の出所が自己資金である可能性を示しました。②飲食店経営に生かせる経験を洗い出し、飲食店経営が可能であることを主張。③1,000万円の調達を2つの金融機関に分けて調達することにしました。
そこで、まず、Aさんと一緒に出店予定地から一番近くの某信用金庫に飛び込んで融資の申込みをしました。弊所で作成した資料を持参して計画内容を説明したところ、日本政策金融公庫の融資条件付きで500万円のプロパー融資が決定しました。次に、その結果を持って日本政策金融公庫に訪問したところ、以前とは全く違う対応となり、スムーズに500万円の融資が決定しました。そして、希望通り1,000万円を調達することができ、無事にカフェを開業することができました。
Aさんの事例のポイントとなった点を挙げると、ひとつは、調達先を2つ以上に分ける協調融資が有効であった点です。比較的大きな金額の融資を受ける場合には、2つ以上の金融機関に協調融資の提案をすることが有効であるということですね。そして、もうひとつは、Aさんは融資の要件を幾つか外していましたが、金融機関の考え方を熟知し、その上で金融機関の評価ポイントに沿った計画書を提案することで、このようなマイナスポイントをカバーできるという点が挙げられます。
資金調達を検討されているお客様へのメッセージをお願いします。
参考までに申し上げますと、一定期間在庫を持つ物販系や建設業などの支払が先に生じる業種については、運転資金の融資は比較的付きやすいのですが、不動産仲介業のような手数料ビジネスの業種は、融資付けが厳しい傾向にはありますね。ただ、銀行の審査基準はその会社の信用だけで判断するわけではありません。経営者個人の正直さや誠実さも判断基準の中で大きな比重を占めます。税務目線で作られることの多い中小企業の決算書は必ずしも信頼性が高いとは言えないので、小さい規模の会社ほど経営者の人となりが重視されます。特に創業に関しては、経歴や実直さなど経営者個人のこれまで行ってきた積み重ね、バックグラウンドが重視されます。それから、融資を受けるにあたり、身の丈に合った金融機関を選択することが大事です。順序としてはまずは、日本政策金融公庫と信用金庫からの融資を検討することから始めるべきでしょう。資金調達に追われると、どうしても本業に専念できなくなります。週5日のうちの4日を資金調達に取られることにもなりかねません。本業の稼働が実働1日なんてことにならないように、資金調達の専門家に任せていただいた方が効率的ですし、ストレスも少なくて済むので、とても有効です。そして、これはメッセージというよりはお願いになるのですが、経営者ご自身の頭の中にある事業計画がどんなに順調に事業が進む前提であっても、銀行に提出する事業計画は極めて保守的に作成してください。この二つはきっちり分けて考えてください。創業時から黒字であるならば融資の必要はないわけで、あるべき数字の流れ(当初は赤字でも長期的に黒字化して回収していく)というものがあることをご理解いただきたいです。
起業を成功させる為のアドバイスがあれば、お願いします。
やはり、頼りになる右腕を持つことです。弊所にいらっしゃる方も自分で決めてすぐに行動に出る、典型的な「経営者タイプ」といわれる方が多いです。このようなタイプの方には自分とは異なる「サポータータイプ」の方を見つけて欲しいですね。実際に、数多くの会社を見ていますが、うまくいっている会社の経営者には内部でも外部でも良きパートナーの存在があります。できればひとりで起業するよりは、気の合うパートナーと共同事業を立ち上げる方がより成功に近いように思えます。それから、しっかりと軸足を置いた経営理念を持つことも会社経営には欠かせないと思います。最近は、コンサルティングやコーチ、セラピー業など、目には見えない商品サービスを売る仕事が増えています。そのような商品サービスには売る側の信条が大きく現れるので、特にそのような仕事をしている方には、軸足がしっかりしていることはもちろん、ちゃんと相手に伝わる信条を持っていただきたいと思います。
昨日は0人が事業資金の調達に成功しました。
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