2016年2月に1億円以上の資金調達を公表した国内ベンチャー企業15社
2月に1億円以上の資金調達をした企業15社をまとめました。なお資金調達状況についての記載は、公表されている情報を元にまとめましたので、全ての情報が含まれているとは限りません。ご了承ください。
Kaizen Platform Inc.
Kaizen Platform Inc.はWebサイトやページのUI/UX改善を効率化するプラットフォーム「Kaizen Platform」を運営するベンチャー企業です。このサービスは業界、デバイス、販売コンテンツを問わず、Webサイトのデザインを改善してKPIを上げることが出来ます。この改善策の提案者は、グロースハッカーと呼ばれるデザイン会社所属のプロ集団や個人デザイナーです。このハッカー達がKaizen Platformが持つクラウドソーシングのスキームを用いて、顧客企業からの依頼に対してさまざまな提案をすることができます。
共同創業者でCEOの須藤憲司氏は早稲田大学を卒業後、リクルートに入社されます。そこで新規事業開発部門とマーケティング部門で経験を積み、社内ベンチャーとしてアドオプティマイゼーション推進室を立上げた実績があります。
その後、リクルートマーケティングパートナーズの執行役員を務めた後、2013年にKaizen platform Inc.を米国で創業しCEOに就任されました。社員の9割が日本にいる、注目の国内ベンチャー企業です。
今回の資金調達額は総額約9億5,000万円(800万米ドル)で、NTTドコモ・ベンチャーズ、YJキャピタル、セゾン・ベンチャーズ、コロプラの4社が今回の調達ラウンドで新たに投資をしました。
また今回のシリーズBにも、グリーベンチャーズ、GMO VenturePartners、Eight Roads Ventures Japanの既存株主3社が追加投資を行っています。
資金使途としては経営基盤の強化、プロダクト及び海外展開の強化に充てるとのことです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2013年8月 総額 80万米ドル グリーベンチャーズ株式会社・GMO VenturePartners株式会社、株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ
2014年3月 総額 500万米ドル Fidelity Growth Partners Japan、グリーベンチャーズ株式会社
2016年2月 総額800万米ドル NTTドコモ・ベンチャーズ、YJキャピタル、セゾン・ベンチャーズ、コロプラ、グリーベンチャーズ、GMO VenturePartners、Eight Roads Ventures Japan
公表日 | 2月1日 |
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調達金額 | 総額約9億5,000万円(800万米ドル) |
資本金 | 15億3,800万円 |
設立 | 2013年3月18日 |
代表者 | Co-founder&CEO 須藤憲司 |
本社 | 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル41階 |
事業内容 | Web サービスのUI改善を簡単に実現できるプラットフォーム「Kaizen Platform」の提供 |
株式会社TOPLOG
https://toplog.co.jp/
株式会社TOPLOGはTOP MODEL・TOP STYLIST・TOP BRANDが発信する最新ファッション情報を配信する、新ファッションメディアアプリ「TOPLOG」を運営するベンチャー企業です。このアプリは最新ファッション情報、モデルの私服コーディネート・着まわし術、モデルの注目アイテムなどを紹介するアプリです。イメージモデルには梨花氏を起用しています。
代表取締役兼CEOの亀山隆広氏は12年間アパレル会社の取締役として活動し、そこで得たアパレル業界での経験や人脈などを活かし、アパレルのブランドプロモーションにおける新しい形のメディアを立ち上げるため、株式会社TOPLOGを設立し、代表取締役兼CEOに就任されました。
今回の資金調達額は総額約2億円で、株式会社ジャフコが運営するファンドを引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途はPR活動やエンジニアの採用活動、コンテンツ開発の強化に充てるとのことです。
同社のマネタイズは、ユーザーがTOPLOGを介してアパレルへ送客されるCtoBモデルを採用しています。通常アパレル企業がプロモーションを行う時は、一誌に1ページあたり平均150万円の掲載料を2ページから4ページ分、一度に支払うそうです。それをTOPLOGのアプリ内では、1回200万〜300万円の料金で掲載できるようにして、費用対効果も可視化できる仕組みづくりをしているそうです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2016年2月 総額約2億円 株式会社ジャフコが運営する投資事業有限責任組合
公表日 | 2月1日 |
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調達金額 | 総額約2億円 |
資本金 | 2億3,215万円 |
設立 | 2014年10月20日 |
代表者 | 代表取締役兼CEO 亀山隆広 |
本社 | 東京都港区西麻布1-15-7 モダンフォルム西麻布パート21階・3階 |
事業内容 | WEBコンテンツ開発事業 WEBメディア広告事業 WEBメディアアプリ開発事業 プロモーション企画事業 各種販売促進企画制作事業 |
SOINN株式会社
SOINN株式会社は東工大の長谷川修准教授が開発した人工脳「SOINN」を活用して、情報システムの知能化を行う大学発のベンチャー企業です。
SOINNは感情を除く、多くの知的情報処理を担うことができる、学習型の汎用人工知能です。パターン化された属性や知識を独自の組み合わせで認識し、画像・音声・映像・テキストなどのあらゆるデータを処理することができる能力を持ち合わせています。その能力で、既存の学習を損なうことなく追加学習をし続けることができます。「勝手に覚えて成長する」こと、「どんな種類のデータも扱える」ことがSINNの強みと言われています。
代表取締役CEOの長谷川修氏は30年近く人工知能の研究をされてきた、東京工業大学像情報工学研究所の准教授です。東京大学大学院で電子工学を専攻し博士号を取得後、通商産業省の研究所で研究員として勤めていました。その後、米国カーネギーメロン大学でロボティクス研究所の客員研究員としてキャリアを積まれた技術者です。
今回の資金調達額は合計3億円で産業革新機構、西武しんきんキャピタルを引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、開発体制強化に充てるとのことです。今後は、ビジネス向けとして中小企業・自治体などを視野にクラウド上で展開を目指していくそうです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2016年2月 合計3億円 株式会社産業革新機構、西武しんきんキャピタル株式会社
公表日 | 2月1日 |
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調達金額 | 合計3億円 |
資本金 | 3億1,100万円 |
設立 | 2014年7月1日 |
代表者 | 代表取締役CEO 長谷川修 |
本社 | 東京都小平市花小金井南町3-3-2 |
事業内容 | 独自技術「人工脳SOINN」による各種機器・装置・情報システムの知能化 |
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社は、排泄を予知するウェアラブルデバイス「DFree(ディーフリー)」の企画・開発・販売を行うベンチャー企業です。このウェアラブルから発生する超音波で、直腸や膀胱に貯まった便や尿の量を検知します。排便よりも先に排尿タイミング予測で技術的な目処が立ったことから、同社ではB向けの市場をターゲットに介護施設の排尿ケアの効率化に取り組んでいます。
代表取締役CEOの中西敦士氏は慶應義塾大学を卒業後、 医療分野も含む新規事業立ち上げコンサルティングファームで従事されます。その後、青年海外協力隊に参加。2013年よりUCバークレー校でビジネスを学び、2014年にサンフランシスコにてTriple Wを設立し、日本国内で活動されています。
今回の資金調達は総額1億2,000万円です。内訳は、ハックベンチャーズを引受先とする第三者割当増資が5,000万円、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から最大7,000万円の助成金交付を受けています。
資金使途は、DFreeの研究・開発を加速させるための投資やエンジニアの採用、海外市場でのフィジビリティスタディの実施、介護施設向けの営業体制の構築等に使用するとのことです。
現在、日本での大人用おむつ市場は年間2,000億円規模で、この半分が介護施設向けです。さらに2020年には、グローバル市場で1兆4,000億円になるそうです。その9割が日本を含むアメリカ、中国、欧州で占めるため、この市場の波を乗ることが同社の飛躍ポイントになるでしょう。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2015年4月 7,700万円 ニッセイ・キャピタル株式会社
2015年7月 約1267万円 クラウドファンディング(Readyfor)
2016年2月 総額1億2,000万円 ハックベンチャーズ株式会社、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
公表日 | 2月4日 |
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調達金額 | 総額1億2,000万円 |
資本金 | 不明 |
設立 | 2015年2月18日 |
代表者 | 代表取締役CEO 中西敦士 |
本社 | 渋谷区桜丘町2-9 第一カスヤビル5階-C |
事業内容 | 排泄の悩みや負担を軽減するソリューション「DFree」企画・開発・販売 |
株式会社ロコンド
http://www.locondo.co.jp/index.html
株式会社ロコンドは「買ってから選ぶ」靴とファッションのECサイト「ロコンド」 を運営するベンチャー企業です。同社はECサイト事業として、サイズ交換・送料無料・返品無料のサービスがある通販サイトの開発、運営を主に行っています。また、楽天市場・ヤフーショッピングで出店もしています。
代表取締役社長の田中裕輔氏は一橋大学を卒業後、カルフォルニア大学バークレー校でMBAを取得されます。はじめに、マッキンゼーにてエンゲージメントマネージャーを務め、その後DeNA Globalで製品・マーケティング担当上級副社長としてキャリアを積まれました。
2010年10月に株式会社ジェイド (現 株式会社ロコンド) を設立し、代表取締役社長に就任されています。
今回の資金調達額は不明ですがascii.jpでは数億円と発表しています。出資した会社は業務提携先の楽天株式会社です。
資金使途としては、靴カテゴリの深堀に加え、越境ECを活用した海外販売や在庫連携プラットフォームの構築などに充てるとのことです。
同社は、Series Eまでの累積資本調達額が約50億円に達したと、2月10日のプレスリリースで発表し、2015年度の商品取扱高は100億円を見込むなど大きく発展しようとしています。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2011年10月 総額7億円 リード・キャピタル・マネージメント、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
2012年8月 非公表 みずほキャピタル、ネオステラ・キャピタル
2013年6月 総額6億円 エキサイト、リード・キャピタル・マネージメント、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
2014年9月 総額5億円 株式会社ジャフコ
2015年5月 10億円 株式会社アルペン
2016年2月 非公表(数億円規模) 楽天株式会社
公表日 | 2月10日 |
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調達金額 | 数億円規模 |
資本金 | 42億3,280万円 |
設立 | 2010年10月22日 |
代表者 | 代表取締役社長 田中裕輔 |
本社 | 東京都渋谷区元代々木町30-13 グラスシティ元代々木8階 |
事業内容 | インターネットショッピングサイト「ロコンド」の運営・管理 |
AgIC株式会社
AgIC株式会社は、家庭用プリンターで作れる電子回路作成キット「AgIC Print」の開発を行うベンチャー企業です。同社では、厚さ約0.1mmのプラスチックフィルムの上にインクジェット印刷で電子回路を形成することで、これまでの電子回路より薄くて軽く、サイズの制限がない、柔軟な電子回路製造を実現しています。実用例としては、ポスターの裏に電子回路を埋め込んだ、「触ると光るポスター」「スマホと連動するポスター」などがあります。アナログ媒体であったポスター広告をデジタル広告化するという用途で活用されることが期待され、実際に映画のポスターなどで実際に利用されています。今後は、厚さ約0.1mmの床暖房シートなどスマートハウス領域に注力すると発表しています。
代表取締役社長の清水信哉氏は東京大学大学院情報理工学研究科の修士課程を修了後、マッキンゼーに入社し、主に製造業のコンサルティングにあたりキャリアを積まれてきました。その後、技術顧問である東京大学の川原圭博准教授の研究から始まった技術をもとに、AgIC株式会社を創業されています。
今回の資金調達額は総額1億7,500万円でBeyond Next Venturesが運用するファンドをリードとし、セメダインを引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、住宅関連領域でのパートナーを含めた積極的なパートナーシップ拡充、製造技術開発、応用開発に充てるとプレスリリースで発表しています。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2015年1月 総額約1億円 TomyK Ltd.、East Ventures、Yoren Ltd.、その他事業会社及び個人投資家6名
2016年2月 総額1億7,500万円 Beyond Next Venturesが運用するファンド、セメダイン株式会社
公表日 | 2月10日 |
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調達金額 | 総額1億7,500万円 |
資本金 | 2億4,070万円(資本準備金を含む) |
設立 | 2014年1月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 清水信哉 |
本社 | 東京都文京区本郷5-25-18 ハイテク本郷ビル1階 |
事業内容 | プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、サービス提供 |
株式会社ランウェイ
http://www.lanway.jp/
株式会社ランウェイは先見性と独創性、共感性の視点からマーケティングを展開する、独自の手法でITマネジメントを行うベンチャー企業です。同社の強みは、目的に合わせた質の高いプロセスをワンストップで提供している点です。例えば、顧客のニーズや立ち位置を深く理解し、ユーザー視点に立ち返りながら、目標達成に向けた理想的なプランを立案できます。
また、サイト制作やシステム開発、運営・保守、効果検証・分析に至るまで、最適な外注先とプロジェクトごとに連携しながらサービスを提供しています。
代表取締役の片田武利氏は高校卒業後から大規模ポータルサイト、音楽・クラブイベントに特化したコミュニティサイトなど、数多くのサービス立ち上げに参画してきました。その後、インターネット業界・モバイル業界を渡り歩き、2011年3月に株式会社ランウェイを創業し、代表取締役に就任されています。
今回の資金調達額は総額3億円で、株式会社EPARKとの資本提携によるものです。
資金使途としては、経営基盤の強化を図ると共に、光通信グループが提供するEPARK事業との連携強化に充てられる見込みです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2016年2月 総額3億円 株式会社EPARK
公表日 | 2月15日 |
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調達金額 | 総額3億円 |
資本金 | 3億1,170万円(資本準備金を含む) |
設立 | 2011年3月8日 |
代表者 | 代表取締役 片田武利 |
本社 | 東京都渋谷区渋谷3-6-2 エクラート渋谷ビル4階 |
事業内容 | 英語とITリテラシーを同時に研修できるフィジー留学の提供 WEBサイト、モバイル、スマートフォン、ソーシャルアプリの企画・制作・運営 |
株式会社ギックス
株式会社ギックスは戦略コンサルティングとアナリティクスの融合によって、クライアントの経営課題をマーケティング視点で解決する、コンサルティングのベンチャー企業です。同社の特許技術を使った分析システムによって、高効率化された分析ができます。さらに、分析結果を成果に結びつけるためのコンサルティングサービスも提供することで、クライアント企業の課題解決に貢献することができるそうです。
代表取締役CEOの網野知博氏は慶應義塾大学理工学部を卒業後、株式会社CSKに入社されます。そこで、新規事業立案・立上げ、中長期戦略立案、M&Aなどを担当。アクセンチュア株式会社に転職後、数多くのコンサルティングに従事。さらに日本IBM株式会社のコンサルティング部門で、責任者としてキャリアを積まれた後、2012年12月に株式会社ギックスを創業し、代表取締役CEOに就任されました。
今回の資金調達額は1億円でSBIインベストメント株式会社を引受先とした第三者割当増資によるものです。
資金は、積極的な人材採用に充てるそうです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2016年2月 1億円 SBIインベストメント株式会社
公表日 | 2月16日 |
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調達金額 | 1億円 |
資本金 | 1億3,992万円(資本準備金含む) |
設立 | 2012年12月12日 |
代表者 | 代表取締役CEO 網野知博 |
本社 | 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル2階 |
事業内容 | テクノロジーを活用したマーケティング領域のコンサルティング業務 |
エネチェンジ株式会社
エネチェンジ株式会社は電力の価格比較サイト「エネチェンジ」の運営及び、専用ダイヤルでオペレーターが電力会社選択の相談・支援を行うサービス「エネチェンジ優先予約」を提供するベンチャー企業です。また、スマートメーターによるビッグデータを活用した、電力事業者向けのデータコンサルティング事業にも力を入れています。
同社は、スマートメーター解析ができるSMAP Energy社の技術をもとに、自社サービス開発も手掛けていくそうで、単なる他社商品を営業代行する比較サイトではなく、インフラサービスのデータコンサルティング会社として今後が期待されています。
取締役会長の岩崎辰之氏と代表取締役社長の有田一平氏はCambridge Energy Data Lab(ケンブリッジエナジーデータラボ)の共同創業者で、2015年4月にエネチェンジ株式会社を同じく共同創業で立ち上げています。
今回の資金調達額は総額4億1,850万円で、環境エネルギー投資と日立製作所を割当先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、電力自由化に向けた開発・営業・カスタマーサポート体制の強化、及びPRや広告宣伝などを強化するとのことです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2015年7月 合計2億2000万円 B Dash Ventures株式会社、株式会社エプコ
2016年2月 総額4億1,850万円 株式会社環境エネルギー投資、株式会社日立製作所
公表日 | 2月16日 |
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調達金額 | 総額4億1,850万円 |
資本金 | 6億3,847万円(資本準備金を含む) |
設立 | 2015年4月27日 |
代表者 | 代表取締役社長 有田一平 |
本社 | 東京都墨田区太平4-1-3 オリナスタワー12階 |
事業内容 | 「エネチェンジ」の運営 「SIMチェンジ」の運営 電力データの統計・データマイニング |
Inagora株式会社
Inagora(インアゴーラ)株式会社は日本製商品をライフスタイル情報とともに提供できる、中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」の運営を行う国内ベンチャー企業です。決済、翻訳、マーケティング、顧客対応、物流などの全作業をInagoraが代行するため、日本の事業者は国内の倉庫に商品を発送するだけで、中国市場に進出することが可能となります。
代表取締役の翁永飆(オウエイヒョウ)氏は横浜国立大学大学院を卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社。その後、株式会社アクセスポート(現JWord株式会社)を設立し、代表取締役に就任。その他にも、ACCESSPORT株式会社及びキングソフト株式会社を設立し、代表取締役に就任されています。その後2014年にInagora株式会社を設立され、代表取締役に就任しています。
今回の資金調達額は1,000万米ドル(約12億円)で、中国大手投資会社Ventech China(ベンテックチャイナ)、タオウン資本、日本国内大手企業を引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、国内大手企業と連携しながらサプライヤーと関係を深め、出店社数を拡大させ、物流拠点を倍にするそうです。また中国では、コンテンツ発信機能強化に向けた編集スタッフの増員、越境ECプラットフォームのソーシャル機能の強化、新規ユーザー獲得のために中国でのマーケティングを強化するとのことです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2015年4月 総額2,000万米ドル(約24億円) 株式会社MTG、日本の大手総合商社、シンカク基金、Ventech China
2016年2月 1,000万米ドル(約12億円) Ventech China、タオウン資本、日本国内大手企業
公表日 | 2月17日 |
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調達金額 | 1,000万ドル(約12億円) |
資本金 | 24億9,000万円 |
設立 | 2014年12月15日 |
代表者 | 代表取締役 翁永飆(オウエイヒョウ) |
本社 | 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ3階 |
事業内容 | 日本製商品をライフスタイル情報とともに提供できる、中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」の運営 |
株式会社グッドパッチ
株式会社グッドパッチは誰でも直感的に使えるアプリ作成プロダクト「Prott」を開発・提供するベンチャー企業です。このサービスは無料版からあり、ワイヤーフレーム機能でアイディアを素早くカタチにすることができます。その他に、ニュースキュレーション・アプリの「Gunosy」や家計簿アプリの「MoneyForward」などのUI/UXデザインなどをデザイン・設計したデザイン会社としても有名です。
代表取締役社長の土屋尚史氏は大手Web制作会社のディレクターとして、約3年間で100サイトを越えるWebサイトのディレクションに関わってきました。そこで培った技術が評価され、手掛けたデザインが多数のメディアに掲載されています。退職後、サンフランシスコのWebコンサルbtrax Inc.でキャリアを積まれます。帰国後、グッドパッチを起業し、代表取締役社長に就任されました。
今回の資金調達額は総額4億円で、DGインキュベーション、Salesforce Ventures、SMBCベンチャーキャピタル、SBIインベストメント、FiNCを引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途は、プロトタイピングツール「Prott」の開発を行うほか、今回新たに資本参加した各社との事業連携を通じて、FinTech業界、ヘルスケア事業分野用プロダクトの開発、提供を進めていくそうです。
同社は今後Prottをベータ版アプリ作成だけでなく、開発工程全体に対して利用出来る、プロジェクトのマネジメントツール群として開発していくそうです。Prottがアプリ作成のプラットフォームになっていくことが予想されるでしょう。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2013年12月 総額1億円 株式会社DGインキュベーション
2016年2月 総額4億円 DGインキュベーション、Salesforce Ventures、SMBCベンチャーキャピタル、SBIインベストメント、FiNC
公表日 | 2月19日 |
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調達金額 | 総額4億円 |
資本金 | 2億5,500万円 |
設立 | 2011年9月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 土屋尚史 |
本社 | 東京都渋谷区鶯谷町3−3 サウスゲート渋谷ビル3階 |
事業内容 | UI設計・デザイン、Webサービス開発 |
株式会社サウンドファン
株式会社サウンドファンは「音のバリアフリースピーカー」である「ミライスピーカー」の開発・製造・販売を行うベンチャー企業です。ミライスピーカーは、合計250名の難聴者を対象に実験をして、その約8割が良く聴こえたという結果が出ている製品です。この製品は距離減衰が少なく明瞭度が下がりにくいことから、公共の場や家の中どちらでも「音を楽しむ」ためのスピーカーとして使えるそうです。
代表取締役社長の佐藤和則氏は中央大学卒業後、富士ゼロックス、サン・マイクロシステムズ、DELLコンピュータで勤め、様々な部署でキャリアを積まれてきました。
DELLコンピュータでは、個人向け営業部長から法人向け営業本部長などの経験を積まれ、2011年より個人で営業改革、経営改革、サービス改革のコンサルタント業を開業。その後2013年10月に株式会社サウンドファンを設立し、代表取締役に就任されました。
今回の資金調達額は総額1億7,100万円で、にしがき、三菱UFJキャピタル、ファーストブラザーズキャピタルの計3社を引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、ミライスピーカーの技術向上に充てるとのことです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2016年2月 総額1億7,100万円 株式会社にしがき、三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合、ファーストブラザーズキャピタル株式会社
公表日 | 2月19日 |
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調達金額 | 総額1億7,100万円 |
資本金 | 2億656万円(資本準備金を含む) |
設立 | 2013年10月7日 |
代表者 | 代表取締役社長 佐藤和則 |
本社 | 東京都台東区浅草橋1-36-9 ユーゲンビル403号 |
事業内容 | 難聴者も含む全ての人に聴きやすいバリアフリースピーカーの開発、製造、及び販売 ブルートゥース技術を応用したアンプ、スピーカーの開発、販売 |
ジョイズ株式会社
ジョイズ株式会社は、中級以上の英語学習者向けの話し放題 AI 英会話アプリ「TerraTalk」を開発するベンチャー企業です。このサービスは自然言語解析技術や音声認識をベースに、利用者のスピーキングのレベルを「表現」「発音」「流暢さ」の3分類で自動採点し、フィードバックしてくれるというアプリです。また、予約不要・話し放題がジョイズの強みになります。このことからライフスタイルに合わせてくれる、英会話スクールの位置付けになるそうです。
代表取締役CEOの柿原祥之氏は大学を卒業後、ソニー株式会社に入社します。ソニーに4年半在籍した中では、後付型カーナビのソフトウェア開発に携わっていたそうです。その後、2014年10月にジョイズ株式会社を設立し、代表取締役CEOに就任されました。
今回の資金調達額は総額1億5,000万円で、インキュベイトファンドを引受先とする第三者割当増資によるものです。調達日については、2015年6月だとプレスリリースで発表しています。
資金使途は主に開発費で、今後はスピーキング評価エンジンの信頼性向上を目的とした強化、評価結果や履歴をもとに生徒の英語力向上に寄与する機能の開発に充てるとのことです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2016年2月 総額1億5,000万円 インキュベイトファンド
公表日 | 2月24日 |
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調達金額 | 総額1億5,000万円 |
資本金 | 非公表 |
設立 | 2014年10月10日 |
代表者 | 代表取締役CEO 柿原祥之 |
本社 | 東京都渋谷区東1-1-38 東常磐松マンション404号室 |
事業内容 | 語学学習サービスの開発 |
株式会社トレタ
https://toreta.in/jp/
株式会社トレタは、飲食店の予約をタブレット1台で管理できるサービス「トレタ」の開発、提供を行うベンチャー企業です。このプロダクトはリアルタイムで予約状況が確認でき、系列店の間での送客や、顧客情報の共有ができます。同サービスはこのような現場が求めている機能を搭載したことで、急激に導入店舗数が増え続けていて、2016年2月時点で登録店舗数は4,900以上になっているそうです。
代表取締役の中村仁氏は、立教大学社会学部を卒業後、松下電器産業に入社。その後、外資系広告代理店を経て起業されます。現在は、東京都内でレストランやバーなど4 店舗を経営しているほか、Webアプリ開発会社FrogAppsの代表取締役として、食事写真共有アプリ「miil」もサービスを提供しています。それらのサービスを立ち上げた後に、株式会社トレタを設立し、代表取締役に就任されました。
今回の資金調達額は総額3億円で、アイスタイル、伊藤忠商事、電通デジタルの3社を引受先とした第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、主に事業基盤の強化をするそうです。出資に参加した伊藤忠商事とは、同社の関連会社であるベルシステム24と組んで、飲食店の予約業務代行での協業を計画しています。また、台湾最大手の電気通信事業者である、中華電信股份有限公司との営業提携の検討段階にも入っているそうです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2014年6月 2億円 WiL, LLC.
2015年7月及び12月 3億2,000万円 日本政策金融公庫、アイスタイルキャピタル、WiL, LLC.、フェムトグロースキャピタル、セールスフォース・ドットコム
2016年2月 総額3億円 株式会社アイスタイル、伊藤忠商事株式会社、電通デジタル投資事業有限責任組合
公表日 | 2月29日 |
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調達金額 | 総額3億円 |
資本金 | 4億3,983万円 |
設立 | 2013年7月1日 |
代表者 | 代表取締役 中村仁 |
本社 | 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル8階 |
事業内容 | 飲食店向け 予約/顧客台帳サービスの開発・販売 |
ポート株式会社
ポート株式会社は国内初の「ソーシャルリクルーティング」に特化した採用支援サービスを持つベンチャー企業です。2011年4月に設立してから、新卒採用、海外人材の採用サービスの展開をメインで行ってきました。その後にキャリア構築、メディカル、金融、旅行分野に特化したメディア運営も成功されています。さらに同社では遠隔診察サービス「PORTメディカル」の開発を行っています。このサービスは専門医の検診を受けられる患者がビデオ通話やメッセージを使い、インターネット上で医師と繋がれる、国内初の遠隔診療サービスです。
代表取締役CEOの春日博文氏は学習院大学に在学中、ビジネスコンテスト「TRIGGER」や新卒採用支援の運営を行っていました。大学卒業と共にソーシャルリクルーティング株式会社(現:ポート株式会社)を創業し、代表取締役CEOに就任されています。
今回の資金調達額は総額9億円で、Eight Roads Ventures Japanをリードキャピタルに、三菱UFJキャピタル、そして既存株主のグローバル・ブレインの3社を引受先とする第三者割当増資によるものです。
資金使途としては、ポートのメディアコンテンツ拡充、テクノロジーの強化、新規事業の拡大に使われるとのことです。
資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)
2011年5月 非公表 株式会社サムライインキュベート
2014年6月 非公表 グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合
2016年2月 総額9億円 Eight Roads Ventures Japan、三菱UFJキャピタル、グローバル・ブレイン
公表日 | 2月29日 |
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調達金額 | 総額9億円 |
資本金 | 7億3,403万円(資本準備金を含む) |
設立 | 2011年4月18日 |
代表者 | 代表取締役CEO 春日博文 |
本社 | 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー12階 |
事業内容 | 国内初の「ソーシャルリクルーティング」に特化した採用支援サービスの提供 企業のFacebookを活用したソーシャル就活プラットフォーム「JOBRING(ジョブリング)」の開発、運営 インターネットを通じて医師の診療行為を受けられる遠隔診 |
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