漫画をクラウドソーシングで製作するフーモアが二億円調達に成功！

クラウドソーシングを利用するフーモア

クラウドソーシングのシステムを利用して、ゲーム向けのイラストや3DCGなどを制作してきたフーモアは2011年11月に立ち上げを行いました。クラウドソーシングとは、不特定多数の人に業務を委託する新しい雇用形態を指します。クラウドソーシングを活用することで、プロの漫画家やイラストレーターのみならず、いずれはプロになりたい人も活躍できることから、雇用創出という面でも社会貢献できています。
そんなフーモアは、クラウドソーシングを利用し、制作工程を分業する独自の方法を採用しています。国内、海外合わせて約3,000人のクリエイターをネットワーク化し、分業型にすることにより短期間で高品質な作品を実現しています。
近年スマホ向けのマンガアプリが登場していますが、そこに配信する、スマホ向けゲームなどのキャラクターをマンガ化するコミカライズを、これまで1年弱で150本以上制作することが可能になっているようです。クラウドソーシングにより制作工程を分業化していることで、効率良く、尚且つ質が良い作品制作を可能にしています。

フーモア独自の事業

フーモアの事業は大きく分けてイラスト制作、マンガ制作、３DCG制作となっています。イラスト制作は、クライアントから発注される希望通りのイラストを提供しています。万が一クライアントに対して、満足のいくイラストが提供されない場合は、ラフ代が無料になるなど、発注者側のコスト面でのリスクがないサービスとなっています。
続いてマンガ制作は、商品説明文をマンガにすることで他社との差別化を図りたい、ホームページでの滞在時間を増やしたいなど、クライアントのお悩みを解決するサポートをしてくれます。マンガ制作は、プロの漫画家が在籍していることと、選りすぐりの選考をくぐり抜けてきた漫画家がいるため、クオリティが高いマンガを提供できるようになっています。
最後に３DCG制作です。PCはもちろんスマホ向けに特化した２Dイラストや、２Dイラストを動かせる２Dアニメーションも制作可能で、様々なゲームエンジンに対応していることが特徴となっています。

今回が二度目の資金調達

各々の力だけでなくチームワークで勝負をしているフーモアは、2015年3月までに株式会社マイネット、株式会社Donuts、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ、株式会社アカツキなどから総額約1億円の資金調達をしており、創業して2年目以降、前年比500%、230%、140%というハイペースで急成長を遂げてきました。
今回新たに2015年 12月16日、アドウェイズ、デジタルガレージ傘下で講談社との合併会社であるDK Gate、DGインキュベーションを引受先とした合計約2億円の資金調達を実施したことを明らかにしました。
フーモアは今後、この資金を元にオリジナル作品や、マンガを使った広告素材の制作を行っていく予定です。果たしてマンガが紙媒体からデジタル媒体に移り変わっていくのでしょうか。今後が楽しみです。

株式会社フーモア | イラスト制作、漫画(マンガ)制作を通じ日本文化を世界に届けます。
https://whomor.com/