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2015年9月に1億円以上の資金調達を公表した国内ベンチャー企業7社

9月に1億円以上の資金調達をした企業7社をまとめました。なお資金調達状況についての記載は、公表されている情報を元にまとめましたので、全ての情報が含まれているとは限りません。ご了承ください。

 

ファストメディア株式会社

01ファストメディア株式会社のコピー

http://fastmedia.jp/company/

ファストメディア株式会社は専用のCMS上でテキストの入力、ドラッグアンドドロップで画像のアップロードといった簡単な操作だけで、ネイティブコードで書かれたスマートフォンアプリを作成し、この一連の流れに沿いApp Storeへの申請までを行える「iOS向け」のネイティブアプリ作成サービス『Yappli (ヤプリ)』の開発、提供をしています。
2015年9月に行われたアジア最大級のスタートアップ・テクノロジーメディア『Tech in Asia』のイベントでは、予選を突破したアジアから集結したスタートアップ9社の中から「Amazon Web Services賞」を受賞されたことから、注目されています。これまで「リエンダ」や「ニコアンド」さらに、「GLOBIS知見録」アプリのリニューアルなど、約5,000社のブランドなどのアプリを制作していることが特長です。
代表取締役社長の庵原保文氏は大学卒業後、雑誌編集長を経て、ヤフー株式会社にてプロデューサーとして従事されます。その後、シティバンクのマーケティングマネージャーを経験した後に、2013年4月にファストメディア株式会社を3名で創業され、代表取締役に就任されました。
今回の資金調達額は総額3億3,000万円で株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ、Salesforce Ventures、ヤフー株式会社の投資子会社であるYJキャピタル株式会社、個人投資家の川田尚吾氏を引受先とする、第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、スマートフォン時代の重要な成長戦略であるアプリ開発において、消費者とブランドのエンゲージメントをより高めるための開発体制を強化するとのことです。具体的な施策として、『アップルウォッチ』とのさらなる連携や簡易に行える課金機能を利用したマネタイズの強化などをあげています。
また、経営体制の強化を目的に、YJキャピタル株式会社の堀新一郎氏、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズの今野穣氏が社外取締役に就任されました。『Yappli』はサービス開始の2年で登録アカウント数が5,000社を超えるサービスで、今後の展開に期待されます。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2013年4月 総額約3,000万円 YJキャピタル株式会社
2015年9月 総額約3億3,000万円 株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ、Salesforce Ventures、YJキャピタル株式会社、川田尚吾氏

公表日9月1日
調達金額総額約3億3,000万円
資本金3億7,190万円
設立2013年2月14日
代表者代表取締役社長 庵原保文
本社東京都港区赤坂2-14-5 DAIWA赤坂ビル4階
事業内容スマートデバイスに特化したインターネット事業
「iOS向け」のネイティブアプリ作成サービス『Yappli (ヤプリ)』の開発、提供

 

株式会社ミニマル・テクノロジーズ

02最小テクノロジーズ株式会社のコピー

http://www.minimaltech.co/

株式会社ミニマル・テクノロジーズは1行のスクリプトでウェブサイトやブログを多言語化するツール『WOVN.io (ウォーブン・ドット・アイオー)』というウェブサイトのローカライズサービスを開発、提供しているベンチャー企業です。TechCrunch Tokyo 2014のスタートアップバトルで、ファイナリスト進出している注目株です。
『WOVN.io』は、Googleは当たり前のこと、BaiduやNaverといった世界各国の検索エンジンにも対応しており、大きな集客が見込めるサービスです。
また、企業が既に保有しているHTML情報を有効活用するため、海外ユーザーへ効果的にアプローチしたい企業を支援できることや、コストを最小化できる強みを持ち合わせています。
代表取締役の林鷹治氏は札幌大学卒業後コントロールプラス株式会社に入社されます。退社後、株式会社gumiのエンジニア、 株式会社ブラケットのGrowth Engineerを経て、2014年3月に株式会社ミニマル・テクノロジーズ 設立し、代表取締役に就任されます。
今回の資金調達額は約1億3,000万円で株式会社オプトベンチャーズ、ニッセイ・キャピタル株式会社に対する第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、主にセールス、開発を加速するために使用するとのことです。今までの背景には、大規模サイトでの利用ニーズが大きかったことから、中国から日本への流入というインバウンド需要に対応するために、BaiduやNaverのクローラー対応によるSEO対策などの機能拡張を続けていました。
今後は、Webサイトをローカライズするだけにとどまらず、海外ユーザーを獲得するためのプラットフォーム開発を行っていく予定があるそうです。2015年7月には、株式会社リクルートコ ミュニケーションズとの業務提携や、新たに完全SEOに対応した、多言語化ライブラリ『WOVN++(ウォーブン・ プラスプラス)』のリリースなど多くの話題性があります。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2014年5月 約3,000万円 インキュベイトファンド
2015年9月 約1億3,000万円 株式会社オプトベンチャーズ、ニッセイ・キャピタル株式会社

公表日9月2日
調達金額約1億3,000万円
資本金550万円
設立2014年3月5日
代表者代表取締役社長 林鷹治
本社渋谷区恵比寿2-37-7 菅根ビル2階
事業内容1行のスクリプトでウェブサイトやブログを多言語化するツール『WOVN.io (ウォーブン・ドット・アイオー)』を開発、提供

 

株式会社グッドラックスリー

03Good Luck 3のコピー

http://www.gl-inc.jp/

株式会社グッドラックスリーは3Dゲーム開発エンジン『Unity』を活用したゲーム開発を中心とする、スマートフォンゲーム、次世代ゲーム、アプリの企画、開発、運営を行うベンチャー企業です。グッドラックスリーが独自開発した『G-engine』を活用していることで、アプリ事業に大切なゲームの面白さや、開発の効率性を上げるゲーム開発環境を整えているとのことです。
さらに、スマートフォン上でゲームと他のメディア(動画、音楽、コミック等)の相乗効果により、集客力の拡大、コンテンツの魅力向上、コミュニティの活性化に取り組んでいます。
代表取締役CEOの井上和久氏は東京大学工学部卒業後、COO周氏、CTO大﨑氏と共に2013年5月に、株式会社グッドラックスリーを設立されています。
今回の資金調達額は総額1億円で、九州の産業振興をリードする金融機関、キャラクタービジネス展開で提携関係にある企業、及び、個人投資家等を引受先とする第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、クロスメディア展開を仕掛ける一方、世界中の人々をワクワクさせる新作ゲームを開発し、一層のサービス価値向上を図るとのことです。九州で注目されるだけでなく、世界No.1のスマートフォンキャラクター会社になり得る企業で、期待が募ります。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2013年12月 3,000万円 株式会社ドーガン・インベストメンツ
2015年9月 総額1億円 佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第三号、おおいた中小企業成長ファンド投資事業有限責任組合、ひびき北九州企業育成二号投資事業有限責任組合、ギャザリング株式会社

公表日9月2日
調達金額総額1億円
資本金2億1,857万円
設立2013年5月1日
代表者代表取締役CEO 井上和久
本社福岡市中央区天神3-14-31 天神リンデンビル2階
事業内容メスマートフォンゲーム、次世代ゲーム、アプリ(Oculus Rift等)の企画 / 開発 / 運営、音楽事業部

 

株式会社Moff

Moff(モフ)

http://jp.moff.mobi/

株式会社Moffは、おもちゃをスマートフォンのアプリに接続し、その動きと音声とをつなげるデバイス『Moff Band (モフバンド)』開発、販売をしています。
『Moff Band』は内蔵する加速度センサーとジャイロセンサーによって、人の動きを感知できるウェアラブルデバイスで、Bluetoothで各種デバイスと連携することもできます。このプロダクトは、2014年秋にはAmazonの電子玩具ランキングで国内最高1位、米国最高2位を記録しています。
代表取締役の髙萩昭範氏は京都大学卒業後、経営コンサルティング会社のA. T. カーニー株式会社を経て、メルセデス・ベンツ日本株式会社及び、キャドバリー・ジャパン株式会社にて自動車・食品の商品企画・マーケティング担当を経験されます。その後、2013年10月に大阪市主催の「ものアプリハッカソン」をきっかけに株式会社MoffのCo-founderとなり、現在に至ります。
今回の資金調達額は総額1億6,000万円でバンダイナムコエンターテインメント、TomyK、ORSO、個人投資家を引受先とした第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、低年齢層向けのおもちゃにとどまらないプロダクトの展開を進めるとのことです。フィットネスやヘルスケアで、ゲーミフィケーション化するプラットフォーム『アクティブ・ゲーミフィケーション・プラットフォーム』の構築と、パートナーとの事業開発も強化する予定があるそうです。アメリカでは、大手玩具チェーン店と組んでの商品展開も予定しているとのことで注目が集まります。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年9月 総額1億6,000万円 株式会社バンダイナムコエンターテインメント、TomyK Ltd. 、株式会社ORSO、個人投資家

公表日9月7日
調達金額総額1億6,000万円
資本金1億8,875万円
設立2013年10月1日
代表者代表取締役 髙萩昭範
本社東京都千代田区神田神保町
事業内容おもちゃをスマートフォンのアプリに接続し、その動きと音声とをつなげるデバイス『Moff Band (モフバンド)』開発、販売

 

株式会社フォトシンス

05株式会社フォトシンス Photosynth Inc.    スマートロックロボット「Akerun」のコピー

http://photosynth.co.jp/

株式会社フォトシンスは、ドアのサムターン部分に貼り付けるだけで、スマートフォンを認識し、鍵の開閉ができるスマートデバイス『Akerun (アケルン)』の開発、販売を行うベンチャー企業です。この製品の特徴でもある、世界初の後付けの発想力で、2014年にはJapan Night決勝に出場しUS-JAPAN Pitch Battleの特別賞受賞、その他に第3回CNET Japan Startup AwardでCNET Japan賞の受賞など数々の好成績を残されています。『Akerun』にはオートロックセンサーが付いていて、 扉が閉まると自動的に鍵が閉まるというロジックを持っているため、カギの開閉体験が圧倒的に便利になることから、プロダクト性能の高さを感じることができます。
代表取締役CEOの河瀬航大氏は株式会社ガイアックスに入社し、ネット選挙が一昨年の夏に解禁された時には、リーダーとして事業の立ち上げをされています。そこでネット選挙の専門員という位置付けで、仕事を経験されます。退社後、株式会社フォトシンスを設立し、代表取締役CEOに就任されます。
今回の資金調達額は総額4億5,000万円で、株式会社ジャフコ、YJキャピタル株式会社、ガイアックス、株式会社ベータカタリストの4社に対する第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、プロダクトの改善や人材強化、さらなる製品開発のタイミングで使用するとのことです。IoT業界で革新的な動きをする同社に期待されます。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年9月 総額4億5,000万円 株式会社ジャフコ、YJキャピタル株式会社、GaiaX Global Marketing & Ventures Pte. Ltd.、株式会社ベータカタリスト

公表日9月9日
調達金額総額4億5,000万円
資本金2億4,591万円
設立2014年9月1日
代表者代表取締役CEO 河瀬航大
本社東京都品川区大崎5-1-11 住友生命五反田ビル3階
事業内容⑴IoT関連機器の研究開発
⑵スマートロック「Akerun」と「Akerunオンライン鍵管理システム」の開発・提供

 

株式会社アクセルスペース

06株式会社アクセルスペースのコピー

https://www.axelspace.com/

株式会社アクセルスペースは超小型衛星の開発、打上げ・運用まで全てを展開する東京大学発の宇宙ビジネスベンチャーで、超小型衛星の開発者が必要とするコンポーネントを提供するなど、サービスクオリティの高い企業です。
2012年9月には株式会社ウェザーニューズと共同開発した、世界初の商用超小型衛星『WNISAT-1』をロシアの小型ロケットで打ち上げるなど、注目が集まっています。
さらに2013年には、超小型衛星技術を活用した低コスト地球観測衛星の実用化開発も行っています。
代表取締役社長の中村友哉氏は東京大学 航空宇宙工学専攻 博士課程を修了後、NPO法人大学宇宙工学コンソーシアムの初代学生理事を経験、学生団体UNISONの基礎を作るなど多くの功績を残されています。2008年8月に株式会社アクセルスペースを創業し、代表取締役社長に就任されます。
今回の資金調達額は約18億円でグローバル・ブレイン、スカパーJSAT、環境エネルギー投資、三井物産、SMBCベンチャーキャピタル、国立研究開発法人科学技術振興機構、SBIインベストメント、西武しんきんキャピタルを引受先とした第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、2017年中を目処に、地球観測用の超小型衛星3機を打ち上げ、地球観測画像データ事業に参入するとのことです。この超小型衛星(GRUS衛星)を打ち上げることで、地球全体の画像が毎日更新されるようになり、その画像やそこから得られるデータを水産業、林業、農業、GIS、災害監視、地図作成等の目的に多岐に活用できるようになり、将来的な変化の予測のような、これまで難しかった用途にも活用が期待されます。
この背景により、全産業に大きな影響を与えるため、大手ベンチャーキャピタルが多額の出資をしたことや、同時にスカパーJSAT、三井物産との協業も発表し、今後の展開が益々注目されます。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年9月 約18億円 グローバル・ブレイン株式会社、スカパーJSAT株式会社、株式会社環境エネルギー投資、三井物産株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、国立研究開発法人科学技術振興機構、SBIインベストメント株式会社、西武しんきんキャピタル株式会社

公表日9月16日
調達金額約18億円
資本金10億581万円
設立2008年8月8日
代表者代表取締役社長 中村友哉
本社東京都千代田区神田小川町2-3-13 M&Cビル7階
事業内容超小型衛星等を活用したソリューションの提案
超小型衛星及び関連コンポーネントの設計及び製造
超小型衛星の打ち上げアレンジメント及び運用支援・受託

 

株式会社ZUU

07株式会社ZUU|金融×ITでエグゼクティブ層の資産管理と資産アドバイザーのビジネスを支援のコピー

http://zuu.co.jp/

株式会社ZUUは金融とIT(情報技術)が融合したサービスを提供する、FinTech関連のベンチャーとして注目されている企業です。大きく分けて3つのサービスがあります。
サービス1:「金融アドバイザー向け営業情報支援プラットフォーム」
これは、顧客に提供する汎用的な情報提供資料や提案資料が充実したポータルで、新規開拓の技法や金融アドバイザーの事例を提供しています。さらに、最新の業界動向や税制の枠組みを伴った計画などのラーニングシステムも持ち合わせています。
サービス2:「顧客サイド向け金融メディアZUU online」の運営
これは、大衆富裕層と呼ばれる3,000万円以上の資産を持つ層の、初~中級者向けを対象とした、新時代を生きるための金融メディアZUU-ONLINEを運営しています。
サービス3:「金融アドバイザー同士の関連商品の購入を顧客に促すプラットフォーム」
これは、金融アドバイザー同士が相互評価することが可能で、例えば相続案件など、複数のスキルが必要な案件のためのチームビルディングもできるサイトになっています。さらに紹介時の紹介料の保証など、細かいサービス内容が好評です。
代表取締役CEOの冨田和成氏は一橋大学に通いながら、ソーシャルマーケティング事業のIN2を創業されます。卒業後は野村證券株式会社に入社され、シンガポール駐在し、東南アジアを担当されます。その後、株式会社ZUUを創業し、代表取締役CEOに就任されます。
今回の資金調達額は総額約4億5,000万円でFenoxベンチャーキャピタル、複数のエンジェル投資家を引受先とした第三者増資割当によるものです。
資金使途としては、更なる財務・経営基盤の強化を図ると共に、資産運用に関する金融経済メディアの「ZUU online」の飛躍、資産運用ツール「ZUU Signals」を含めた複数の新規プロダクト開発、Fenoxからの資金調達を機に「ZUU Signals」を筆頭に、来年度に向けての海外展開やIPOを加速するために、人員増強や海外展開の強化に充てるとのことです。
「ZUU online」は、今年で月間ユニークユーザー数が約17倍となり、250万UU、1000万PVを誇る国内最大級の資産運用に関する総合メディアとなったことから、今後期待される企業の1社です。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年9月 総額約4億5,000万円 Fenox Venture Capital、複数のエンジェル投資家

公表日9月24日
調達金額総額約4億5,000万円
資本金2億9,273万円
設立2013年4月2日
代表者代表取締役社長兼CEO 冨田和成
本社東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワー9階
事業内容フィナンシャルメディアプラットフォーム事業
オウンドメディア、コンテンツマーケティング事業
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proroom

proroom

建築系の大学を卒業後、住宅メーカーで注文住宅の営業として従事。その後、暮らし、不動産、ファイナンス、建築関係、ITスタートアップ関連のライターとして活動。資金調達プロには運営中期からライターとして携わり、資金調達ニュースのインタビューアーや1億円調達済み企業のまとめ記事を主に担当している。また、デッドファイナンス、エクイティファイナンス両方を経験していることで当事者目線で執筆活動を行えることが強み。

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