動画広告事業で台頭!オープンエイトが約8億円を調達、動画広告の実力はいかに
オープンエイトは月次売上規模が大きく躍進しているそうで、当然成長過程にある企業を投資家たちが放っておくはずもなく、創業した2015年4月から約半年で今回の大型調達ができる事業まで一気にのし上がってきました。代表取締役の高松雄康氏は、今回はTBSとの資本業務提携があり、本格的なコマーシャルとオンライン動画広告の連携も大変興味をそそるところではあるのですが、こちらについてはまだ模索中のことも多く、詳細が決まってから改めてお伝えしたいと思います、とTHE BRIDGEのインタビューで語っています。
今回の提携強化で興味をそそるのは、やはりネイティブビデオアドの枠組みでしょう。
最新の広告動画技術ネイティブアドの実力とは
ネイティブビデオアドとは、普通の広告とは違い、閲覧者が見ているメインコンテンツ内に自然に掲示できる広告のことをいいます。従来の動画広告ですと、見ているユーザーが欲しがっている情報とマッチできないことが多かったのです。マッチができなければ、どの掲載面にその広告を出すか出さないかという大変重要な決定を、人力でやる必要が出てきてしまいます。未設定でただ広告を流すだけにしてしまえば、全く関係ないページに表示してしまうことなど、効率の悪さにつながっていました。しかしこのネイティブアド・コンテンツはその心配がありません。その理由がオープンエイトの運営するVIDEO TAPです。動画はあくまで表現の一部であり、コンテンツ自体はテキストで配信されます。これを活用して最適な掲載面を探し出し、広告とのマッチングの実現が可能になりました。さらにこのキーワードマッチングのエンジンには、同社が展開している情報を集めてニュースのように配信するアプリ『Wanpick』のノウハウが使われています。ネイティブアド枠は記事の本数によって在庫枠が決まってしまうという短所があります。その代わり、メディアにマッチした広告表現が可能であり、内容が良ければ、ユーザーにとっても有益な情報源として働くことが可能です。広告の単価もその分高く設定できるので、オープンエイト側にとっても利点があります。
ネイティブアド広告の利便性
ネイティブビデオアド枠に対して、どのようにして広告主の情報を挿入するのでしょうか。その方法は広告主側にとっても非常に有益な内容となっております。
まず、広告主は自社で運営するメディアのコンテンツまたは、オープンエイト側や代理店に依頼し独自に作成したものを用意します。用意したコンテンツをオープンエイトが用意するプラットフォームであるVIDEO TAP内に入稿して広告コンテンツを配信します。
広告媒体側がやることは広告素材の掲載審査と、記事と記事の間に挿入する広告枠をオープンエイト側に預け、広告料金について話合うことです。オープンエイト側にメディア管理、更新できるシステムの一部を解放するという形になります。このように最新の広告技術であるVIDEO TAPは、広告主にとって、効率的に広告を出すことができ、尚且つ、やらなければいけない作業が少ないのも利点です。今後、テレビとの連携でどう事業が拡大していくか楽しみですね。
株式会社オープンエイト(OPEN8)はスマートフォンのメディア&マーケティング事業を推進しています。
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