2015年6月に1億円以上の資金調達を公表した国内ベンチャー企業15社

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6月に1億円以上の資金調達をした企業15社をまとめました。なお資金調達状況についての記載は、公表されている情報を元にまとめましたので、全ての情報が含まれているとは限りません。ご了承ください。

 

株式会社WACUL(ワカル)

株式会社WACUL(ワカル)

http://wacul.co.jp/

株式会社WACULは、成果をコミットするウェブコンサルティングサービスを提供しています。目標を達成できない場合は返金する、または追加料金なしに何回でも改善を繰り返すといったことにこだわっていて、実績もブックオフオンライン、デジタルハリウッドなど豊富にあります。またウェブコンサルティングの経験をもとに、課題発見から改善提案まで自動でできるツール「AIアナリスト」を開発しました。Google Analyticsと連携して自動でデータを分析することができるサービスです。
代表の大津氏は、京都大学を卒業後ビービットに入社、ウェブコンサルタントを経験し、2010年9月に株式会社WACULを設立、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は3億円で、ジャフコが運営するファンドに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、幹部候補人材の採用、「AIアナリスト」の事業拡大に充当するとのことです。
Google Analyticsは非常に便利なツールですが、上級者でないと使いこなすことは難しいです。上級者でないユーザーにとっては、月額3万円の「AIアナリスト」で、高度な分析を行い、課題を発見して、解決策まで提示してくれるサービスは非常にありがたいのではないでしょうか。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年6月 3億円 ジャフコ

公表日 6月8日
調達金額 3億円
資本金 1億6,800万円
設立 2010年9月27日
代表者 代表取締役社長 大津裕史
本社 東京都文京区本郷3-40-10 三翔ビル本郷2F
事業内容 Web改善コンサルティング事業、「AIアナリスト」事業、予約管理アプリ「Clulu」事業

 

ギークス株式会社

ギークス株式会社

http://geechs.com/

ギークス株式会社は、フリーランスの技術者と企業をマッチングさせるクラウドエンジニアリング事業を行っています。フリーランスの技術者の登録数は8,000人、取引企業は1,000社以上でサービス開始後から約7年半で27,000人月のマッチングを行ってきました。またスマートフォン関係の事業にも注力していて、音楽ゲームアプリ「SHOW BY ROCK!!」やゴルフ用品に特化したフリーマーケットアプリ「golfpod」を提供しています。
代表の曽根原氏は、新卒でパレスホテルに入社、長谷工販売(現長谷工アーベスト)の営業を経て、ウェブドゥジャパン(現クルーズ)を共同創業しました。その後2007年8月にクルーズの100%子会社として株式会社ベインキャリージャパン(現ギークス株式会社)を設立し代表取締役に就任しました。そして2009年4月にMBO(マネジメントバイアウト、経営陣による買収)を実施し、クルーズより独立しました。
今回の資金調達額は3億2,000万円で、WMパートナーが運営するファンドおよびグッドスマイルカンパニーに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、「SHOW BY ROCK!!」のプロモーションや新規ゲームアプリの開発、スマホアプリ事業の推進に充当するとのことです。
App Annieのデータによると「SHOW BY ROCK!!」はApp Store、Google playともにゲーム(ミュージック)のカテゴリの売上ランキングはリリース以降トップ10に入っており、2015年5月以降は全体でもトップ100前後に位置しています。アプリ関連事業の売上が創業から行ってきたクラウドエンジニアリング事業の売上を超え、全体の約60%を占めるようになったとのことです。クラウドエンジニアリング事業では、A-starやレバレジーズといった競合が強いこと、今回の資金調達の使途がスマートフォン関連事業に充当することから、今後の方向性は大きく変わっていくかもしれません。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2009年6月 非公表
2012年3月 非公表
2015年6月 3億2,000万円 グッドスマイルカンパニー、WMパートナーズ

公表日 6月8日
調達金額 3億2,000万円
資本金 1億4,520万円
設立 2007年8月23日
代表者 代表取締役社長 兼CEO 曽根原稔人
本社 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号ヒューマックス渋谷ビル3階
事業内容 クラウドエンジニアリング事業、スマホゲーム事業、スマホアプリ事業、映像・動画制作事業

 

seven dreamers laboratories株式会社

seven dreamers laboratories株式会社

https://sevendreamers.com/

seven dreamers laboratories株式会社は、一般消費者向けに対して2つの事業を展開しています。1つは、鼻からチューブを挿入して、いびきの原因である気道の閉塞を予防し呼吸を確保する一般医療機器「ナステント」の開発および販売です。使い捨てのチューブで、7回分4,200円で販売しています。もう1つは、完全オーダーメイドのカーボンゴルフシャフトを販売しています。料金はスタンダードモデルで1本12万円、プレミアムモデルは宇宙開発で使用される特殊な炭素繊維のみを使用したもので1本1,200万円という超高額な製品です。
代表の阪根氏は、米国デラウェア大学で化学・生物化学の博士課程修了後、父親が創業した株式会社I.S.Tに入社し3年後にCEOに就任しました。その後、炭素繊維を中心とした先端複合材料を用いた成形加工メーカーのスーパーレジン工業を買収、スーパーレジン工業の技術を活かして一般消費者向けの製品を開発、販売するseven dreamers laboratories株式会社を2007年8月に設立し、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は15億2,000万円で、東京大学エッジキャピタルが運営するファンドおよびKISCO、全日空商事、四条、新生銀行、その他数社に対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、各事業の販売および開発の強化に充当するとのことです。
「ナステント」は睡眠時無呼吸症候群の治療に役立ちます。国内には300万人以上の患者がいると推定されており、今後の成長が期待されます。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年6月 15億2,000万円 東京大学エッジキャピタル、KISCO、全日空商事、四条、新生銀行、他数社

公表日 6月8日
調達金額 15億2,000万円
資本金 12億3,000万円
設立 2014年7月18日(創業:2011年2月10日)
代表者 代表取締役社長 阪根信一
本社 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル17F
事業内容 鼻腔挿入デバイス「ナステント」の開発・製造・販売、完全オーダーメイドのゴルフシャフトの開発・製造・販売

 

ウォンテッドリー株式会社

ウォンテッドリー株式会社

http://site.wantedly.com/

ウォンテッドリー株式会社は、SNSを活用した採用支援サービス「WANTEDLY(ウォンテッドリー)」を運営しています。2015年6月の時点で登録会員数が約60万人、サービス利用中の企業が9,000社超あるとのことです。
代表の仲氏は、京都大学経済各部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社、Facebook Japanを経て、2010年9月にフューエル株式会社(現ウォンテッドリー株式会社)を設立、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は1億円で、日本経済新聞および個人投資家に対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、人材採用および研究開発に充当するとのことです。
「WANTEDLY」は人材採用のビジネスですが、募集要項が1件、応募者数が10人まで出れば無料で掲載でき、採用した際の成功報酬もありません。ただし登録ユーザーへのスカウトメールの送信や広告の掲載はできないため、希望する企業は有料プランでオプションの利用をすることになります。ただ月額3万円からなので、通常の人材紹介や広告掲載と比較すると安価に採用ができるかもしれません。人材採用の際には一度利用してみたいサービスです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2012年2月 3,000万円、アーキタイプ、個人投資家
2014年7月 非公表
2015年6月 約1億円 日本経済新聞社

公表日 6月8日
調達金額 約1億円
資本金 1億2,182万円
設立 2010年9月
代表者 代表取締役CEO 仲暁子
本社 東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F
事業内容 インターネットを使ったコンテンツやサービスの企画・開発

 

株式会社プライムアゲイン

株式会社プライムアゲイン

http://primeagain.com/

株式会社プライムアゲインは、運営動画アプリ「winker」の開発・運営と写真アプリ「DecoAlbum」の開発・運営を行っています。「winker」は「Snapchat」同様のコミュニケーションアプリで、1度見た動画や写真、1度読んだメッセージは自動的に削除されるというものです。「DecoAlbum」はApp StoreおよびGoogle playで合計600万以上ダウンロードされている写真加工アプリです。
代表の阿部氏は、早稲田大学在学中の2010年12月に株式会社プライムアゲインを設立、代表取締役に就任しました。設立当初は東京都新宿区の早稲田周辺にある飲食店のクーポンサイト「早稲トクーポン(現早稲田クーポン)」を立ち上げ、その後NTTドコモのインキュベーションプログラムに採用されて軌道修正を行い現在に至ります。
今回の資金調達額は1億円で、East Ventures、gumi venturesがそれぞれ運営するファンドおよびアイモバイル、個人投資家に対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、「winker」の追加開発のためとのことです。
日本国内では自動的に削除されるコミュニケーションアプリは流行っておらず、ヤフーやmixiが提供していた同様のサービスは終了しています。一方米国では「Snapchat」が広く普及していて、Forbesの記事によると月間のアクティブユーザーは1億人弱とのことです。また2015年5月には5億3,800万ドルの追加資金調達を行っていて、累計で14億ドルの資金を調達しています。これらのサービスは日本では普及していませんが、米国で普及しているので日本でも今後爆発的に普及する可能性はあると思います。今後の動向に注目していきたいです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2013年4月 1,000万円、イーストベンチャーズ
2015年6月 約1億円 アイモバイル、イーストベンチャーズ、gumi、個人投資家他

公表日 6月8日
調達金額 1億円
資本金 非公表
設立 2010年12月
代表者 代表取締役CEO 阿部伸弘
本社 東京都港区六本木4-11-4 六本木ビル302
事業内容 インターネットを使ったコンテンツやサービスの企画・開発

 

ザワット株式会社

ザワット株式会社

http://zawatt.com/

ザワット株式会社は以下の4つのサービスを運営しています。1)日常で生じるちょっとしたニーズをすぐに解決してくれる人を自動的に見つけてくれるソーシャル掲示板サービス「WishScope(ウィッシュスコープ)」の開発・運営、2)高級ブランド品が最適価格で売買できるスマートフォンに特化したライブオークション「スマオク」の開発・運営、3)初対面のカラオケ仲間が見つかるソーシャルアプリ「ohaco(オハコ)」の開発・運営(鉄人化計画との共同事業)、4)大人の女性向けのオンライントレンドマガジン「bijoux(ビジュー)」の運営、の4つです。
代表の原田氏は、中央大学を卒業後サイバードに入社、ウォルト・ディズニー・ジャパンを経て、2011年5月にザワット株式会社を設立、代表取締役に就任しました。企業のきっかけとしては、もともと30歳までに独立することを考えていて29歳のときに東日本大震災があり、人と人をつなげていく仕事をしたいということで「WishScope」を立ち上げました。
今回の資金調達額は2億5,000万円で、SIS Asia Investments、IMJ Investment Partners、MSキャピタルが運営するファンドに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、国内における中古品売買事業の拡大および、日本のリユース商品を世界へ販売するCtoC越境コマースプラットフォームの構築に充当するとのことです。
CtoCのビジネスモデルは、供給側と需要側の両方が集まって増えていかないとうまくいかないので、立ち上げが非常に難しいモデルです。ザワットは4つの事業のうち3つがCtoCということで、今後どのように成長していくのか注目していきたいです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2011年9月 1,500万円、サイバーエージェント・ベンチャーズ、Net Capital Partners、個人投資家
2012年7月 4,000万円、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル
2013年12月 5,096万円、サイバーエージェント・ベンチャーズ、アドウェイズ
2015年6月 2億5,000万円 SIS Asia Investments(米国)、IMJ Investment Partners(シンガポール)、MSキャピタル

公表日 6月11日
調達金額 2億5,000万円
資本金 3億6,096万円(推定、資本準備金含む)
設立 2011年5月24日
代表者 代表取締役社長 原田大作
本社 東京都品川区東五反田1-4-1 ハニー五反田第2ビル 4F
事業内容 ソーシャルメディア・アプリケーションの開発・運営

 

ログリー株式会社

ログリー株式会社

http://corp.logly.co.jp/

ログリー株式会社は、インターネット広告サービス「logly lift(ログリーリフト)」の開発・販売を行っています。「logly lift」は広告主のウェブサイトを解析して、関連性の高いメディアにネイティブ広告(媒体のデザインに溶け込む形で作られた広告枠のこと)として自動的に表示することができるサービスです。
代表の吉永氏は獨協大学を卒業後、ソフトウェア会社でエンジニアとして勤務するも、情報工学を基礎から学び直したいということで退職して早稲田大学大学院に入学しました。研究を続けながら在学中の2006年5月にログリー株式会社を設立し、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は3億6,000万円で、VOYAGE GROUP他に対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、経営基盤の強化、広告テクノロジーの開発力強化、販売・マーケティングの拡大に充当するとのことです。
VOYAGE GROUPが3億6,000万円のうち3億円を引き受けていて、もとから株主だった子会社のVOYAGE VNETURESと合わせて議決権の所有割合は22.57%となり、同社の持分法適用関連会社となりました。VOYAGE GROUPはアドテクノロジー分野に注力しており、今回の出資に至ったようです。VOYAGE GROUPが2001年にサイバーエージェントの連結対象子会社になってから事業が拡大していったように、今度はログリーがVOYAGE GROUPの関連会社として事業が拡大していくかもしれません。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2007年1月 非公表
2011年8月 非公表、アイティメディア
2014年1月 1億2,000万円、シーエー・モバイル、VOYAGE VENTURES、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル
2015年2月 非公表
2015年6月 3億6,000万円 VOYAGE GROUP(3億円)、他

公表日 6月11日
調達金額 3億6,000万円
資本金 2億4,800万円
設立 2006年5月
代表者 代表取締役 吉永浩和
本社 東京都渋谷区道玄坂1-19-11 道玄坂セピアビル4F
事業内容 インターネット広告サービス「logly lift(ログリーリフト)」の開発・販売

 

株式会社クリュートメディカルシステムズ

株式会社クリュートメディカルシステムズ

http://www.crewt.co.jp/

株式会社クリュートメディカルシステムズは、緑内障検査機器の開発を行っています。同社の製品は頭部に装着するヘッドマウント型で、現在主流の据え置き型と比較すると検査時間は約半分の6分、価格も半分から4分の3の200~300万円を予定しているとのことです。
代表の江口氏は、慶應大学大学院工学研究科を修了後HOYAに入社、レーザー応用医療製品の企画、開発、営業などを経験したのち退社し、2013年4月に株式会社クリュートメディカルシステムズを設立、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は3億8,000円で、SMBCベンチャーキャピタル、REVICキャピタル、大和企業投資および東京大学エッジキャピタルがそれぞれ運営するファンドに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、主力商品であるヘッドマウント型視野計の開発および量産準備に充当するとのことです。
厚生労働省の「患者調査(平成23年)」によると緑内障の総患者数は72万3,000人で、3年前の平成20年と比較して約10万人も増えています。今後はさらに高齢化社会が進み、緑内障患者も増えていくと考えられるので、将来有望な医療ベンチャーとして期待したいです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2013年5月 非公表
2013年7月 非公表
2014年4月 非公表
2015年6月 約3億8,000万円 SMBCベンチャーキャピタル、REVICキャピタル、大和企業投資、東京大学エッジキャピタル

公表日 6月12日
調達金額 3億8,000円
資本金 3億7,374万5,000円
設立 2013年4月
代表者 代表取締役 江口哲也
本社 東京都新宿区津久戸町3-11 TH1ビル飯田橋3F
事業内容 医療機器の開発、製造販売

 

かっこ株式会社

かっこ株式会社

https://cacco.co.jp/

かっこ株式会社は、不正検知システム「O-PLUX(オー・プラックス)」の提供および、統計解析を使ったコンサルティングを事業としています。「O-PLUX」では独自のロジックと共有データベースの機能を使って事前に不正行為を検知できるシステムを開発し、Saas(サース、Software as a Service:必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア)事業としてサービスを提供しています。
代表の岩井氏は大学卒業後CD/DVDの商社に入社、オンライン決済関連会社を経て、2011年1月にかっこ株式会社を設立、代表取締役に就任しました。EC事業者が抱える不正に対する対策のコンサルティング事業からスタートし、同事業におけるノウハウを蓄積して不正を検知するシステム「O-PLUX」をリリースました。
今回の資金調達額は2億4,000万円で、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三井住友海上キャピタルがそれぞれ運営するファンドおよび取引先1社に対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、「O-PLUX」の販売強化および、それぞれの事業のプロダクト強化、組織強化に充当するとのことです。
経済産業省によると2014年における一般消費者向けの国内EC市場規模は12.8兆円で、前年比14.6%増と高い伸びを示しています。EC化率(全ての商取引金額に対する、電子商取引市場規模の割合)は4.37%で前年比0.52ポイント増となっています。これまでは市場の伸びに伴って不正な取引も増えてきていたと推測されますが、今後はO-PLUXの利用が普及して不正取引が減少していくことを望みます。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年6月 約2億4,000万円 SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三井住友海上キャピタル、他1社

公表日 6月15日
調達金額 2億4,000万円
資本金 非公表
設立 2011年1月28日
代表者 代表取締役 岩井裕之
本社 東京都港区元赤坂1-5-31 新井ビル4F
事業内容 SaaS事業・コンサルティング事業

 

株式会社ウェブレッジ

株式会社ウェブレッジ

http://webrage.jp/

株式会社ウェブレッジは、Webサービスに関する第三者品質検証・測定事業を行っています。具体的にはバグなどシステム上の不具合をなくす「システム検証」と、ユーザビリティを向上させる「サービス検証」の2つのサービスを提供しています。特に「サービス検証」ではクラウドソーシングを活用した評価・検証サービス「ポストコ」を提供していて、100社を超える企業に導入されているとのことです。
代表の佐藤氏は会津大学大学院を修了後、富士通に入社し品質保証の業務に携わり、その後インフォアベニューでは営業もサポートするSEを経験しました。大学時代から起業を考えていて、富士通では技術を、インフォアベニューでは営業を経験したので、次は事業の立ち上げを経験したいとぐるなびに入社しましたが、当時は上場後でシステムの品質を向上させたいということで品質保証の経験があった佐藤氏が品質管理の業務に携わりました。そこで品質管理は事業になると考え、2009年2月に株式会社ウェブレッジを設立、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は1億5,000万円で、大和企業投資、山田ビジネスコンサルティング、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルおよび日本ベンチャーキャピタルがそれぞれ運営するファンドに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、人材採用、教育体制の強化および新規サービスの企画開発を加速するために充当するとのことです。
「ポストコ」を導入した企業の実績としては、ユーザーによる評価が20%アップ、購入のコンバージョンレートが2.5%から3%にアップ、滞在時間が30%アップ、といった例が少なくないようです。Webサイトを運営している人は、「ポストコ」のような第三者品質検証サービスを定期的に導入してみるのが望ましいかもしれません。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2011年7月 非公表
2011年12月 非公表
2015年6月 約1億5,000万円 大和企業投資、山田ビジネスコンサルティング、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、日本ベンチャーキャピタル

公表日 6月16日
調達金額 約1億5,000万円
資本金 2億7,720万円(資本準備金含む)
設立 2009年2月
代表者 代表取締役 佐藤保
本社 福島県郡山市駅前2丁目11番1号ビッグアイ18階(福島本社、本店)、東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル(東京本社)
事業内容 Webサービスに関する第三者品質検証・測定事業、モバイル品質検証事業、クラウドソーシング型検証事業、その他検証事業

 

株式会社アロバ

株式会社アロバ

http://aroba.jp/

株式会社アロバは、監視カメラ録画システム「アロバビュー」を提供しています。コンビニから発電所まで1万社以上で導入されており、7年連続で国内シェア1位を達成しています。
代表取締役会長の池田氏は東京学芸大学教育学部を卒業後富士通に入社、パソコン関連の技術調査や企画業務を担当しました。1995年に社内ベンチャー制度を利用して株式会社トリワークス(現株式会社ルクレ)を設立、代表取締役に就任しました。ルクレの事業の一つとしてネットワークカメラ管理ソフトウェア事業の「アロバビュー」を提供していましたが、2015年5月に株式会社アロバを設立、池田氏が代表取締役に就任し「アロバビュー」事業を承継しました。また今回のフォトクリエイトからの出資に伴い、池田氏は代表取締役会長に、白砂晃氏(フォトクリエイト代表取締役会長)が代表取締役社長に就任しました。
今回の資金調達額は4億9,000万円で、フォトクリエイトに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、監視カメラシステムの導入性、運用性を飛躍的に向上させるクラウド化、およびネットワークカメラなどの映像ソースと画像認識・解析システムとの連携を容易に実現する映像プラットフォームの構築に充当するとのことです。
少し前のデータになりますが、矢野経済研究所の「2013年度版ネットワークカメラ/VCA画像解析システム市場」によると、2009年から2015年までにおけるネットワークカメラ(IPカメラ)の出荷台数の平均成長率は、世界で122.4%、日本で118.8%となっていて高い成長が予測されます。市場の成長に伴いアロバの成長も期待されます。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年6月 4億9000万円 フォトクリエイト

公表日 6月16日
調達金額 4億9,000万円
資本金 2億5,500万円
設立 2015年5月15日
代表者 代表取締役会長 池田武史、代表取締役社長 白砂晃
本社 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル8F
事業内容 ネットワークカメラ管理ソフトウェア事業

 

株式会社フローディア

株式会社フローディア

http://floadia.com/

株式会社フローディアは、メモリー製造に必要な工程・回路設計をIP(知的財産権)としてライセンスを提供するビジネスモデルを展開しています。
代表の奥山氏は、元はルネサステクノロジ(現ルネサスエレクトロニクス)のMCU デバイス開発部の主管技師でフラッシュメモリーの開発をしていましたが、2011年4月に同社をスピンオフして株式会社フローディアを設立、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は6億円(上限)で、三菱UFJキャピタルおよび大和企業投資が運営するファンドならびに産業革新機構に対する第三者増資割当によるものです。
メモリーは今後普及が見込まれる IoT(Internet of Things)製品の構成部品として不可欠です。フローディアの低コストで低消費電力のメモリーは、ビーコンや各種センサーといった IoT 端末の大量普及を可能にし、IoT ビジネスの収益性を高めることで、今後の IoT 市場の拡大に貢献することが期待されています。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2014年8月 非公表
2015年6月 6億円(上限) 産業革新機構、三菱UFJキャピタル、大和企業投資

公表日 6月17日
調達金額 6億円(上限)
資本金 1億7,150万円
設立 2011年4月25日
代表者 代表取締役社長 奥山幸祐
本社 東京都小平市小川東町 1-30-9
事業内容 組込み型不揮発性メモリーの設計開発

 

アルクテラス株式会社

アルクテラス株式会社

http://www.arcterus.com/

アルクテラス株式会社は、学習塾向けに学習個性式指導ツール「カイズ」を、生徒向けに勉強ノートまとめアプリ「Clear」を提供しています。「カイズ」はAdaptive Learning(適応学習)の理論に基づいたクラウド型の教育サービスです。学習塾の講師が利用することを想定していて、生徒が設問に答えると本人の学習スタイルを分析しそのスタイルに合わせた指導ツールと教材が提供されます。また「Clear」は自分で作成した学習ノートを公開したり他人の学習ノートを閲覧したりできる学習プラットフォームです。
代表の新井氏は慶應大学卒業後NTTに入社し法人営業を担当しました。その後慶應ビジネススクールにてMBAを取得し米国戦略系コンサルティングファームのPRTMに入社、星野リゾートを経て、2010年10月にアルクテラス株式会社を設立し、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は1億3,000万円で、電通デジタル・ホールディングスおよびボン・エンジェルズがそれぞれ運営するファンドならびに、スターティアに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、グローバル展開とサービスの機能強化を加速されるために充当するとのことです。
現在の日本の教育のように同一の内容を同時に多数の生徒に行う授業よりも、ひとりひとりに合った内容や進め方で行う方が、教育効果が高いと言われています。これまではこのようなスタイルの授業は非常に難しかったですが、今後は教育のIT化によってカスタマイズされた教育が可能になります。アルクテラスはそんな近未来を可能にしてくれるベンチャー企業ということで、今後も期待したいです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2011年6月 非公表
2014年10月 非公表
2015年6月 1億3,000万円 スターティア、電通デジタル・ホールディングス、ボン・エンジェルズ(韓国)、他

公表日 6月24日
調達金額 1億3,000万円
資本金 1億6,301万円
設立 2010年10月5日
代表者 代表取締役社長 新井豪一郎
本社 東京都世田谷区等々力6-26-6
事業内容 学習アプリ・クラウドサービスの開発、提供

 

グランドデザイン株式会社

グランドデザイン株式会社

http://www.gd-c.com/

グランドデザイン株式会社は、オムニチャネル・プラットフォーム事業としてショッピングモールスマホアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」を運営しています。「Gotcha!mall」は複数のお店やブランドが出店する全く新しいタイプのショッピングモールで、出店しているお店やブランドのガチャ(電子カプセルトイ)を回すと様々な特典が得られます。出店する企業側としては、特典を提供することでユーザーの来店を促進することができます。
代表の小川氏は慶應義塾大学法学部を卒業後、安田火災海上保険(現損保ジャパン)に入社し営業企画、マーケット開発、中央官庁担当を経験しました。その後2004年7月にグランドデザイン&カンパニー株式会社を設立、代表取締役に就任しました。デジタルマーケティング事業およびオムニチャネル・プラットフォーム事業を行ってきましたが、2014年10月にオークファンによるM&Aによって同社の100%子会社になりました。そして翌11月にオムニチャネル・プラットフォーム事業(「Gotcha!mall」)を分社化する形でグランドデザイン株式会社を設立し、小川氏が代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は2億3,000万円で、みずほキャピタルが運営するファンドならびにアイスタイル、アドウェイズ、トランスコスモス、ベクトルおよびリアルワールドに対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、「Gotcha!mall」のユーザー獲得、運営体制の強化、新機能追加に伴うシステム開発、海外展開などに充当するとのことです。
O2Oやオムニチャネルのサービスが数多くある中で、「Gotcha!mall」は非常に有望だと感じました。ソーシャルゲームではガチャは射幸心をあおるということで問題視されていますが、元々ゲーミフィケーションの要素が強いという点をうまく利用して来店を促進させるツールとしてガチャを活用しており、優れたビジネスモデルだと思いました。今後の成長が楽しみです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2015年6月 2億3,000万円 アイスタイル、アドウェイズ、トランスコスモス、ベクトル、リアルワールド、みずほキャピタル

公表日 6月24日
調達金額 2億3,000万円
資本金 1億4,908万円
設立 2014年11月
代表者 代表取締役社長 小川和也
本社 東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル6階
事業内容 オムニチャネル・プラットフォーム事業

 

株式会社メドレー

株式会社メドレー

http://www.medley.jp/

株式会社メドレーは、医療介護求人サイト「ジョブメドレー」および医師による医療情報提供サービス「メドレー」を運営しています。
代表の瀧口氏は学芸大付属高校在学中に、米国法人Gemeinschaft,Inc.を創業し市場調査の事業を行いました。高校卒業後も事業を続けていましたが、祖父が胃がんで亡くなったことを機に医療ビジネスを行うことを決めてGemeinschaftを譲渡し、2009年6月に株式会社メドレーを設立、代表取締役に就任しました。
今回の資金調達額は3億円で、三井住友海上キャピタルが運営するファンドならびに、MRT、グリーおよび個人投資家に対する第三者増資割当によるものです。資金使途としては、ジョブメドレー事業およびメドレー事業を加速させるために充当するとのことです。
またMRTとは「IT×医療」という同じ領域で業務提携を行うことも決定したとのことです。MRTは一足早く2014年12月に東証マザーズに上場しましたが、メドレーも業務提携を機に成長を加速させて上場してほしいものです。

資金調達状況(公表年月、調達金額、調達先)

2010年10月 非公表
2013年7月 非公表
2014年10月 非公表
2015年3月 非公表
2015年6月 3億円 三井住友海上キャピタル、MRT、グリー、個人投資家

公表日 6月30日
調達金額 3億円
資本金 7億3,900万円(資本準備金:4億5,850万円含む)
設立 2009年6月5日
代表者 代表取締役社長 瀧口浩平、代表取締役医師 豊田 剛一郎
本社 東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル7F
事業内容 ジョブメドレー事業、メドレー事業、ヘルスケアメディア・ラボ
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