話題のサービス「Miles」続報~特典・提携~そして実際にやってみた
この写真はイメージです。
【この記事の要約】
☑ 特典パートナーは自社の「SDGs度」アピールのチャンス
☑ 利用者にはチャレンジイベントや自治体とのコラボも
☑ Milesが招いたJAL対ANAのマイレージ戦争勃発
飛行機だけでなく、電車、バスなどの公共交通、そして自転車や徒歩も含む、様々な移動でマイルがためられるという、これまでにないプログラム「Miles(マイルズ)」。
ただ単にマイルをためてモチベーションを上げるだけではなく、様々な特典に交換できるメリットもあります。
日本でのサービス開始に伴い、本日より「Miles」のマイルを日本国内で利用できる108の特典(発表時点)をファミリーマート、JALグループ、あいおいニッセイ同和損保などのローンチパートナーとMiles Japanでご用意しました。
引用:2021年10月20日|PRTIMES
「日常的な移動が主観的幸福感に及ぼす影響に関する研究」(『土木計画学研究・論文集』第28巻、2011年)によると、日常的な移動中の幸福感が高いほど、生活全体の幸福感が高くなるという研究結果が得られたといいます。
つまり、移動中に楽しいことがあると、幸福感がアップするということ。
この「Miles」の使用は、私たちの幸福感アップに大きく寄与してくれるかもしれません。
ではどんな特典があるのでしょうか。そして企業側のメリットとは?
そして、筆者が実際に「Miles」を試してみたレポートも併せてお読みください。
マイルで得られる特典は「交換」「抽選」
ためたマイルは、「交換」、「抽選」、「寄付」の3つの用途で特典に交換できます。
2021年10月20日にプレスリリースされた特典を整理してみました。
1.交換
マイルは、商品やサービスの割引特典、ギフトカードなどへ交換できます。
提供企業 | 特典の内容 |
Anker Japan (アンカー・ジャパン) |
公式サイトで全製品10%OFF |
UNDER ARMOUR (アンダーアーマー) |
公式サイト、公式アプリで最新アイテム15%OFF |
Garmin(ガーミン) | 対象商品を会員特別価格 |
GreenSnap STORE | 全商品12%OFF |
JR東日本グループ | ①「JRE MALL」で5,000円以上のお買い物で1,000円OFF
②「NewDays」のEKI na CAFE でカウンターコーヒーレギュラーサイズ(ホット/アイス)、緑茶、カカオを感じる濃厚チョコレートパウンドの無料クーポン ③「Station Work」の30分無料クーポン |
JALグループ | ①「ジャルパック」のJAL国内ダイナミックパッケージを1グループにつき2,000円割引(2022年3月まで。2022年4月以降は1グループにつき1,000円割引)
②「JAL ABC」の空港宅配サービス料金が1個最大400円OFF、ならびに海外用WIFIレンタルの通信料20%OFF+安心補償料無料 ③「JALマイレージバンク」より、抽選で2021マイル(11月開催予定) |
ティップネス | 入会登録手数料税込5,500円無料、及びフィットネスクラブ1日体験利用料税込3,300円が無料 |
ファミリーマート | ブレンドSまたはアイスコーヒーSの無料引換クーポン |
Hulu | 通常2週間のところ、1ヶ月間無料トライアル |
FLOWIN | 全商品10%OFF(FLOWIN Pad Setを除く) |
マルイ(ネット通販、マルイウェブチャネル) | ①ヴェリココラクチンきれいシューズ商品1点当たり、税込3,000円以上の購入で使える1,000円分クーポン、及び税込2,000円以上で使える500円分クーポン
②アールユー商品1点当たり、税込2,000円以上の購入で使える500円分クーポン |
ミスターミニット | 靴修理、靴みがきを通常価格から20%OFF |
Udemy (ユーデミー) | オンライン講座500円割引クーポン |
2.抽選
マイルを使って、毎週、様々な商品やサービスが当たる抽選に応募することもできます。
提供企業 | 賞品の内容 |
伊藤園 | 健康体お試し12本セットと、健康体のお買い物で使える1,000円分のポイント |
サンリオ | サンリオキャラクターと1対1でのオンライングリーティング |
JCB (ジェーシービー) |
JCBプレモデジタル5,000円分 |
DAZN (ダゾーン) |
130以上のスポーツコンテンツを視聴できる6ヶ月分のギフトコード |
Hulu | 5ヶ月分見放題のプリペイドコード |
ミズノ | ブレスサーモ防災用シュラフ |
3.寄付
以下のパートナー企業もしくはMiles Japanを通じて、10,000マイルにつき100円を寄付します。
寄付受付先企業 | 寄付の内容・使途 |
あいおいニッセイ同和損保 | 一般社団法人more treesを通じて、森林保全活動のため |
ブラザー工業株式会社 | 世界各地で展開する環境・生物多様性保全のため |
Miles Japan | ①アニマル・ドネーションを通じて動物福祉のため ②日本赤十字社を通じて人道支援活動のため③セーブ・ザ・チルドレンを通じて子ども支援のため |
特典パートナーと呼ばれる参加企業は、環境問題に関心が高い企業と認知されるということもあり、企業がSDGsへの取り組みをアピールするための新しい手段として注目されそうです。
ポイントの原資を各社が負担する通常のマイレージプログラムとは違い、「Miles」は特典パートナーに顧客を送ることでビジネスを展開します。会員は移動距離に応じてマイルを獲得するのですが、このマイルに金銭的な価値の裏付けはありません。交換して初めてそれが発生するのです。
米国では特典交換によりこれまでに割引など約75億円の価値が生まれた。これに対してパートナー企業は、マイルズからの送客により310億円以上の売り上げを得られたという。
つまり、Milesは今までにはなかった全く新しいビジネスモデルだということです。
「Miles」では特典参加企業を公式サイトで募集しています。ホームページには特典パートナー募集のリンクがあります。
移動距離を利用したイベント企画も
さて、プログラム参加者のお楽しみは通常の特典だけではなく、一定期間内に一定距離を移動するだけでプレゼントを獲得できるチャレンジ企画もあります。
一例として、2021年11月に行われる、UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)のチャレンジ企画(株式会社ドーム主催)をご紹介しましょう。
11月1日~30日の1か月間に、「3マイル以上×5回のランニング」、12月1日から31日の1か月間に「5マイル以上×8回のランニング」でチャレンジ達成になります(いずれも1日1回までカウントできます)。
チャレンジを達成した先着3名様には「スピード達成賞」として、アンダーアーマーウィンタートレーニングサポートギアセット(11月=先着3名様:5万円相当、12月=先着3名様:10万円相当)、4位以降の方には、アンダーアーマー公式サイトで利用できる15%OFFクーポンがプレゼントされます。
またWチャンスとして、11月、12月いずれかのチャレンジを達成したアスリートの中から、審査を経て2名様に、アンダーアーマープライズパック(サポートアスリートへ提供しているパフォーマンスアップに向けたトータルサポートプラン)を特別に体験できるプレゼントも用意されています。
今後もこのような、距離をテーマにしたチャレンジ企画が登場する予定です。
もちろん、パートナー企業は、ユニークなイベントを提供することで、新たな顧客とビジネスチャンスを獲得できる可能性があります。
自治体との連携について
2021年10月20日付で、Miles Japanは渋谷区との間に連携協定を締結しました。「行政課題の解決を目的に相互に連携・協力していくための、協力事項が発表されています。
「移動」を通じた区内のコミュニティの活性化
健康的な移動手段の促進による、区民および区に関わる人々の健康増進への貢献
エコな移動手段の促進による、環境問題の解決(CO2排出量削減)への貢献
移動手段を問わない外出の促進による区内の高齢者のQOLの向上への貢献
移動に対するマイレージ付与の仕組みを活用した社会貢献活動の推進
前各号に掲げるものの他、相互に協力が必要と認められる事柄引用:2021年10月20日|PRTIMES
この連携協定に基づく最初の取組みとして、「渋谷区をキレイにする活動に伴う移動にも価値を」と銘打って、渋谷区における清掃活動へ参加した人に、ボーナスマイルを付与するという取り組みを行います。
Miles Japanではまず渋谷区内で一定の活動実績を持つ企業や団体と試験的に様々な取り組みを行い、その結果を踏まえて、商店会、町内会など、渋谷区に関わる全ての人が参加できる仕組みを整備していく予定にしています。
JAL対ANAの「移動マイレージ戦争」勃発?!
マイレージプログラムを展開している企業は多いですが、もちろん最初は航空会社。この本家マイレージサービスを提供してきたANAは「Miles」の日本上陸を迎え撃ちました。
ANAグループのANAXは、「Miles」と同じように、移動だけでポイントを獲得できる「ANA Pocket」という新サービスを、「Miles」に先駆けて10月15日に発表しました。
こちらはポイントがANAのマイルに交換できるという内容。
ただし、サービスは今年の12月の開始を予定しており、その間、「Miles」がどのように参加者を獲得するのかが注目されます。
一方、本家「Miles」を運営する米国のコネクトIQラボには、JALのCVCが出資しており、すでにご紹介したように、特典パートナーには、JALグループも名を連ねています。
JALがハワイの日本人観光客向けに提供している「HAWAIICO」というアプリにマイルズを搭載し、利用を促します。
「Miles」の上陸は、日本の二大航空会社のJALとANAの新しい戦場として、「移動マイレージ」事業が浮上したということでもあるようです。
コロナ禍で乗客数の回復が待たれる航空業界にとっても、「移動マイレージ」は新たなチャレンジの場になりそうです。
実際に「Miles」を使ってみた
さて、実際にアプリをダウンロードして、使い始めてみました。矢印で示したところにアイコンができています。
普段は何もすることなく位置情報をonにするだけです。自動的にマイルがたまります。
ホーム画面はこんな感じです。累積マイルの数値やグラフが出てきます。
アカウント画面はこんな感じで、最初に少しだけ設定が必要です。
筆者の場合、よく使う移動手段としてバスを登録しているのですが、いつもこれが「自動車」として認識されてしまいます。
記録そのものはこんな感じで、地図とともに残るのですが、これを修正する手段が今のところないようです。
あくまでも、自動で取得したデータによるので、完全に正確なデータを拾っているとは限りません。
また、モールの中などで、地図ソフトが認識できない場合も、移動は記録されないでしょう。そういった点は、現時点では使用者が注意しなければ、不愉快な結果になると思います。
また、先ほど書いたように、筆者の場合には、バスに乗っているのに自動車と記録されている場合が毎日のようにあります。
この場合、修正を申告することはできます。
申告すると上の写真の下部にあるように「モード変更依頼中」と表示され、後日記録に反映されます。
キャパが追い付いていないのでは?
筆者が数日間使って問題に思ったのは、移動の記録がない日2日がありました。
2回問い合わせをしても、こちらからのメッセージは読まれていないようで、2回とも同じ提携のメッセージでした。
「FAQを見ろ」という内容ですが、2回目の問い合わせは、それを見たことを前提に書いているのに、同じメッセージを送ってきています。
そして、最後にこのような文言がありました。
すべての移動を精度高く記録することを目指しておりますが、移動履歴や移動手段の判定にお客様の認識と差異が生じたり、異なる移動がひとまとめにされる場合もございます。
(Milesからの返信より)
簡単に言えば、正確に反映されないと、白状してしまっているということです。
また、予想以上の利用者が殺到して、対応が追い付いていないということももちろんあるでしょう。
問い合わせを送って、最初に送られてくる自動返信の冒頭には、
Miles にご連絡いただき、ありがとうございます。
Miles サポートでございます。
10月20日にサービスを開始した本アプリは、予想をはるかに上回る反響をいただいております。
また大変光栄なことに、日経トレンディの「2022年ヒット予測100」の1位に選ばれたため、
現在お問い合わせが大変混み合っております。
7~14営業日以内にご返信をさせていただきますので、
恐れ入りますが今しばらくお待ちいただければ幸いでございます。
なお、お問い合わせ内容や社内休日により、上記お日にちより
お待たせする可能性がございますことを、ご了承いただければと存じます。
とありました。
問い合わせへの回答が14営業日になるというのは、明らかにキャパが越えているということで、それだけ多くのクレームが来ているということだと思われます。
見切り発車だったとは思いたくありませんが、少しシステムを過信していたのではないかと思われます。
それだけ注目を集めているということの裏返しですが、最初のこの躓きを乗り越えて、「Miles」は定着するのでしょうか。
筆者ももう少し使い続けてみようかと思います。
昨日は0人が事業資金の調達に成功しました。
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