睡眠に特化した投資ファンド 15社程度へ出資予定、ナイトマーケット成長加速か
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【この記事の要約】
☑ これまで見過ごされてきた「睡眠」に関しての投資に将来性あり
☑ ナイトマーケットが活性化
☑ 世界的な規模でナイトマーケットへの初期投資が始まりつつある
睡眠にスポットを当てた関連事業の投資に特化した米国の「スーパームーンキャピタル」が8月25日、最初の投資ファンドを3,600万ドル(約40億円)で立ち上げました。
同社は眠ることへの投資会社として、ベッドやシーツなどの商品だけでなく睡眠障害などの医療関連分野への出資を行うベンチャーキャピタルです。
スーパームーン・キャピタルは8月25日、3600万ドル(約40億円)の第1号ファンドを立ち上げたことを発表した。出資者には、ファミリーオフィスや個人のエンジェル投資家の他、レスメドのような戦略的投資家が含まれている。
引用:2021年9月5日|Forbes
初の投資ファンド設立に伴い、設立経緯や理念、今後の方向性などをまとめました。
睡眠に関する事業にフォーカスした投資ファンド発足
「睡眠」にかかわる様々な事業や投資関連にフォーカスして8月25日に初めての投資ファンドを3,600万ドル(約40億円)で立ち上げた「スーパームーンキャピタル(Supermoon Capital、以下スーパームーンと表記)」。
同ファンドの出資者には個人はもとより、ファミリーオフィス(一族や同族経営による資産を管理する会社)、エンジェル投資家(創業直後の会社に資金供給し、株式や社債などを受け取る富裕層)のほか、戦略投資家(株式購入や出資に加え、運営にも関与する投資家)らが含まれています。
今後も15社程度のベンチャーキャピタルに出資の予定
スーパームーンは、今後も15社程度の初期段階のベンチャーキャピタルを投資対象として出資していく予定です。
加えて、自社内でも有効なアイディアの具現化に手を貸すほか、新しいビジネスを育てていくという意味の「インキュベーション」も行っていくとしています。
スーパームーンが事業の柱としているのが、睡眠関連ビジネスへの投資です。
同事業は2019年にパット・コノリー(Pat Connolly)、マイク・マスターソン(Mike Masterson)とグレイソン・ジャッジ(Grayson Judge)の3人が設立しました。
創業者の睡眠に対する悩みがVC設立の背景
背景には、コノリー氏の睡眠に対する問題や疑問がありました。
米国の小売り会社で40年の経歴を終える直前だったコノリー氏は、睡眠時無呼吸症候群の治療機器製造会社のメンバーと出会い、世界中で多くの人々が睡眠に悩みを抱えていることを知ります。
さらにコノリー氏自身も熟睡できないという睡眠障害があったことから、睡眠に関するビジネスは投資対象として将来性があるのではと考えたのです。
コノリー氏は小売り会社を退職後、アドバイザリー業務(専門知識を用いて顧客の課題やニーズへの解決策を示して実行すること)に長年携わったマスターソン氏とジャッジ氏とともにスーパームーンを設立。
睡眠関連の事業には将来性があると考えた3人は、睡眠に必要なベッドやシーツ、枕に加え、医療機器も含めた市場を「ナイトマーケット」と名付けて投資を始めたのです。
スーパームーン設立には、睡眠不足による健康への弊害が世界規模で発生していること、アメリカ人の75%が睡眠に関する問題を繰り返していること、さらに世界中で約10億人が睡眠時無呼吸症候群に苦しんでいるといった統計もきっかけとなっています。
ナイトマーケットは世界的に注目される市場に成長しつつあります。
ナイトマーケットのうち、スーパームーンはこれまでハード、ソフトの両ウェアや医療機器に加え、臨床や消費者向けのサービスといった分野の6つのスタートアップに投資しています。
ここでは以下の4企業と目指している業務内容を紹介します。
※カッコ内は、都市名、(州)国
① Clair Labs(テルアビブ、イスラエル) 非接触型のモニタリング技術を開発することで、臨床レベルの医療のリモート化を目指しています。
② Endel(ベルリン、ドイツ) スマホのアプリ開発を行っており、直近の例ではAIを使った睡眠改善、ストレス軽減により利用者の生産性を高めるというアプリが、200万人以上のユーザーを獲得、アップルのアプリオブザイヤーに選ばれています。
③ EnsoData(マディソン、ウィスコンシン州米国) 臨床医が睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠障害を診断するのに役立つよう、AIを駆使したデータ分析装置を開発しました。
④ FreshBed(アムステルダム、オランダ) 空気の質や温度、湿度のほか人間工学に基づいた快適さを調整することで、個々人に最適な睡眠をもたらす科学的なベッドをデザインしています。
スーパームーンの共同創業者であるマスターソン氏は、こうしたナイトマーケットの初期段階への投資について「現在、市場に出回っている睡眠関連の商品や解決策は非科学的で、証明されたわけではなく不健康をもたらすこともある場合がほとんどです。スーパームーンは、科学主導の革新的な技術によるハード・ソフトウェアに投資することで、ナイトマーケットの商業化とのギャップを埋めることを目指しているのです」と話しています。
また、もう一人の共同創業者であるジャッジ氏は、今後ナイトマーケットに多額の投資が行われるであろうことを予測。
「コロナ禍を含めて、現代世界は慢性的に疲弊している。そうした世界を修復するとともに、人々の生活の質の向上を目指したい」と話しています。
スーパームーンにより、今後は睡眠分野というニッチともいえるマーケットへの投資が増えていくことになりそうです。
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