日経平均株価が3万円大台を回復~株価指数の主役の座を守る日経平均株価とは?
データ参考:日経平均株価
「日経平均株価」の3万円大台の回復が話題になっています。
1989年の市場初の3万円大台突破を知る人は今も「東証ダウ」と呼ぶ、この指数。
現在、指数を算出している日本経済新聞社は6日、採用225銘柄のうち3銘柄の除外と任天堂など3銘柄の採用を定期入れ替えすると発表しました。
時に投資家を熱くさせる日経平均株価とは何なのか、東証ダウとの関係など、その歴史を振り返ってみました。
【この記事の要約】
・元祖・東証ダウは1950年に算出開始
・ダウからTOPIXへ
・銘柄の入れ替えと連続性
・主役の座は依然、日経平均株価
元祖・東証ダウは1950年に算出開始~スタートは176円21銭
戦後、東京証券取引所が再開したのは1949年5月16日。
225銘柄を対象にした東証ダウは翌1950年9月7日に算出が開始されました。
そのさい算出は取引再開時まで遡って行われ、スタートの基準は単純平均の176円21銭でした。
株式市場が過熱した時には「ダウを買いたい」という投資家も現れたとの笑い話も流布されましたが、ごく大ざっぱに言えば、この時ダウを176円21銭で1単位買って塩漬けしていたら、現在は3万円に成長していたわけです。
当時の平均株価は米国ダウ・ジョーンズ社が開発した方式で修正されていたため、東証修正平均株価、ダウ式平均株価、東証ダウなどとも呼ばれていました。
同じ銘柄でも株式が分割されて株主の負担なしに1株が2株になったり、時価より低い値で増資が行われたりした時、見かけ上株価が下がるため、これを修正して平均株価の連続性を維持したのがダウ式でした。
1949年5月16日 | 東証再開 |
1950年9月7日 | 東証ダウ 算出開始 |
1970年7月1日 | 東証が算出中止、日本経済新聞社が引き継ぐ |
1975年5月 | 日経がダウ・ジョーンズ社と独占契約 |
1985年5月1日 | 日経平均株価 日経が権利を買い取り |
参考:日経指数年表
東証ダウからTOPIXへ
ダウ式の平均株価は株価の単純平均をベースにしていたため、時価が4ケタ5ケタの一部の値がさ株の騰落が平均株価指数の変動に大きく影響するのが欠点でした。
このため東証は1969年11月に東証全銘柄の時価総額(株価×発行済み株式数)をベースにした指数「TOPIX」(東証株価指数)の導入を発表。
1970年7月には東証ダウの算出を中止し、日経が引き継ぐことになりました。
1975年5月、日経はダウ・ジョーンズ社との間で独占契約を結び、指数は日経ダウとも呼ばれました。
1985年5月には日経が権利を買い取って名実ともに東証ダウは日経平均株価となります。
銘柄の入れ替えと連続性
東証ダウの時代は、指標の連続性を保つために、225銘柄の入れ替えはよほどのことがない限り行われませんでした。
しかし、企業の盛衰は激しく、これに対応するため日経平均株価の採用銘柄は定期的に入れ替えられるようになり、2000年4月には一度に30銘柄の入れ替えがあり、逆に物議を醸したこともありました。
2021年9月6日に発表された10月1日実施予定の入れ替えは次のような顔ぶれで、日本経済新聞社は理由について「市場流動性の観点から」と説明しています。
任天堂は「Nintendo Switch」用ソフトの販売が好調で、2021年3月期連結決算は売上高1兆7589億円(前期比34.4%増)、純利益4803億円(同85.7%増)と過去最高を記録。市場では「上げ相場の追風になる」と歓迎する向きもあります。
採用銘柄:キーエンス、村田製作所、任天堂
除外銘柄:日清紡ホ-ルディングス、東洋製罐グループホールディングス、スカパーJSATホールディングス
主役の座を降りない日経平均株価
株式市場の好不況を表す指標の代表格として、東証のTOPIXより日経平均株価がいまだにもてはやされるのは、こんな長い歴史を持つ指数だからです。
1989年12月29日の史上最高値38915円87銭という記録が書き換えられる日が近い将来に来るのか、来ないのか。
この数字が証券マンの頭の中に焼き付いている限り、ニュースの見出しから日経平均株価が消えることはないのでしょう。
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