土地や家を担保にお金を借りる方法3選!デメリットや条件、審査の必要書類、いくらまで借りられるか解説

千田紗代
千田紗代
更新日2024/9/30
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家を担保にお金を借りる アイキャッチ

家を担保にお金を借りる方法は何がありますか?

家を担保にお金を借りる条件や必要書類を知りたいです。

ローン中の家を担保にお金を借りることはできますか?

土地や家を担保にお金を借りる方法として、以下の3つの方法があります。

土地や家を担保にお金を借りる方法
  • 不動産担保ローン
  • 住宅ローン
  • リバースモーゲージ

いずれの方法も、通常のカードローンなどに比べると 借りれるお金が多かったり金利が低い のがメリットです。

一方で、審査から融資されるまでに時間がかかったり手数料が高いなどのデメリットも存在します。

この記事では、土地や家を担保にお金を借りる方法や利用するメリット・デメリット、審査内容・必要書類などを紹介します。

記事を読むことで、 ご自分がどの方法を使って土地や家を担保にしてお金を借りれば良いかわかります ので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
水野崇

水野総合FP事務所代表。東京理科大学理学部卒業後、半導体製造装置大手メーカー勤務を経て30歳で独立起業。法人経営に携わり複数事業のスタートアップに参画、スモールM&Aを経験。現在は、独立系ファイナンシャルプランナーとして経営者・起業家・資産家などからの相談業務の他、事業法人などでは講師を務め年間80回以上登壇。全国1000名以上の方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談員を担当。学校法人専門学校非常勤講師。

<保有資格>
CFP®︎認定者|1級ファイナンシャルプランニング技能士|宅地建物取引士|日本証券アナリスト協会検定会員補|証券外務員|DC(確定拠出年金)プランナー|SP融資コンサルタント

<メディア掲載・取材協力>
毎日新聞、朝日新聞、朝日中高生新聞、物流産業新聞社、女性自身、金融庁、日本FP協会 他多数

目次

担保とは

家を担保にお金を借りる 担保とは
担保とは、お金を返済できなくなった場合に、代わりに取り立てする手段です。

担保を設定する理由は、お金を回収する手段を確保しておけば、貸し倒れリスクを回避できるためです。

貸し倒れとは
貸したお金が回収されず損失となること。

担保の例として、家や土地、車、(連帯)保証人などが挙げられます。

なお、担保を必要としないローンとして「無担保ローン」、担保が必要なローンを「有担保ローン」と言いますが、有担保ローンの方が金利が低くより高額な借入をしやすいです。

MEMO
不動産担保ローンは「有担保ローン」に該当するため、金利が低く限度額も高めに設定されています。

土地や家を担保にお金を借りる不動産担保ローンの特徴

家を担保にお金を借りる 不動産担保ローン 特徴

持ち家や保有している不動産を担保にして借入するには、下記の3つのローンがあります。

不動産を担保にして融資できるローン商品
  • 不動産担保ローン
  • 住宅ローン
  • リバースモーゲージ

それぞれのローン商品について、 借入用途やローンの特徴、金利の面で大きく違います。

次の章では3つのローンの違いについて詳しく解説します。

土地や家を担保にお金を借りる条件

家や土地を担保にするローンの申込みには条件があります。

それぞれのローンや金融機関によって申込条件が異なりますが、共通する部分は下記の通りになります。

不動産を担保にするローンの申込み条件

  • 日本国籍である
  • 外国籍の場合は永住権がある且つ日本国内に居住する
  • 安定した収入がある(年収200万円以上が目安)
  • 担保にする土地や家がある
  • 申込み可能年齢が20歳〜65歳(完済時年齢が84歳であることが多い)

申込みできる方の条件として安定した収入があること、返済不能になっても担保不動産を売却できることが大前提になります。

そして、日本国籍であることや外国籍の方でも永住権があり、今後も日本に居住する予定の方と明記しています。

次の章では無職や高齢者の方でも不動産担保ローンで借入できるかを解説します。

土地や家を担保にお金を借りる方法

家を担保にお金を借りる 方法
持ち家や保有している不動産を担保にして借入するには、下記の3つのローンがあります。

不動産を担保にして融資できるローン商品
  • 不動産担保ローン
  • 住宅ローン
  • リバースモーゲージ

それぞれのローン商品について、 借入用途やローンの特徴、金利の面で大きく違います。

次の章では3つのローンの違いについて詳しく解説します。

土地や家を担保にお金を借りる方法① 不動産担保ローン

不動産担保ローンの特徴
  • 借入目的を幅広く対応できる
  • 自己所有だけでなく家族所有の不動産も担保にできる
  • 担保不動産の評価を行う必要があるので審査に時間がかかる
  • 担保の対象不動産は宅地や事業用不動産などの転売できる不動産が対象

不動産担保ローンは、所有不動産を担保にして資金を融資します。

借入目的は事業資金以外で自由に借入可能です。

不動産を担保にしている性質上、担保の評価を綿密に行うので審査に時間がかかります。

借入できる担保不動産の種類は、市街化地域の住宅の他に、宅地や事業用不動産(ビル、店舗)が対象です。

市街化調整地域や農地、山林は金融機関によりますが、申込みできないケースが多いです。

地方銀行などは該当地域の不動産を対象にしていますが、 ノンバンクは全国対応していない場合もあります。

土地や家を担保にお金を借りる方法② 住宅ローン

住宅ローンの特徴
  • 金利は変動金利で0.4%から融資可能
  • 住宅ローン控除が受けられる
  • 担保不動産の評価を行う必要があるので審査に時間がかかる
  • 借入用途は住宅の購入・建築・購入を伴うリフォーム資金・諸費用に限られる

住宅ローンは自らが居住する住宅を購入もしくは建築するためのローンです。

不動産担保ローンのように住宅取得以外の借入用途で利用することができません。

住宅購入は国が積極的に推進していることもあるので、比較的金利が低く、住宅ローン控除を受けることができます。

住宅ローンの審査も土地や建物の審査を必ず行い、 自ら居住する住宅なのかを建物の間取り図から判断します。

店舗一体型や事務所が一体型住宅の場合は店舗や事務所の部分は融資を行わず、居住部分のみの借入になります。

土地や家を担保にお金を借りる方法③ リバースモーゲージ

リバースモーゲージ
  • 申込人が亡くなった時に担保不動産を売却して返済する
  • 相続人の了承が必要
  • 金融機関の場合は住宅取得や住宅リフォームに限らず介護施設の入居費用など借入用途が幅広い
  • 借入用途は住宅の購入・建築・利用可能年齢は融資実行時に60歳〜70歳なっていることが条件

リバースモーゲージは住宅を担保にして、リフォーム資金や老後資金などを借入できます。

ローンの仕組みは、 契約者が生存している間は毎月利息部分のみ返済し、死亡時に担保不動産を売却して一括返済する仕組み です。

死亡するまで、利息部分を毎月返済することによって担保不動産に居住できます。

しかし、契約者が死亡した後に不動産を失うことになるので、申込みの際には相続人の了承が必要です。

借入用途は金融機関のリバースモーゲージの場合、 住宅取得の他にも老後の生活資金など借入用途が比較的自由 です。

そして、リバースモーゲージでお金を借入を検討する場合は金利と不動産価格の下落、さらに長生きのリスクを考える必要があります。

60代くらいまでは働けるので返済の心配はありませんが、さらに高齢になると健康面に問題を抱えます。

70代、80代になっても返済し続ける能力があるのか、年金シミュレーションを行って検討する必要があります。

水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
リバースモーゲージは高齢者を対象とした融資サービスで、住宅ローンの残債がある場合はリバースモーゲージの融資資金で一括返済し、ローンを借り換えるといった活用法も考えられます。

土地や家を担保にお金を借りるメリット

家を担保にお金を借りる メリット
土地や家を担保にしてお金を借りるメリットは、大きな資金が手に入る点にあります。

他にも無担保ローンより金利が低いので、返済の負担が軽減できるのもメリットの一つです。

ここでは家や土地を担保にして お金を借りるメリットを項目に分けて紹介します。

家や土地を担保にお金を借りるメリット
  • 無担保ローンと比べて金利が低い
  • 借入限度額が多い
  • 借入期間が長期になる
  • 保証人が不要になるケースが多い
  • 資金使途の幅が広い

無担保ローンと比べて金利が低い

不動産を担保するローンは、無担保ローンと比べて 金利が低いのが特徴です。

無担保ローンは最大で金利が10%を超える金融機関もありますが、不動産担保ローンは担保があるので、3.5%〜4.5%程 の金利で借入できます。

無担保ローンの金利が高い理由
無担保ローンは担保がない分、 債務を回収できなくなるリスクを避けるために金利を高く設定しています。

借入金額が多い場合や、月々の返済額を少なくしたい方は不動産担保ローンが有利になります。

借入限度額が多い

家や土地を担保にすると、 大きな金額を借り入れることができます。

借入できる金額は不動産の評価額の7割程度が目安です。

例えば、不動産の評価額が3,000万円と判断された場合、 借入可能な金額は2,100万円 になります。

不動産の評価査定が高ければ高いほど、借入限度額も大きくなります。

借入限度額は審査する金融機関やノンバンクによって異なりますので、 比較検討することをおすすめします。

借入期間が長期になる

家や土地を担保にするローンは期間が最大35年と比較的長期の借り入れが可能です。

特に 1,000万以上の借入金額の場合、長期間にわたって返済することで毎月の返済額を低く抑えられます。

但し、返済期間が長いほど利息もかかるので、返済計画を作成するなど注意が必要です。

資金使途の幅が広い

不動産担保ローンやリバースモーゲージは不動産取得に限らず、住宅取得資金や老後資金、お子様の住宅取得援助など資金使途を幅広く借入できます。

特に、高齢者の場合は、老人施設に入居する一時金の借入にも利用可能です。

事業資金や投資資金目的以外であれば、不動産担保ローンやリバースモーゲージは家を担保にして借入できます。

金融機関やノンバンクによって借入用途の制限がありますが、 不動産担保ローンやリバースモーゲージは資金使途の幅が広いです。

MEMO
事業資金や投資資金が目的の場合は、事業者向けの不動産担保ローンがあります。
水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
無担保ローンと比べさまざまなメリットがありますが、返済が滞ると個人信用情報機関に登録され最終的には担保不動産も失います。

返済期間は長期になりますので、計画性を持って借り入れすることが大切です。

土地や家を担保にお金を借りるデメリット

家を担保にお金を借りる デメリット
土地や住宅などの不動産を担保にしてお金を借りると 家を失うなど大きなデメリットもあります。

そして、不動産を担保にするので、審査には時間がかかります。

当然、クレジットカードを作る感覚でお金を借りることができません。

必ず、借入する前には デメリットを認識することが重要不可欠です。

この章では、家や土地を担保にしてお金を借りるデメリットを紹介しますので、資金を借りる前に念頭に入れておくことを推奨します。

家や土地を担保にお金を借りるデメリット
  • 審査から融資までに時間がかかる
  • 相続人の了承が必要
  • 調査費用・事務手数料が高い
  • 返済できないと担保の家を失う
  • 事業資金に使えない

デメリット① 審査から融資までに時間がかかる

家や土地を担保にしてお金を借りる場合は審査に時間がかかります。

理由は本人の収入面と不動産の担保価値を審査対象としているので、調査に時間がかかるからです。

ローン審査は、 万が一返済が不能になった場合、債務が回収できる見込があるのか を判断します。

そのため、個人の返済能力とお金が回収できる不動産なのかをしっかりと把握します。

デメリット② 調査費用・事務手数料が高い

不動産担保ローンは事務手数料や調査費用が高いデメリットがあります。

金融機関やノンバンクによって異なりますが、借入金額の2%前後と消費税分を徴収されるケースが多いです

不動産を担保にお金を借りる場合、調査費用も別途かかってしまいます。

特にノンバンクの不動産担保ローンは、抵当権の順位を問わず申込みできる点など審査が緩和されているので人気ですが、借入金額と別に事務手数料 がかかります。

他にも抵当権をつける必要があるので、登記費用や印紙代が発生します。

少ない借入金額の場合は 無担保ローンが総支払額が少ないこともあるので、ローン総支払額の計算は必要です。

デメリット③ 返済できないと担保の家を失う

家を担保にお金を借りると、返済できない場合に担保である家を失います。

返済できなくなると、 債務を早く回収するために不動産を競売に出し 、売却したお金で弁済しなければなりません。

競売で買い手が見つかった場合、不動産の所有者が変わるので家を出ていくことになります。

もし、返済が不能になった場合は支払いを放棄せずに、借りている金融機関に必ず返済相談をしてください。

相談内容によっては返済計画の見直しや返済期間を延長する可能性も場合もあります。

デメリット④ 事業資金に使えない

家や土地を担保にしてお金を借りる場合は 事業資金には使えず、老後の生活資金やリフォーム資金など個人消費のみの借入 になります。

例えば、住宅のリフォーム資金や介護付きサービス住宅などの入居一時金などが該当します。

金融機関によっては、医療費や介護費用なども対象のケースもあります。

事業資金が目的の場合は事業用の不動産担保ローンを扱っている金融機関があるので、融資相談をすることをおすすめします。

事業用不動産担保ローンの主な金融機関

  • AGビジネスサポート
  • セゾンファンデックス
  • アサックス
  • つばさコーポレーション
水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
家や土地を担保にお金を借りる場合は、不動産が担保として価値があることが大前提ですので、再建築不可や既存不適格の物件は基本的に融資を受けられません。

借地権や底地権といった所有権以外の融資取扱条件は、金融機関やノンバンクによってそれぞれ異なります。

土地や家を担保にする場合借入可能額は不動産評価額の6〜8割

家を担保にお金を借りる 借入可能額
不動産担保ローンの借入可能額の目安は、不動産の評価額の6~8割程度と言われています。

不動産を評価額を算出する方法は、土地と建物によって異なります。

土地の不動産評価額

  • 実際に売るときの市場価格
  • 国が指定する路線価
  • 固定資産税評価額

建物(家)の場合

  • 構造
  • 築年数
  • 床面積
  • 固定資産税評価額

不動産の評価額の算出方法は。金融機関によって異なるため、評価に差が生じる可能性があります。

そして、不動産の評価額と不動産担保ローンの借入可能額は同じ金額ではなく、不動産の評価額に担保掛目をかけ算した数字が借入金額になります。

担保掛目とは
不動産の担保評価額を算出する際に適用される比率。金融機関によって適用比率が異なる。
不動産担保ローンの借入可能額の算出方法
不動産評価額 × 担保掛目 (-住宅ローン残高)= 不動産担保ローンの借入可能額

くれぐれも、不動産評価額と借入可能額が一緒ではないことを覚えておいてください。

土地や家を担保にお金を借りる時の流れ

家を担保にお金を借りる 流れ
土地や家を担保にお金を借りる際の流れについて、詳しく紹介します。

土地や家を担保にお金を借りる時の流れ
STEP1
不動産担保ローンを取り扱う金融機関を選ぶ

まずは、不動産担保ローンやリバースボーゲージを取り扱う金融機関を選ぶ必要があります。
不動産担保ローンはメガバンクや地方銀行、ノンバンク(信販会社や消費者金融など)、ネット銀行など多くの会社で取り扱ってます。
それぞれの金融機関やノンバンクで特徴がありますので、自分のニーズに合わせて選んでください。


STEP2
申し込みと必要書類の提出

借入する金融機関が決定した後は、審査を受けるための申し込み手続きと必要書類の提出を行います。
即日融資を希望している方は、必要書類をすべて準備する必要があるため、あらかじめの準備が重要です。
申込書類は、事前に申込を検討している業者の公式サイトなどを確認するか、融資担当者に相談してください。


STEP3
不動産担保ローンの審査を受ける

必要書類が金融機関にすべて提出を済ませた時点で、不動産担保ローンの審査に入ります。
不動産担保ローンの審査は、申込人の属性と担保不動産の評価を行うため、審査結果が出るまでに時間がかかります。
審査中に担当者から、物件や申込内容についてヒアリングが来ることもありますので、必ず対応するようにしてください。


STEP4
契約手続きと融資

借入審査に通過した後は、金銭消費貸借契約手続きを行い、融資となります。
契約手続きは、必要書類を郵送する場合と対面で行う場合があり、金融機関によって手続き方法が変わります。
契約に関する手続き書類は、期日までに準備しなければなりません。
また、不動産を担保してお金を借りる場合は、抵当権を付けるための登記手続きも同時に行います。
金銭消費貸借契約は、提出書類に不備がある場合は融資を受けられませんので、提出書類に不備がないように準備してください。

土地や家を担保にお金を借りる時の必要書類

家を担保にお金を借りる 必要書類
不動産を担保にしてお金を借りるには、本人を証明する書類の他にも担保にする不動産の書類も提出します。

提出書類には、コピーで用意するものや市町村の役所に出向いて取得する書類もあるため、準備に時間がかかります。

ここでは、不動産担保ローンを含めて、審査を受けるときとローンを契約する時の必要書類を項目を分けて紹介します。

土地や家を担保にお金を借りる時の必要書類
  • 審査時の必要書類
  • 契約時の必要書類

審査時の必要書類

不動産担保ローンの審査を受けるには、申込書の提出だけでなく金融機関やノンバンクが指定する必要書類を準備する必要があります。

下記は、不動産担保ローンの審査時に提出する必要書類の一例です。

審査時の必要書類

  • 本人確認資料
  • 源泉徴収票もしくは確定申告の写し
  • 収入証明書
  • 登記簿謄本
  • 地積測量図
  • 建物図面
  • 公図
  • 固定資産税評価額証明書

不動産担保ローンは、本人を証明する資料や年収資料だけでなく担保不動産を証明する書類も提出します。

証明書のコピーで提出できる書類もあれば、市町村や法務局で取得する書類もあるため、早めに準備することをおすすめします。

契約時の必要書類

土地や家を担保にお金を借りる際には、金銭消費貸借契約を行いますが、契約時に下記の必要書類を提出します。

契約時の必要書類

  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票
  • 登記済権利証もしくは登記識別情報通知書

これらの書類は、契約を交わす日までにすべての書類を準備しなければなりません。

特に、審査通過後に早めに融資を希望する方は、すぐに公的書類を取得しに行く必要があります。

提出書類の不備や書類の整合性が合わないと、融資実行日に借入できなくなります。

くれぐれも公的書類の取得間違いや登録している実印の相違には気をつけて下さい。

土地や家を担保にお金を借りるに関するよくある質問

家を担保にお金を借りる よくある質問

土地や家を担保にお金を借りるに関するよくある質問について回答しました。

土地や家を担保にお金を借りるに関するよくある質問
  • Q:銀行で家を担保にお金を借りることはできますか?
  • Q:家を担保にお金を借りるのは何歳まで可能ですか?
  • Q:不動産担保ローンで審査が甘い業者のランキングを教えてください
  • Q:家を担保にお金を借りるにはいくらまで借りられますか?
  • Q:住宅ローン返済中の家を担保にお金を借りることができる人の特徴はなんですか?

Q:銀行で家を担保にお金を借りることはできますか?

不動産担保ローンを扱っている銀行はあるので、家を担保にしてお金を借りることができます。

但し、銀行の不動産担保ローンは、住宅ローンがない不動産が条件になります。

理由は、住宅ローンは必ず抵当権が入っていますが、 1番抵当は必ず住宅ローンを借り入れている金融機関 になります。

ほとんどの銀行の不動産担保ローンは1番抵当が条件です。

1番抵当は、債務不履行になった際、最初に弁済を受ける権利があります。

住宅ローンがある家を担保にする場合は、 ノンバンクの不動産担保ローン も選択肢に入れることを推奨します。

水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
水野総合FP事務所代表 水野 崇さん
他のローンにも当てはまりますが、即日融資など融資実行スピードが早い金融機関やノンバンクを利用する場合は、借入時の金利も高くなります。

ご自身の状況や目的に応じて選択しましょう。

Q:家を担保にお金を借りるのは何歳まで可能ですか?

不動産担保ローンを含む有担保ローンの年齢制限は、申込時と完済時で異なります。

不動産担保ローンの年齢制限

  • 借入時の年齢は65歳〜70歳
  • 完済時の年齢が75歳〜80歳

完済時の年齢制限がある場合、60歳以上を超えて借り入れすると借入期間が短くなるため、審査に通らない可能性があります。

高齢者が不動産担保ローンを検討する際は、銀行系は審査が厳しい傾向にあるため、完済年齢が高めのノンバンクに相談するのがおすすめです。

Q:不動産担保ローンで審査が甘い業者のランキングを教えてください

審査の甘い不動産担保ローンランキングは下記の通りです。

不動産担保ローンで審査が甘い業者のランキング
  1. セゾンファンデックス
  2. AGビジネスサポート
  3. アサックス
  4. つばさコーポレーション
  5. 日宝
  6. リストアイテム
  7. トラストホールディングス
  8. 三鷹産業
  9. マテリアライズ
  10. 総合マネージメントサービス
  11. 首都圏ファンド

ランキングを見るとノンバンクの不動産担保ローンがランクインしています。

ノンバンクの不動産担保ローンが甘い と言われる理由は、申込人の属性より、不動産の評価額を優先して審査を行うためです。

銀行で借り入れできなかった方でも審査に通った方もいますので、融資相談を受けることをおすすめします。

Q:家を担保にお金を借りるにはいくらまで借りられますか?

一般的な不動産担保ローンの借入可能額は不動産評価額の6割〜8割程度ですが、申込人の年収や他の借り入れ状況に影響されます。

担保不動産の評価額は、下記の方法で調査できます。

  • 実勢価格
  • 公示地価・基準地価
  • 相続税評価額
  • 固定資産税評価額
  • 鑑定評価額

しかし、住宅ローンがある担保不動産の場合、借入上限額から残債を差し引くため、借入できる金額が少ないです。

家の不動産担保額と住宅ローンの残債を調査することで借入金額の目安が算出できます。

Q:住宅ローン返済中の家を担保にお金を借りることができる人の特徴はなんですか?

住宅ローンの残高があっても、家を担保にお金を借り入れできる人は下記の特徴があります。

  • 頭金を入れて不動産を購入した
  • 住宅ローンの繰り上げ返済をしている
  • 不動産の価格が大きく下落している時期に購入している
  • 住宅ローンの返済期間が短く残債が少ない

住宅ローンの残債が少なく、不動産の価値がローン残高より上回っている場合、不動産担保ローンの審査に通りやすい傾向にあります。

家を担保にお金を借りるには、不動産の価格が高いだけでなく、住宅ローンの残高を減らすことも重要です。

土地や家を担保にお金を借りる方法のまとめ

家を担保にお金を借りる まとめ
土地や不動産を担保にお金を借りる方法は、下記のローン商品です。

  • 不動産担保ローン
  • 住宅ローン
  • リバースモーゲージ

特に不動産担保ローンは、不動産の担保価格の60%〜80%程度のお金を借入できる点や資金用途を問わないので自由に借入できます。

不動産の担保価格によっては、借入希望額に満たない場合もあるので、担保不動産の価値を調べることも重要です。

しかし、不動産を担保にお金を借りると、返済できない場合に不動産を取り上げられる可能性があります。

土地や家を担保にお金を借りるには、担保を失わないように計画的に返済できるように借入してください。

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