信用金庫のメリット・デメリット!銀行との違いや審査基準とおすすめな人
この記事では、上記のような疑問や悩みを解決します。
日本全国にさまざまな信用金庫があるため、一度も見たことがないという人は少数派のはずです。
しかし、銀行と何が違うのか、利用にあたっては何に注意すべきかをしっかり理解してください。
今回は、信用金庫と銀行の違いやメリット・デメリット、融資を受ける際の審査に通るための工夫について解説します。
- 信用金庫とは、預貯金を取り扱う金融機関の一種で、店舗の数は250を超える
- 信用金庫と銀行には法律・出資者・組織としての目的・営業地域・サービス利用の制限で違いがある
- 信用金庫のメリットには金利優遇、専用ローンの利用や中小企業・個人事業主でも利用できる、貸し渋りや貸し剥がしの可能性が低いなどがあげられる
- 信用金庫のデメリットには利用者・対象地域が限定されている点や銀行・メガバンクと比較して融資限度額は低く金利が少し高い、店舗が少ない・ATMによっては手数料がかかるなどがある
- 信用金庫から融資審査では資金の使い道や返済能力、経営者や事業に対する強み・信用度が基準となる
- 信用金庫をおすすめできる人の特徴は銀行融資に落ちてしまった人や中小企業・個人事業主が向いている
5分もあれば理解できる内容になっているので、これから信用金庫を利用したい方はぜひ参考にしてください。
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信用金庫とは?
信用金庫とは、預貯金を取り扱う金融機関の一種です。
これだけあれば、ほとんどの人が信用金庫の店舗を見たことがあるはずと言っても過言ではありません。
しかし、銀行の業務である預金・貸付・為替は信用金庫でも扱っているため、いまいち違いがわかりにくいのも事実です。
ここでは、信用金庫と銀行の違いについて、詳しく解説します。
信用金庫と銀行の違い
信用金庫と銀行の違いは主に以下の5点です。
- 根拠になる法律
- 出資者
- 組織としての目的
- 営業地域
- サービスの利用に関する制限
分かりやすくするため、表にまとめました。
項目 | 信用金庫 | 銀行 |
---|---|---|
根拠になる法律 | 信用金庫法 | 銀行法 |
出資者 | 法人、個人などの会員 | 株主 |
組織としての目的 | 相互扶助を前提とする非営利法人として地域の中小企業・住民を支援する | 営利法人として利益を追求する=儲けを出すことを目指す |
営業エリア | 狭め(同一・近隣都道府県内もしくは2~3の市区町村内など) | 広め(複数の都道府県もしくは日本全国) |
サービスの利用に関する制限 | 融資は会員のみが利用可能(会員以外でも利用できるケースもあり)、預金は会員でなくても利用できる | 制限なし(ただし、自宅もしくは勤務先の近隣店舗でないと口座が開設できないなど一定の制約はある) |
信用金庫のメリット
信用金庫のメリットとして、以下の3点が指摘できます。
- 会員になると金利優遇、専用ローンが利用できる
- 中小企業・個人事業主でも利用しやすい
- 貸し渋りや貸し剥がしの可能性が低い
それぞれについて、詳しく説明します。
信用金庫のメリット① 会員になると金利優遇、専用ローンが利用できる
信用金庫のメリットとして、
出資金を払って会員になると、金利の優遇が受けられたり、専用のローンが利用できたりする
点が挙げられます。
信用金庫のメリット② 中小企業・個人事業主でも利用しやすい
中小企業や個人事業主でも利用しやすいのも、信用金庫ならではのメリットです。
銀行から融資を受ける場合、営業年数の短い中小企業や個人事業主はかなり不利になります。
プロパー融資(銀行が独自に行う融資)の場合、過去2期分の決算書や登記簿謄本を求められることが多く、申込すらできないケースも珍しくありません。
また、営利企業である以上、融資を行っても会社としての儲けにならないと判断された場合は、審査に落ちてしまいます。
一方、
信用金庫は地域社会への貢献を目的とする非営利組織である以上、中小企業や個人事業主にも広く門戸を開いている
のが銀行との大きな違いです。
ただし、100%審査に通るわけではない点に注意してください。
信用金庫のメリット③ 貸し渋りや貸し剥がしの可能性が低い
貸し渋りや貸し剥がしの可能性が低い
のも、信用金庫のメリットとして指摘できます。
すでに触れた通り、信用金庫は出資者を含む地域社会への貢献を大きな目的として運営されています。
そのため、銀行に比べると、個々の事情を勘案した柔軟な対応をしてくれる信用金庫が多いのも実情です。
ただし、融資を実行・継続することで、信用金庫側の損失が膨れ上がると判断された場合はこの限りではありません。
信用金庫のデメリット
一方、信用金庫のデメリットとして以下の4つが指摘できます。
- 利用者・対象地域が限定されている
- 銀行・メガバンクと比較して融資限度額は低い
- 金利が若干高い
- 店舗が少ない・ATMによっては手数料がかかる
信用金庫のデメリット① 利用者・対象地域が限定されている
信用金庫の特徴として「利用者・対象地域が限定されている」ことが挙げられます。
簡単に言うと、信用金庫の営業区域内に住んでいる人、勤めている人、自分が経営もしくは役員として参画している事業所がある人でないと、会員にはなれません。
たとえば、横浜信用金庫の場合、以下の営業区域のいずれかに在住・在勤していないと会員にはなれません。
出典:営業地区|横浜信用金庫
さらに、以下のいずれかに当てはまる場合も、信用金庫の会員にはなれないので気を付けてください。
- 個人事業者で常時使用する従業員数が300人を超える場合
- 法人事業者で常時使用する従業員数が300人を超え、かつ資本金が9億円を超える場合
信用金庫のデメリット② 銀行・メガバンクと比較して融資限度額は低い
赤の太文字になります
銀行・メガバンクと比較して融資限度額は低い点が、信用金庫のデメリットです。
具体的な融資限度額は、信用金庫や銀行によって異なりますが、資本金の額の違いを考えると妥当です。
たとえば、横浜信用金庫の出資金とみずほ銀行の資本金を比べた場合、組織としての規模が大きく違うことがわかります。
横浜信用金庫の出資金(2022年3月31日現在) | 17億4,300万円 |
---|---|
みずほ銀行の資本金(2022年3月31日現在) | 1兆4,040億円 |
信用金庫のデメリット③ 金利が若干高い
信用金庫のデメリットとして、銀行から融資を受ける場合に比べ、金利が若干高いことが挙げられます。
信用金庫は非営利企業として地域社会への貢献を目指している以上、銀行の審査に通らない利用希望者でも受け入れているのが現状です。
そのリスクを担保するためにも、融資を行う際の金利は銀行のそれと比べ、若干高めになる点には注意してください。
信用金庫のデメリット④ 店舗が少ない・ATMによっては手数料がかかる
信用金庫は限られた地域で営業しているため、店舗が少ないのも実情です。
ATMに関しては、 「しんきんATMゼロネットサービス」といって、全国の信用金庫のATMを相互利用できる サービスがあります。
その場合、平日は8時45分から18時まで、土曜は9時から14時までであれば、引き出し・預け入れの手数料は無料です。
ただし、それ以外の時間では手数料がかかります。
銀行やコンビニのATMも利用できますが、その場合も所定の手数料がかかるため事前に確認してください。
横浜信用金庫の審査基準
横浜信用金庫を含め、ほとんどすべての信用金庫が、融資においての審査基準は公開していません。
しかし、 審査基準になり得る点をある程度推測することはできます。
ここでは、横浜信用金庫を含めた信用金庫から融資を受ける場合の審査基準になり得る点として、以下の3つについて解説します。
- 資金の使い道
- 返済能力
- 経営者や事業に対する強み・信用度
資金の使い道
融資を受ける際は、資金の使い道を明確にしてください。
特に、事業用資金を借りる場合は、面談においてかならずその点を追求されます。
受け答えがしどろもどろになっている場合、資金流用や裏金などあらぬ疑いをかけられて、審査に通過できない可能性も出てくるので要注意です。
事前に担当者に相談しておくのはもちろん、 事業計画書や見積書など、資金の使い道の裏付けになる書類は不備のないよう揃えておいてください。
事業計画書の作り方がわからない場合は、信用金庫の担当者や税理士などの専門家に相談してみるのも1つの手段です。
返済能力
返済能力も、審査においてはかならずチェックされるポイントです。
担当者は、事業の売上や自己資金額、その他の融資状況などを総合的に勘案し、返済能力を見極めます。
いくら優れた事業計画や構想があったとしても、事業で得られる年間売上が乏しかったり、自己資金が少なかったりすれば借りられません。
返済できなくなる可能性が極めて高いためです。
たとえば、融資の対象となる事業で得られる年間売上が200万円しか見込めないにもかかわらず、300万円の融資を希望した場合、まず審査には通りません。
経営者や事業に対する強み・信用度
経営者や事業に対する強み・信用度も、審査の結果を左右する要素の1つです。
他の会社がやっていないことを事業として打ち出せれば、その独自性により、将来大きな収益がもたらされる可能性も出てきます。
また、経営者個人に、自己破産や税金滞納、事業上の債務超過などがあった場合、融資を受けるのは難しくなります。
これらのトラブルがあると、信用度が低く評価されるのも事実です。
信用金庫と銀行はどっちを選ぶべき?おすすめできる人の特徴
信用金庫と銀行はどっちを選ぶべきか、信用金庫をおすすめできる人の特徴とともに解説します。
- 銀行融資に落ちてしまった人
- 中小企業・個人事業主
信用金庫の融資における審査基準は、銀行の場合とはまったく異なります。
そのため、 銀行融資に落ちてしまった人であっても、信用金庫に申込をしたら通過できるのは珍しくありません。
ただし債務超過に陥っていたなど、決定打になる理由があって落ちてしまった場合は、信用金庫であっても厳しいです。
また、中小企業や個人事業主など、銀行からは融資を受けづらい立場の人・会社にも信用金庫は向いています。
信用金庫のメリット・デメリット まとめ
信用金庫は、銀行と同じような業務を行うものの、根拠となる法律や事業の目的という点でまったく異なります。
地域への貢献を目的とする非営利法人であるため、 銀行から資金調達しづらい立場の中小企業や個人事業主にとっては、何かと重宝するはずです。
一部の銀行で起こりがちな貸し渋りや貸し剥がしも、信用金庫ではあまり起こりません。
一方で、銀行に比べると資金面でははるかに小規模であるため、高額の資金調達はしづらくなっています。
金利も若干高めなため、その点がネックになる人もいるかもしれません。
すべてのサービスを利用するには会員にならなくてはいけないなど、独特な面もあるので注意が必要です。
それでも、親身な担当者が多く、寄り添った対応をしてくれるのも珍しくないので、資金調達のことで不安があるなら、一度相談するのをおすすめします。
- 信用金庫とは、預貯金を取り扱う金融機関の一種で、店舗の数は250を超える
- 信用金庫と銀行には法律・出資者・組織としての目的・営業地域・サービス利用の制限で違いがある
- 信用金庫のメリットには金利優遇、専用ローンの利用や中小企業・個人事業主でも利用できる、貸し渋りや貸し剥がしの可能性が低いなどがあげられる
- 信用金庫のデメリットには利用者・対象地域が限定されている点や銀行・メガバンクと比較して融資限度額は低く金利が少し高い、店舗が少ない・ATMによっては手数料がかかるなどがある
- 信用金庫から融資審査では資金の使い道や返済能力、経営者や事業に対する強み・信用度が基準となる
- 信用金庫をおすすめできる人の特徴は銀行融資に落ちてしまった人や中小企業・個人事業主が向いている
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