税理士の選び方とは?近い方がいい?いい税理士はすぐわかる?見極めるポイントや失敗しない探し方を解説

税理士の適切な選び方は、以下の通りです。
- 所在地が自宅などから近い税理士を選ぶ
- 税理士が得意としている分野で選ぶ
- 税理士事務所の大きさで選ぶ
上記の3つを基準に選ぶと、理想の税理士と出会える可能性があります。
また、良い税理士を見極めるには、相性の良さや対応の素早さ、説明のわかりやすさなどを念頭において比較するのがおすすめです。
一方で、おすすめしない税理士は節税対策を提案してこないことや態度が高圧的、返信が遅い人なので、選ばないようにしてください。
今回の記事では、理想の税理士の選び方やいい税理士の見極め方、おすすめしない税理士の特徴について解説します。
記事を読むことで、理想の税理士と出会うチャンスが上がる可能性がありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
法人・個人事業主が知っておきたい税理士の選び方
法人の経営者の方や個人事業主であれば、どんな税理士を選ぶかは非常に重要な問題です。
特に、中小事業者にとって、税理士は経営のパートナーとして位置づけられることから、 事業の継続性にも関わるほど重要な存在 となります。
それだけ重要な存在であるにも関わらず、適切に税理士を選ぶことができているという方は多くありません。
以下では、法人の経営者や個人事業主が知っておきたい税理士の選び方のポイントを解説していきます。
- 税理士事務所所在地は近い方がいい
- 得意ジャンルで選ぶ
- 税理士事務所の規模で選ぶ
税理士の選び方① 税理士事務所所在地は近い方がいい
税理士事務所の所在地は、選び方の一つとなる重要な基準 です。
地元の税理士事務所を選ぶメリットとしては、直接対面で会議や相談ができること、定期的な打ち合わせが容易であることが挙げられます。
また、地方銀行や信用金庫、地域の助成金や補助金など、地元特有の情報を提供してもらいやすいのも大きなメリットです。
ただし、現代のコミュニケーション手段の多様化により、オンラインでの打ち合わせやデジタルツールを用いた記帳など、必ずしも対面での対話が必要とは限らなくなってきています。
税理士の選び方② 得意ジャンルで選ぶ
税理士の得意分野は、選び方の一つです。
各税理士はその経験や専門知識により、特定の分野を得意とすることがあります。
例えば、ある税理士は資金調達のサポートが得意である一方、別の税理士は新規事業設立のアドバイスに長けているかもしれません。
そのため、 自身のニーズと合致する税理士を選ぶ際には、税理士の得意分野やこれまでの実績を確認することが重要 です。
ほとんどの税理士事務所のウェブサイトでは、その税理士の得意分野が掲載されています。
自身のビジネスに最もマッチする税理士を見つけ出すことで、最適なアドバイスを受けられる可能性が高まります 。
税理士の選び方③ 税理士事務所の規模で選ぶ
税理士事務所の規模も、税理士選びの一つの基準となります。
税理士事務所には、一人の税理士だけで運営されている個人事務所から、多数の税理士を抱える大規模な事務所まで、さまざまな規模のものが存在します。
小規模な事務所の場合、アットホームな雰囲気で気軽に相談できるという利点がありますが、対応可能な業種や問題の範囲が限られる場合もあります。
対して、複数の税理士が所属する大きな事務所では、幅広いニーズに対応可能であり、特に複雑な案件(例えばM&Aや国際税務等)についても適切なアドバイスが得られる可能性があります。
規模により、税理士事務所が提供できるサービスや専門性は異なりますので、自身のニーズに合わせて検討することが重要 です。
いい税理士はすぐわかる?見極めるポイント
いい税理士かどうかは、次のポイントを見極めることで判断することができます。
以下では、それぞれのポイントについて解説していきます。
- 考え方や相性が良い
- 費用が明確
- 対応が素早い
- 業界・業種の実績・知識・経験年数
- 説明がわかりやすい
- お客様の声や実績、スタッフ紹介が確認できる
- ITスキルに長けている
考え方や相性が良い
税理士との関係性は、ビジネスパートナーとの関係と同じくらい重要 です。
長期的な関係性を維持するためには、無理なくコミュニケーションが取れ、考え方やビジョンに大きな違いがない税理士を選ぶことが理想的であると言えます。
税理士と直接会って話をしてみて、お互いの理解やコミュニケーションスタイルが合うかを確認することが重要です。
費用が明確
税理士には顧問料とは別に、業務ごとの料金が発生する場合があります 。
会社の規模や訪問回数によっても料金が変動します。
費用と業務内容を事前に確認せずに依頼すると、「打ち合わせ料金が別途発生する」「追加料金が発生した」といった予期せぬトラブルにつながる可能性があります。
そのため、税理士を選ぶ際は、費用の詳細と具体的な業務内容を確認することが重要です。
対応が素早い
税理士にとって、迅速な対応は非常に重要な要素です。
税務調査の連絡が税理士事務所に来たときなど、即座に対応が必要な状況では、迅速なコミュニケーションが必要 となります。
事前に電話やメールでの問い合わせを試み、その対応速度を確認することで、その税理士の対応能力を一定程度は測ることができます。
業界・業種の実績・知識・経験年数
自社の業界や業種に関する知識を持つ税理士は、効果的な節税対策や、業界特有の慣行、法規制に対応したアドバイスを提供できる 可能性があります。
そのため、税理士に依頼する前に、その税理士がどの業界や業種のクライアントを持っているのか、またその経験年数や知識の深さを確認することが重要です。
これにより、自社の業界に対する理解がある税理士を見つけることができます。
説明がわかりやすい
難しい話をいかに分かりやすく説明してくれる かどうかも重要なポイントです。
税務の世界は専門用語が多いため、ついつい説明が難しくなりがち。
専門用語を並べるだけの税理士を選んでしまうと、肝心の内容が理解できず、後々こんなはずじゃなかったと後悔することになりかねません。
中には、自分のペースで話を進めるために、あえて難しい言葉を使って煙に巻こうとするケースも存在するので注意してください。
こうしたトラブルを避け、納得感のあるパートナーシップを築くためにも、専門用語を噛み砕いてこちらの目線に合わせて話してくれるかをしっかりチェックすることも大切です。
お客様の声や実績、スタッフ紹介が確認できる
お客様の声や実績、スタッフ紹介が確認できるかどうかも良い税理士かどうか見極めるポイントのひとつです。
お客様の声や実績には、実際にどのような悩みを抱えた方が、どんなプロセスで解決に至ったかという「生の記録」が詰まっています。
納得のいく税理士選びにおいて、これほど確かな指標はありません。
また、スタッフ紹介が確認できる点も大きなポイントです。
スタッフの離職率が高い事務所では、情報の更新が追いつかないため、あえてスタッフを公開しないケースが見受けられます。
反対に、スタッフ紹介が充実している事務所は、定着率が高く、組織としての風通しが良い傾向といえるのです。
安定したサポートを求めるなら、スタッフの顔も見える事務所を選ぶようにしてください。
ITスキルに長けている
ITスキルに長けているかどうかも重要なポイントです。
未だに電話やメールのみのやり取りや、インストール型の会計ソフトに固執する税理士も少なくありません。
しかし、外出や会合が多い経営者などにとって、場所を選ばないコミュニケーションは必須です。
経営を加速させるなら、ITを武器にしている税理士をパートナーに選ぶのがおすすめです。
おすすめしない税理士の特徴
おすすめしない税理士については、次のような特徴があります。
これらの特徴に当てはまった場合には、税理士の変更を検討してください。
- 節税対策を提案しない
- 高圧的な態度
- 専門用語多用して話す
- レスポンスが遅い
- 生命保険や損害保険を売り込んでくる
- 仕事が完了した後に請求額が決まる
節税対策を提案しない
多くの経営者なら、税理士なら当然、節税を提案してくれると考えがちですが、現実は必ずしもそうではないので注意が必要です。
税理士の本来の職務は適正な納税なので、中にはリスクを極端に嫌い、税務署目線の保守的なスタンスを崩さない税理士も少なくありません。
また、最新の税制知識が不足しているために、効果的な提案ができないケースも見受けられます。
高圧的な態度
税理士との長い関係を続けていくうえで、態度の問題は避けられません 。
税理士が常に高圧的で、自分の意見や専門知識を強引に押し付けてくるのは大きな問題です。
こうした税理士は、クライアントが自分の意見を尊重しない、または専門的な意見に耳を傾けないと感じると、ますます横柄になる可能性があります。
専門用語多用して話す
税法の専門家である税理士は、その専門知識を一般的な言葉で説明できるべき です。
しかし、一部の税理士は専門用語を多用し、クライアントが理解できないままに残すことがあります。
これはクライアントにとって混乱を招き、重要な決定を下す際に不確実性を増加させる可能性があります。
レスポンスが遅い
迅速な対応はビジネスの一部であり、税理士も例外ではありません 。
税理士がメールや電話の返信に遅いと、クライアントの業務に大きな遅延を引き起こす可能性があります。
これは、例えば確定申告の期日までに必要な書類を提出できないといった問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
納期が守れないのは、税理士として失格なだけではなく、社会人としても疑わしいと言えます。
レスポンスの遅さは、お互いの信頼関係の構築を大幅に阻害します。
生命保険や損害保険を売り込んでくる
税理士が生命保険や損害保険を売り込んでくる場合、それはその税理士が自己の利益を優先している兆候かもしれません。
税理士はクライアントの最善の利益を優先すべきですが、保険契約により手数料を得るためにクライアントに不適切な保険を強制するのは不適切です。
したがって、 不要なコストをクライアントに払わせようとするような税理士は、悪いダメな税理士であると考えるべき です。
仕事が完了した後に請求額が決まる
税理士が業務を完了させた後に初めて請求額を提示するのは、クライアントにとって予想外の費用を強いる可能性があります 。
事前に明確な料金の見積もりを提供することは、クライアントが予算を管理し、将来的な費用に対する準備をするために重要です。
後から料金を提示してくる税理士は、その他のサービスでも同様の問題を引き起こす可能性があるので注意しなければなりません。
税理士に依頼できる業務内容
税理士には、以下のような業務を依頼することができます。
ただし、依頼できる場合でも、税理士の専門性によってサービスの質は異なるので注意してください。
- 経理・税務申告業務
- 経営サポート
経理・税務申告業務
税理士に依頼できる業務の一つとして、経理・税務申告業務があります 。
代表的な経理・税務申告業務は以下の通りです。
・記帳代行サービス(会計ソフト入力や記帳指導)
・給与計算サービス(給与計算や年末調整など)
・自計化支援サービス(経理業務を自社で行うための支援)
・決算申告サービス
・税務調査立ち会いサービス
これは、経理の全般的な業務を税理士に依頼することで、請求書の発行、振込業務などの経理代行から、会計ソフトの入力や記帳指導といった記帳代行まで含みます。
また、給与計算や年末調整などもこの範疇に入ります。
さらに、自計化支援というサービスもあり、これは自社で経理業務を行うための支援を税理士から受けることを指します。
そして、年度末には決算申告業務が必要となり、税務調査においては税理士が立ち会うことも一般的です。
経営サポート
税理士は経営サポートという形で企業の経営に対して様々なアドバイスや支援を提供します 。
これには、経営に関する税務相談や節税対策が含まれます。
代表的な経営サポートサービスは以下の通りです。
・節税対策サービス
・経営計画の策定サービス
・資金繰りやキャッシュフロー計画の改善相談
・事業承継、M&A支援
税理士は税法の専門家であるため、経営者にとって有益な税務上のアドバイスを提供し、企業の税負担を軽減するための戦略を策定することが可能です。
また、経営計画の策定や資金繰り、キャッシュフロー計画の改善についてのアドバイスも提供します。
これらは企業の成長や安定した経営を支える重要な要素であり、専門的な知識や経験をもつ税理士の意見は非常に価値あるものです。
そして、会社設立や事業承継、M&A(合併・買収)などの大きな経営判断に際しても、税理士は重要な助言を提供します。
失敗しない税理士の探し方
従来では、知人・友人からの紹介が多かったものの、近年では、税理士紹介サイトやマッチングサイトを使って税理士を探す事例も増えてきています。
失敗しない税理士の探し方はいくつかあるので、自分にあった方法で見つけてみてください。
- 知人・友人からの紹介
- 銀行や保険会社からの紹介
- 税理士紹介サイトやマッチングサイトを使う
知人・友人からの紹介
税理士を探す際の最も手軽な方法は、友人や知人からの紹介 です。
友人や知人から紹介された税理士は、既に第三者の評価があるため、失敗するリスクは低くなる傾向があります。
友人や知人からの紹介で税理士を探す場合は、自身のニーズと紹介された税理士が提供できるサービスをきちんと照らし合わせてみてください。
銀行や保険会社からの紹介
銀行や保険会社も税理士を紹介してくれることがあります 。
ただし、銀行や保険会社からの紹介は、取引上の利害関係が絡んでくる可能性があるため、必ずしも良い税理士を紹介してくれるとは限りません。
そのため、銀行や保険会社から紹介された税理士を選ぶ場合は、その税理士と紹介元との関係性や、税理士の専門性と自身のニーズが合致しているか等をよく考慮して選ぶことが大切です。
税理士紹介サイトやマッチングサイトを使う
インターネットを利用して税理士を探す方法もあります 。
税理士事務所のホームページや税理士紹介サイトを利用することで、あなたのニーズに適した税理士を見つけることが可能です。
ただし、税理士事務所のホームページは自社の良い点しか書かれていないことが多いため、客観的な評価を得るのは難しい点に注意してください。
一方、税理士紹介サイトでは、運営会社が登録税理士を任意で探し、何件かの紹介をするシステムになっています。
紹介された税理士が成約した場合、運営会社への紹介料が発生し、その分税理士の報酬が上乗せされてしまうこともあります。
そのため、利用する際は各サイトの運営方法や費用体系について十分に調べ、理解した上で利用するようにしてください。
税理士会などが実施している税務相談に行く
各地域の税理士会や市区町村の役場では、定期的に無料の税務相談会が開催されています。
その人柄や相性を肌で感じられる点が大きなメリットです。
相談時間は限られていることが多いですが、アドバイスの的確さや説明の分かりやすさを直接確認できます。
日本税理士会連合会のサイトで探す
確実な情報をもとに税理士を探したい場合は、日本税理士会連合会が運営する税理士情報検索システムの活用がおすすめ です。
このサイトでは、全国の登録税理士の氏名や事務所所在地、さらには専門分野や所属する税理士会などを条件に絞って検索できます。
自宅やオフィスの近隣で、かつ自分のビジネス領域に強みを持つ税理士を効率よくリストアップしたい人はぜひ活用してみてください。
税理士の選び方に関するよくある質問
税理士の選び方についてよくある質問をまとめてみました。
これから税理士を探そうと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
- 遺産相続の依頼をしたのですが、税理士の選び方がわかりません
- 中小企業の税理士の選び方を教えてください
- 不動産仲介業に強い税理士の選び方を教えてください
Q:遺産相続の依頼をしたのですが、税理士の選び方がわかりません
- 年間相続税申告実績を確認する
- 事務所のホームページを確認する
- 税理士会のホームページで所属税理士の数をチェックする
- どれくらいのコストがかかるかチェックする
- 書籍出版実績をチェックする
- 実際の担当者をチェックする
遺産相続に強い税理士を選ぶ場合、まず、税理士が、相続税法の知識と実務経験を持っているかを確認してください。
この確認によって、適切な税額の計算や有効な節税策を税理士が提案できるかどうかを判断できるようになります。
さらに、遺産相続は、秘匿性の高い情報を取り扱うので、税理士が信頼できるかどうか、確認することが大切です。
この場合には、税理士に相談の連絡をして、その対応が迅速であるか、丁寧であるか、専門用語が少なく、コミュニケーションに問題がないかをチェックするようにしてください。
Q:中小企業の税理士の選び方を教えてください
・成長期: 節税対策、部門別管理、融資実行の支援
・成熟期: 事業承継、組織再編、高度な財務コンサルティング
売上規模や組織の形が変われば、求めるべき税理士のレベルも変わるので、自社の現在地に合わせて、最適なパートナーを柔軟に検討することが大切です。
Q:不動産仲介業に強い税理士の選び方を教えてください
特に不動産特有の税制は複雑で、選ぶ税理士によって納税額や経営のスピードに大きな差が出ます。
以下の特徴を参考に不動産業に特化した視点を持つ税理士を選ぶことで、リスクを回避しながらキャッシュを最大化させることが可能です。
・対応してもらえる業務内容が具体的であると事前に伝わってくる
・不動産業界の法改正や最新の動向に詳しい
・他士業や専門家とのネットワークがある
・不動産仲介業に特化した節税対策を実施する
税理士の選び方 まとめ
税理士を選ぶ際には、税理士事務所の所在地、得意ジャンル、事務所の規模をまずは参考にしてみてください。
それだけで、自分にあった税理士選びができるようになるはずです。
税理士事務所の規模が大きい場合でも、実際にサービスを提供するのは、一人ひとりの税理士ということになるので、しっかりと個人個人の税理士の専門性を確認することが重要 となります。
確認する際には、これまでの経験や専門性、対応の早さなどを参考にしてください。
悪いダメな税理士は、専門用語を多用したり、高圧的な態度をとったりと、十分なコミュニケーションがとれないケースが多いです。
友人や知人から紹介してもらったり、税理士紹介サイトやマッチングサイトを利用すると、自分と合った税理士を探しやすくなります。
昨日は0人が資金調達チェックの無料診断をしました。
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