前之園行政書士事務所

更新日2021/12/8
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前之園行政書士事務所
・農業融資(公庫資金)サポートや補助金・助成金獲得サポートを通じて、お客さまの経営課題を抽出し、アドバイスを行います。
・農地関係(売買、転用)の分かりにくい手続をサポートします。
・農業の事業継承という大きな課題をサポートします。

必要であれば、税理士・司法書士・弁護士などの紹介も可能です。
公庫・農協系統などに広い人脈を持っております。お気軽にご相談ください。
名前前之園行政書士事務所
住所熊本市北区龍田三丁目32ー18 株式会社近代経営研究所3階
電話096-202-7378
URLhttp://h-maenosono.com/
事業内容
農業融資サポート、農地関係、事業承継(後継者問題)、資金繰り支援、経営改善アドバイス、法人成りなど
対応エリア
熊本県
地図

まずは、自己紹介をお願いします。

前之園博一氏熊本県熊本市北区で行政書士をしております前之園博一(まえのその ひろかず)と申します。
昭和57年生まれ、鹿児島県いちき串木野市の出身です。
鹿児島県薩摩川内市のれいめい中、れいめい高校を卒業後、東京大学文科三類に入学しました。
東京大学農学部に進学し、農業経済学を学んだ後、平成16年、農林漁業金融公庫に就職しました。現在の株式会社日本政策金融公庫です。
最初は秋田支店に赴任し、農業融資や債権回収を担当しました。
平成20年8月に熊本支店に転勤となり、農業融資、食品加工企業向け融資の営業や審査を担当し、その後、債権回収や事業再生を担当しました。
平成26年3月、勤務10年をもって退職し、平成26年6月に行政書士事務所を開業しました。

 

なぜ、今の事業を始めようと思ったのですか?

公庫で農業融資や債権回収、事業再生業務を行うにつれ、公庫としてやれることはあくまで金融機関としての対応でしかないことを痛感しました。
融資審査においても、金融機関としてどこまでリスクを負えられるか、ギリギリの線までお客様の要望に応えようと思うのですが、組織の論理で諦めざるを得ないこともありました。
また、債権回収の現場においても、「貸し手の立場からは言えないけれど、債務者側からこう言ってもらえれば、もっとよい対応ができるのに」、債務者側がそう言わないがために法的対応にならざるを得ない、という事態がよくありました。
そこで、債務者側、つまり農家側の立場に立って、資金調達や資金管理についてアドバイスできる専門家がぜひとも必要だと思うに至りました。
しかし、農業の世界において、そのような専門家はほぼ皆無です。
そこで、独立し、今の事業を始めることになりました。

 

御社の特徴や強みを教えて下さい。

東京大学農学部を卒業し、農業金融の世界に10年おりましたので、農業と金融の双方に精通していることが特徴であり強みです。
農業だけに詳しい専門家はたくさんあります。
また、金融だけに詳しい専門家もたくさんあります。
しかし、農業の世界で金融に詳しい専門家となると、農協か、前職の公庫くらいしかありません。その双方とも貸し手側であることに問題があると思っています。
借り手である農家の立場に立って、ベストな資金調達支援ができる専門家はほとんどいないのではないでしょうか。
なお、行政書士は、公庫融資の申込ができますが、ほとんど旧国民生活金融公庫資金しか取り扱っていません。農林水産事業資金に精通している行政書士は皆無と思われます。
そこに、弊所の特徴、強みがあると思っています。

 

最近、手がけた案件の事例があれば、差し支えない程度で教えて下さい。

農業に参入する企業からの相談を受けました。ハウスを建設するための資金が必要とのことで、補助金と融資の双方から検討することになりました。
補助金は、有効な手段ですが、入金まで1年くらいかかるため、つなぎ資金が必要であり、また手続が煩雑なことが特徴です。また、種類も多くあるため、どれが適切な補助金なのか、分かりにくくなっています。
そこで、情報収集から支援を行い、適切な補助金を検討し、補助金申請の支援を行いました。
また、同時並行で借入の支援も行いました。
青年等就農資金という新しい公庫資金があります。青年就農計画を提出し、認定就農者になった方向けの無利子の資金です。無利子の資金というのはそうそうありません。
そこで、青年就農計画の作成支援から行い、借入の支援を行いました。

 

資金調達を検討されているお客様へのメッセージ

むやみに金融機関に行かないことが大事だと思っています。
というのは、融資するかどうかは、ほとんど最初に会った担当者の一存でほとんど決まってしまっているのが実態だからです。
ですので、何の用意もせずに、いきなり銀行を訪問しても、悪印象を与えてしまうと、後々も借入ができないという事態になりかねません。
銀行内部にはブラックリストとまでは言いませんが、基本的に融資をお断りする先がリストアップされていることが多いです。
新規開業者というのは、実績がないだけに、銀行も慎重にならざるを得ず、そのようなリストに載ってしまうことも往々にあるのです。
ですから、まずは銀行でない専門家に相談し、銀行に行くときも専門家と同行したほうが無難ではないかと考えています。

 

起業を成功させる為のアドバイスがあれば、お願いします。

外観一にも二にも現金がないことにはどうにもなりません。
起業当初は、収益が上がらないのが通常ですので、利益が出るようになるまでの生活費や経費、投資額や宣伝費などを前もって、「余分に」計上しておき、余裕のある資金計画を立てることが重要です。
貯金がある人は問題ないかもしれませんが、貯金のあまりない方は、貯金するまで起業を待つか、あるいは借入によって資金を調達しておくことが大事です。
起業したて、というのは、それまで借入金がない状況で、事業計画が適切であれば、逆に借りやすい時期でもあります。起業してしばらく経ってからの借入となりますと、それまで当然赤字なわけですので、借りにくくなっていきます。
十分な資金を用意して起業するのが安全だと思います。
しかし、一番大事なのは、起業にかける気持ち、決心だと思います。決心が固ければ、周囲も銀行も認めてくれますし、仕事もやってきます。
成功を念じております。

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