信用金庫と日本政策金融公庫から600万円の資金調達。日本のIT技術の底上げを目標に大学生向けパソコン教室を立ち上げた株式会社エフェクト/代表取締役 鈴木強志氏

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それでは起業までの流れを教えて下さい。

鈴木強志氏学生のときから、会社の設立を考えていました。理由は2つあります。1つ目は普通に企業に勤めても窮屈そうに働いている自分しかイメージできないこと。2つ目は、2006年に施行された新会社法です。これで起業に対する心理的なハードルが、かなり下がりました。「会社って1円で作れるんだ!」って(笑)。就職は、将来起業する為に手に職を付けたかったので、IT技術に特化した中小企業に入社しました。この会社では寝る間を惜しんで仕事に没頭します。その甲斐あって、丸3年で独立できるレベルの技術が身に付きました。その会社は入社4年目の春に辞め、その年の夏に起業をします。

 

起業の資金はどのように準備したのですか?

資本金や運転資金は自分の貯金から出しました。自分1人だけですし、設備もパソコン1台だったので、初期費用はほとんど必要ありませんでした。最初に請け負った仕事は、大手IT企業の下請け業務です。IT関係はどこも人材が足りていないので、技術がある人は重宝されます。この請負業務ですが、仕事に対するストレスは無く、さらに同世代より稼げました。当然お金は溜まります。

起業は予想以上に順調な形でスタート出来ました。しかし、1年もするとお金に余裕があった分、心に隙が出来てしまい、数ヶ月働いて数ヶ月は何もしないような働き方になってしまいます。ある日、こんな生活はダメだと思い、経営者として人脈や見識を拡げる為に様々な会に入会します。お陰で多くの経営者の方との交流やアドバイスをもらえ、今後の自社の展望を具体的に考えるようになりました。
1、2期はBtoBの事業で柱一本でした。売上も順調でしたが、自分の中で「大手企業の下請けになるために起業したわけじゃない!そうだ、僕のITの技術やパソコンの知識を、もっと多くの人の役に立つことをしよう!」と思うようになります。そこで、思い切った決断をしました。今までの下請けの仕事を辞めて、コンシューマー(一般消費者)向けのビジネスを始めることにします。BtoBからBtoCへの大転換です。

 

方針を変えてから取り組んだことや自分の中の変化があれば教えて下さい。

DSC_0448まずは、本を色々と読みました。そのときにある経営者の本と出会います。その方は20代で事業を興します。ただ最初に大失敗してしまい5,000万円の借金を背負うんですが、その後見事に会社は飛躍し借金を返済する話です。その方の本にビジネスが上手くいった秘訣は沢山の借金だと書いてありました。特にキャッチコピーの「借金は僕の師匠」の言葉に多大なインスピレーションを受けたんです。
この言葉を見たときに、「そういえば、僕は借入に対しての知識が全く無い。それこそ資金調達の事に関しては何も知らない。確かに今は無借金経営している。ただ、せっかく起業したのに実際に僕がやっているのは下請けじゃないか。よし!僕も他の経営者の方みたいに事業計画を作成したり、資金調達など身を以て体験してみよう」と決意します。

 

資金調達はどのように行いましたか?

2期分の決算書はあったので、3期目の売上見込みを作成しました。金融機関は地元の川崎信用金庫です。新規事業の為の運転資金ということで200万円の借入をしました。金利は1%前半です。成功したポイントは1、2期目の売上の内容が良かったのと、基本的に経費が係らないビジネスモデルなので収益性の高さを評価してもらえたことだと思います。この資金を元手にコンシューマー向けの新規ビジネスを始めます。
サービスメニューは①パソコンの出張サービス②お助けサポート③HP作成です。このときは1、2期目の売上の柱であった大手の下請けを辞めて新規事業に集中しました。しかし、決意の固さとは裏腹に予想以上に儲かりません。やってみて思ったのですがコンシューマーは、なかなかお金を出せない。特にお助けサービスは全然儲かりませんでした。出張サービスで、1件5,000円の値段設定では交通費を考慮すると手元にほんのちょっとしか残りません。このときは値段設定も、あまり分かっていませんでした。最初に広告費などに多めにお金をかけてしまったこともあり、出張サービスは5ヶ月くらいでストップします。会社の状況の立て直しの為に、一旦大手の下請けに戻りました。

 

この失敗を次にどのように活かしたのでしょうか。

鈴木強志氏コンシューマー向けの事業はすぐにお金にならないと痛感。ただ、3期目はこんな状況にも関わらず、大手の下請けに戻ったタイミングも良く決算は黒字でした。ここで改めて、4期目に向けて戦略を立て直します。この1年BtoBとBtoCの両方の仕事をしました。そのときに顕著に感じた事がありました。それは、今の日本は絶望的にIT技術者が足りていないということです。僕は技術を持っているので、起業で多少上手くいかないことがあっても、すぐに大手の下請けの仕事に戻ればどうにかなります。これが新たな事業の発想のポイントになりビジネスモデルが生まれました。

それは現在の日本におけるIT技術者が少ないことを問題とした場合、これを解決するサービスは何だろう?で導き出したのが、「大学生向けのITの基礎技術に特化した教室」です。現状、パソコンの操作やインターネットの基礎知識などが乏しい大学生は、なかなか就職先が見つからない時代です。本人達の努力もあるでしょうが、企業側が教育するコストを負担出来ないのも大きな要因です。だとすると、大学生のときに学校で習うことが無い、IT技術の基礎知識を学ぶことで、本人にも企業にも喜ばれるサービスになるんじゃないかとイメージが出来ました。このビジネスが廻ることで結果、「日本のIT技術の底上げに繋がる」と強く感じましたし、自分自身これが本当にやりたい事なんだと確信しました。4期目からのビジネスの柱を「大学生向けにITの基礎技術が学べるパソコン教室」にします。

 

パコソコン教室の資金調達は、どのように行なったのですか?

3期分の決算書と事業計画書作成しました。川崎信用金庫に相談にいくと、最初に借りた200万円の枠を400万円までに拡げてくれました。返済が遅れたことがなかったので信用がついたのだと思います。これで最初の借入分の100万円を返し、手元に300万円が残る借り換えをしました。この資金を、元手に翌月パソコン教室を開業します。ただ、このとき不動産の店舗物件を借りるのは初めてで、手数料や保証金や前家賃などをあまり考えずに物件契約をしてしまいます。当初は物件取得費用と造作で200万円の予算だと考えていたのですが、結果300万円程に初期費用が膨らんでしまいました。信金から借りた資金が一気に無くなります。ですが、途中から予想以上に費用が係るかもしれないと感じていました。そこで早めに日本政策金融公庫に相談をしていたので、タイミング良く200万円の運転資金を得る事に成功しました。複数の金融機関に同時に融資の相談をしておくのはお勧めします。もちろん、事業計画書の数値面も大切ですが、物件の場合は予想外に費用が係る場合もあることを学べた良い機会でした。

 

そんな苦労して開業したパソコン教室の強みを教えてください。

①カリキュラムが大手IT企業の新人研修とほぼ同等のクオリティです。

僕自身、大学を卒業してIT技術を現場で勉強しました。また、起業後は大手の下請けで技術を磨いています。この知識と経験でITの技術者として現場で活きる基礎知識を教えることが可能です。

②企業へ即戦力になる新卒の提案が出来ます。

今、多くの企業は新卒に対する教育コストの捻出が厳しい状況です。新卒の採用にコストを掛けて、教育までコストを掛ける事ができる中小企業が果たしてどれくらいあるでしょうか。弊社ではIT技術者の基礎知識を持っている人材のご提案が出来ます。

 

今後の展望を教えて下さい。

多くの若い人を育てたいです。そして、その人達を大手企業ではなく、中小企業で活躍させたいですね。若い人は中小企業で技術をどんどん磨いて欲しい。大手はシステムやマネジメントを経験できますが、40歳を過ぎると仕事が無いケースを多く見ます。ITと言っても技術者はある意味職人と一緒で、技術があると将来どうにかなります。特に今、日本は本当に技術者が全く足りていないので、この教育の仕組と企業への紹介のシステムを構築したいですね。あとは、海外の技術者に負けないほどの人材育成システムも作り上げたいと思っています。

 

これから起業を考えている方へのメッセージをお願いします。

鈴木強志氏起業を考えるときって大抵の人は雇われているときですよね。働きながら考えていると思います。起業したいと思ってもタイミングとか、家庭とかあると思いますが、とっととやりましょう。やりたいことがあるならやるしかない。ダメだったら転職すればよい。20-30代の転職市場はひっぱりだこです。やりたいことはやってみないと何も始まらないですよ。僕は年下(20代)にはすぐに起業をしよう!と言っています。若いとやり直しが出来ますからね。あと、起業時の資金調達や借入については色々と考え方があると思います。無借金経営が絶対に良いと言う人もいます。

僕にとっては借入していなかったら、今と同じことは絶対にやっていないですね。借入返済の緊張感はパフォーマンスを上げる効果があると思います。ある意味、借入は燃料ですね。今の僕には頭をフル回転させてくれる燃料になっています(笑)。

 

鈴木社長、本日はどうもありがとうございました。

社会全体の”パソコンの前で悩む無駄な困惑を減らす” | 株式会社エフェクト
http://effect.jpn.com/

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