突如飲食店の経営者に。個人投資家・知人・日本政策金融公庫から総額1,200万円の資金調達に成功!リテンションマテリアル合同会社/代表大塚達(とおる)氏
それでは大塚社長、自己紹介をお願いします。
学生のときはアメリカンフットボールをやっていました。3年生のときはキャプテンになり東京都の代表にも選出されました。
大学はスポーツの推薦で入学。4年間スポーツの結果はイマイチでしたが、家族のような仲間が100人以上出来たのは大きな財産です。また、この4年間で人に嫌われない人間関係の作り方を自然と身に付けていきました。
起業までの経緯を教えて下さい。
まず当時の仕事に対する考え方ですが、僕自身、無理矢理夢を持ったりするタイプではないので、自分のテンションは何をしたら上がるのか?を優先して仕事を選びました。理由はテンション高く楽しい人生を送りたいからです!そのとき出てきた答えはお金でした。
じゃー何をしようって事で、考えた結果「営業職」だ!と思いました。モノが売れるようになればお金を稼げるだろう!よし、最初だけ一番きつい営業をして自分を鍛えよう!と決めて、某不動産会社に入社することに。
入社の決め手は、社長の「うちで働けば普通の会社の3倍は成長させてやる!」という勢いに惹かれたのが大きかったですね。
その会社には僕に対して愛情を持って厳しく教育してくれる先輩がいて、営業の基本など徹底して教えてくれました。また、この先輩は僕の心も徹底的に鍛えてくれました。先輩いわく心の筋トレです。夜中の飛び込み営業や、ピンポン50連打100連打など、他の社員は誰もやっていないのに僕だけその先輩からやらされてました(笑)
しかし、そんな努力も虚しく、僕は半年間1戸も売れなかったんです。あるとき上司から「今月売れなかったら辞めろ」と言われました。もうこの時は、過労とストレスで口内炎が15個くらいできていましたが、「絶対結果を出してやる!」と心底決めて営業をしました。
しかし、いくらやっても結局売れなかったんです。そんながんばりを見ていた上司は、「また、来月がんばろうな」と・・・とりあえずクビにならずに済みました。
翌月はさらにがんばりました。すると2戸売れたんです。その翌月はなんと3戸売れました。もちろんめちゃくちゃがんばった結果です。業績は会社トップ!ようやく業績が上向いてきた矢先にリーマンショックです。あっけなくこの会社は立ち行かなくなり、退社することになりました。たった1年間でしたが、確かに普通の会社の3倍は僕を成長させてくれたと今でも感謝しています。
その後、ご縁があり焼き肉屋でアルバイトをする事に。すると半年で店長に抜擢されました。就任後すぐに社内の接客コンクールがあり、なんと僕は関東大会で準優勝。2年目には、アルバイトの個人接客コンクールで僕が育てたアルバイトの子がダントツで優勝しました。
この頃、僕に夢が出来ました。自分のモチベーションやテンションがどういうときに上がるのかワクワクするのかが分かったんです。それは自分が褒められたり、感謝されたり、必要とされたり、頼られたり、大塚さんのお陰という言葉をもらえたときです。本当に嬉しいんです。人に必要とされる人間になることが僕の夢になりました。
それからは今まで以上に自己啓発や色々な勉強をしたり、アルバイトさんの就職の面接のアドバイスや練習などもかって出ました。いつのまにか、人の育成や、少なからずその子の人生の角度を良い方に変えてあげることばかりを考え実行するようになっていたんです。
そんな自分の夢は明確でしたが、今度は自分の仕事の面で問題を感じるようになっていました。今の会社で働き続けても稼げる年収や今後のポジションが見えてしまったときに、自分の20年後がつまらなく感じたんです。このときから、新しく自分を成長させてくれる環境を模索し始めていました。
そんな折に、不動産で一緒に働いていた仲間からある人を紹介してもらい、コンサルティング会社設立のお手伝いをすることになる事になりました。コンサルティング会社に入社して2ヵ月目。いつも通り新小岩で営業をしていると社長から電話があり「至急、今からお店に来て欲しい」とのこと。指示された店舗に出向くと、僕の到着に気付いた社長から開口一番こう言われました。「大塚、お前この店やれよ」と。初めて来た町の初めて来た店舗で突然、店舗の経営者になれ!と言うのです。ありえませんよね(笑)
ただ、そのとき僕は反射的に「分かりました」と言いました。今思えばなんで即答したのか分かりませんが、その一声で決まりました。当時を振り返ると自分自身、適当で大雑把で馬鹿だなーと思いますが、この決断が僕の人生を大きく変えて行く事になります。
資金調達について教えてください。
まず、資本金調達はコンサルティング会社とつながりのある個人投資家と知人の経営者A氏に相談しました。そこから総額500万円の融資を受けます。その500万円を資本金にして法人設立。そしていよいよ金融機関からの資金調達の準備です。A氏のアドバイスで一番融資が通りやすいと言われる某信用金庫に融資のお願いをすることを決め、事業計画書作成の流れになりました。
目標の金額は1,200万円。このときは、経営者のA氏のアドバイスもあるし、話を聞いているだけだと銀行からの資金調達は簡単そうな印象がありました。後日、ある用紙をA氏に渡されます。「この用紙にちゃんと記入してくるように」と手渡されたのは事業計画書のひな形です。自宅に帰り、いよいよ事業計画書を作成するのですが、最初からつまずきます。そもそも、よく考えたら事業計画書なんて、見た事もなければ当然書いた事もありません。
よく読んでみても、その用紙に書いてある言葉の意味が分からない。特に“事業内容”です。僕の頭の中には事業内容?「飲・食・店」の3文字以上が浮かばないのです。これ以上何を書けばいいんだ・・・・。
こんな状況で事業計画書作成1日目は、用紙の言葉の意味や質問に対してどのように記入をしてよいか分からず、結果「放置」してしまい0文字で終えました。
2日目は、インターネットで事例を探し続けましたが、相変わらず良く分からなかったので、まず自分の経歴から書きました。これならさすがに僕でも書けます。何ができるのか?という項目には、店舗マネジメント、店舗コンサルタント、人材育成など自分が過去に経験したことを書きました。
しかし、それから4〜5日間は中々筆が進みません。ようやく食材やドリンクの仕入れ先が分かったので、業者を調べて、各業者の仕入れの割合などを支払いベースから算出し記入しました。事業計画書の項目は段々埋まっていくのですが、最後に残った項目がやはり事業内容。しかし、この1週間インターネットで繰り返し事例を見ていたので、最終的には思いのほかスラスラと事業内容の欄を埋めることが出来ました。
完成した事業計画書をA氏に見せると取り敢えずOKが出たので、いざ某信用金庫へ連絡をして書類を渡しに行く日を決めました。500万円の手持ち資金に1,200万円の融資をお願いです。特に面談の練習などせずに予約をした信用金庫へ。ところがこの申し込みで、事業計画書の他に追加資料を依頼され、追加資料を送ったところ、書類審査で落とされてしまったんです。
簡単に借りられると言われた某信金に書類審査で落とされたときは、ショックでした。「あれ?あれれ?」こんな心境です。簡単だと思っていた自分の甘さに気付きました。
次は日本政策金融公庫へ融資のお願いをすることに決めました。この時は、某信用金庫の失敗もあり経営者のA氏が気を使ってくれて融資のサポート専門家であるBさんを紹介してくれたんです。
今度はBさんのアドバイス通りにして融資金額1,000万円に変更しました。1,200万円はやはりちょっと高かったようです。今回は前回とは違い、Bさんからのアドバイスを受け、事業計画書の数値に関してもそれ以外の部分に関しても改めて見直し、さら徹底的に事前準備を行いました。もちろん面談の練習もしました。面談当日の朝にも、改めて事前準備の最終チェックです。面談で質問される事を予測して、面談の練習をしました。更には質問される事に対しての資料まで完璧に作成しました。極端に言ってしまえば、僕が日本政策金融公庫の担当者からの質問に「はい。はい。がんばります」だけ言えば良い状態づくりです。事前準備をこれでもか!というくらい徹底的に行い、いざ面談へ向かいました。
お陰で、面談は大成功。残念ながら300万円の減額はあったものの、700万円の融資を得る事に成功です。このときは、やっぱり専門家の言う事は大切だと実感しましたね。実はこの経験が後ほど大きな強みにつながっていきます。
資金調達での苦労や成功した点は?
苦労した点は資金調達をやったことが無かったので緊張したことです。未知の世界だから正直ビビっていましたし、どんな質問がくるのか?知識も無いし、言葉も分からない。意味が分からない単語や用語を言われ「そんなのも知らないの?そんなこと知らないなら融資してあげない」と融資担当者から言われるんじゃないかって、そんな不安はずっとありましたね。
成功の秘訣は、やはり徹底的な事前準備です。日本政策金融公庫の場合は面談が終わったときに「こんなもんか?」て、ちょっと拍子抜けしたくらいです。やっぱり事前準備がしっかり出来ていたのは大きいですね。あと、Bさんのアドバイスが大きかったですね。面談後は担当者が実在する店舗なのか、または計画通りに売上げが出そうな雰囲気なのか、看板があるか、などを見に来るよと面談後の具体的なアドバイスもありました。このアドバイスのお陰で審査の結果待ちの期間、店舗の掃除や雰囲気をより良くする努力をすることで、結果待ちストレスの軽減になったのも助かりました。
強みを教えてください。
うちは仲間が超強いです!部門ごとのプロがいます。お金を払って仲間になってくれているデザイナーさんはメニューブックや名刺、メニュー変更、看板、写真の見せ方などに的確なアドバイスを貰えますし、公私にわたる相談相手として本当に助かっています。他にはネット関係のプロもいますし、長い付き合いである築地の知り合いの方からの酒蔵の紹介や料理の提案レベルは非常に高く、普通の人がどうがんばっても無理なレベルです。もちろん、凄腕料理人もいます。各分野のプロフェッショナルな人達とのつながりを大切にして経営が出来ているのが自社の強みですね。
御社の今後の展望を教えてください。
フフフ。実はチェーン展開を考えています。まだ誰にも言ってないですが、かなり面白くなりそうなので期待していてください!
起業家へのメッセージをお願いします。
起業前はもちろん色々考えた方がいいが、恐怖心に支配されたらだめですね。借入れの事、人の事。心配や不安はキリが無いです。そもそも恐怖心の大部分は、知らないから派生しているんですね。知っちゃえば最悪こうなるというのが分かる。例えば自己破産したらどうなるのか?それを知る事で恐怖心が和らぎます。自己破産したって、多少の制約はあるけど、実はそこまで大変じゃない。そんなところで起業にブレーキをかけないほうがいいと思います。
あと、さらに付け加えると僕に恐怖心がないのは仲間がいるから。僕が給料払えなくても助けてくれる人が集まっています。自分に人が就いてきてくれるのには2つの理由があると思っています。それは損得的な部分と、精神的な部分。損得的な部分は衣食住などの最低限の部分です。この人と一緒に働いたら自分を大切にしてくれそう、これが精神的な部分で、僕はこの部分のフォローが得意です。もう一つの方がだめになってもう一つがフォローする。このような人の心のメカニズムを勉強していたのが今とても役に立っています。
最後は、今までお世話になった人達にずっと感謝し、大切にし続けることです。部門のプロの人達をはじめ、過去にお世話になった先輩や上司に、今でも本当に可愛がってもらっています。また、いつもいつも助けられています。
これは僕の勝手な解釈かもしれませんが、僕がお世話になっている人達って人を成功させる事に嬉しさを感じていたり、人に感謝されることが喜びになっている人達ばかりです。これからもそんな人達と一緒に経営をしていきたいですし、これから起業を考えている方は、今のうちからずっと一緒に仕事をしていける仲間作りを意識するといいと思います!
大塚社長、どうもありがとうございました。
リテンションマテリアル合同会社
店舗 2代目叶え家 | 馬、鶏、魚のお刺身が1つのお店で食べられるのは叶え家だけ!
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昨日は0人が事業資金の調達に成功しました。
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