東京都大田区の小さな飲食店のMBO成功事例!個人投資家や金融機関から1,300万円の資金調達に成功したGoen.co(ゴエンカンパニー)/代表 高野真広氏

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それでは、高野代表の自己紹介をお願いします。

高野真広氏はい。島根県出身で3人兄弟の長男、1984年生まれA型。奥さんと子ども1人の3人家族です。
高校は総合学科、1年生のときは普通科で2、3年生はパソコンに触りたいな、という理由で商業科へ。簿記やワード、エクセルを勉強しました。スポーツは身体を鍛えたいし強くなりたいということで柔道部へ。筋トレばっかりしていました。

高校生の頃から、将来は「誰も知らない土地でなにかやりたい」という思いがありました。ある日学校に届いた某飲食会社の求人票に「5月まで頑張れば、ハワイに行ける!」と書いてあるのが目に留まります。勤務地は東京!頑張ればハワイ旅行!すぐに応募しました(笑)まぁ、子供の頃から将来の仕事は、父親がやっている大工か飲食業だと決めていたので躊躇無く応募できましたね。

高校を卒業してすぐに、応募した会社の研修が始まりました。その研修が終わって念願の東京へ。学芸大学の店舗に配属されました。最初の仕事内容は洗い物とか麺を茹でたりばかりで本当に体力的にきつかったです。朝は9時出勤。帰りは終電。寮はお店から電車で40分くらいかかりました。そのお店で1年半働いたあと、同じ会社でしたが先輩にスカウトされ千葉の四街道店へ、その店舗でも1年半ほど働きました。

過酷な環境で当初の目標通り3年間みっちり働いた結果、今度は3年間遊びたくなりました。地元の同窓会に行った事がありませんでしたし、仲間と遊ぶ時間も全く無かったので、それから3年間は仕事よりも遊ぶことを中心にする生活を始めました。

そんな生活を始めた数ヶ月後にアルバイトで荷揚げをはじめました。ただ、ひたすらマンションの施工現場などで重い荷物を運ぶ仕事です。給与も良いし、身体も鍛えられるので自分にとっては楽しかったのですが、あるとき床のタイル貼りの職人さんと仲良くなり、仕事を教えてもらうようになりました。
意外とその仕事が自分に合っていて、このまま床のタイル貼りの職人になるんだと思っていましたね。兄弟子とも仲が良く、何度も2人で飲みに行ったりして、仕事も人間関係も良好でしたし文句無しの状況だったんですが、ある日お世話してくれていた親方が突然蒸発。あっという間に仕事が立ち行かなくなり、兄弟子と相談し廃業することにしました。

次は何をしようか・・・やっぱり飲食かな〜と次の仕事を考えていたときに、頭に浮かんできたお店がありました。兄弟子とよく飲みに行っていた飲み屋の近くにあった繁盛店です。以前、たまたま兄弟子とそのお店に入ったんですが自分が飲食業で働いていたお店とは全く違い、お客様を喜ばすことにスタッフが全力を尽くしていたのが印象的でした。そのお店が気になり、インターネットで調べ、HPから面接の希望を伝えました。

結果、スタッフの募集はやっていないとのことで、そのお店では雇ってもらえませんでしたが、そこの卒業生が今度独立するということで、その会社で創業から働くことになったんです。

 

起業への決心から資金調達までの流れを教えてください。

店内起業のチャンスは突然訪れました。働き出した会社で5年経ち、そろそろ自分の独立も考え会社を辞めようかどうか悩んでいたときに、その会社の社長が病気で倒れたんです。「会社やばいのかな」と思ったし、一緒に独立してくれる仲間もいたので、このまま起業しようかな?と考えました。

すると、会社の顧問コンサルティングの人(以下:Cさん)から話があると言われたので、話を聞く事に。するとこのCさんは率直に『自己資金が無くても出来る起業に興味はありますか?』と聞いてきたんです。自己資金が無くても出来る起業!?そんなこと出来るのかな?と、最初はそんな認識です。

Cさんからは、「今の会社の店舗は、一定の期間利益が順調に出ているし、今後もこの利益が見込める。実は、個人投資家からその店舗の営業権買収に高い興味があると税理士を通して連絡がありました。ただ、入院している社長としては、出来れば今までがんばってきた社員さんを優先に店舗の売却をしたいとの意向があります。もし、君に現状の店舗の営業権を買い取る気があるなら、優先的に話を進めるし協力をします」とのことでした。

独立に興味があったので、色々と話を聞いたのですが、聞けば聞くほどチンプンカンプン?とにかく、Cさんが言う言葉の意味が分かりません(笑)

MBO、資金調達のスキーム、M&A、ファンド、財務戦略など。そして極めつけが営業権の値段です。メチャクチャ高い!と思いました。数千万円です!
金額を聞いた途端、「なんかめんどくさいし、値段がめちゃくちゃ高い」ので、この話は断ることに。

ただ、一つだけ心残りがあったんです。自分が立ち上げてきたお店への思いや常連さんの事がずっと気になっていました。まぁ、今の店舗の近くに自己資金でお店を出せば、常連さんも来てくれるから大丈夫だろう。と、そのときは考えていました。

多少の自己資金があるので借入れをし、自分たちのお店を出店する予定でしたが、いざ出店の資金計画を考えると出店費用は予想以上であることに気付いたんです。そのとき、現在の店舗の営業権譲渡を再度考えました。営業権の買い取りを打診された店舗は、すでに利益が出ていますし、かなり多くの常連さんもいます。

このときは本当に色々と考えました。出店費用は安く抑えたいが、思ったよりも高い。しかし、今の店舗の営業権を買えば利益は100%出る状態だが、営業権の値段が高い!という点です。この件は悩みに悩み、再度Cさんに相談したところ、ある言葉が引っ掛かりました。

「本当の意味で、無借金経営しませんか?」です。

僕はできれば無借金経営をしたいんですが、現状は自己資金で独立しても借入れが必要です。ただ、今の店舗を買い取っても多額の借金になります。無借金なんて無理だと思っていましたが、この後の説明で「なるほど」と未来への展望が見えてきました。

その説明とは、Cさんが「借金の額=通帳の残高の状態こそが本当の意味での無借金経営ですよ。」という一言から始まりました。

「確かに金融機関からの借金が無い状況での無借金経営は素晴らしいですが、もし万が一あった場合、金融機関との信用関係が無ければ、融資は不可能です。逆に借入れがあり順調に返済が出来ている状況が数年続いている場合、それは実績や信頼になります。そうなると金融機関も融通を利かせてくれます。

もちろん、今後出店をせずに小規模で経営をするのであれば借入れを避ける方法も良いかもしれませんが、会社を大きくするのであれば今のうちから財務戦略を考え、金融機関との関係も考慮して経営をすることが大切です。

借入れがただの借金になるのはダメですが、今回のケースはすでに順調に利益が出ている店舗買い取りの為の借入れになるので、この借入れが資産(信頼)になると我々は考えています。つまり借入れが金融機関との信頼構築の一歩になると想定しています。」と、このようなことを丁寧に教えてもらいました。

まぁ、もちろん全てを理解していた訳ではないのですが、1つだけ自信がありました。それは「今の店舗をもっと良くして売上を上げる」です。結果、営業権買い取りの道を選びました。もちろん当面の目標は、借入金額=預金残高です。

 

資金調達の苦労と成功のポイントを教えてください。

高野真広氏自分たちが営業権を買取ると決めてからは、Cさん主導のもと、資金調達のアドバイスが幾度もありました。その中で大きな課題は3つです。
①自己資金調達
②事業計画書
③金融機関からの資金調達

①の自己資金調達については、Cさんの知人である投資家からの融資や自分達でかき集め、なんとか600万円までつくることができました。見ず知らずの投資家からの融資は、今までの店舗運営の実績が成功要因だったと思います。

②の事業計画書の作成ですが、最初の気持ちは「何を書いたらいいのだろう、困ったな」です。悩んでいても仕方が無いので、まずはお店の強みを書き出しました。次いで1日の商品の出数を調べて、売上げと利益の計算をひたすら繰り返しました。あらかた店舗全体の数値化が出来たので、今度は1、2、3年後の状況を予想して数値化し事業計画書を作成しました。

最初は大変でした。ただ、1年後は〜2年後は〜など、事業計画書上ですがスタッフの人数が増えていったり、売上がこの位上がって、利益がこの位出てなど数字を書く事で具体的な状況がイメージ出来たりすると、楽しくなりましたね。

③の金融機関からの資金調達は日本政策金融公庫と銀行の両方を同時に進めることにしました。正直このときは、Cさんの言い成り状態です。店舗の運営なら自信がありましたが、融資や店舗の営業権売買などは全くの無知。この機会で色々と学ぼうという気持ちが強かったです。このときは銀行面談の練習などもしました。

練習内容は想定される質問内容の受け答えです。しかし、当日は、ほとんど何も覚えてないくらい緊張しました。銀行の面談は良かったんですが、なんとここで誤算が・・・後日行なわれた、保証協会との面談がだめだったんです。お店に保証協会の担当者がきて話をしました。事前に言われた資料を準備していましたし、保証協会の担当者の反応は良かったと思っていましたが、結果はだめでした。理由は今でも分りません。すぐに気持を切り替え、日本政策金融公庫にも同時に話を進めていたので今度はそちらに集中することに決めました。

日本政策金融公庫の担当者との面談は、淡々とした印象が残っています。このとき、Cさんからは「もし、想定外の質問があったら、その辺は税理士さんに聞いて下さい」と言えばいいです。とアドバイスがありました。結果的に前回の銀行とは違い、思ったよりすんなりと700万円の融資がおりました。
あとで知った事ですが、税理士さんとこの担当者の信頼関係があったことが、今回の融資成功のポイントだったと思います。

起業を決めてから約1ヵ月半で、個人投資家の方や金融機関からの資金調達の総額が1,300万円を超えたんですが、やっぱり今までの店舗運営に関しての実績がトータル的な資金調達の成功要因だと感じました。日々の努力が実を結んだようで嬉しかったです。また、起業家としての一歩を踏み出した実感にもなりました。

 

御社の魅力を教えてください。

高野真広氏僕らは立ち飲み屋特有の持ち味である、お客様同士の距離感を大切にしています。言ってしまえば、出会いの場。今、流行っている相席をウリにしているお店よりもよりスゴいと思っています(笑)実際にうちの店で出会い付き合ったり結婚したりする人が多いんです。来月も結婚式に呼ばれています。

そもそも立ち飲み屋って基本一人で来られる方が多いんです。誰かと話たいという人が集まってきている。そのニーズを満たしていきたい。その為には、戦略と言ったらオーバーかもしれませんが、常連さんとご新規さんとの関係を一気に近づけることをアルバイトさんも含め常に意識しています。

もちろん、アルバイトさんの教育にも力を入れています。以前は営業中のダメな点に対して改善策を考えるミーティングを行っていましたが、空気的に重くなり良いアイデアが出ませんでした。しかし、あるとき良い営業が出来たとき、なぜ良い営業が出来たのかを振り返るようにしました。断然そっちのほうが空気感も良く、結果アルバイトさん達の意見も活発になりました。これを機に短所を改善するよりも、長所を伸ばす教育を心がけています。
このようにお客様のニーズを満たす点と、それをフォローするスタッフ教育を大切にしているのが自社の魅力です。

 

御社の今後の展望を教えてください。

やはりまずは当初の目標であった、借入れの金額と銀行残高のバランスを良くしたい。その点を踏まえ今後の出店を考えています。

 

後輩起業家へのアドバイスをお願いします。

今ある環境に捉われずに、やるときはやるという精神が大事だと思います。起業をしよう!と思ったときに手伝ってくれる人や自分の力になってくれる人は必ず現れるので、起業をしようと思った時に起業はした方が良いですよ!

 

高野代表、どうもありがとうございました。

Goen.co (ゴエンカンパニー)合同会社
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店舗 ピッツァランド https://www.facebook.com/iampizza

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