FacebookがMetaに社名変更した背景と今後
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【この記事の要約】
☑ Facebookが「Meta」に社名変更
☑ Facebookが抱える問題と若年層のFB離れ
☑ メタバースの描く未来とFacebook
すでにご承知のように、フェイスブックが10月28日付で、社名を「Meta Platforms, Inc.(略称:Meta、メタ)」に変更しました。
2004年に発足した同社はSNS(交流サイト)を軸に成長してグループ全体の利用者が36億人に迫るが、企業体質や管理体制への批判が高まっている。社名変更によってイメージを刷新し、仮想現実(VR)などの成長領域に注力する。
引用:2021年10月29日|日本経済新聞
唐突な感じもしましたが、深い意味もありそうな「Meta」への変更。その周辺を探ってみました。
Facebookはもはやオワコンなのか?
Facebookの歴史を見てみましょう。
2004年にマーク・ザッカーバーグCEOとハーバード大学の友人が創業したFacebook。
最初は同大学のネットワークからはじまって、多くの大学へと拡大し、現在では13歳以上であれば誰でも会員になれます。
Facebookの略年表
2004年 | Facebook創設 |
2007年 | マイクロソフトが出資 |
2008年 | MySpaceを抜いて世界最大のSNSになる |
2012年 | Instagram運営会社を買収 |
2014年 | WhatsApp運営会社を買収 |
2018年 | ケンブリッジ・アナリティカ事件 →Facebook に登録されたアプリケーションを利用して、Facebook 利用者本人と「友達」のプロフィールや「いいね」のデータが収集・分析され、情報が横流しされていたという問題。 |
2019年 | デジタル通貨「リブラ」構想を発表 |
2020年 | 米国連邦取引委員会が提訴 |
2021年 | 元社員フランシス・ホーゲン氏による内部告発 「Meta」に社名変更 |
事業の中心がFacebookから、画像共有アプリ「Instagram」や「メタバース」と呼ばれる仮想空間の構築などに広がっており、ザッカーバーグCEOは「事業のすべてを包含する社名が必要」と改名の理由を説明しました。
FacebookはSNSの名称としてそのまま残りますが、実はすでにFacebookは、若年層の間ではオワコンになっているという現実もありました。
2012年の米国内の調査では、ティーンエイジャー(12~17歳)の94%がFacebookのアカウントを持っていましたが、2021年に行われた別の調査によると、Facebookの利用者はわずか27%だったそうです。
日本でも同じような傾向があり、若年層の間には、Facebookは「年配者が使うもの」というイメージがあるようなのです。
これに危機感を覚えるザッカーバーグCEOは、11月1日にオンラインで行われた第3四半期の決算説明会で、Facebookによる若年層へのサービスの重要性について言及したようですが、実際にはティーンエイジャーたちは、同じ「Meta」傘下の「Instagram」や、中国のByteDance社が開発・運営している「Tik Tok」に満足しており、Facebookには魅力を感じていないようなのです。
内在する問題と内部告発の衝撃
Facebookはこれまで、日本で大きく報じられなかったものも含め、結構多くの不祥事に見舞われています。
時期 | 問題 | 被害者 |
2018年3月 | 個人情報流出 | 8700万人 |
2018年6月 | 広告主への個人情報の特別提供 | |
2018年9月 | 個人情報流出 | 1500万人 |
2018年10月 | 個人情報流出 | 25万人 |
2019年1月 | パスワードを暗号化せずに保存 | 数億人 |
2019年4月 | メールパスワードの収集 | 150万人 |
情報管理の甘さを指摘され、ザッカーバーグCEOも何度か連邦議会の公聴会に呼び出されています。
2020年のアメリカ大統領選挙では、ドナルド・トランプ大統領(当時)への言論弾圧もネット上では大きな問題になりました。
トランプ氏とは無関係に起こった1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件を問題視する一方、言論の自由の範疇としか思えないジョー・バイデン現大統領と民主党の不正選挙疑惑についての投稿をやり玉にあげ、暴力を煽る投稿があったなどとして、当時現職の大統領であったトランプ氏のアカウントを凍結してしまったのです。
一方で、実際に暴力行為を煽ってBLMや民主党支持者の投稿や、疑惑の指摘や告発などの投稿についてなどは野放しの状態でした。
他にも、保守派やトランプ支持者の投稿を虱潰しに削除していくようなことも行われていたようで、心ある市民はザッカーバーグCEOが支配する(実際にザッカーバーグCEOは完全に議決権を握っています)Facebookに失望し、利用者離れが加速していったものと思われます。
実際その直後からアメリカでは、保守派を中心に他の「言論の自由」が守られている他のSNSに引っ越してしまう人が増えたようです。
そんな中、元社員の告発は衝撃のあるものでした。
Facebookのプロダクトマネージャーだったフランシス・ホーゲン氏が10月5日、同社の内幕を連邦議会で告発。
利用者が「フェイスブック中毒」になるように仕組まれてきた同社の取り組みとその有害性について暴露したのです。
ホーゲン氏は退職する際に数千ページもの内部資料を持ち出し、議会に提出しています。
「多くのフェイスブックの内部資料は同社が10代以下の児童の精神的な健康に悪影響を及ぼしていると示している」と指摘した。画像共有アプリのインスタグラムなど同社のサービスのアルゴリズムが利用者の興味のある内容を繰り返し表示し、「(大人にとっての)たばこと同じように、悪いと思っても自分ではやめられない」と中毒性を高めている点を訴えた。
引用:2021年10月6日|日本経済新聞
またティーンエイジャーにネガティヴな精神的影響を与えるという不都合な研究を意図的に隠していたというのです。
ホーゲン氏は連邦議会に対して様々な情報を提供。
今後の成り行き次第では、アメリカでは「フェイスブック規制法」が生まれる可能性すらあるといいます。
ホーゲン氏はイギリス議会の公聴会でも証言して、Facebookを痛烈に批判しました。
彼女の内部告発はアメリカからヨーロッパに広がり、今後各国でどのような反応が見られるか注目されています。
「Meta」は単なる看板の架け替えなのか?
窮地に追い込まれたFacebookの起死回生の策が「メタバース」ではないか、という捉えられ方もしています。
すでに「社名変更は(表面をごまかす)化粧に過ぎない」「有害コンテンツや中毒性の対策にはならない」との批判が出ています。
その一方で、愛着あるFacebookという社名を変更して、「メタバース」を前面に打ち出したというのは、そればかりではないという見方もあります。
では、「メタバース」とは何でしょうか。
単純化して言うと、あなた自身が、任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」の空間の中に、VRのゴーグルをかけて入り込んでいき、一緒にそこでの生活をキャラクター達と楽しみつつ、時間が来たらそこにしつらえられた会議室で、会社の仲間も集まってきてミーティングを行ない、終了後、動物たちや同僚と一緒に、バーチャルコンサートホールにライブを聞きに行く……というようなイメージでしょうか。
「メタバース」は、ギリシャ語由来の「meta」(超越した、高い次元の)+「universe」(宇宙)の造語で、オンライン上で自由に活動できる仮想空間のことを言います。
発想そのものはそれほど新しいものではないようですが、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、「在宅勤務」や「バーチャル・オフィス」などに注目が集まったことからも、本格的な実用化に向けてIT各社がしのぎを削っているようです。
Facebook改めMetaは8月に「Horizon Workrooms」という新サービスを立ち上げた。注目されたのは、その完成度だ。一方マイクロソフトも11月2日、Metaの新社名発表直後の自社イベントで、「メタバースの入り口」として、Microsoft Teamsを拡張した「Mesh for Teams」を2022年に提供する、と発表した。
引用:2021年11月11日|Business Insider
「メタバース」に注目が集まった背景には、高速通信規格「5G」の普及により、大量のデータを瞬時にやり取りできるようになり、3Dの情報やVRを使った仮想空間での作業などが容易に行えるようになったということももちろんあります。
Facebookとメタバースの今後
Facebookは、「メタバース」の構築に力を入れ、それに関連するサービスを拡充する計画で、すでに今年7月にザッカーバーグCEOは、「FacebookはSNSの企業からメタバースの企業へ変わる」と述べ、今年中に、「メタバース」事業に対して日本円で1兆円1千億円という巨額の投資をする予定です。
「メタバース」が提供する空間では、VR技術を使って、自分の分身としてのアバターを使って様々な活動をします。
オンライン会議に参加するだけではなく、対戦型のゲームをしたり、趣味の交流をしたり、バーチャル旅行をしたり、コンサートを鑑賞したり……。
これはFakebookなど既存のSNSに期待されていることを網羅し、それを完全に超越しています。
そこにビジネスユースの付加価値も生まれます。
また、自分が制作した様々な芸術作品や、3Dで動きがあるキャラクターそのものが販売されるなど、これまでになかった新たな市場が生まれる可能性があります。
もちろん、これまでFacebookに巨万の富をもたらした広告は「メタバース」の中でも有効に活用されるでしょう。
Facebookの利用者が頭打ちになり、様々な批判にさらされている現状を考えれば、ザッカーバーグCEOが「メタバース」に土俵を徐々に移していきたいとするのも、うなずける話です。
「メタバース」がFacebookを変えるのか、Facebookが「メタバース」をリードし、それを形作っていくのかはまだ分かりませんが、時代がその方向に向かっていることは確かなようです。
しかもそれは、GAFAのようなIT大手がプラットフォームを構築するにしても、インターネットやSNSにその他の一般企業がどんどん巻き込まれていったように、今後いやおうなしにそれに対面する時が来るのでしょう。
今やどんな小さな会社でもウエブサイトを持ち、Facebook、LINEやInstagramのアカウントを公開しています。
おそらくは今後それに、「メタバース」が加わる日が来るのです。
その時になって、「メタバースって何?」では遅すぎます。
Facebookと「メタバース」の動向を見極めながら、対応を考えていくことが必要でしょう。
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