電子カルテCLIUSの導入が開業準備費用の削減にも貢献/株式会社Donuts 五十嵐崇氏

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日本におけるクリニックの数は2019年時点でおよそ17.1万ヶ所(*1)。1999年は15.3万ヶ所だったため、人口減少傾向のなかクリニックは11%も増加していることになります。

今回は、主にクリニックに向けて電子カルテの提供を行う株式会社Donuts 五十嵐氏に医療機関の資金調達に関してお話を伺ってきました。

 

*1 2020年1月31日、厚生労働書「医療施設動態調査(令和元年11月末概数)」より。一般診療所と歯科診療所の合計数の比較。

 

まずは自己紹介をお願いします。

 

株式会社Donuts_clius_igarashi

 

株式会社Donuts(以下、当社)に入社するまでは、薬局勤務から広告コンサルティング営業、モバイルコンテンツ配信のディレクション・事業責任者からPHR(Personal Health Record)事業の立ち上げ等に携わってきました。

当社に入ってからは医療事業部で、ビジネスモデル・運営・開発内容検討等さまざまな役割を担っています。

時としてクリニックへ行って商談をしたり、導入サポート、導入後の問い合わせ応対もしています。

 

御社が行われているCLIUSはどのようなサービスですか?

クリニック(無床診療所)向けの電子カルテCLIUSは、医師だけでなく医療従事者それぞれの業務効率化、負担軽減を目指し、システム面から運用面までを考えたトータルサービスをすべく、2018年7月にリリースしました。

あるクリニックさまからは「CLIUSは、今までの電子カルテのような『業務』というがんじがらめの感覚から解放してくれた。リラックスして患者さまと向き合える」という評価をいただいています。

 

CLIUSそのものの特徴としては、クラウド型電子カルテでトップクラスの機器・システム連携実績があります。これは、日々医師のみなさまの声に耳を傾け、「どんなものでも繋げる!」というスタンスで取り組んでいることの結果だと思います。

また、円滑な診療を実現できる操作性の高さがあります。例えば、診察前に患者さまの状況を把握できるメモ・サマリやラベリングの機能を活用すれば、診察に向けた事前準備ができます。

さらに、診察の流れに沿ってカルテ画面を構成しているので、操作に迷う時間も削減できます。

 

また、よく使うオーダー内容はAIが学習し、自動的に表示してくれます。

カルテの操作性を高め、入力作業を効率化する工夫をいくつも用意しているのがCLIUSの最大の強みです。

 

クリニック間でデータ共有できる点も、CLIUSならではです。

患者さまが複数のクリニックに通っている場合、他のクリニックでどのような検査結果、処方が出されているかなどを把握できると、スムーズで安心感のある診察につながります。CLIUSでは、クリニック間でのデータ共有を患者さまが許可すれば、他のクリニックで作成されたカルテを参照できるようになっています。

 

最後は、スピーディーなアップデートです。

ユーザーである医師のご意見を伺い、時にはそのまま機能を実装するのではなく「業務改善につながるか」という観点から、開発を検討しています。その結果、継続的な機能追加に期待いただくことも増えてきました。

 

株式会社Donuts_clius_igarashi

 

CLIUSの事業を始められた経緯を教えてください。

当社代表の西村がさまざまな電子カルテを見て、見づらさを感じたことがきっかけです。それらの電子カルテではさまざまな操作ができますが、どこを押せば何ができるのか分かりにくい点が、医師にとって不便ではないかと考えました。

当社はゲーム事業や、累計10万社の導入実績を誇る「ジョブカン」を運営するクラウドサービス事業など、多種多様な事業を展開しています。

そこで培ったノウハウを総動員することで、医師にとって見やすく、今までにない使いやすいカルテが作れるという確信を持ち、電子カルテ業界に踏み込みました。

当社のスローガンが「Product First」であることからも、製品の良さを追求する姿勢が分かると思いますが、まさにCLIUSの質を向上させることが医師の使いやすさにつながると考え、サービス開発しています。

 

開業医の方々とも接点が多いとお聞きしますが、開業時の資金調達はどのように行っていることが多いのでしょうか?

金融機関からの融資が基本ですが、最初は、それらの手続きを「自分一人でやるものだ」と考えている医師の方も多いです。

とはいえ開業準備は複雑ですから、手続き全てを一人でこなすことができなくなり、開業全体をサポートしてくれるコンサルタントや税理士の力を借りて事業計画を作り、資金調達につなげています。

私としては、最初からそういった専門家を頼ったほうがトータルでプラスになるのでは、と思っています。

 

金融機関では、これから開業するクリニックの診療スタイル、立地、ターゲット、診療科目、院内スタッフの配置、医療機器を含む院内の設備、それらを勘案して1日の患者数を算出した資料から、融資額の妥当性を判断されます。

これまで見てきた中では、オンライン診療をメインで考えていたものの、金融機関から外来も積極的に行うよう指摘され、事業計画を直したクリニックもあります。オンライン診療だけだと、利益がとれない可能性があると判断されたためです。

このような工程が何度も繰り返されると、融資がなかなかおりず、物件や医療機器の調達も遅れてしまい、開業時期まで後ろ倒しになる可能性もあります。

 

御社が感じる開業医の方のよくある悩みごとはありますか?

 

株式会社Donuts_clius_igarashi

 

患者さまが来ないことと、一度来た患者さまが定着しないことだと思います。

私は、患者さまが増えないと悩むクリニックをいくつか見てきました。

 

例えば、その医師がキャリアを積んできた分野での診療を今後も重要視される場合、それが患者数を増やすことには結びついていないケースがあります。

一方で、自身の専門分野での診療にはこだわらずに、緊急性や若年層の需要が高い、かつ慢性疾患向けでないクリニックをビジネス街に開業し、多数の患者さまを集めている医師もいます。

 

これは考え方次第かとは思いますが、ご本人が目指す医療の提供を第一とするか、ビジネスと判断してスタイルも変えるかが大きな分かれ目だと感じます。

開業される方はその部分をしっかり計画されることが重要だと考えます。

 

御社が開業医の方々に与えられるメリットを教えてください。

待ち時間削減に貢献できます。

紙カルテからCLIUSに移行したクリニックでは、患者さまの待ち時間を約半分に削減できました。

CLIUSの受付画面では、患者さまごとに、「受付」「診察待」「診察終了」などのステータスが表示され、採血が必要な患者さまには「注射マーク」といったラベルも付けられます。

 

ステータスやラベルをもとに、患者さまの状況を把握しながら導線を確保できるため、スタッフ同士が伝言のために都度呼び出しに行く必要もありません。

さまざまな手間が削減できたことで、患者さまへのご案内がスムーズになり、1日に実施できる診察数を伸ばすことができました。

 

また、経営効率化を実現すべく、クリニックをIT面でトータルサポートできます。

クリニックを開業する時に「ITに関することはDonutsに相談しよう」と思っていただけるような存在を目指しています。

 

株式会社Donuts_clius_igarashi

 

開業医の方々と仕事を進めた中で、印象に残っている具体的エピソードがあれば教えてください。

眼科と皮膚科・美容皮膚科を標榜するクリニックの、カルテ等の導入費用を大幅に圧縮できたことは印象に残っています。

そのクリニックでは、眼科のカルテと、皮膚科・美容皮膚科の電子カルテはそれぞれ別のメーカーでないと運用できないことから、費用が他のクリニックの2倍かかってしまうという懸念点がありました。

皮膚科系は予約システムも入れるため、さらに費用がかかります。

 

しかし、それらはカルテや医療機器をフルスペックで運用した場合の費用です。

 

私は、医師がどのような検査結果が見られればいいかヒアリングしながら、CLIUSでできることの説明、さらに、CLIUSと検査機器の連携方法を提案しました。

その提案を医師が柔軟に受け止めてくださったことで、他の電子カルテでは一千万円以上かかってしまう予定だったものが、1/4〜1/3程度の費用で導入できました。

 

提案内容ももちろん大事でしたが、ここでのポイントは、医師が「新しい情報を吸収するモチベーションを持っているか」ということだと思います。

「眼科のカルテはこれじゃないといけない」「長年このシステムを使っているからこれじゃないとダメだ」と、考えを変えずに進むことが悪ではありませんが、今の情報をキャッチしながら、自分に適した選択をするという視点を持ってもらえたことは幸いです。

 

最後に、開業を検討している医師の方々へメッセージをお願いします。

 

株式会社Donuts_clius_igarashi

 

開業に向けた準備は、やることがとても多いと思います。

資金調達でトラブルが起きると全てが後ろ倒しになってしまうので、開業の1年ほど前には資金調達が完了していることを目指していただきたいです。

 

また、先ほど話したように、医療機器やその他システムをフルスペックで配置しなくとも、医師のみなさまの思い描く診療スタイルに合った、コンパクトな予算での提案もしています。

銀行に資金面のご相談に行く前にご連絡いただければ、その後の動きもスムーズに進める提案を致します。

 

ちなみにCLIUSは、クリニックの開業後もサポートできる、経営分析ツールという機能があります。

開業したら終わりではなく、開業後の経営も一緒に考えていきますので、開業・経営で悩んだらぜひご連絡ください。

 

本日はありがとうございました。

 

■対談相手

株式会社 Donuts

医療事業部 ディレクター

五十嵐 崇 氏

 

参考リンク①:クラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」

参考リンク②:株式会社Donuts(コーポレートサイト)

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