帝国データバンク調査の対応方法!帝国データバンクで注意すべき7つの鉄則
「帝国データバンクの〇〇と申します。取材に伺いたいのですが…」
え!なんでうちが?
あなたは今、帝国データバンクの調査依頼を受けてビックリしているかもしれません。
たしかに、多くの経営者は突然の事態に驚いて「どう対応したらいいのだろう…」と迷ってしまいます。
断ってもいいのだろうか…それともここはちゃんと依頼を受けておくべきだろうか…断ったり、受けることでどうなるの?
考えれば考えるほど深みにはまっていきそうですね。
であれば、今回の記事を通して「自分自身が取るべき行動」をはっきりさせましょう。
この記事では以下の点を取り上げます。
- なぜ帝国データバンクが取材に来るのか
- 取材を受けるべき?断るべき?
- 取材を受ける場合の賢い対応とは
- 帝国データバンクの調査で高評価をもらうコツとは
- 取材を断るときの流れ
まずは帝国データバンクの調査に関係する事柄を正確に理解しましょう。
この記事には、あなた自身が経営者として「受けよう」「断ろう」と判断するために十分な
情報が含まれています。
- 帝国データバンクとは「企業活動に役立つ情報を提供している」会社
- 帝国データバンクからの調査依頼は突然「取材協力依頼」という形でやってくる
- 民間会社のため調査依頼に強制力はないが調査を受けると…
- 自社の状況を客観的にアピールできる新規取引先が見つかるチャンスになる・既存取引の拡大が見込めるなどのメリットがある
- デメリットには会社の財務面を知られてしまう・調査への対応にはそれなりの時間がかかる・渡したデータはずっと残ってしまうなどが挙げられる
- 取材の流れは「訪問→会話や書類提示による調査→信用調査報告書の作成」
- 高評価を獲得するには決算書や数値が記載された資料の提出、第三者による自社の説明、調査の連取、経営者としての立ち振る舞いなどに気を配る
- 帝国データバンクの評点に左右されず資金調達したい方はファクタリングがおすすめ!
- ファクタリングは売掛債権を入金日より早く現金化する資金調達法の1種
- 売掛先が審査対象となるため、帝国データバンクの資料は融資などに比べて影響は少なく、借金にならない点がおすすめできるポイント
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帝国データバンクからの調査依頼って?
予期していなかった状況になると、慌ててしまうものです。
今回は帝国データバンクからの取材依頼です。ビックリしてしまいますよね。
こんなときこそ、立ち止まって冷静に「何が起きているのだろう、どんなふうに対応するのが望ましいのだろうか」と考えてみましょう。
それは突然「取材協力依頼」という形でやってくる
帝国データバンクの調査は、毎年同じ時期に行なわれるものでも、数年に一度の間隔でプログラムされているものでもありません。
それは突然「取材依頼」という形でやってきます。
今回は「取材依頼」という形で帝国データバンクが直接あなたの会社を訪問することを希望しています。
じつは彼らがアプローチしてくる方法には3通りあります。
帝国データバンクからのアプローチ方法
- 書類郵送の依頼
- 電話での調査
- 調査のための取材(訪問)
ところで、どんな権限があってこの会社(帝国データバンク)は調査を依頼してくるのでしょうか?
そもそも帝国データバンクとはどんな会社なんでしょうか?
そもそも帝国データバンクとは何をする会社?
そもそも帝国データバンクとは何をする会社なのでしょうか?それを知らなければ「取材を受けるかどうか」判断することができませんよね。
帝国データバンクは「企業活動に役立つ情報を提供している」会社です。
このように聞くと国の機関かと思ってしまいますが、じつはそうではなく純粋な民間の株式会社です。
上場企業ではありませんが、全国に83か所の拠点を持ち、3,000人以上のスタッフが活動しています。
企業活動に役立つ情報を提供しているのが帝国データバンクです。言い換えれば「情報提供サービス」会社となります。
どんなところに情報を提供しているのかというと、銀行などの金融機関、商社や大手メーカーをはじめ、情報を求める全国の中小企業と取引しています。
ここまで聞くと、なんとなく「帝国データバンクが自分の会社に取材に来ようとするのも不自然ではない」ことがわかるはずです。
彼らは情報を必要としていて、その一環で今回連絡してきたわけです。
そんな帝国データバンクからあなたの会社は取材依頼を受けました。
依頼があった以上、絶対に応じなければならないのでしょうか?どう思いますか?
調査依頼に強制力はない
帝国データバンクの調査依頼に強制力はありません。
あくまで任意ですから、応じることもできれば断ることもできます。
考えてみますと、たとえば税務調査などは国の機関による強制力のある調査ですが、帝国データバンクは民間の会社です。
民間の会社の調査には“協力”することもできれば“辞退”することもできるわけです。
調査依頼に強制力がないと聞くと安心できませんか?
そうであれば、難しく考えなくても「ごめんなさい」と断ればいいだけの話なのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
なぜなら帝国データバンクはただの簡単なアンケートを取るために取材を希望しているわけではないからです。
その背後にはしっかりとした目的があるのです。
なぜ帝国データバンクは取材に来るのか。
その点を次項でしっかり理解していきましょう。
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なぜ調査取材をしているのか?
なぜ帝国データバンクは取材に来るのでしょうか?
その理由をはっきりと理解すれば、自信をもって「YES」「NO」で答えることができます。
その理由は大きく分けて3つです。
帝国データバンクが調査に来る理由
- 帝国データバンクの企業情報データベース作成のため
- 帝国データバンクの企業情報データベース拡充や更新のため
- ある企業が与信調査を依頼したため
大切な点なので、順番に確認していきましょう。
理由その1―帝国データバンクの企業情報データベース作成のため
帝国データバンクが企業活動に役立つ情報を提供している会社であることを先に取り上げました。
そのためには、企業情報データベースの作成が必要になります。
そのようなデータベース作成のために、今回あなたの会社にお願いが来たのかもしれません。
帝国データバンクにデータが登録されることで、あなたの会社の情報を知りたいと願うお客さんが有料でデータを閲覧して、必要な情報を入手することができるようになります。
「何のためにうちの情報を知ろうとするの?」と不安になるかもしれません。
情報を調べる主な目的は商取引にあります。
つまり、あなたの会社と取引をしたいと思う相手が事前に情報を調べようとするわけです。
そのように考えると、帝国データバンクに正確なデータが登録されることには利点がありそうですね。
理由その2―帝国データバンクの企業情報データベース拡充や更新のため
ひとたび帝国データバンクに企業情報が登録されたら、それで終わりではありません。
情報は更新したり拡張したりする必要があります。
帝国データバンク側はいつも最新の情報を提供することを心がけており、そのために今回調査依頼が出ているのかもしれません。
もしそうであれば、思い返してみると以前にも帝国データバンクの取材を受けていませんか?
あるいは書類を送った覚えがありませんか?
先代のときに取材があったのかもしれませんね。
理由その3―ある企業が与信調査を依頼したため
ある企業が与信調査(信用調査)を依頼すると、帝国データバンクが調査に来ます。
今回はその目的かもしれません。ここは重要な点なので、整然と理解していきましょう。
新規取引先候補に対して「企業信用調査」が行なわれることがある
企業がある会社を新規取引先候補として考えているとき、企業信用調査が行なわれるのが一般的です。
「その会社は取引しても大丈夫なところだろうか」「どんな会社なのだろうか」など、判断するために役立つ情報を得てから、取引の可否を決定します。
もしあなたが経営者としてある会社との取引を考えている場合、やっぱり同じようにその会社の情報がほしいと思うのではありませんか?
帝国データバンクは、新たな取引の可能性を検討している企業に対して正確な企業情報や判断するために必要な情報を提供しています。
今回、どこかの企業があなたの会社に興味を示したため、こうして帝国データバンクが調査に来ているのかもしれません。
企業信用調査の結果次第で取引方法や支払いサイトが変わる
企業信用調査は、単に「取引しても大丈夫か」という判断だけではなく、その後の取引方法にも影響を与えます。
もしあなたの会社の経営数値が健全で良い評価が付けば、相手は買掛け取引によってビジネスを展開してくれることでしょう。
一方で、評点が付かないと取引自体はスタートするかもしれませんが、前金取引になってしまうかもしれません。
商品売買においては、常にその場で現金払いするケースばかりではありません。
日常的な取引では、商品売買の代金を後日に受け取ったり、支払ったりする「掛取引」が用いられることもあります。
掛取引の最たる例は「ツケ払い」で、ビジネスパートナー同士の信頼関係の上に成り立つ“信用取引”です。
引用元:フリーウェイ経理
前払金
商品を受け取る前、あるいはまだサービスを受けていない時点で支払った代金のこと。またその取引を処理する勘定科目。内金や手付金などがある。引用元:コトバンク
単純に言えば、相手に信用してもらえれば掛け取引ができて、そうでない場合は前金取引になってしまうということです。
他にも、これはとくに取引先が大手の場合になりますが、帝国データバンクの調査によって出される数値は支払いサイトに影響します。
支払いサイト
取引代金の締め日から支払日までの猶予期間を表す。通常日数を期間として表す場合が多い。下請事業者に対する支払は現品受領後60日以内と下請法で決められているので月末締めの企業では、「月末締め翌月末(現金や手形など)払い」といったものが多い。引用元:プロキュアスイート公式サイト
こちらもやはり、信用してもらえれば有利な条件で、そうでなければ厳しい支払いサイトになってしまうことがあります。
帝国データバンクによる調査は、今後のビジネスに直接影響を与えるものであることを理解しておきましょう。
継続して取引してもよいか見極めるために企業信用調査が行なわれることも
すでにあなたの会社と取引している企業であっても、あなたの会社について企業信用調査を依頼することがあります。
既存取引の拡大を考えているケースや、現在の取引を継続してもいいかどうか見直すときなどです。
依頼相手は、やがて帝国データバンクから提出される「信用調査報告書」に基づいて、今後の決定をします。
詳しくはこちら:帝国データバンク 企業信用調査
こうして帝国データバンクが調査する目的を考えてみると、単なる取材依頼のようにその時の気分や都合で「いいですよ」「お断りします」と返答してはいけないことがわかります。
これは慎重に考えるべき事項であることがわかります。
では、どうしましょうか?取材を受けるべきでしょうか?断っても大丈夫でしょうか?
次の項目で考えてみましょう。
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調査取材の依頼は受けるべき?
帝国データバンクが取材に来るとき、その背後には理由があることが理解できたと思います。それで結局、あなたは経営者としてどうしますか?
きっとまだ答えは出せないと思います。
ここで冷静になって、取材を受けることに伴う点、取材を断ることに伴う点を整理してみましょう。
それぞれのメリットとデメリットという観点でまとめると、一方のメリットが他方のデメリットと重なる部分もありますが、それも含めて少しの時間、じーっと以下の表を眺めてみてください。
取材と受けると…
取材を受けることの利点 | 取材を受けることに伴うデメリット |
自社の状況を客観的にアピールできる 新規取引先が見つかるチャンスになる 既存取引の拡大が見込める |
会社の財務面を知られてしまう 調査への対応にはそれなりの時間がかかる 渡したデータはずっと残ってしまう |
取材を断ると…
取材を断ることの利点 | 取材を断ることに伴うデメリット |
余計な手間をかけずに済む 会社の情報を開示しなくて済む 詐欺などに遭う危険がなくなる |
新規取引の機会を逃してしまうかもしれない 既存取引について見直され、取引が終了してしまうかも 帝国データバンク側へ与える印象が悪くなる |
取材を受けることに伴うメリットとデメリット、取材を断ることに伴うメリットとデメリット。
その両方を考えてみましょう。
もちろん、それぞれのメリットとデメリットを比較した結果、
「だからあなたの会社は取材を受けるべきです」
「これらの理由であなたの会社は取材を受けなくて大丈夫です」
とは言えないのが現状です。あくまで決定するのは経営者であるあなたです。
では、仮に取材を受けることにするとしたら、次にどうすればいいのでしょうか?取材を受けるときのコツはありますか?
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取材の流れ
いろいろ考えた末、「帝国データバンクの調査依頼を受けよう!」と決めたなら、次はどうしたらいいのでしょうか?
初めての経験なので不安が大きいと思いますが、これから挙げる項目を確認するだけで不安は取り除かれることでしょう。
基本的には帝国データバンク側の流れに合わせればいい
最初に言っておくと、取材についてあなたの会社があれこれ考えてリードする必要はありません。
基本的に帝国データバンク側の流れに沿って進めていけばいいだけです。
スタンスとしては、取材に来る人たちに協力するという感じです。
とはいっても、やっぱり「帝国データバンクの調査ってどんなものなの?」と気になりますよね。
調査の流れ
帝国データバンクによる調査の流れはこのようになっています。
- 帝国データバンクの調査担当者があなたの会社を直接訪問する
- 経営責任者から話を聞く
- 必要な書類等の開示を求める
- 訪問による調査終了
- 信用調査報告書が作成される
帝国データバンクは、あなたの会社への訪問を経て、取引先への裏付け取材を行なったり、公的情報やウェブサイト等から情報を収集したりします。
そうして最終的に信用調査報告書を完成させます。
先に述べたとおり、基本的には帝国データバンク側の担当者がリードしてくれますので、あなたは必要なら財務・経理担当者と共に応対すればいいだけです。
求められることに応じればいいわけですが、すべてに応じなければいけない…というわけではありません。
あくまで任意なので、答えたくない点についてはその旨を担当者に告げればOKです。
取材の流れを知ることができましたので、ついでに注意点についても理解しておきましょう。
取材を受けるときの注意点
帝国データバンク側がリードしてくれるからといって、何も考えず受け身のままで良いわけではありません。注意点を3つあげておきます。
帝国データバンクの取材を受けるときの注意点
- 本当に帝国データバンクであることを確認する
- 公開する情報についてよく吟味する
- 高評価をもらえるようにする
帝国データバンク自体は信頼できる会社ですが、帝国データバンクを名乗って調査を行おうとする業者や、あたかも帝国データバンクであるかのような雰囲気で情報を吸い取ろうとする業者がいます。
とくに電話口での調査には注意が必要ですが、今回は訪問取材です。
訪問時には失礼にならない程度に相手の身分を確認するようにしましょう。
何を話すか、何を提示するかに注意しましょう。ひとたび開示してしまうと、それらはずっと記録に残ります。
決算書を含め、財務関係の情報については、どの程度のものを開示するかよく考えて決定してください。
また、今回の帝国データバンクの取材によって高評価を得ることを目指しましょう。
高評価を得ると良いのはなぜでしょうか?どうすれば良い評価を得ることができるのでしょうか?
次の項目で徹底的に解説していきます。
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高評価をもらうための7つの鉄則
帝国データバンクは企業を取材した後で点数を付けます。それが評点と呼ばれるものです。
評点とは何ですか?
TDBが企業を100点満点で評価した点数で、企業が健全な経営活動を行っているか、支払能力があるか、安全な取引ができるかを第三者機関として評価したものです。
引用元:帝国データバンク公式サイト
この評点が付けられることによって、企業の状態がわかりやすく表されます。
時系列での比較や他社との比較も簡単にできるようになります。
評点を取引基準にする企業も多いため、どんな点数になるかが今後の商取引の命運を左右すると言っても過言ではありません。
あなたの会社にとっても、今回の帝国データバンクの調査が今後のビジネスのカギを握っているかもしれません。
支払いサイトへの影響、掛け取引ができるかどうかなど、すべては評点によって決まります。
だからこそ、何としても高い評点を目指したいものです。
では具体的にどんな取り組みをすれば評点を上げることができるのでしょうか。これから7つのポイントを見ていきましょう。
これからそれぞれの項目を確認し、さっそく準備に移ってみませんか?
- 【大前提】評価項目について知っておく
- 決算書を提出する
- 決算書以外にも提出できる書類はすべて提出する
- 数値が正確かどうか確認しておく
- 第三者に会社の説明をお願いする
- 当日に向けて練習する
- 経営者としてスタッフに良い印象を与えるよう努力する
【大前提】評価項目について知っておく
大前提として、どんな評価項目があるか知っておきましょう。
評価項目は帝国データバンクによって公開されています。
帝国データバンクの評価項目
- 業歴
- 資本構成
- 規模
- 損益
- 資金現状
- 経営者
- 企業活力
これら7項目に加点減点を反映させて、合計で100点を満点にしています。
業歴は、企業運営の継続性を見る項目です。
業歴が長いほど「継続性がある」と判断されます。
資本構成は、財務面での安定性を確認する項目です。
規模とは経営規模のことです。
その中には年間の売上高や従業員数が含まれます。
決算報告書などの情報を踏まえて客観的に評価するのが損益という項目です。
経営者という項目があります。
これは経営者自身の経営経験や人柄、個人資産などを評価して数値化するものです。
企業活力は、帝国データバンクの調査員が評価する項目です。
その企業の人材、取引先や生産する能力や営業力、今後の可能性などを総合的に企業活力として評価します。
評価項目を先に知っておくだけでも安心できませんか?
何も覆面調査員がするような裏面を暴くような調査ではないのです。
項目は至ってシンプルですし、帝国データバンクの調査の有無にかかわらず、健全な会社経営を目指すときにチェックしておきたい項目でもあるわけです。
これら7つの項目をよく見てみると、対策をする価値のあるものが見えてきます。
たとえば「業歴」「資本構成」「規模」は今さらどうこうできないと思いますが、「経営者」や「企業活力」はある意味では調査員の目にどのように映るかが重要になってきます。
「損益」では、正確な情報を確実に提出することが助けになるはずです。
まず評価項目について理解した上で、次のポイントに進みましょう。
次は決算書の提出です。
決算書を提出する
決算書を公開するかどうかは迷うポイントかもしれませんが、評点を上げることを考えるなら求めに応じて提出するようにしてください。
決算書は帝国データバンクの調査における重要書類です。
とはいっても、業績が良好で内容に問題ない決算書なら堂々と提出したいものですが、赤字の場合はどうしたらいいでしょうか?
少し冷静に考えてみると、決算書を提出しないと確実に減点されます。
それで、もし多少の赤字ならむしろ決算書を提出したほうが、評点という観点で考えるとプラスになるはずです。
決算書の内容が好ましくないときでも、その他の書類を準備することによって評価を上げることができるかもしれません。
それが次のポイントです。
決算書以外にも提出できる書類はすべて提出する
決算書以外にも、提出できる書類はすべて提出しましょう。
決算書以外の書類は、帝国データバンクの調査員が「提出してください」と言ってくるとは限りませんが、信用性を高めるために助けとなるものなら、あなたの側から提供すると効果的です。
決算書以外にも提出できる書類
- 事業計画書
- 資金繰り表
- 経営改善計画書 など
とくに決算書が赤字の場合は、今後の会社経営の見通しを具体的に示すことが助けになります。
「この会社の経営は改善するはず!」ととらえてもらえれば、評価も上がることでしょう。
また、決算書も含めて進んで調査に協力しようとする姿勢そのものが良い印象を与え、評価に良い影響を与える可能性が高くなります。
数値が正確かどうか確認しておく
ただ書類を準備するだけではなく、数値が正確な書類を準備して提出するようにしましょう。
とくに決算書に加えて複数の書類を提出する時には、互いの数値が合っていなければなりません。間違っていると信用を失う結果につながります。
また、“良く見せよう”として数値を工夫することがないようにしてください。
正確な記載と正直な報告は、帝国データバンクの調査員からの信頼を得る助けになります。
面倒かもしれませんが、あらためて提出予定の書類の数字をチェックしておいてください。
第三者に会社の説明をお願いする
書類の準備も大切ですが、当日の説明のための準備も欠かせません。
会社の状況を上手に説明する点で自信がないなら、頼りになる第三者を呼んでお願いするのも1つの方法です。
第三者として税理士や弁護士、経営面のコンサルティングを行なっている会社の社員など専門家を招くことができます。
彼らはプレゼン能力はもちろんのこと、相手が高い評価を与えたくなるようなポイントを良く知っています。
事実として、あなたよりも上手に話せるに違いありません。
ただ注意点として、帝国データバンク側が第三者を同席させることを快く思わないことがあります。
それで、第三者を招く場合には事前にそのことを伝えておくか、あくまで会社の関係者として自然に同席させるようにしましょう。
当日に向けて練習する
仮に第三者を招くとしても、経営者自身が何も話さなくてもよくなるわけではありません。
当日の説明のための練習は不可欠です。
まずできることは、会社の状況を把握しておくことです。
経営状況の細かな点は提出する書類が語ってくれますが、全体の状況を把握しておくなら、当日不意になにかの質問をされても堂々と対応できます。
とりわけ、会社としての取り組みや将来への展望に関係する部分は、熱意を込めてわかりやすく説明できるようよく練習しましょう。
1人で練習するよりも、社内で協力してもらって事前にシミュレーションしておくとよいでしょう。
練習のためには気力と時間が必要になりますが、それらを補って余りある効果がありますよ。
経営者としてスタッフに良い印象を与えるよう努力する
帝国データバンクの評価には「経営者」という項目が設けられていることを忘れないようにしましょう。
調査される対象は会社や財務面だけではなくあなた自身でもあるのです。
とにかく、経営者としてスタッフに良い印象を与えるためなら何でもしてください。
といってもそれは媚びを売るという意味ではなく、「経営者として素晴らしい」と評価されるために助けとなる言動のことを指しています。
たとえばこんな点でアピールできるかもしれません。
- 決断力がある経営者
- 会社の数字にも通じている聡明な経営者
- PC操作を含め、最新のテクノロジーについていける経営者
- リーダーとしての資質を持ち、人脈、人望がある経営者
- 現状を正確に把握している危機管理能力が高い経営者 など
実際に帝国データバンクの調査員が訪れるまでの間に、「相手の目に映る自分」を意識しておくのは良いことです。
ここまでのところで、帝国データバンクの評点を上げるためのポイントを見てきました。
でも…
いろいろ考えた結果、やっぱり今回の取材は断りたい…
そんなときはどうしたらいいでしょうか?
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調査取材の上手な断りかた
今回は帝国データバンクの調査を断ろう。
そう決めたなら「ピシャリ!」と断ってしまいたいところですが…
仮に断ることに決めたとしても、悪い印象を残して得することは何もありません。
良い印象を与えるよう上手な断り方を意識しましょう。
上手に断るための3原則
- 丁寧な応対を心がけよう
- 「いろいろ考慮した結果、今回は断ることにする」と伝えよう
- 帝国データバンク側の業務をねぎらおう
取材を拒否するとしても、帝国データバンク側は信用調査報告書を作成することになります。
ということは、同じ断るにしても「どのように断るか」によって評点が変わってくる可能性は十分あります。
それで、取材の申込みのときから一貫して丁寧な応対を心がけましょう。
また、すぐにピシャリと「お受けできません!」と断ってしまうよりも、いったん保留にして最終的に「大変心苦しいのですが、社内で協議した結果今回はお受けできないとの結論に至りました」と断るほうが印象が柔らかくなります。
最後に相手の労をねぎらっておけば最高です。
帝国データバンクの調査には「感情」や「印象」の部分が含まれることを忘れないようにしましょう。
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帝国データバンク調査のQ&A
これまで帝国データバンクの調査について考えてきましたが、最後によくある質問を確認しながら整理していきましょう。
帝国データバンクでは、法人だけではなく個人への信用調査も行なっているのでしょうか?
帝国データバンクは、個人への信用調査は行なっていません。
対象としているのは企業で、企業信用調査を行なう会社です。
帝国データバンクは依頼者か取材対象の会社か、どちらの味方なんでしょうか?あるいは公正中立ですか?
帝国データバンクはどちらの側の味方というわけではなく、情報を提供する会社です。
目指しているのは、両者の円滑な商取引に貢献することです。
それで、信用調査報告書を作成して提出するものの、それ以上のこと、たとえば観察・考察に基づく取引可否のアドバイスなどは行なっていません。
7-3.帝国データバンクの調査によって得られる副次的なメリットはありますか?
これまで帝国データバンクの調査に応じた企業の中には、「自社の強みを理解する助けになった」と感じているところがあります。
取材の過程で担当者が書類等を客観的に見てコメントしてくれるため、「なるほど、外部から見ると自分の会社はそう映っているのだ」と新たな気づきを得ることができるというわけです。
取材を転機として新たなビジネスにチャレンジする企業もあります。
どの企業が調査を依頼したか、絶対に知ることはできませんか?
帝国データバンク側に依頼者名を尋ねても教えてもらえません。
その理由の1つは、依頼者を意識した情報にならないようにするためです。
この点は徹底されているため、実際に調査に来る担当者自身にも「だれが依頼したのか」は知らされていません。
ただ、場合によっては依頼者側が事前に「調査させていただきます」と連絡を入れてくれることがあります。
あるいは後になってから「じつは御社に調査をかけました」と知らされるケースもあります。
そのようなときには、どの企業が調査を依頼したか知ることができます。
帝国データバンクの調査費用はだれが負担するのでしょうか?
調査される側の企業に負担がいくことはありません。費用は依頼者が負担します。
帝国データバンクの情報更新を目的とした取材の場合は、帝国データバンクが必要な経費等を負担しますのでご安心してください。
他の企業は取材に協力しているんでしょうか?気になります。
どれくらいの企業が取材を受けて入れているか、データがパーセンテージで公表されているわけではありません。
しかし、帝国データバンクの調査で高い評点を得ることが販路拡大や既存取引の継続につながることを考えて、多くの企業が積極的に取材を受け入れています。
現に帝国データバンクのデータベースには100万社以上の企業情報が収められています。
経営者の資質などが評価の対象になることを考えると、評点は調査する人によって異なるのでしょうか?
たしかに評点は決算書などの数値に基づくものと、実際に調査を行なった担当者による評価を合わせて付けられます。
しかしだからといって明らかに恣意的な評価は下せないようになっています。
調査後の評価については、帝国データバンク内で審査され、適正かどうか判断されることになっています。
それで、だれが調査してもまったく同じではないとしても、大幅な違いや意図的な操作の心配はありません。
自分の会社の評点は確認できますか?
自分の会社のデータは、帝国データバンクに依頼しても閲覧することができません。
それで、自社の評価を確認することはできません。
信用調査報告書が完成した時点で、取材を受けた企業に対して報告として送付されるわけではありません。
評点の平均は100点中どれくらいですか?
評点の正確な平均値は公表されていません。
しかし、帝国データバンクの公式サイトの情報では「多くの企業が40点台」になっているようです。
相手が本当に帝国データバンクなのか確かめる術はありますか?
帝国データバンクを名乗る会社から電話を受けて不審に思う場合は、帝国データバンクの営業所に電話で確認するようにしてください。
そうすれば、本当に取材を依頼しようと思っているのか、あるいは帝国データバンクを名乗る偽の会社なのかがはっきりします。
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まとめ
今回は帝国データバンクの調査にスポットを当ててみました。
いかがだったでしょうか?
今回取り上げた点
- なぜ帝国データバンクが取材に来るのか
- 取材を受けるべき?断るべき?
- 取材を受ける場合の賢い対応とは
- 帝国データバンクの調査で高評価をもらうコツとは
- 取材を断るときの流れ
断るべきか受けるべきか、ある程度の方向性が定まったでしょうか?
帝国データバンクがなぜ取材をしようとするのか。
その目的について考えるとき、安易に断るべきではないことを理解できたはずです。
それと共に、取材を受けるということは会社の情報を提供することを意味しているので、二つ返事でOKを出すわけにもいきません。
あらためてよく考えて、まずは取材を受けるか断るか決定しましょう。
そしてどちらにするかにかかわりなく、今後の商取引に悪影響が及ばないよう十分な対策を取りましょう。
今後もあなたの会社が、新規取引や既存取引の拡大の面で成功することを願っています。
「ファクタリングだけでは十分な資金を調達できない」という方は、公的感や銀行融資よりも審査が甘い「ビジネスローン」もおすすめ!
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この記事を書いた専門家(アドバイザー)
著者情報|TOMMY
資金調達プロのWEBライター、金融系記事の専門家(ビジネス、ローン、クレジットカードが専門。2010年にTommy’s WRITING.Incを設立。補助金・助成金制度、日本政策金融公庫、信用保証協会関連の記事、フリーランスの資金調達情報を収集・記事にしています。
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