事業融資に影響を与える「起業ビジネスプランコンテスト」参加マニュアル
起業ビジネスプランコンテストは、単に「ビジネスモデルを発表する場」ではありません。コンテストに入賞すれば、賞金が獲得できるだけでなく、今後の資金調達にも優遇措置が取られます。
実際に、ある事業融資の申請では「過去の起業ビジネスプランコンテスト入賞経験の有無」が問われ、入賞者を優遇する傾向が見られます。また、他の事業融資でも「コンテスト入賞者は、きちんとした事業計画を持っている」と見なし金利の優遇や融資枠の拡大が実施されています。本記事では、起業ビジネスプランコンテストの仕組みと、参加方法について詳しく説明します。事業融資を受けられる方は、ぜひ「審査対策」として参考にしてみてください。
なお、無事起業された方の中で「事業資金が足りない」という方や「運転資金が今すぐ必要」という方は、日本政策金融公庫の融資や各自治体の補助金・助成金を上手に活用しましょう。このほか、ビジネスローン(事業融資)を併用することで、資金繰りは一気に安定します。
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目次
起業ビジネスプランコンテストとは?
起業ビジネスプランコンテストは、通称「ビジコン」と呼ばれています。
ビジコンには(主催者や審査する側として)門家やベンチャー企業の代表、大学教授などが参加するため、大きなビジネスチャンスが生まれています。
また、コンテストの結果はマスコミが大々的に取り上げるため、起業者としての知名度を高めることが可能です。
ビジコンとは、主に「ビジネスコンテスト」の略であり、ビジネスモデルの卓抜さを競う催しのことである。ビジネスコンテストでは、参加者が自身の案出したビジネスモデルを発表して審査員に問い、独創性や現実性などといった観点を評価される。アイデアの優秀さが認められて出資が得られたり起業に向けた具体的なアドバイスが受けられたりできる場合が少なくない。/出典:weblio辞書「ビジコン」より
参加条件は、各コンテストによって異なり、小学生から社会人、シニア世代まで、幅広い世代がビジコンに参加しています。また主催者する側も、政府や民間機関、金融機関、国債企業など、コンテストに毎に異なります。
ビジコンの参加は、大きな会場で開催されるものだけでなく、ネット上だけで完結されるコンテストもあります。
また、時期や開催地もバラバラなので「現在、どのようなコンテストが開催されているのか」先に調べてから、参加する必要があります。
※ 全国で開催されている「ビジネスコンテスト」については、本記事の後半で説明しています。
起業ビジネスプランコンテストに参加するメリット3つ!
起業ビジネスプランコンテストに参加することは、資金調達だけでなく、人脈や起業ノウハウを広げるチャンスに繋がっています。
今後の可能性(ビジネスチャンス)を広げたい方は、ぜひ「ビジネスプランコンテスト」に参加してみてください。
ここで「起業ビジネスプランコンテストに参加するメリット」を3つ紹介しましょう。
ビジネスコンテストに参加するメリット3つ! |
---|
① 資金調達/事業調達がしやすくなる |
② 実績を活かして、ステップアップが狙える |
③ コラボの可能性、高い宣伝効果 |
①〜③について、詳しく解説していきます。
① 資金調達/事業調達がしやすくなる
起業ビジネスプランコンテストに入賞すれば、他の事業資金融資において、審査する側の心証が良くなります。
例えば、自治体主催のコンテストや、公的金融機関が参加するプランコンテストでは、融資審査の優遇や金利上の優遇が実施されています。
金融機関の審査も優遇される
ある自治体では、コンテストの入賞者に「地元金融機関 の融資が優遇される」よう、特例を設けています。
例えば、通常1,000万円の融資枠を1,500万円に増やしたり、会社設立の登録免許税を半額にするなど、手厚い起業家支援を行っているのが特徴です。
借入の条件を少しでも下げたい方は、ビジネスプランコンテストに参加し、優遇条件を受けるのも一つの手です。
藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町で開催されるビジネスプランコンテストの場合
株式会社又は合同会社を設立する際、資本金の0.7%の登録免許税が0.35%に軽減(株式会社の最低税額15万円の場合は7.5万円、合同会社の最低税額6万円の場合は3万円の軽減)、合名会社又は合資会社は、1件につき6万円の登録免許税が3万円に軽減されます。(中略)無担保、第三者保証人なしの創業関連保証の枠が1,000万円から1,500万円に拡充。
出典/ 第17回湘南ビジネスコンテスト(公式サイト)より
実績作りに役立つ、ビジネスプランコンテスト
会社設立をする段階では、起業者には事業経歴が無く、融資を受けることが難しくなります。
しかし、ビジネスコンテストを通じ、明確なビジネスモデルを打ち出しておけば「将来性のあるプランなのか」事業説明がしやすくなります。
また受賞した場合の実績は、会社としての信頼性を高め、融資する側から、より多くの理解や支援を集めることができます。
このように、ビジネスプランコンテストに参加することは「箔をつける」という意味でも大きな役割を果たします。
② 実績を活かして、ステップアップが狙える
①の理由でも示したとおり、起業ビジネスプランコンテストでの受賞は「起業者の大きな実績」へと繋がります。
例えば、若い事業者でも、斬新なビジネスプランを示すことで、大きな企業や団体、自治体からサポートが得られ、豊かな実績が積んでいけます。
考案した葦苅晟矢さんは、モデルの新規性や成長性などが高く評価され、世界各国から約480校・5,000チーム以上が応募したハーバード大学やスタンフォード大学などが主催する「インターナショナル・ビジネスモデル・コンペティション」の日本大会で優勝しました。/出典:早稲田ウイークリー2016年5月24日掲載記事より
学生の方は、若い間にたくさんのコンテストに参加してみましょう。
コンテスト経験は、企業だけで無く、就職する際にも「優秀な才能」として高く評価されます。
融資担当者から信頼が勝ち取れる
皆さんが融資する側に立ったとすれば「身銭を切ってでも、お金を貸したい」と思えるのは、どのような人物でしょうか…? 多くの方は「優秀で将来性のある人物」にお金を貸したいと思うはずです。
起業ビジネスプランコンテストで入賞をすれば、融資する側が「貸したい」と思える判断材料が生まれます。
コンテストで入賞をすることが全てではありませんが、少しでも「融資される」条件が揃うよう、上手にビジネスプランコンテストを活用してみてください。
③ コラボの可能性、高い宣伝効果
ビジネスプランコンテストには、多くの専門家や企業、教育機関が参加します。このため(参加することで)、提携企業とのコラボレーション、販路や研究機会の拡大が狙えます。
また、企業ビジネスプランコンテストは、マスコミにも取り上げられるため、受賞者の取り組みやビジネスモデルは、全国に向けて広く報道されます。
「高い宣伝効果が得られる」という意味でも、ビジネスプランコンテストへの参加は、大きなメリットを含んでいます。
全国のビジネスコンテスト
全国の「起業ビジネスプランコンテスト」をまとめてみました。
全国の企業ビジネスプランコンテスト
名称 | 内容 |
---|---|
① 川崎起業家オーディション | 国籍や年齢、所在地、法人・個人、ジャンル(業種)に関係なく誰でも参加できるコンテスト。 |
② 関西大学ビジネスプラン・コンペティションKUBIC | 学生(高校・高等専門学校)の部と、一般(大学・社会人)の部があるコンテスト。協賛企業が提示したテーマに沿ってプランを作成する。 |
③ キャンパスベンチャーグランプリ | ※ 学生向け学生向けのビジネスコンテストで、参加者は、高等専門学校・大学・専門学校に限られる。 |
④ グローバル エンタープライズ チャレンジ | ※ 学生向け16歳~18歳の高校生を対象としたコンテスト。 |
⑤ グローバル エンタープライズ チャレンジ 2016 | ※ 学生向け16歳~18歳の高校生を対象としたコンテスト。 |
⑥ 次世代スマートチャレンジ | 学生、若手研究者、一般のベンチャー起業者を対象にしたビジネスコンテスト。 |
⑦ 女性新ビジネスプランコンペティション | 女性起業者のスタートアップを支援するビジネスプランコンテスト。 |
⑧ 鳥取市ビジネスプランコンテスト | 鳥取市での起業者に向けたコンテスト。平成28年3月末までに鳥取市に住民登録を行い、1年以内に鳥取市内で起業をすれば参加資格が得られる。 |
⑨ ビジネスコンテスト「マイリング」 | ネット上で公募・投票を行う「完全インターネット型」のビジネスコンテスト。 |
⑩ みたかビジネスプランコンテスト | これから起業をする人、これから新事業にチャレンジする人(既に起業していてもOK)を対象としたコンテスト。※ 個人・法人問わず。 |
⑪ ユース エンタープライズ トレード フェア | ※ 学生向け企業教育を実施している学生(小学生〜大学生)の団体を対象としたコンテスト。 |
⑫ ID連携トラストフレームワーク・ビジネスモデルコンテスト | 個人、事業者、団体を問わず「ID連携」によるビジネスモデルを考えている方向けのコンテスト。 |
⑬ TOKYO STARTUP GATEWAY | 翌年の末までに、起業する15歳〜39歳を対象としたビジネスモデルコンテスト。 |
⑭ University Venture Grand Prix | ※ 学生向け起業家教育を受けている大学生向けのビジネスプランコンテスト。 |
この他にも、世界的な企業や大手企業主催によるビジネスプランコンテストは、多数存在します。
例えば、日本経済社では「社会性・事業性・革新性」を満たした起業家に対し、以下のビジネスプランコンテストを実施しています。
日経ソーシャルイニシアチブ大賞(公式サイト)
日本経済新聞社がソーシャルビジネスの健全な発展と一層の理解促進のため、直接的な諸課題の解決・新産業の創出・雇用機会の拡大など、日本経済の活性化に大きく寄与できて持続可能な優れた取り組みを表彰するコンテストです。
このほか、IT大手のマイクロソフトでは「テクノロジーによるイノベーション」をテーマに、学生や研究者、社会人のためのビジネスプランコンテストを実施しています。
「Microsoft Innovation Award」は、“テクノロジーによるイノベーション”をキーワードに、革新的なアイデアを形にしたソフトウェア、ハードウェア、IoTやアプリなどのソリューションを表彰するアワード。今回が第9回目の開催となる。マイクロソフト関連の技術を活用して先進的なソリューションを創造しているエンジニアやスタートアップ、アントレプレナー、学生などを応募対象にしている。/出典:@IT Special「ビジネス拡大と人生を変えるほどのインパクトを体感せよ――前回優勝者に聞く、イノベーションコンテスト応募メリットとは」
国内で参加する場合は、支援を受けたい企業が参加するビジネスプランコンテストを探し、参加してみましょう。
また今後、海外ビジネスへの参加や販路拡大を狙っている方は、国際大会のあるビジネスプランコンテストに参加をするか、海外で開催されているコンテストに挑戦してみてください。
(国際コンテストの場合)言葉の壁はありますが、コミュニケーションの問題さえクリアすれば、海外コンテストの道は開けます。語学に自信のある方は、ぜひ大きな舞台にチャレンジしてみましょう。
起業ビジネスプランコンテストの「申込みと参加」方法
起業ビジネスプランコンテストは、書類審査の後、一次審査、二次審査を経て、決勝大会へと進められます。もちろん、大会によって条件は若干異なりますが、多くのコンテストは、同じ流れに沿って、審査が進行していきます。
入賞したビジネスプランは、大会から約1年にわたって様々な支援が受けられます。このほか、企業側や自治体が興味を示してくれれば、受賞者以外の参加者にも、ビジネスチャンスが与えられます。
申込の方法
各コンテストの概要を見て、ビジネスプランとなる「事業計画書」を作成しましょう。
良い計画書になるよう、専門家の意見を聞いても構いません。また学生の方は、指導教授や担当する教官の意見を参考に計画書を作成してみてください。
最終審査になると、コンテストの協賛会社から、専門のアドバイザーが付けてもらえる可能性は高いです(※ その他、個別指導などが実施される)。
また、コンテストの審査のため、専門家の意見を求めても構いません。各自治体や民間団体でも「ビジネスプランコンテストセミナー」を実施しています。
審査に通過された方は、受賞を目指して、魅力あるビジネスプラン(事業計画書)を作成してください。
まとめ
いかがでしたか? 起業ビジネスプランコンテストは賞金だけで無く、今後のビジネスにつながる人脈、専門家からの有益なアドバイスも得られます。事業調達の成功は、貸す側に「信頼感を与えること」が最も重要です。今後の資金調達を円滑にするためにも、さまざまなビジネスプランコンテストに参加し、起業家としての実績を積んでいきましょう。
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