不動産担保ローンの審査に通らない原因は?審査落ちの対策と審査基準からわかった通すポイント

千田紗代
千田紗代
更新日2023/8/17
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不動産担保ローン 通らない アイキャッチ

住宅ローンがあったら通らない!?

赤字決算や債務超過でも借入できる?

不動産担保ローンの審査に通る対処法は?

この記事は不動産担保ローンの審査に通過したい方に役立つ記事となっています。

不動産担保ローンは、不動産を担保にしてまとまったお金を借り入れできるので、運転資金や老後資金の確保に最適なローンです。

しかし、以前にローン審査を受けたけど、審査に通らなかった経験はありますか?

この記事では、 不動産担保ローンの審査に通らない原因と審査に通る対策 を詳しく解説します。

不動産担保ローンの審査に通らない原因

不動産担保ローンの融資を受けるためには、必ずローン審査を受けなければいけません。

しかし、仮審査を行ってみたけど、不承認になる原因は何なのかわからない方も多いと思います。

この章では、ローン審査に通らない原因を項目別に詳しく解説します。

不動産担保ローンの審査に通らない原因
  • 安定した収入がない
  • 過去に延滞・滞納履歴がある
  • 他社借入が多い
  • 提出書類の不備や虚偽

安定した収入がない

どのようなローンを利用するにしても、収入が安定しなければローン審査は通りません。

突発的な収入ではなく、毎月決まった額の収入が入ることが条件です。

特に、会社員の給与収入と年金収入は、 安定的に毎月収入があるとみなされる ので審査の評価が高くみなされます。

一方、事業収入や不動産収入は、月によって収入額が異なるので、不安定な収入とみなされて審査落ちする可能性があります。

過去に延滞・滞納履歴がある

クレジットカードや住宅ローン等、過去に延滞や滞納の履歴がある方は審査落ちします。

返済の遅れは、個人信用情報機関によって、どの金融機関でも過去5年分の返済情報を確認することが可能です。

ローンの借り入れを1日でも遅れてしまうと、約束を守らない人とみなされ、審査落ちする可能性があります。

返済の遅れがあるかを確認するためには、 個人信用情報機関に開示請求できます ので取得することをおすすめします。

他社借入が多い

不動産担保ローンの審査時には、他社の借り入れ状況も審査の判断材料となります。

特に住宅ローンや他の借り入れがある方は、借入がない方より審査が通りにくくなります。

ローン残高や返済額にもよりますが、すでに借り入れしている方にさらに融資を行うと返済負担率も高くなり、返済不能に陥るリスクがあります。

借入先の数が多い、借入残高が大きい場合は不動産担保ローンの審査に通りにくいので、 完済できる借入は完済するなど対処します。

提出書類の不備や虚偽

不動産担保ローンの審査では、多くの書類を提出しますが、提出書類の不備や虚偽の情報を記載すると、審査が通りません。

申し込み内容と提出書類に誤りがないか照合し、整合性をとってから審査を行います。

特に、虚偽の情報を申告すると、申込人に対して信用性がないと判断され、審査が通りません。

必ず、申込書類と提出資料は正しい情報が記載された書類を提出します。

不動産担保ローンの審査基準

不動産担保ローン 通らない 審査基準

ローン審査を通すためには、 どのような審査を行うのかを把握することも重要 です。

審査の目的は申込人が延滞なく返済できるか返済できなくなったときに債務が回収できる資産なのかを判断するためです。

特に不動産担保ローンは、 申込人の年収や属性だけでなく、不動産の担保価値 も審査対象になります。

この章では不動産担保ローンの審査基準を詳しく紹介します。

不動産担保ローンの審査基準
  • 返済能力があるかどうか
  • 返済が滞っても返済額を回収できる担保価値があるか

返済能力があるかどうか

不動産担保ローンの審査では下記のポイントで返済能力があるか判断します。

不動産担保ローンの審査のポイント

  • 年収や勤務先、勤続年数
  • 年収に対する返済負担率
  • 完済年齢
  • 他の金融機関の借入
  • 滞納歴の有無

ローン申込人がどんなに収入が多くても、多重債務や滞納で事故歴がある場合はローン審査を通すことができません。

審査では収入に対する毎月の返済額のバランスをとり、返済負担率を重視します。

一般的に返済負担率は年収の30%未満と言われていますが、少ないほど返済不能リスクがないと評価されます。

他の借入がある方は 一度、個人信用情報の開示請求を確認し、他の借入は完済することを推奨します。

返済が滞っても返済額を回収できる担保価値があるか

不動産担保ローンの審査では、借入した後に返済できなくなっても債務が回収できる価値があるかも審査します。

不動産の担保価値の算出方法は金融機関によって異なりますが、一般的には担保価格の60%〜80%と言われています。

金融機関が採用する不動産の担保価値の算出価格は下記のとおりです。

公示地価 国土交通省が発表している価格
基準地価 都道府県が発表している価格
相続税路線価 相続税算定のために国税庁が発表している価格
固定資産税評価額 固定資産税算定のために市町村が発表している価格

ローンの申込み条件には、宅地であることを条件としている金融機関が多いですが、建物が築古の場合や土地に残置物がある場合担保価値が下がる可能性があります。

さらに、借入金額より担保価値が低い場合は、審査落ちもしくは減額承認の回答になりますので不動産の価値を確かめることも大切です。

不動産担保ローンの申し込みから審査の流れと期間

不動産担保ローンは手続きが多いため、申込みから審査の流れまでを把握することでスムーズな融資が可能になります。

特に審査時には、多くの書類が必要となることや審査中にやってはいけないこともあります。

この章では、 段階を踏んだ形式で申込みから融資までの流れを詳しく紹介します。

不動産担保ローンの申し込みから審査の流れと期間
STEP1
STEP1 仮審査(数日~1週間)

STEP2
STEP2 本審査(1週間~3週間)

STEP3
STEP3 契約

STEP4
STEP4 借入

STEP1 仮審査(数日~1週間)

一般的な金融機関の場合、融資相談を行ってから仮審査の申込みを行います。

仮審査で必要な書類は金融機関によって異なりますが、その場で申込書を取ります。

申込み内容に記載した本人情報と担保不動産の簡易的な審査となります。

この時に審査側は仮審査で個人信用情報を確認し、多重債務や延滞がないか確認します。

審査結果の回答はおおよそ1週間くらいで返答が来るので、 承認回答の場合に本審査の申込み になります。

STEP2 本審査(1週間~3週間)

本審査の申込みは、ネットで申込みか対面での申込みになり、公的な収入証明の提出や不動産に関する証明書を提出します。

本人が申告した収入情報と公的書類で金額に相違がないかの確認と、再度他の借入と個人信用情報の閲覧を行います。

さらに担保評価を算出するために不動産の鑑定に時間を要します。

本審査時に気をつけていただきたい事は、他の借入の引き落としの遅れや大きな買い物を避けることです。

これらの履歴が個人信用情報で判明しますので、最悪の場合、本審査で審査落ちする可能性があります。

本審査の結果は1週間〜3週間で電話もしくはメールで届きます。

STEP3 契約

本審査で承認回答の連絡が来た場合、融資の契約を行うために金銭消費貸借契約(通称:金消契約)を行います。

対面で契約の場合、来店で契約書を交わし、ネット申込みの場合は、金融機関から契約書類が届き、必要事項を記載して返送します。

対面で手続きする場合、 準備するものは実印と権利証と印鑑証明書を持って行きます。

そして、金消契約と同時に抵当権の設定をするため、司法書士さんとの立ち会いを行いますので1時間以上かかります。

司法書士の立ち会いは、 担保不動産の権利証の所有地と印鑑証明と実印が照合しているか確認します。

STEP4 借入

金消契約の不備と登記の手続きに問題がなければ、融資が実行され、借入金が入金になります。

このときに抵当権が設定されますが、 司法書士が代理で行いますので自分で法務局に出向くことはありません。

入金は、即日入金される金融機関もありますが、1週間〜2週間かかる場合もあります。

融資実行日に必ず、借入金が入金されているか確認します。

不動産担保ローンで審査落ちした・通らない際の対策

不動産担保ローン 通らない 対策

不動産担保ローンの審査は金融機関で基準が異なるので、 一つの金融機関で通らなくても、他の金融機関で通る可能性があります。
特に、銀行系の不動産担保ローンは一番抵当が条件の金融機関もあるので、減額承認になることも多いです。

不動産担保ローンの審査に落ちた場合や通らない際の対策方法を解説します。

不動産担保ローンに落ちた際の対策
  • 別の金融機関にて不動産担保ローンを申し込む
  • 担保にする不動産を変更する
  • 不動産担保ローン以外の資金調達を検討する

別の金融機関にて不動産担保ローンを申し込む

一つの金融機関で審査落ちしても、 他の金融機関で満額で審査が通ることもあります。

特に銀行系の不動産担保ローンは比較的審査が厳しめの傾向にあります。

しかし、ノンバンク系の不動産担保ローンの場合、住宅ローンを返済中の物件で融資できる可能性があります。

審査に落ちても諦めずに他の金融機関で申込みできる場合もありますので、 多くの金融機関に相談することを推奨します。

担保にする不動産を変更する

担保不動産が原因で審査落ちした場合、担保不動産を変更して申込みし直すのも一つの方法です。

例えば、住宅だけではなく、 投資物件や家族所有の物件を担保できる金融機関もあります。

居住地から離れて居ても、全国の担保不動産に対応している金融機関もあるので、地方に物件がある方は 全国対応の金融機関に相談するのも一つの方法 です。

不動産担保ローン以外の資金調達を検討する

大きな金額の資金調達方法は不動産担保ローンだけではありません。

1000万円以下の金額であれば、無担保のビジネスローンの活用やリースバック、ファクタリングなど、大きな資金が調達できる方法もあります。

担保にする不動産がない場合は、 無担保ローンの申込みも視野に入れる こともおすすめです。

特にリースバックやファクタリングは、 個人信用情報を見られる必要がない ので、ローン審査に問題がある方でも資金調達ができます。

個人信用情報が心配な方は、不動産担保ローンと一緒に他の資金調達方法を検討するのも良いですよ。

不動産担保ローンで審査甘いランキング3選

この章では、ローン審査が通らない方に向けて、審査が甘い不動産担保ローンランキングを紹介します。

今回、ランキングに取り上げた金融機関の特徴をまとめました。

ランキングで取り上げた金融機関の特徴
  • 住宅ローンがある担保不動産でも申込みできる
  • 最大で5億円の融資が可能
  • 銀行で不承認でも満額融資の実績がある金融機関

それぞれの金融機関の特徴も合わせて解説します。

1位 アイフルビジネスファイナンス(ACビジネスサポート)

不動産担保ローン 通らない AGビジネスサポート

AGビジネスサポート 概要
金利(年率) 2.49%~11.9%
融資スピード 最短3日
融資期間 元金一括返済:最長2年
元利均等返済:最長30年
対象者 法人・個人事業主

引用:不動産担保ローン|ACビジネスサポート

おすすめな人の特徴
  • 地方に担保不動産がある
  • 赤字決算や債務超過の方
  • スピーディーな融資を希望の方

ACビジネスサポートは消費者金融アイフルを親会社にもつ事業者向けノンバンクです。

不動産担保ローンの融資実績も多く、 銀行での融資をお断りされた方や赤字決算や債務超過でも申込みできます。

さらに、融資スピードが最短3日なので、早めの資金調達をしたい方に最適です。

2位 アサックス

不動産担保ローン 通らない アサックス

アサックス 概要
金利(年率) 2.49%~11.9%
融資スピード 最短3日
融資期間 元金一括返済:最長2年
元利均等返済:最長30年
対象者 法人・個人事業主

引用:トップページ|不動産担保ローンのアサックス

おすすめな人の特徴
  • 赤字決算、債務超過、銀行リスケの方
  • 大きな資金を調達したい方
  • 築古の不動産を担保にしたい方

アサックスは不動産担保ローン専門の金融機関で東証スタンダード市場に上場しているノンバンクです。

年間1,000件以上の取引実績と不動産担保ローンに精通している担当者が融資までしっかりとフォローします。

築古の物件での融資実績があるので、 担保不動産に不安がある方 におすすめです。

MEMO
アサックスは東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の投資物件に限定されています。

3位 セゾンファンデックス

不動産担保ローン 通らない セゾンファンデックス

セゾンファンデックス 概要
金利(年率) 変動金利 2.75%~4.55%
固定金利 4.5%~9.9%
融資限度額 100万円~5億円
融資スピード 最短1週間
融資期間 5年~25年/60回~300回
対象者 法人・個人事業主
個人事業主は原則、申込時満20歳以上70歳以下、完済時85歳未満の方、日本国籍または永住許可を有する方

引用:事業者向け不動産担保ローン|セゾンファンデックス

おすすめな人の特徴
  • 住宅ローンがある不動産の融資実績がある
  • 他の金融機関で減額回答が出た方
  • 地方の担保不動産を保有している

セゾンファンデックスは大手クレジット会社のクレディセゾンの子会社で、住宅ローンやファクタリングなどの金融商品を取り扱っております。

銀行と異なる審査基準で審査を行うので、 住宅ローンがある不動産や銀行で減額承認になった方でも満額で融資した事例があります。

さらに全国の不動産を担保可能なので、地方に物件を保有している方におすすめです。

MEMO
セゾンファンデックスは最短1週間の融資になるので、早めの資金調達したい方は注意が必要です。

不動産担保ローンの審査に通らない人が疑問に感じるQ&A

不動産担保ローン 通らない よくある質問
不動産担保ローンの審査に通らない人向けに、借入可能額や属性に問題のある方に関する疑問点を集めました。

この章では、気になる疑問について詳しく回答します。

不動産担保ローンの審査に通らない人
  • Q:不動産担保ローンの借入可能額はいくら?
  • Q:ブラックでも審査に通る不動産担保ローンはありますか?
  • Q:ろうきんの不動産担保ローンの特徴は?
  • Q:二番抵当でも借りられる不動産担保ローンはありますか?
  • Q:銀行が提供するおすすめの不動産担保ローンは?

Q:不動産担保ローンの借入可能額はいくら?

結論から言うと、不動産評価額の60%〜80%が目安ですが、個人の収入面や他の借入状況によって可能額が変わります。
ローン審査時の不動産評価額は、下記の3つの価格が採用される事が多いです。

  • 公示価格
  • 固定資産税評価額
  • 相続税路線価

しかし、建物が築古や増築による違法建築の場合、土地に残置物や越境がある場合不動産評価額が下がる傾向にあります。
借入可能額の目安を知りたい方は、 官公庁で証明書類を取得すること をおすすめします。

Q:ブラックでも審査に通る不動産担保ローンはありますか?

一般的にブラックの方はローン審査を通すことが難しいです。
不動産担保ローンを扱う金融機関のほとんどは、 審査時に個人信用情報で延滞がないか確認します。
万が一、ローン申込人の返済履歴に滞納事故がある方や債務整理の方は、返済できない方と見なされ、審査落ちします。
不動産担保ローンの事業者で債務整理の方でも借入相談できるノンバンクがありますが、基本的には難しいと考えてください。

Q:ろうきんの不動産担保ローンの特徴は?

ろうきんの不動産担保ローンは、個人向け融資になりろうきんの構成員の方のみが利用できます。
金利が他の金融機関より低いですが、事業運転資金や投資資金には使えない点、抵当権が一位の設定が条件になります。
さらに、地域によっては取り扱いができる地域が限定されているので、居住している地域のろうきんが取り扱いしているか確認が必要です。

Q:二番抵当でも借りられる不動産担保ローンはありますか?

二番抵当でも借りられる不動産担保ローンは、ノンバンクの金融機関に多いです。
MEMO
二番抵当とは、抵当権の順位が2番目であることを指します。

抵当権は、債務を回収する順番があり、基本的に 住宅ローンを返済している場合は、1番目が住宅ローンの金融機関 になります。
銀行系は抵当権を一番にすることが条件の金融機関が多いですが、ノンバンク系は抵当権の順位を問わない金融機関が多いです。
住宅ローンがある不動産を担保にしたい方は、 ノンバンク系の不動産担保ローンも一緒に検討すること をおすすめします。

Q:銀行が提供するおすすめの不動産担保ローンは?

おすすめの銀行系不動産担保ローンは東京スター銀行です。
東京スター銀行は個人向け融資ですが、住宅ローンがある不動産でも申込みが可能です。
さらに、ローン申込みは、 来店もしくはネットのいずれかで申込みができるので、時間がない方はもちろん、対面で融資相談をしたい方とニーズに合わせられます。

不動産担保ローンが通らないのまとめ

不動産担保ローン 通らない まとめ
不動産担保ローンの審査に通らない方の特徴や通らない方への対策方法を解説しました。

まずは、ローンに通らない方の原因は不安定な年収や他の借入状況、返済負担率の多さにありますので、 と申込時には完済をしておくことも必要です。

また、審査落ちしても、 他の金融機関で申し込む、担保不動産を変える、他の資金調達方法するなど対策方法があります。

不動産担保ローンの審査に落ちても、資金調達できる対策方法がありますのでこの記事を読んで参考にして頂けると幸いです。

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