Google for Startups Campus Tokyoとは?スタートアップしたい起業家は即登録しよう!
Google for Startups Campus Tokyoとは?スタートアップしたい起業家は即登録しよう! NEW!
Google for Startups Campusが東京にオープンすることをご存じですか? Google for Startupsは、アメリカでスタートしたGoogleによるプロジェクトで、世界のスタートアップや起業家を支援するため設立されました。
スタートアップ(startup)とは、新たなビジネスモデルや市場を開拓する動きや概念のことです。
個人投資家やVCはスタートアップに対して積極的に投資を行っていますが、Googleは革新的なビジネスモデルやスタートアップ起業家に対して、世界規模でサポートとツールを提供する取り組みを行っています。
本記事では、今後東京にオープンするGoogle for Startups Campusの最新情報と参加の方法について紹介します!
関連記事:2019年2月に1億円以上の資金調達を公表した国内ベンチャー企業34社
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この記事は、資金調達プロ『スタートアップの専門家』Tommyが作成しました。
資金調達プロでは、スタートアップや起業、事業資金の調達に役立つ最新情報を発信しています。
目次
Googleがスタートアップを支援する理由
GoogleはGoogle for Startupsをはじめ、新的なビジネスアイデアや起業家を積極的に支援し、世界の経済発展に貢献しています。Googleがスタートアップを「支援する理由」は次の通りです。
Google は、カリフォルニア州のとあるガレージで生まれたスタートアップです。スタートアップ企業を支援することは、今でも私たちの DNA の重要な部分を占めています。創業以来、人々が大きな夢を持ち、アイディアを元に起業し、コミュニティを創出し、大きな社会問題を解決し、経済発展に貢献する様子を見てきました。
Google for Startups Campus が東京にやってきます(Google Japan Blog)より一部抜粋
Google自身がスタートアップで大きく成功した企業であり、自分たちと同じように、起業家やスタートアップを支援し「世界の経済発展に貢献したい」という願いがあるようです。
Google for Startupsとは?
Google for Startups は、Googleがスタートアップ起業家を支援するプロジェクトです。Google for Startupsを利用すれば、Googleの製品やサービス、世界的なネットワークを活かしてスタートアップの成功率が飛躍的に高まります。
実際にGoogle for Startups の取り組みは、2018年の一年間だけで4550人の雇用を生み出し、約8億ドル(日本円で866億円)の資金調達に成功しています。
キャンパスが利用できるのは、アーリーステージとグロースステージのスタートアップです。
アーリーステージとグロースステージとは?
アーリーステージ | 企業直後(事業着手後)で、事業が軌道に乗る前の段階 |
グロースステージ | 事業が軌道に乗っているおり、売り上げが伸びている段階 |
Google for Startupsでは、以下のサービスを通じ、スタートアップのサポートが受けられます。
Google for Startupsで使用するツール
- Google for Startups Campus(Googleスタートアップキャンパス)
- Google for Startups Residency(Googleスタートアップレジレンシー)
- Google Cloud for Startups(Googleクラウドフォースタートアップ)
- Launchpad Accelerator(ランチパッドアクセラレーター)
- Android/Google Play(グーグルプレイ)
- SandHill(サンドヒル)
1〜6の内容について、簡単に解説しておきます。
1.Google for Startups Campus(Googleスタートアップキャンパス)
Google for Startups Campus(Googleスタートアップキャンパス)は、Googleがスタートアップのために設立したキャンパスで、施設では地元のスタートアップコミュニティから指導やトレーニング、教育を受ける機会が与えられます。
Google for Startupsで「出来ること」をまとめてみました。
Google for Startupsで「出来ること」
Google for Startups Residency | Google for Startups Campusでは、起業家やスタートアップに対して、レジデンスでのワークスペース、Google製品やサービスの提供が行われます。 |
Meetups | Google for Startups Campusにおいて、共通の興味を持つ人が新たなコミュニティをつくる機会のこと。 |
Talks at Campus | Google for Startups Campusで開催される講演会など。 |
Startup School イベント | Google for Startups Campusでは、製品管理、UX設計などのスキルやノウハウが学べます。 |
Campus Experts Summits | 世界の成功した起業家やGoogleのメンターを招き、実践的な問題解決の方法が学べる機会のこと。 |
こうした機会を利用することで、スタートアップで必要な知識はもちろん、Google広告やGoogleサービスをビジネスに活用する方法も学べます。
公式サイト:Google for Startups Campus
2.Google for Startups Residency(Googleスタートアップレジレンシー)
Google for Startups Residency(Googleスタートアップレジレンシー)は、Googleスタートアップキャンパスで実際に行われる「スタートアップ」のための取り組みです。
選抜されたスタートアップはGoogleのキャンパスにてワークスペース、Google製品、Googleのグローバルなネットワークが提供され、世界規模で展開するための(OKR※の設定、製品管理、ビジネス戦略まで)サポートが受けられます。
※ OKR(Objectives and Key Results)とは目標と成果指標の集まりのこと。
公式サイト:Google for Startups Residency
3.Google Cloud for Startups(Googleクラウドフォースタートアップ)
Google Cloud for Startups(Googleクラウドフォースタートアップ)は、Googleが提供するスタートアップのための総合サービスです。
具体的には、スタートアップに必要な知識やスキルを提供するトレーニング、生産性向上やプラットフォーム構築に必要な情報の提供、画像や翻訳、ストリートビューをアプリケーションに組み込むためのノウハウなどが詰まっています。
Google Cloud for Startupsは、世界400万以上のアプリケーションで導入されており、Recursion Pharmaceuticals、Now IMS、LiftIgniter、Descartes Labsなどの企業も導入を行っています。
日本国内でも既に、サイバーエージェント、デジタルガレージ、ジャフコなどの企業がGoogle Cloud for Startupsを導入しています。
Google Cloud for Startupsを導入した国内企業
- Cyber Agent Ventures
- Digital Garage
- Cast Ventures
- GB|Global Brain
- GLOBIS CAPIRAL PARTNERS
- JAFCO
Google for Startups Campus Tokyoの設立後にはGoogle Cloud for Startupsを導入する国内企業の数は爆発的に増える見込みです。
公式サイト:Google Cloud for Startups
4.Launchpad Accelerator(ランチパッドアクセラレーター)
Launchpad Accelerator(ランチパッドアクセラレーター)は、Googleのテクノロジーやツールをはじめ、技術者たちが交流を行いスタートアップのためのノウハウや知識を共有するプログラムです。
Google Launchpad Accelerator Tokyo は 3 か月のグローバルアクセラレーションプログラムで、Google Cloud Platform や Android などの Google が提供するテクノロジーに加え、技術者ネットワークとの交流を通じ、スタートアップのビジネスがグローバルにスケールするための支援を目的としたプログラムです。これまでに、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、南アメリカの各都市で同プログラムを展開し、現在、世界 40 カ国以上スタートアップ企業が参加しています。
参照:Launchpad Acceleratorより一部抜粋
日本ではLaunchpad Accelerator Japanにて、参加申し込みを受け付けています。
公式サイト:Launchpad Accelerator
5.Android/Google Play(グーグルプレイ)
Googleのスタートアップ支援では、Android/Google Play(グーグルプレイ)でアプリをリリースする前段階でのテスト、最適化をサポートするツールGoogle Play developersが利用できます。
Google Play developersのプログラムでは、既に何百人ものスタートアップデベロッパーが排出されており、アプリやゲームの世界で活躍をしています。
公式サイト:Google Play developers
6.SandHill(サンドヒル)
SandHill(サンドヒル)は新興企業にGoogleの製品やサービス、パートナーシップの機会を提供するためのプロジェクトです。英語圏でも、Googleサンドヒルの情報はいまだ少なく、今後専用のサイトが開設された際には「新しい情報」をお伝えします。
公式サイト:SandHill(サンドヒル)
Google for Startups Campusの拠点は7箇所!
Google for Startups Campusの拠点は、ロンドン、マドリッド、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワ、東京の7カ所です。
東京は2019年10月の時点でまだオープンしていませんが、東京がオープンすることで世界には7カ所のGoogle for Startups Campusができることになります。
Google for Startups Campusの拠点
- Google for Startups Campus London(ロンドン)
- Google for Startups Campus Madrid(マドリッド)
- Google for Startups Campus Sao Paulo(サンパウロ)
- Google for Startups Campus Seoul(ソウル)
- Google for Startups Campus Tel Aviv(テルアビブ)
- Google for Startups Campus Warsaw(ワルシャワ)
- Google for Startups Campus Tokyo(東京)
1〜7の拠点がどこにあるのか、住所をまとめておきます。
Google for Startups Campusの拠点
London(ロンドン) | Googleマップ |
Madrid(マドリッド) | Googleマップ |
Paulo(サンパウロ) | Googleマップ |
Seoul(ソウル) | Googleマップ |
Tel Aviv(テルアビブ) | Googleマップ |
Warsaw(ワルシャワ) | Googleマップ |
Tokyo(東京) | Googleマップ |
Google東京の場所はまだ未定ですが、2019年に拠点を渋谷ストリームに移転する予定があります。
Google は、日本におけるスタートアップ支援の取り組みとして、年内に Google for Startups Campus を渋谷ストリームに開設します。この Campus は、多様なスタートアップがビジネスを成功に導くため、互いにつながり、学び、成長するコミュニティスペースです。
Google for Startups Campus が東京にやってきます(Google Japan Blog)より一部抜粋
日本法人の移転時期と同時期かどうかは未定ですが、Google for Startups Campusも渋谷ストリームに開設されることが分かっています。
参考までに、Googleの日本法人(Google合同会社)の情報を載せておきます。
Google合同会社
社名 | Google合同会社 |
代表 | ピーター・フィッツジェラルド |
設立 | 2001年8月1日 |
従業員数 | 1300人(2017年11月時点) |
所在地 | 〒106-6126 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー |
URL | Googleについて(日本語) |
Google for Startups Campus Tokyo(東京)はいつできる?
Google for Startups Campus Tokyo(東京)ができる時期は未定ですが、以下のページに登録をしておくことで、最新の情報が通知されます。
最新情報をお届けしますニュースレターにご登録ください(Google)
下の動画は2018年に開催された、東京でのGoogleスタートアップイベントの様子です。2019年のGoogle for Startups Campus Tokyoと規模は異なりますが、参考までに載せておきます。
ロンドンや各国のスタートアップイベントを見ているだけでも、創造力が刺激され、新たなビジネスへの可能性が広がります。Google for Startups Campus Tokyo(東京)の開設が待ち遠しいですね!
Google for Startups Campus Tokyoの利用方法
Google for Startups Campus(日本)の利用方法は、Google for Startups Campus Tokyoの開設後、詳細が発表される予定です。
既に開設されているGoogle for Startups Campus Tokyoではメンバーとして申請した後、さらにレジレンス利用の申し込み(申請)等を別途する必要があるとのこと。
レジデンス以外にも、各国のGoogle for Startups Campus Tokyoではスタートアップに役立つイベントが開催されています。Google for Startups Campus Tokyoで開催される、新たなイベントも楽しみですね!
まとめ|2020年は「日本の起業」がGoogleによって変わる!
2019年内のGoogle日本法人の移転、Google for Startups Campus Tokyoは「日本における起業のカタチ」を大きく変えるでしょう。今後、スタートアップを予定されている起業家の方はぜひ、Google for Startups Campusに登録し、最新情報を逃さないようにしましょう!
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