グルメQ&A【ペコッター】を運営するブライトテーブルが、VCから資金調達を実施。サービスの成長に期待
なお同社は2015年11月にベンチャーユナイテッドが運営するファンドを引受先とする第三者割当増資を実施していて、この時も金額は非公開です。
今回は11月と同ラウンドでの調達となり、資金使途は採用を注力して、サービス開発体制の強化に充てるそうです。
ブライトテーブルが開発・運営する『ペコッター』は、希望するお店の条件を投稿すると、他のユーザーから条件に合ったお店をチャット形式で教えてもらえるチャットアプリです。これは登録者の質問の投稿に対して、複数のユーザーがチャット形式で回答するインターフェースを採用しています。
2015年3月にサービスをリリースして以降、2015年11月時点でユーザー数は2万人、これまでの回答率は100%、平均5分以内に3~4件の回答がつくとTHE BRIDGEで伝えています。資金調達が成功した理由には、順調にユーザー数やアプリ内の回答数が順調に増加していることが挙げられます。
ペコッターの現サービスと今後の展開
昨年度11月からはチャットによるレストラン予約代行サービス『ペコッター予約』を正式にリリースし、この結果アクティブユーザー数が3倍、予約数は約4倍に伸びたとTech Crunchで伝えています。
ユーザーが回答する理由として、アプリ上でのアクションに応じて“ペコ”と呼ぶポイントを付与する仕組みがあります。回答した投稿に「いいね」や「行きたい」がつくと“ペコ”が貯まり、Amazonギフト券などに交換できます。
ただしペコッター予約機能は、ペコッターの運営が「手動」で電話をかけているそうで、現状の運用ではスケールすることは困難でしょう。
これについて代表取締役社長の松下勇作氏は、「自動音声を使った予約の仕組みや予約台帳サービスとの連携などを検討していきたい」とTech Crunchで説明しています。
松下氏は東京大学大学院を修士課程修了後、シンプレクス・コンサルティングに入社。退職後、インキュベーションプログラムを通過し、VCからの出資を受けて株式会社ブライトテーブルを設立し、代表取締役に就任されています。
事業展開の幅に大きな可能性あり
ペコッターには回答された場所を地図上で一覧できる機能など、ユーザーが便利にサービスを使えるように機能を増しやしているそうです。
さらに今後はQ&Aデータの解析にも注力されます。投稿内容から人数や時間、値段や地名、ジャンル、朝食やデート利用、喫煙の可否といった要素を解析し、人力での回答だけでなく、システムを利用し飲食店のレコメンドも行う考えがあるそうです。
現在、ペコッターのキャラクターである“はらぺこくん”を機械化した“メカペコくん”の開発者も募集しています。
同社は全てのサービスを無料で利用できるようにしていて、春までに1万ダウンロードを目指すとTech Crunchで語っています。
長期的な目標として【投げ銭】機能の導入ほか、ユーザーや飲食店への課金によるマネタイズを進める考えを明らかにしています。
株式会社ブライトテーブル | 世界中の食卓を明るくにぎやかにすることを目指し、グルメQ&Aアプリ「ペコッター」を開発・運営しています。
http://bright-table.com/
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