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都の創業サポート事業と日本政策金融公庫から資金調達を実施。療育を行う「発達支援ルーム にこっと」を運営する一般社団法人「子ども発達・子育て支援センターSmile-ing」/代表理事 那須洋平氏

まずは自己紹介をお願いします。

那須洋平代表の那須洋平と申します。大学院卒業後、教育現場で臨床心理士としての仕事を始めました。具体的には稲城市、府中市、台東区、中央区、杉並区などで教育相談員やスクールカウンセラーという立場で、主にいじめや不登校などの問題に取り組んでいたのですが、じきに心理的な問題だけではなく、教室で落ち着きがないとか友達との関係が築けない、あるいは勉強に遅れ・躓きがあるなど、発達の偏りや遅れのあるお子さんとも接するようになります。10年くらい前、まだ軽度発達障害について広く知られていなかった時代ですが、そういうお子さんと向き合ううちに少しずつ色々なことがわかってきて興味をもつようになりました。
そういう現場に6、7年ほどいましたが、発達障害のお子さんは小中学校にも幼稚園や保育園などにも大勢いることを目の当たりにするにつれ、発達障害支援、つまり療育の職に就きたいと思うようになります。教育相談員やスクールカウンセラーは保護者や教師を介してお子さんと関わるので直接お子さんにアプローチすることが難しく、もっと具体的・個別的・直接的にお子さんと関わりたいとも思いました。
とはいっても療育の場を直接知る機会は少なく、療育って実際どういうことをやっているのだろう、と。そんななか、今、浦安で早期療育施設を運営しているNPO法人「発達わんぱく会」の小田知宏理事長と知り合い、法人設立の時にそちらに移って療育の世界に入りました。
「発達わんぱく会」では療育のノウハウはもちろん、民間の療育機関がどうやって経営を行うのか、どういうスタンスで地域や保護者の方と関わっていくのか、そういうことも学びました。ちょっと体調を崩したこともあってそこは2年で辞めたのですが、その後、杉並区のこども発達センターと中野区の療育センターアポロ園にて非常勤で働きます。そして民間ではなく今度は公的な療育機関における支援を知ることになります。杉並区の発達センターは区の直営、かたや中野区のアポロ園は直営を6年ほど前に民間委託しましたが、区として障害児のための療育や福祉にどのような姿勢で取組んでいるかということも含め、地域の実情に触れられました。すると療育を求めている人が沢山いて、求めているすべての人に提供しきれていない現状が見えてきたのです。私としては例えば週に1回、そのお子さんが必要とする質と量の療育を定期的に受けることが大切だと思っていますが、それが月3回だったり2回だったり、要するにキャパの問題で必要な療育が提供されていないのです。
もともと「発達わんぱく会」で働いていた時から、自分もいつか民間の事業所を立ち上げて、「理想の」というと格好良すぎですが、より質の良い療育を提供したい、療育を求めているお子さん・保護者の方に応えていきたいという思いがあり、杉並区や中野区の現状を知ってその思いは更に強くなりました。また杉並区は区の施設だけでは対応しきれないので民間の事業所を積極的に誘致して、実際この数年で事業所が増えているという事実や、民間の事業所と協力しながら非常に先進的な取組みを行っていることもわかりました。
私は今36歳で、かつては40歳くらいで事業所を立ち上げられればと思っていたのですが、もしかしたらその頃、杉並区では療育施設は数の上では充足しているかもしれない。質の高い療育を提供するための事業所を作るなら、今!と思い立ちました。まずは立ち上げて運営しながらより良い療育をめざし、杉並区高円寺の事業所といえば「にこっと」だよね、と行政や地域の皆さんに認めて頂けるよう努力していこうと考えたわけです。杉並区と中野区の現状を知ったことを自分にとってのターニングポイントと捉え、当初の予定より開業を前倒しにしたため、色々と大変なことはありましたが、昨年12月に法人設立、今年4月に教室を開設しました。

 

立ち上げまでのご苦労を、資金調達などを中心にお話し下さい。

杉並区と中野区で働きながら立ち上げまで約2年間、創業ゼミナールなどで創業を志す人たちと交流したりはしていましたが、具体的にやろうと決めて動き始めたのは去年の夏くらいです。やるためにはまずは資金調達が大事、加えて物件探し、人材確保の3つがポイントということで、9月に金融機関に行き始めました。
最初に西武信用金庫の<チェンジ>という融資プログラムのことを知って西武信金中野本店に行ったのですが、そこで「もっといい融資がありますよ」と東京都の「助成・若者・シニア創業サポート事業」を紹介されます。これは低金利で1,000万まで融資が受けられ、地域の支援機関からもサポートが得られる制度です(注:平成15年度は上限1,500万)。融資を実行する西武信金と連携する地域創業アドバイザーとして、杉並区ではNPO法人「CBすぎなみプラス」が委託されていているということで、9月末くらいにCBすぎなみプラスを訪れました。そこである中小企業診断士の方とお会いして、事業計画作成のサポートや銀行とのやりとりなど、色々な面で継続的に支援して頂くことになります。お金のことは本当に何もわからなかったので、そういう専門家の知恵を拝借しながら準備を進めましたが、この方のサポートがなければ9月に動き出して4月に教室開設というスピーディーな流れはあり得なかったと思います。
時期的にちょうど子どもが生まれ、それに合わせて家を購入したので自己資金はほとんどなく、お話しした都の創業サポート事業から1,000万、プラス日本政策金融公庫から700万、あと親から300万借りて創業資金とする考えでした。ところが都の融資をめぐって話が二転くらいしまして、12月に窮地に立たされます。窓口である西武信金とは何度もやりとりを重ね、地域社会に貢献する事業内容だし、制度を利用した事業モデルもOKということで、ほぼ見通しが立ったと思われた頃、もし日本政策金融公庫から借りられなければ事業が成り立たないではないかと西武信金から言われてしまったのです。
結局、自己資金がないことが信金の上層部から問題とされたわけです。そこで創業経験のある叔父にかけあって、日本政策金融公庫から借りられるまでの間ひとまず自己資金という形にするために500万を借りることになりましたが、叔父は自分で事業を立ち上げた人物だけに説明しお願いするたびに何度も突っ込まれ、それに一つ一つ回答するというやりとりもありました。
自己資金の問題とは別に、西武信金からは物件が決まらなければ事業の認可が下りないのではないか、物件が確定することが融資の条件とも言われました。私としては民間と協力的な杉並区で開設したいけれど、療育機関が少ない中野区の方からのニーズにも応えたい、という思いから物件探しにはずいぶん難航しましたが、幸い思い通りの場所、高円寺に見つけることができました。
場所は決まり、お金も叔父から借りて自己資金ありという形にして改めて融資を申請すると、都の融資が決まり、それを受けてそこからは比較的スムーズに日本政策金融公庫の方も話が進みました。企業診断士や会計士の方など多方面からお手を拝借しながらもがいた結果、1月中旬というギリギリのタイミングになりましたが、教室を開室できる見通しが立ちました。

 

では、事業内容をお話しください。

那須洋平スタッフは非常勤も含め15人、臨床心理士や言語聴覚士、作業療法士・保育士・教諭・音楽療法士など皆、何らかの資格を持っています。そういう専門家が集まってチームでお子さんたちと保護者を支援しています。
事業を始めるにあたり私がぜひやりたかったことが2つあります。1つは幼児だけでなく小学生の支援をしたい、ということです。かつて小・中学校の教育相談という現場で、支援を必要としているお子さんと、困りに困っている保護者の方が大勢いて、療育やソーシャルスキル・トレーニングを受けたいのにそういう場がないという現状にぶつかっていました。ですから放課後等デイサービスという福祉サービスを活用して発達障害のある小学生を対象とした療育をしたいと強く思っていました。
もう1つは保護者への支援を丁寧に行う教室にしたい、という思いです。臨床心理士として保護者との面談を継続的に行ってきた経験から、幼児期から学童期のお子さんを持つ保護者への支援が特に重要だと実感しています。心の整理をお手伝いしながら、お子さんへの理解を深め、ともに成長を実感することで、保護者の方には心の支えになるでしょうし、お子さんも確実に少しずつ成長していきます。法人名の「子ども発達・子育て支援センターSmile-ing」には、子どもの発達の支援だけではなく子育て支援、保護者の支援もするという志をもった団体であるという意味を込めました。
小学生の支援に話を戻しますと、「発達支援ルーム にこっと」は幼児を対象とした児童発達支援と、小学生以上のお子さんのための放課後等デイサービスという2つの福祉サービス事業を行う多機能型の事業所です。放課後等デイサービスは一般に小学校1年生から18歳まで対象にしますが、18歳まで受け入れては質の高い療育を提供することが難しいと思ったので、まずは小学校2年生までと対象を絞ることで、幼児期から小学校に上がるつなぎの部分をていねいに見て行きたいと考えています。療育の質を下げずにできることをしっかりやっていくために、手の届くところから始めて、少しずつ範囲を広くしていければということです。
ちなみに放課後等デイサービスというのは障害のあるお子さんの放課後や休日の居場所を提供する、いわば「お預かり」のサービスで、その事業所は急激に増えていますが、療育を提供しているところは本当に数少ないのです。うちは短時間ですが療育的なアプローチを行い、また他の事業所と違って送迎ではなくお子さんと保護者が一緒に来て頂いて療育も見て頂き、保護者との面談も行う「保護者参加型」の事業所で、他にあまりモデルがありません。行政にそこを説明する必要はありましたが、杉並区は幼児の児童発達支援の事業所は沢山できて手厚くなったけれども就学後に支援が続かないというところに課題意識があったので、私の事業モデルには非常に期待をもっていると言って頂きました。都の方でもニーズを理解してもらえました。

今、利用者は定員に近い70名。私が杉並や中野の施設に勤めていたため区の職員の方々に顔が知れていた、思いが伝わっていたということで期待感、信頼感をもってお子さんを紹介して頂き、加えて口コミでも利用者が増えて、4月開所で8月には黒字になりました。11月より週5日から週6日にして待機解消し、より多くのニーズに応えることができました。行政とのつながりがある場所に事業所を開設したことで、行政にとっての安心感を抱いていただきやすい中でスタートできましたし、期待されていることが励みにもなります。これは、大きなポイントだったと思います。
今は1日の利用定員が小学生と幼児合わせて10人ですが、今後はそれを小学生10人、幼児10人と倍にしたいと思っています。まずはそうやって規模を拡大し、いずれは社会的なニーズを見極めながら教室を増やしたい。自分たちが幼児と小学生に質の高い療育を提供できる事業所を増やしていき、社会的には優良な事業所が残りたくさんのお子さんと保護者の方によりよい療育が提供される世の中になってほしい、というのが願いです。

 

最後に、起業・創業を考えている方へのメッセージをお願いします。

勢いというか、自分を追い込むというか、覚悟を決めたら絶対やりぬくんだという思いが必要だと思います。私の場合、当初は4年後にと思っていましたが、今やる!と決めたからこそ、あらゆる手を尽くし支援も受けて、やりぬくことができたのだと実感しています。
あと自分は臨床心理士として療育に関しては運営していくことができるという自信がありましたが、お金や経営に関しては専門家とのつながりをもつことが絶対必要でした。自分のやりたいことや目指したいことに共感してもらって、一緒に仕事をしたいと思ってもらったことで、支援していただくことができました。そして今もその関係を続けていただいているというのはものすごく有難いことです。共に働く仲間や家族が大切なのはもちろんですが、資金調達に関しては専門家のサポートが本当に心強く、人とのつながりに感謝しています。

 

那須代表、本日はお忙しいところ本当にありがとうございました。

一般社団法人法人 子ども発達・子育て支援センターSmile-ing | 発達支援ルームにこっと
http://www.nicotto-smile-ing.org/

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建築系の大学を卒業後、住宅メーカーで注文住宅の営業として従事。その後、暮らし、不動産、ファイナンス、建築関係、ITスタートアップ関連のライターとして活動。資金調達プロには運営中期からライターとして携わり、資金調達ニュースのインタビューアーや1億円調達済み企業のまとめ記事を主に担当している。また、デッドファイナンス、エクイティファイナンス両方を経験していることで当事者目線で執筆活動を行えることが強み。

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