グリー、DeNAなどから2.3億円の資金調達。CtoCのスキルシェアサービスを展開するAny+Times(エニタイムズ)/代表取締役 角田千佳氏

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まずは角田さんの自己紹介をお願いします。

角田千佳学生時代からお話しすると、チアダンスチームに所属しており、4年間没頭していました。もしかしたら今よりも忙しい日々を過ごしていたかもしれません。ゼミは社会学と地域研究のゼミにいて、オーストラリアの先住民族アボリジニの研究をしておりました。就職活動は視野を広げたいという思いから、金融業界に就職しました。1年目は資産管理部でいわゆる営業をしており、株や債券、投資信託を個人法人のお客様に販売しておりました。3年ほど証券会社にいて、その後はIT関連会社に転職しました。ちょうど子会社の立ち上げ直後のタイミングで、そこに関わることができるということがきっかけでした。元々働いていた証券会社は巨大な組織で、営業の仕事をしていたためセールスマンであってもビジネスマンという感覚がわからなかったんです。なので、次は事業立ち上げや経営により近いところで経験をしたいと思っていました。

 

いきなり金融からITという別の分野に行って戸惑いはありませんでしたか?

IT企業といっても、業務はクライアント企業へのPRプランニングでした。ですが、それまでITには関心が薄く、転職当時はパワーポイントさえ使ったことがない状態だったので、毎日が初めてのことだらけでした。でも、様々なことにチャレンジできる環境だったので、毎日が勉強でとても新鮮で。その企業には2年半ほど勤めました。起業すると決めたタイミングでは、まず考えたのが、「今までは海外ばかり見ていたけれど、日本でそもそもまちづくりはできているのか?」という疑問でした。社会で働いてから数年が経ち、むしろ日本の方がまちづくりや地域のつながりが希薄化しているのではないかという問いです。そこで、まず身近なところで始め、ノウハウができれば途上国でも応用できるのではないかと考え、まちづくりに繋がる事業を日本で立ち上げることを決意しました。昔、実家で暮らしていた時は、親がいない時には近所の方が面倒を見てくれたり、人手が必要な時に近所の方が手伝ってくれたりしました。しかし、一人暮らしを始めてからはお隣さんの名前や顔すらわからなくなってしまいました。なので、何かちょっと困った時は近所の人ではなくて少し遠くに住んでいる友達や家族を呼ばないといけないじゃないですか。それで、私は便利屋さん呼ぶようになったんですね。便利屋さんには家具の組み立てや電球取替え、エアコンクリーニングなどをやってもらっていました。でもそれって、退職したお父さんとかDIYが好きな大学生とか、そういうことが得意な人って近所にたくさんいると思うんです。そこで、もっと個人のスキルや趣味を活かしたり、空いている時間をお小遣い稼ぎにできないかなと考えて、このサービスを思いついたんです。そうすると今まで近所の人に頼んでいたようなことが、インターネットを使って新しい地域コミュニティができるので、その中で助け合うことができるんですよね。そういった一つの新しい「まち」の形を作ることがエニタイムズの1つの目的です。

 

いろいろ事業形態がある中でクラウドソーシングという形態を選んだのには何か理由があるんでしょうか?

主に理由は3つです。1つ目は派遣型のビジネスモデルだと営業所に依存してしまいますが、クラウドソーシングモデルだと潜在的には全世界が可能ということ。2つ目は一人一人の客観的な累積の評価が可視化でき、サービス提供者の質を見極められること。3つ目は、仕事提供者側も不要なマージンがないので、高い報酬が得られる仕組みであることです。

 

他にあるクラウドソーシングサービスとエニタイムズの違いはなんでしょうか?

他のクラウドソーシングサービスは基本的にオンライン上で完結するもので、依頼する側が法人の場合が多いです。形態としてはBtoCなので、CtoCであることも違いとなります。

 

CtoCのクラウドソーシングということで、利用者の間で何か事故が起こった時はどのような対応を考えていますか?

基本的に、規約上は個人間の業務委託契約になるので、その個人間での責任という形にはなっています。しかし、もちろん弊社としてもサポートはしたいと考えており、損害保険にも入っています。そして何よりトラブルを事前に防ぐというのが非常に重要で、そのために評価制度というものがあります。依頼者がサービスを利用した後、サポーターの評価をつける仕組みになっています。依頼者が仕事を依頼する時って大体プロフィールよりもレビューのポイントだったりコメントを読んで選ぶことがすごく多いんですね。私もよく依頼したりサポーターとして仕事したりするんですけど、私を指名依頼してくださる方もいます。なぜかというと、今までの評価が高かったからなんですね。自分で依頼する時も、あくまで自己評価であるプロフィールより他人からの評価のレビューだったり、コメントの方を重視します。他にも独自の基準認定制度「認定サポーター制」を設けて、自己評価でもユーザー評価でもない新たな角度からの評価ということを行っています。

 

以前、別のインタビューで日本人の心の豊かさを満たしたいというようなお話がありましたが、このサービスを使ってどのようにそれを実現していきますか?

角田千佳よく心の豊かさや幸せの尺度という話がありますが、そういうものって自分の捉え方次第だったりするんですよね。特に日本人が抱えている悩みって仕事や友人など人間関係のことが多いと思います。日本人は「働く」をネガティブに感じている人がすごく多い。そして、その原因の一つとして、社会の枠や固定観念に囚われすぎているということがあります。「会社の常識はこうだから、疑問に思っても無理にそれにはまらなければいけない」とかそういう風に思いすぎてしまって、自分は不幸だと感じている人が増えています。しかし、必ずしも大企業で出世することが幸せかといえばそうではないし、幸せというのも自分の捉え方一つだと思います。従って、エニタイムズでは、今までだったら自分でやらなければいけなかったことをアウトソースできるようになったりとか、家の中にいることが多く、社会との距離が遠かった主婦が空いた時間で仕事ができるようになったりだとか。そういう風に自由に働けるようになる、自由に何かを誰かにお願いできるようにするという環境を作っていきます。そうすることで、今までの固定観念というものが払拭されていくと考えています。ライフスタイルが変わっていき、新しい家族の形や地域の形、働き方に影響を及ぼし、固定観念にとらわれないライフスタイルになっていけらいいなと思います。どんなにお金や物に恵まれていても、結局は自分でそれをどうとらえるかとか、幸せの基準をどういう風に定義するかという部分が問題だと思っています。

 

今回の資金調達の目的を教えてください。

基本的には経営基盤の強化です。具体的にはシステムの強化とマーケティング展開、それに伴う人材採用です。

 

資金調達で苦労したことはありましたか。

我々のアップサイドや社会貢献度の高さに期待をしてくれていて、どの投資家の方からも早い意思決定をいただけて、大変ありがたいです。

 

どういったきっかけで今回の投資家の方々と出会われたのでしょうか。

紹介を受けたのがきっかけでした。もともと興味をお持ちの分野でもあったみたいなので、投資の話はスムーズに進みました。中には以前からお付き合いのある企業もあり、どっかのタイミングで是非味方になっていただきたいなと思っていました。DeNAさんは以前にも投資いただいたこともあり、今回は追加投資という形です。

 

資金調達の秘訣はなにかありますか?

フェーズによって異なると思いますが、我々の場合はまだアーリーステージです。事業計画書を作りこむのは当たり前ですが、どれだけ社会に影響を与えられるのか、それに対するビジョンをどれだけ持っているか、そしてそれを「やり切れる」経営者・経営メンバーかということを特に見られると思います。どんなに良いビジネスモデルでもアイデアでも、やりきれるかどうかというのは非常に重要です。もし自分が投資する立場になったらと思うとやはり同じことを考えます。ビッグピクチャーをどれだけ描けるか。でもビッグピクチャーだけでなく、バランスが重要で、それをゴールまでやり切れる経営チームなのかというところがポイントになっていくのかなと思います。

 

今回のような投資家の方と出会うためのポイントやメンタリティはありますか?

一人ひとりとの出会いが大切です。ある時期に、知人の紹介で、弊社に興味を持ってくれた方がいました。その方と意見交換をしていたら、突然、「話が合いそうな方がいます。同じような考えを持っているから紹介したいです。」ということを言ってくださり、後日ランチのような形でカジュアルに紹介していただきました。その時に、念のため事業計画書も持って行きました。そして、それがきっかけになり、後に投資して頂くことになりました。そしていまも有難いご支援を頂いてます。チャンスは誰にでもあるのですが、チャンスに気づくかどうかかなと思っています。今回の件でも改めて心から感じたのは、人との出会いは本当に大事だということです。些細なきっかけから何が起こるかわからないので、一回一回を大切にし、全てに感謝することを心がけています。

 

最後に今後の展望を教えてください。

最終的にはこの事業は日本だけにとどまらず、途上国にも展開をしていきたいと考えています。インターネットの事業をしていて感じることは、言語の壁はありますが、国境の壁はなくなっているのではないかということです。従って、新しい形のまちづくりのこの事業は全世界どこでも展開できると考えていて。全く同じ形じゃないとしても、今後は日本でのノウハウを生かして展開していきたいと考えています。
このサービスに関して、今は家事に特化したような形でCtoCになっていますが、もっとあらゆる人たちがスキルや趣味を仕事にできたりだとか、ライフスタイルを変えたりだとか、新しい家族や地域の形を作る手助けになりたいと思っています。

Any+Times(エニタイムズ)

 

角田社長、本日はどうもありがとうございました。

Any+Times | 地域の人は誰でも利用できるお手伝いコミュニティサービス。
https://anytimes.co.jp/

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