銀行と政策金融公庫から合計1,500万円の資金調達。旬の有機野菜や魚介類 ・最近話題のジビエを提供する、株式会社Gourmen/代表取締役 長谷川善史氏
まずは長谷川社長の自己紹介とをお願いします。
2015年1月に株式会社Gourmenを設立。会社としては食材の仕入れや卸をしたり、飲食店の経営をしています。現在の主な事業はその飲食店の経営ですが、愛知県名古屋市の大須という街でフレンチバル「ラテーブラ」というお店を運営しております。
このお店では株式会社Gourmenとして仕入れた有機野菜や食材をお店で提供しているのですが、他ではなかなか手に入らない食材で作った料理を提供しているんですね。どんなものかと説明しますと、京野菜の有機野菜や愛知県三河湾、三重県などで取れた鮮魚。あと他には珍しい食材。肉で言えばジビエを取り扱っています。ジビエとは日本では馴染みが少ないかもしれませんが狩猟による、毛のついたままの鳥獣肉の事でフランスでは比較的日常的なものです。鹿肉やイノシシの肉なんかがあります。
他のフレンチのお店では狩猟時期しかジビエが用意できないお店も多いのですが、「ラテーブラ」では年中提供することができます。それが可能になるのは弊社独自の仕入れルートがあるからです。
マタギという狩猟で生活している方々と直接交渉して仕入れています。そのマタギさんも猟友会のマタギさん、岐阜県、春日井、京都、飛騨など様々な地方のマタギさんと契約をしています。ですので、弊社は常に安定した仕入れが可能となっているんですね。
では、起業のきっかけを教えてもらえますか?
また、もともとある長野県で有機野菜を作っている個人農家の方と知り合いでした。しかしその農家の方はせっかく作った有機野菜の販路がない、、、と困っていたんです。ならばその販路を作ってあげたい。
自分の会社からそういう情報を発信したりすることで販路が出来れば、農家さんもさらにがんばってくれる。良い食材を届けることができれば、その先のお店や消費者の方のためにもなるんじゃないか。そう思ったんですね。
そうやって地域貢献ができれば良いな、と思ったんですが、珍しい食材とかって今度は調理の仕方や食べ方が分からないって人も多いんですね。そこで今度は自分で飲食店をやって自分のお店で調理したものを出せば食べ方も分かるだろう。農家や地域で狩猟として活動している方の販路の一つとして貢献もできる。そう思いこの「ラテーブラ」を運営することにしたのです。
お店を出すのになにか大変だったことはありますか?
飲食業界は全くの素人だったので調理器具、仕入先、店舗デザイン、人材の確保などイチからすべて自分でやりました。飲み歩くのが好きでおいしいお店や個人店で馴染みのお店もあったのでそのご主人やオーナーのツテで業者や仕入先を紹介してもらったりもしましたし、自分で調べて足を運んだりやれることは色々とやりました。
途中でたまたま今のシェフが見つかったのでそのシェフと一緒に出店計画を進めてきました。それでも内装工事が思うように進まないことで当初の計画よりも3ヶ月近く開店が延期してしまいました。
御社の強みや特徴を教えてください。
東海地方ではなかなか手に入らない京野菜や有機野菜を手に入れるルートがあることですね。他にもホテルのパティシェさんが欲しがっている天然のクワの実など確実に手に入る販路があるということも強みだと思います。
私が食べることが好きで食べて呑んだりしているお店のマスターがそういう仕入先なんかを紹介してくれました。本当に自分の趣味がそのまま今の仕事に活きている、という感じですね。
資金調達について教えてください。
資金に関しては自己資金が300万円。銀行から500万円。政府系の政策金融公庫から1,000万円を調達しました。お店を出店する際に掛かった費用としては物件取得するための契約金や敷金など200万円ほどかかりました。これは私がそれまで少しずつ貯めて用意した自己資金から出しました。それだけでは足りないので、他の資金調達方法として銀行からの融資もあります。知り合いの経営者の方に、銀行の融資担当の方を紹介してもらいました。
銀行さんとは3ヶ月ほどゆっくり相談しながら進めていき、最終的には500万円の融資に成功しました。申し込みから決定まで大体1ヶ月くらいだったと思います。その銀行の方から政策金融公庫のことを教えてもらい、そちらでも調達を考えたのです。
政策金融公庫では創業や開業時に使える融資制度があるのですが、それを利用しました。そちらもゴールデンウィークくらいに申請して、6月の頭には融資は下りていたので1ヶ月くらいでした。
資金調達成功の秘訣はありますか?
飲食店や法人を立ち上げる動機やどういう風に展開していくのか。
販路の確保の仕方や目標をしっかりと説明できていたことだったと思います。いわゆる事業計画というやつですが。それがしっかり出来ていて、面談のときにも自分の言葉で説明できたことが大きかったと思いますね。
具体的に言うと弊社としては飲食店の運営だけでなく、他の飲食店さんに珍しい食材を卸していくことで地方の農家さんの販路を確保することも計画しています。また農業をやりたい若者を集め、地方自治体に紹介することで社会貢献につなげていきたいと考えています。
そういった会社全体の飲食店を絡めた展開を説明できたことでこちらの計画性や気持ちが伝わったのだと思います。
今後の展望を教えてください。
お店に関しては、今は名古屋市中区の大須というところにあるのですが、名古屋駅前に一店舗。そして東京のほうにも一店舗出店したいと考えています。
飲食店に関してはそこまで数を増やしたいとは思っていなくて、先ほども申したようにこれからは販路の拡大や農業をやりたい若者などを集めて農家や地域の活性化に貢献していきたいと考えています。
これから資金調達を行う予定の後輩起業家へのアドバイスをお願いします。
やっぱり明確な目標をしっかりと持ってもらいたいと思います。自分のところでしか無い自分の強みはあったほうがいいですね。
飲食店は私自身は全くの素人で自己資金もたいして多くはないのですが、それでもある程度の資金調達に成功したのも目標や計画に説得力があったからだと思っています。それと当然ですが、自己資金は多いほうが良いと思います。私も出来れば600万円くらいは自己資金であればこんなに借りなくても良かったのになぁ、と今は思っています(笑)。
長谷川社長、本日はありがとうございました。
本当にオイシイ!をあなたに | 株式会社Gourmen
フレンチバル「LA TEBRA (ラテーブラ)」
昨日は0人が事業資金の調達に成功しました。
今日は0人が事業資金の調達に成功しました。
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