関西スーパーをめぐる争奪戦~株価が過熱、ストップ高
・関西スーパーの株価は荒れ模様に
・関西スーパーがエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)との経営統合を発表
・関東のオーケーが関西スーパー買収提案を明らかに、TOBに発展か
・オーケーとは? 関西スーパーとオーケーとの関係
先週、関西スーパーとエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O、阪急・阪神百貨店)傘下のイズミヤ・阪急オアシスとの経営統合の方針が明らかになりました。
「関西スーパーマーケット」は先月31日、阪急阪神百貨店などを運営する「エイチ・ツー・オー リテイリング」の子会社となり傘下に入ると発表していて、この承認を得るため、来月末に臨時の株主総会を開く予定です。
引用:NHK(2021年9月3日)
これを受け、一時買われた関西スーパーの株価は、週明けの東京証券取引所で買い注文が殺到。
値幅制限いっぱいの1734円とストップ高をつけました。
関西スーパーに対し、関東のスーパー・オーケーが上場来高値での公開買付(TOB)を提案したためで、関西スーパー側は「H2Oとの統合方針は撤回しない」としています。
関西スーパーの大株主でもあるオーケーは臨時株主総会で「反対票を投じる」意向を表明。
オーケーによるTOBに発展する可能性もあり、株価は波乱含みで展開するとものとみられています。
■これまでの流れ
8月31日 | 日経朝刊「H2O、関西スーパー買収へ」報道 |
関西スーパー「H2Oとの経営統合」を発表 | |
9月3日 | オーケーが関西スーパーの買収を提案 |
東証、関西スーパーの取引を一次停止 | |
関西スーパー「H2Oとの経営統合推進」と表明 | |
9月6日 | 東証で関西スーパーがストップ高 |
関西スーパーの発表「社外取締役などによる特別委員会の答申でH2Oに」
関西スーパーが8月31日の取締役会で決議し発表したH2Oとの経営統合案は、株式交換による複雑な形を取っていますが、H2O傘下のイズミヤ・阪急オアシスとの間で経営統合するのがポイント。
H2Oとは2016年10月に業務提携を結んでおり、H2Oが関西スーパーの株式を10%所有しています。
オーケー(発表文では第三者と記載)からは今年6月に公開買付による子会社化を前提とした資本業務提携の提案を受けたことを明らかにしています。
そして7月に社外取締役と有識者をメンバーとした特別委員会を設置し、オーケーとH2Oの両案件を諮問。
その答申に基づきH2Oとの統合を選んだとしています。
オーケーの発表「公正に比較検討されたのか懸念」
9月3日の発表文で、「関西スーパーに対し2021年6月9日、上場来の最高値(1992年2月10日、2250円)で上限なしの公開買付の実施を提案した」と明らかにしたうえで、「実質的な協議の場は設けられなかった。株主利益の最大化の観点から、公正に比較検討いただけたのか懸念している」として、臨時株主総会では反対票を投じる意向を示しています。
また、「H2Oとの取引が撤回される場合、2250円での公開買付実施の意向も示しています。
出典:オーケー ニュースリリース
オーケーと関西スーパー
オーケーは横浜市を本拠に関東に131店舗を展開するスーパー。
「高品質 Everyday Low Price」が経営方針で、特売日はなく、ナショナルブランドについては「万一他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします」との表示を掲げるユニークな商法を売りにしています。
関西では馴染みはありませんが、日本生産性本部サービス産業生産性協議会のJCSI(日本版顧客満足度指数)で2011年度から10年連続第1位に選ばれていることでも知られています。
参考:満足度調査1位|サービス産業生産性協議会(SPRING)
一方、関西スーパーは兵庫・大阪で64店舗を展開する食品をメインにしたスーパー。
本社を置く兵庫県伊丹市では7店舗を配置。
同市内にはH2O傘下のイズミヤ昆陽店と阪急オアシスの4店舗が存在します。
株主だけでなく、消費者にとっても大いに気になるのが今回の再編の行方です。
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