制度融資などを利用し総額2,100万円の資金調達。代官山で牡蠣と日本酒のBARを経営、Sake×Oyster bar 石花(seno)/代表 渡辺敏康氏

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それでは自己紹介をお願いします。

石花(seno)の経営者渡辺敏康氏1978年仙台出身1月生まれAB型です。大学は機械工学科で流体力学を専攻していました。風の流れ、翼の空気の流れ、トンネルの空気の流れ、水の流れなどの研究です。将来は、この研究を活かし飛行機等を作る仕事に就き、ゆくゆくは経営者や組織のリーダーとして活躍をしたいと考えていました。しかしながら諸事情があり、本来大学院で研究を継続するつもりでしたが断念します。
大学の卒業を控えていたとき、たまたまテレビでニューヨークのメッセンジャーを特集していました。それを見てかっこいい仕事だし金も稼げる!と思いメッセンジャーに憧れを持ちます。すぐさまネットで求人を探し応募しました。メッセンジャーでは3年間働きました。200名ほど所属したメンバーの中でも5本の指に入るくらい稼いでましたね。メッセンジャーの仕事をする人達には、共通点があります。それはメッセンジャーはゴールじゃなくて、あくまでも一時的な仕事であり、多くの仲間達は他に夢を持っている人ばかりです。この環境が良かったと今でも思います。

この頃からは飲食店の経営者になりたいと思っていたんです。僕は、多くの人を楽しませるのが好きだし人との交流が楽しい、このような性格を活かせるのは飲食店だと思っていました。なとなく、メッセンジャー仲間に飲食店の経営者になりたいと相談したら、メッセンジャーじゃなくて飲食店で働け!って、言われたんです。お金が貯まっても飲食店の経験が無いと、さすがに飲食店経営は無理だろうと。それからは掛け持ちで、半年間友人の飲食店で働きました。残念ながらそのお店は閉店してしまいますが、飲食店の経営者になる思いは強くなるばかりで、起業するのに勉強になりそうな会社ばかりを探しました。

そこで見つけたのが当時飲食業界の中でも有名で、大繁盛しているレストランを数十店舗経営する会社でした。教育に厳しいことでも有名な会社でしたので、良い経験になるだろうと思い、そのレストランで働くことを決めます。ですが、このレストランで挫折します。働いた期間は半年弱です。確かに起業するのには勉強になるお店でしたが、店舗のリーダーと人間関係が上手くいかなかったんです。最初は我慢しましたが、独特の雰囲気がある会社でそのときの自分の意見が会社に通るとも思えませんでした。一緒に働いていた仲間に相談した結果、「お前はここでがんばって働いても今のままでは、リーダーとの関係もあり成長しないと思う。辞めた方がいい」とアドバイスを受け、退社することにします。心境的には途方にくれました。しかし、夢を諦めたわけではありません。退社することを前向きに捉え、次の方法を模索しました。その甲斐あってか、自分を起業まで鍛えてくれる会社と運良く出逢うことが出来ました

その会社では飲食店の基本を改めて学び、売上げの上げ方、チーム作りなど店長として経験させて頂き、自己成長に大きくつながったと実感しました。また、業者さんとの関係を大切にしながらの値段交渉は気がつけば得意になっていました。今でもこのときに築いた業者さんとの関係性は財産です。この会社では4年ほどお世話になりました。本来なら3年で卒業する予定でしたが、1年長く勤め晴れて起業への道に踏み出すことになります。

 

起業するにあたって最初に何をしましたか?

まずは物件を探しました。渋谷区の神山町に絞り込み物件を見て回りました。ただ、結局自分が理想とする物件とは巡り合いませんでしたね。

 

起業の資金はどのように準備したのでしょうか?

Sake×Oyster bar石花(seno)の入口実は4、5年前から祖父に独立するときには、資金を貸してくださいとお願いし続けていたんです。祖父は税理士なので、「資金が必要になったときは、事業計画書と返済計画表の作成をしてきなさい」と事前に言われていました。独立の準備に入ってからは、すぐに事業計画書を作成し始めます。いざ事業計画書を作成しながら思ったのは、とにかく飲食店の出店には多額の費用がかかるということです。ざっくり計算した初期費用は2,000万円くらいです。何となく多額の費用が必要とは分かっていましたが、数値に落とし込むとリアル感が増し、いよいよ経営者になるんだと気を引き締めましたね。
事業計画書と返済計画表が完成したので祖父に会いに行きました。資料を見せながら自分の思いの丈を伝えました。祖父は「分かった」と言い、すぐに一緒に銀行へ向かい当日資金を貸してくれたんです。資金を貸してくれた理由は孫だからというのはもちろん大きいと思いますが、4、5年言い続けた、起業への思いの強さが祖父に伝わっていたのも要因だと思います。

 

残り1,000万円の資金調達はどのようにしたのでしょうか?

祖父が貸してくれた1,000万円を資本金にして会社を設立しました。ただ僕の場合は物件が決まっていなかったですし、急いで起業をしなければならない状態ではありませんでした。ですから、じっくりと考える時間があり、金融機関の借入も色々と検討しました。そこで知人の税理士の提案もあり、資金調達の目標額1,000万円は世田谷区が行っている制度を使う事に決めました。

その制度とは、公益財団法人世田谷区産業振興公社(以下:区)の創業支援資金の融資あっせん制度です。金利の優遇ですね。最大2,000万円の融資に対して利率を0.3%にしてくれる制度です。最初は利率とかピンと来ませんでしたが、実際に計算してみると利息の差に驚きました。僕のケースで言えば、信用金庫が提示してきた金利は3.25%でした。1,000万円を7年返済する利息は約120万円です。つまり1,000万円を借りて実際に返すのは1,120万円です。
ですが、融資あっせん制度を活用すると3.25%が0.3%になります。となると利息って10万ちょっとなんです。つまり1,000万円借りて実際に返すのは1,010万円くらいです。ざっと110万円の違いが出ます。これは大きいと思いましたね。もちろん要件はクリアしていないと駄目ですし、面倒な手続きも有りますが金利が0.3%は魅力でしたね。

 

その制度の手続きに関する詳細を教えてください。

牡蠣と酒のスタンド知人の税理士がさわやか信用金庫(以下:信金)にアポを取ってくれました。担当者の方に事業計画書を見せて、融資あっせん制度の利用を検討していることを伝えました。信金の担当者から「区に相談して、融資あっせん制度の為の提出書類を作成してください」と言われ、すぐに区に行きました。そこでは区の担当者にヒアリングをされ書類を数枚渡されます。後日書類を作成し、区の担当者に見せてハンコを貰えたら、今度は信金と保証協会へその書類を提出する流れです。
通常、銀行から融資を受ける流れは、自分と銀行+保証協会のやりとりです。ただ、この融資制度の場合は自分と銀行+保証協会+区なので、一つ手間が増えます。確かに面倒な事はありましたが、金利優遇のためにがんばれました(笑)。

 

この制度を利用する際のポイントがあれば教えてください。

⑴自分でやる

この制度は、最初は区(公益財団法人世田谷区産業振興公社)に相談をすることがベターです。というのも、かなり事業計画書の作成なども詳しく教えてくれますし資料の添削もやってくれるので、2、3度のやりとりで、とても勉強になります。
ただし、注意点が一点あります。区は銀行や信金をあっせんしてくれないということです。自分で銀行か信金に出向き、融資の申し込みを「受け付けてくれた」状態までは自力でやりましょう。ちなみに創業融資に関しては、銀行よりも信用金庫の方が協力的だと言われています。

⑵時間が係ることを想定する

意外と、区も保証協会も混んでいます。予約を取るにしても時期によっては3週間後などと言われる事もあります。飲食店の場合は物件を押さえるタイミングもあるので、早めに行動しましょう。目安は通常2、3ヵ月ぐらいと思っていて良いのではないでしょうか。あと区は同じ担当者に見てもらうのがコツです。理由としては、担当者が変わると思うように話が伝わらないことがあり、余計に時間がかかる場合があります。同じ担当者で予約を入れて行きましょう。

⑶保証協会に払う信用保証料やその他費用を考慮

1,000万円の融資に成功しましたが、保証協会に35万円前後、信用保証料を払わなければいけなかったんです。ちなみに僕の場合は、知人の税理士に少し手伝って貰ったので後日手数料をお支払いしました。このような費用が係ることも頭の中に入れておくといいです。

 

区の融資制度を活用した結果はどうなったんでしょうか?

1,000万円の希望額が満額でました。金利は0.3%。返済は7年で1年据え置きの実質6年返済です。区の制度をしっかりと活用させて頂きました。2月くらいから準備をして、5月に融資が実行されました。僕の場合は物件がなかなか決まらなかったので、残高を調整するのが少し大変でしたね。
実はこの1年後、今度は東京都から運転資金の為に100万円の借入を行いました。信金の枠を拡げるのが狙いです。資金調達を考えたときに普通は銀行系か日本政策金融公庫ですが、区や都なども活用する事で、金利の優遇などのメリットがあります。この辺は、担当税理士さんに教えてもらいながら、検討するといいと思います。

 

そんな渡辺さんのお店の強みを教えてください。

気配りを意識しています。常に相手の立場に立ち、居心地のよい空間を作ることを心掛けています。気配りって特別な能力は必要なく誰でも出来るんですけど、そんな誰でも出来ることを大切にし、継続しているのがお店の強みです。

 

今後の会社の展望を教えてください。

氷で冷やされている牡蠣2018年までに出店を考えています。今の業態ではなく居酒屋を出店したいですね。現状の居酒屋さんの多くは、値段を落として商売をしているので、利益が出ていない。これでは日本の飲食文化が続かないと思っています。ただもちろん、心意気だけではやっていけないので、しっかりと利益を追求しお客様の満足度を上げ、働いているスタッフにも喜んでもらえる、三方善しを実現できる業態を考案中です。

 

起業を考えている方へのメッセージをお願いします。

起業する前に、諦めずにやるんだと決断しましょう!そんな思いの強さは人に伝わりますし、諦めなければ助けてくれる人が必ず現れます!

 

渡辺代表、本日はどうもありがとうございました。

Sake×Oyster bar 石花(seno)
https://www.facebook.com/sakekakiseno

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