女性専用プライベートジムリボーンマイセルフが約2億円の資金調達。株式会社Shapes International/代表取締役社長 椿本健太氏
椿本社長の自己紹介をお願い致します。
パーソナルトレーニングは、当社設立前からフィットネスクラブの中で提供されていたサービスになりまして、アメリカで2007年頃からパーソナルトレーニングに特化した専門店が出始めました。細かなニーズに対応するオーダーメイド型のプログラム、顧客に寄り添ってマンツーマンで問題解決まで導く指導方法、小スペース・小商圏で利便性の高い場所に多店舗展開する出店戦略。素晴らしいビジネスモデルと感じて、注目していました。一方で、その頃の日本は、ダイエット業界の不祥事が相次ぎ、社会問題化していました。
2009年の日本生活センターへの相談件数が約6,100件、業界別では約3番目に多い数字です。
市場規模は4,000億円以上ですので、クレーム産業と言ってもいい状態です。相談件数を詳しく見ていくと、大きく3点に集約されていました。1点目は施術や機器、薬やサプリメントによる人体への危害、2点目は説明通りの効果が出ない、3点目は強引な契約内容です。
この3つのクレームを解決できるサービスをつくることができれば、社会に貢献することができ、尚且つビジネスチャンスもあると思いました。そして、当時アメリカで急成長していたパーソナルトレーニング専門店に着目し、ダイエット業態としてブラッシュアップを始めたのが当社設立の経緯になります。
私の経歴ですが、1983年2月生まれの現在33歳です。17歳からイギリスに渡り、帰国した後にフランチャイズのコンサルティング会社に入社しました。そこでは、フランチャイズ事業の立ち上げに携わっていました。
ゼロからの事業の立ち上げでしたので、業態開発、商品開発、物流構築、開業支援、クレーム対応までフランチャイズ事業のあらゆるフェーズを経験することができました。その結果、1年半でそのビジネスが400店舗の規模になりました。その後、同僚や先輩から支援を頂いて、24歳の時にフランチャイズのコンサルタントとして独立しました。
独立後は、学習塾、ペットショップ、介護施設、飲食店など様々な業態のコンサルティングを行い、最終的に4年間で150店舗以上の出店を支援しました。コンサルタントして日々充実していましたが、先ほどお話しました世の中の流れをキッカケに、リボーンマイセルフという女性専用のパーソナルトレーニングジムを立ち上げ、日本で初めてとなるパーソナルトレーニング専門店の多店舗展開を開始しました。
起業のキッカケを教えて頂けますか?
起業を目指したキッカケは、19歳の時の経験が大きく関係しています。イギリスから帰国した時に、インターネットと音楽を融合したビジネスを考えました。そのビジネスプランを当時メディアで取り上げられていた日本を代表する経営者の方々に送ったところ、直々にお電話をいただいたり、わざわざ私の実家のある関西まで会いに来てくださったことがありました。その時に、起業することを強く勧められました。私自身も自分のビジネスプランに自信を持てたこともあり、その出来事が起業を意識する大きなキッカケになりました。しかし当時の私は、起業家になりたかった訳ではなく、こういったプランが世の中には必要だという思いから行動していました。
そのような業界に変革をもたらすような事業を作って、それを実現しようと思いプレゼンを行った結果、日本を代表する経営者の方々に起業を強く勧められた経緯もあり、現在、経営者の道を歩んでいます。
ネットではなく、実店舗展開で進めて行こうと思ったキッカケを具体的に教えてください。
スターバックスやセブンイレブンといったリアル店舗ビジネスの場合は、一つのビジネスが数十年に渡って人々の生活の中にあり続けるということが頻繁に起こります。私が事業を選ぶ上で考えたのは、このように人の生活の24時間の中に、自分が携わったビジネスが関与していることが重要だと思いました。
人々が生活する毎日に、必ず自分のビジネスがあるとイメージした時に、私にとってはリアル店舗こそがそのイメージを実現できる非常に価値のあるものと思いました。
御社ジムの強みと特徴を教えて頂けますか?
次に、私達は女性だからこそ適切なアドバイスができると信じていますので、パーソナルトレーナーも女性のみであることに拘っています。その上で、お客様のダイエットを成功に導くためのトレーニング技術や関連する知識、コミュニケーション力などを要しているプロフェッショナルであるということが重要です。
さらに、女性の身体に特化したメソッドを組んでいます。まず根底として、男女の身体のつくりは大きく違います。例えば、男性に比べ女性は筋肉を増やすホルモンが20分の1しかない。ですので、女性と男性では、当然プログラムも大きく変える必要があるのです。
このように私達は、女性がダイエットで成功するために必要なことを徹底的に考え抜き、店舗のオペレーションに反映させています。
この徹底的な顧客主義が多くの女性から評価を頂いた要因と考えています。
今回調達された約2億円の資金使途を教えて頂けますか?
今回、1億9,008万円を第三者割当増資で調達しました。まず、当社の店舗は現在52店舗ですが、まだまだ需要に対して店舗数が足りていないと実感しています。そこで資金使途の一つ目として、積極的な出店を行っていきます。
次に、新業態、新サービスの開発を考えています。
パーソナルトレーニングは減量だけでなく、健康促進やスタイル調整など、あらゆる体作りのニーズに有効です。しかし、パーソナルトレーニングは、まだ一部の方に限定されたサービスに留まっていると考えています。これが市場に対する冷静な見方です。パーソナルトレーニングのマーケットをさらに広げて一般化するための施策として、新業態や新サービスの開発。この部分に資源を投入していきます。
実現のために、自社開発だけでなくM&Aも積極的に検討していきます。
資金調達を検討中の方に向けてアドバイスをお願いします。
最も資金調達で難しかったのは、株主とのオーナーシップの考え方でした。ある程度の資金を第三者割当増資で調達すると、どうしても自分自身の株主比率が下がっていきます。一方で、出資先もある一定の比率は確保したいと考えますから、このバランスを調整する必要があります。
そこでアドバイスをするとしたら、出資先に対してキャピタルゲインや配当のリターン提供だけではなく、事業とのシナジーを提示することで、株価以外にバリューを計算してもらい、株主比率を調整することが重要だと思います。
今後の展望を教えて頂けますか?
まず、先ほどお伝えしました通り、今ある需要に対して店舗数が足りてませんので、積極的に出店を進めます。現在、直営店2店舗、フランチャイズ店1店舗の計3店舗の出店を進めていますが、さらに出店を進めます。
次に、新業態、新サービスを早期にリリースする計画です。
例えば、私達リボーンマイセルフが提供している価値は、ダイエットを成功に導くことに留まっています。しかし、現在我々が進めているのは、より細分化したボディメイクの分野です。「脚を細くしたい」、「お腹周りのサイズを落としたい」、「ウェディングドレスの似合う体になりたい」。このような減量だけでなく、細分化した体作りに対するニーズを実現したいと考えています。
あるアンケート調査では、約9割の女性が自分自身のスタイルに不満があると答えていますが、その中で、痩せたいという方の割合は55%です。残りの40%以上の方は、そこまで痩せるというよりは、「自分が理想とする体型・スタイルになりたい」というニーズを持っています。
この55%の痩せたいというニーズの受け皿はできたと思います。しかし、40%の方が持っている「スタイルを良くしたい」というニーズに応えることができるサービスがまだありません。
そこで、当社がこのニーズに挑戦していきます。実現できれば多くの女性のライフスタイルの向上に貢献できるはずです。
さらに、高齢者向けの業態や低価格業態を開発し、パーソナルトレーニングのマーケットの拡大と一般化を実現する計画です。
本日は貴重なお話を頂き、ありがとうございました。
リボーンマイセルフ | 女性専用プライベートジム
http://www.shapes-international.co.jp/
昨日は0人が事業資金の調達に成功しました。
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