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10秒でカンタン 今すぐ500万円の資金調達!銀行融資を断られても調達できる裏ワザとは?

ビジネスコンテストで大賞受賞しCBで500万調達、画期的なロープライス・ハイパフォーマンスの求人サービス「Qsuke(求助)」を運営。株式会社HRグロウス/代表取締役CEO 座間保氏

まずは簡単な自己紹介と、これまでの経緯をお願いいたします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA1982年生まれ、33歳です。両親ともにサラリーマンのごく普通の家庭に育ち、一度は不動産の大手デベロッパーに就職しました。そこはブランド力があって、インバウンドでお客様が来てくれるような社風のゆったりとした会社だったのですが、刺激が少なく成長実感がもてなくなって、2007年、24歳のときに友人と3人でWEBマーケティング会社を立ち上げました。そこは2年後に事業会社にバイアウトし、そのタイミングで退社して2社目を立ち上げることになります。
当時から本当は人材系をやりたかったのですが、収益面で不安がありました。そこで、先々やりたい事をやるためのお金を稼ぐべく、まずは自分に知識のある分野での起業をと考えました。具体的には最初に就職した会社で馴染んだ不動産と、起業して携わった販促プロモーションですが、不動産の方が安定した収益を上げられそうだと思い、2009年に不動産の会社を興します。ここがうまく回るようになったのが2014年になってからですから、少し時間はかかりましたが、その間、会社運営のかたわらグロービス経営大学院に行って様々なことを学び、2014年5月にこの会社エイチアールグロウスを創業して、ようやく本来やりたかった人材の仕事を実現しています

 

人材の仕事に携わりたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

ひとくちに人材と言っても、その領域は結構広くて、採用に始まり評価・配置・育成、そして場合によっては退社という流れまでが含まれます。私は最初に就職した大手デベロッパーで、評価の部分がなっていないというか、評価システムのフレームワークはしっかりしているのですが、それを運用する側の育成がなされていないので結局、評価システムが機能していないということに疑問をもっておりました
また、最初に起業したWEBマーケティング会社では採用にも苦労し、そのなかで人材業界には様々なひずみがあると実感するようになります。そしてやがて、この業界に新しいイノベーションを起こす仕組みが作れるのではないか、と思い至ります。
会社という組織のなかで評価や育成がしっかりなされていないと、社員のモチベーションに大きくかかわります。社内で苦労している方々を見てきて、漠然とした夢ですが「月曜日の朝の電車のなかをもっと明るくしたい」と感じていたことも、人材に関わりたいと思った背景にあります。
今、手がけているのは採用の部分ですが、いずれは採用から評価・配置・育成と一貫してできればと願っています。

 

では、現在の会社エイチアールグロウスの創業と、資金調達についてお話し願えるでしょうか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAエイチアールグロウスは自己資金300万で始めました。大学院の仲間とともに法人化したのは2014年5月ですが、立ち上げる前、企画の立案から実施までに1年半から2年くらいかかっています。私は先ほどお話しした通りグロービス経営大学院で学び、2013年に卒業しましたが、その期間も含めてトライ・アンド・エラーの連続でした。一つのビジネスモデルでもマネタイズ方法は10くらいありますし、事業計画書は200回くらい書き直しています。
またいくつかのビジネスコンテストにも挑戦しました。その一つ、グロービスによる「第2回 GLOBIS Venture Challenge」に2014年に応募して、11月に大賞を頂きました。この時は26チームが応募して、大賞がうちともう1チーム、それに優秀賞が2チームという結果でした。受賞者は、学校法人グロービス経営大学院と株式会社グロービスが組成したファンドから、転換社債(CB)による出資を受けることができます(現在はエクイティによる出資)。私は大賞だったので、500万の出資を受けることができ、以後、事業のスピードを上げることができました。
一般論として、外部から資金調達をすると自分の考えだけで経営を進めることはできないので、コンフリクトが起きてしまう可能性もありますが、うちは今のところ外部からといっても一社だけなので特に問題もなく、問題どころか節々で助けて貰いつつ調達金は有効に活用しています。その前は広告を出そうにもお金がない、優秀な人材とめぐりあってもお給料が払えないなど、最終的にはお金がなければ回らない現実もありましたので。
自己資金と転換社債の800万を元手にして事業を進め、昨年は都の創業助成金制度でも採択されました。これは主に人件費を対象とした経費の3分の2、300万円まで助成される制度です。今のメンバーは、エンジニア1名、営業などで1名、WEBマーケティングで1名、それに私の4名。さらにインターンやアルバイトが5名、合わせて9名でやっています。
資金調達は今後も継続してやっていきます。VCさんか事業会社さんかはまだわかりませんが、次は「シリーズA」という形になるかと思います。今月、来月中には、話をしに行こうと思っています。

 

では、具体的な事業内容と、今後の展望などをお話しください。

今、うちは2つの事業を手がけています。メインは企業のコーポレートサイトを活用した採用ツールの「Qsuke」ですが、もう一つ求職者側のマーケティングツールとしての「キャリアを見つめるRoots & Vision」というメディアを運営しています。どちらの事業も、ロープライス・ハイパフォーマンスの求人サービスで、新しい人材インフラを創出することが目的です。
先に、Roots & Visionの方からお話ししましょう。ターゲットは27歳前後、大卒入社後5年くらいの若者です。その頃になると社内の雰囲気や事業内容が大体わかってきて、本当にこの会社でいいのか?とか、あるいは自席から上長の方にふと目をやると自分の10年後とかぶって見えて、果たしてこの道で良いのか?と疑問をもつ人は少なくないでしょう。
そんなふうに何となく転職を考えている人の3分の1以上は、本当は転職しない方が良いのだと思います。社内でモヤモヤとキャリアについて悩んでいるような人たちにはまず、「隣の芝生は青く見えるだろうけれど、本当は自分の芝生も青いんだよ」と教えてあげたい。
そして、それでも積極的に転職を考える人は転職後の成功確率も高いでしょうから、そういうポジティヴな人には後押しをしてあげたい、そのためのメディアがRoots & Visionです。
具体的には業界の先輩へのインタビューを行って記事を掲載しています。ロールモデルを見つけてもらうのが目的ですから、インタビュー対象は孫さんやホリエモンさんではなく、年代的には20代後半から30代中半ばくらい、転職経験があって自分の一歩先を行く先輩という想定です。
既に転職意欲のある人は、大手の転職・求人情報サイトがターゲットにしているので、今からうちは参戦できませんから、そこまでの転職意欲はまだないけれど、ちょっと今の立場はどうなのかな、と立ち止まっている人にアプローチしていこうということです

Qsukeの方はクラウド型直接求人サービス(ホームページリクルーティングサービス)と銘打っており、日本ではほかにビジネスモデルのないまったく新しい事業です。
そもそもホームページというものが世に知られるようになった当初から、企業は自社のホームページを作ったら採用情報のページも設けて求人に利用しましょうということは言われていたのですが、中小企業の採用情報はほとんど活用されないまま塩漬けの資産のようになっているのが現状です。その埋もれている中小企業の採用情報が活用できれば、人材業界大手に高いお金を払わなくても、効果的な求人採用活動ができるのではないかと考えていました。

近年、アグリゲーションサイト(様々なサイトからの情報を集約したサイト)が注目されていますが、海外発のIndeedという求人サイトもその一つで、日本でもそこからクラウドソーシングサイトなどへのトラフィックがすごく増えています。
アメリカと日本ではもともと求人市場のあり方がかなり異なっていて、アメリカでは今ならSNSのLinkedInを利用するなどダイレクトリクルーティングが主流です。企業の人事担当者と求職者が直接コンタクトをとるのが普通ですから、求人アグリゲーションサイトを利用して求職者が会社の採用情報ページに直接エントリーするというやり方もどんどん浸透しているわけです。一方、日本の求人は広告媒体にかなり頼り切っていて、ガラパゴス化しています。
どこの企業も採用コストは下げたいけれども、広告媒体に頼っているうちはなかなか下げられません。アメリカと日本、違いはありますが、日本にフィットした形で、集客力がどんどん上がってきている求人アグリゲーションサイトを利用できないかと考えて開発したのが、求人支援プラットフォーム(ホームページリクルーティングサービス)のQsukeなのです
Qsukeを利用して採用活動をしたい会社はアカウント登録し、簡単な求人票作成ツールに入力、自動生成されるリンク先(HTMLタグ)を自社サイトに貼り付けるだけ。情報は求人アグリゲーションサイトや一般の検索サイトに自動的に掲載され、それを見た求職者が会社の採用情報に直接エントリーするという仕組みです。この独自のシステムにより、圧倒的なコスト削減を実現していますので、プレスリリース後の反響は大きく、数字も順調に伸びています。
私たちのターゲットは、中小企業やベンチャー企業です。採用広告を出しても1人も採用できないという悩みに対して、「安い・早い・上手(うま)い」つまりコストも面倒な手間もかからない上手な採用の仕方を提供しますと言えるのが私たちの強みです。Qsuke を利用して採用広告のコストを見直した分、事業投資をしてさらなる事業拡大につながれば良いと思います。
ただ日本ではまだ、1つのポストに合う人を選ぶために欧米のような「一本釣り」ではなく100人と面接したい、という母集団形成にとらわれている部分があります。これは不合理だとは思うのですが、その要望にも応える必要があるという思いから、先にお話しした Roots & Vision の方で求職者やその予備軍のような人材を集めて母集団形成をしようと考えています。このメディアとQsukeを連動させることで収益を上げていく仕組みも、今後、中長期的に実現していきます。

今後の目標として、まずはQsukeのシステムの進化があります。それから企業採用担当者が求人採用を本気でやろうとすると、たとえばこの千代田区で営業職を募集して年収幾らなら来てくれるのか、といったマーケティングが必要なので、非常に大きな労力が要求されるのですが、大手企業以外は採用担当のプロパーの社員などいなくてたいがい兼任でやっているので、そういう部分を今後サポートしていけるようなサービスも考えています。データマイニングを通じてということですが、そうすると例えばどの媒体から入ってきたら定着率が高いか、パフォーマンスが良いかというような情報も扱えますので、「御社ならこの媒体にこれだけのコストをかければ効果的ですよ」と定量的に提示することもできるわけです。企業の手間もなく、採用コストの削減につながるサービスを、ベンチャーならではのフットワークの良さで実現していきます。

 

最後に、これから起業や資金調達を考えている方へ、メッセージをお願いします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA事業分野にもよると思いますが、IT関連ではとくに若手起業家が増えているので、自分がエンジニアでなければ、一緒にできるエンジニアを見つけることが最初の一歩でしょう。ジャスト・アイディアでは資金調達はできません。だからこそPDCAを1回でも2回でも回してみて、これだけ売れる見込みがあります、クライアントさんに評価されていますよと、データとして出せるようにすることが、資金調達への近道だと思います。
先ほど、自分は事業計画書を200回くらい書き直したと申しましたが、そういうねばり強さも必要だと思います。ちなみに私が最初に人材の領域で考えたのは、インド人のエンジニアを日本に誘致するお手伝いを、というビジネスでした。ところがアイディアを練っているうちにインド人の年収が「うなぎのぼり」に上昇してしまって、来日してもらうメリットがなくなってしまいました。その後も人事の評価制度にアプローチしたりして、試行錯誤の果てにQsukeがあります
そもそもベンチャーの起業というのは、本当にやりたいと思った領域以外ではやらない方が良いと思います。銀行口座からお金が毎月減っていくのが恐怖ではなくて楽しめるという方は別ですが(笑)。本当にやりたいことを、継続してやっていける、それがまず基本です。

 

座間社長、本日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。

ロープライス・ハイパフォーマンスの求人サービスで、新しい人材インフラを創出する | 株式会社HRグロウス
http://hrgrowth.co.jp/

ホームページリクルーティングプラットフォーム「Qsuke(求助)」
http://www.qsuke.biz/
ロールモデル発見メディア「キャリアを見つめるroots & vision」
http://roots-vision.com/

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