日本政策金融公庫の貸付の種類|日本公庫で利用できる借入全ラインアップ(2022年更新)
日本政策金融公庫の融資商品は種類が多く、個人向けから企業向け、学生ローンなども含めると数え切れないほどのラインアップがあります。本記事では、日本政策金融公庫にはどのような融資商品があるのか、全ラインナップを取り上げるとともに、代表的な融資制度について紹介したいと思います。
なお以下の記事でも、日本政策金融公庫から借りられる融資制度をまとめています。
関連記事①:2018年〜2019年に利用できる、日本政策金融公庫の融資制度一覧
このほか、日本政策金融公庫の仕組みやメリット・デメリットを知るには、以下の記事が役に立ちます。
関連記事②:日本政策金融公庫で融資を受けるメリットとデメリット総まとめ!
関連記事③:【実録】日本政策金融公庫に断られた!リベンジに必要な正しい審査対策
関連記事④:事業資金はこうやって調達する!融資の成功・失敗事例まとめ
ぜひ本記事と併せてご覧ください!
その前に・・・日本政策金融公庫の融資は「審査に3週間〜1カ月程度の時間が掛かる」ので、資金調達が間に合わないという方には、ファクタリングやビジネスローンを併用されることをおすすめします。
参考記事:ビジネスローン35選!法人&個人事業主にオススメの事業融資を徹底比較!
目次
▊ 日本政策金融公庫の全融資商品
日本政策金融公庫の融資は、大きく6つに分類できます。
日本政策金融公庫の融資商品は6つ!
国民生活事業①|普通貸付
国民生活事業②|セーフティネット貸付
国民生活事業③|新企業育成貸付
国民生活事業④|企業活力強化貸付
国民生活事業⑤|環境・エネルギー対策貸付
国民生活事業⑥|企業再生貸付
上の区分ごとに、日本政策金融公庫の全融資商品(2018年〜2019年)をまとめてみました。
国民生活事業①|普通貸付
・ 普通貸付
「普通貸付は」日本政策金融公庫で最もスタンダードな融資制度です。
国民生活事業②|セーフティネット貸付
「セーフティネット貸付」は、売り上げ悪化や取引先金融機関の破綻、取引先の倒産によって「資金繰りが悪化」している企業を支援する制度です。
国民生活事業③|新企業育成貸付
「新企業育成貸付」は、新たに起業する方や新規事業を立ち上げる方、中小企業の経営力強化のための融資制度です。
国民生活事業④|企業活力強化貸付
「企業活力強化貸付」は、企業の経営力強化を目的とした融資制度です。
国民生活事業⑤|環境・エネルギー対策貸付
「環境・エネルギー対策貸付」は、環境やエネルギー対策に必要な資金を融資する制度です。
国民生活事業⑥|企業再生貸付
「企業再生貸付」は、企業が再生・債券するのに必要な資金を融資する制度です。
▊ 日本政策金融公庫の代表的な融資制度
融資が必要な場面は多岐にわたります。新規開業時、業績悪化時、事業拡大時など……ここからはシチュエーションごとに貸付の種類を分類し、その中でも代表的なものをいくつか紹介していきたいと思います。
日本政策金融公庫の代表的な融資制度① 一般的な貸付
最も一般的な融資は普通貸付です。ほぼすべての中小企業が利用できる懐の深い貸付であり、運転資金、設備資金のほか特定設備資金として活用することもできます。
日本政策金融公庫の代表的な融資制度② 新規開業時の貸付
新規開業時は多くの資金が必要となります。そんなときに使えるのが「新規開業資金」です。新規開業資金は新たな事業に必要な資金を融資する制度で、設備資金は15年以内、運転資金は5年以内という長期の融資です。
限度融資額 | 融資期間 | |
---|---|---|
新規開業資金 | 7200万円(うち運転資金4800万円) | 設備資金:20年以内 運転資金:7年以内 |
女性、若者/シニア起業家支援資金 | 7200万円(うち運転資金4800万円) | 設備資金:20年以内 運転資金:7年以内 |
また、一定条件を満たしている場合は「女性、若者/シニア起業家支援資金」を利用することが出来ます。これは女性、30歳未満、55歳以上のいずれか一つ以上の条件を満たしているときに受けられる融資です。内容や金利などはおおむね「新規開業資金」と同じです。
日本政策金融公庫の代表的な融資制度③ 業績悪化時の貸付
業績悪化時に心強い味方となります。ただし、融資を受ける場合は自転車操業に陥らないように十分注意する必要があります。
売り上げが減少している際に使えるのが「経営環境変化対応資金」です。これは売り上げが一時的に減少しているが、中長期的には業況が回復することが見込まれている人を対象としたものです。中長期的には回復することが見込まれているというのがポイントです。この条件を満たしていないときは単に事業の方向が間違っているだけなので、融資について考えるよりも根本的な事業戦略を練り直したほうがいいでしょう。
取引先の銀行が破たんしたなどの理由で資金繰りが一時的に困難になった場合には「金融環境変化対応資金」が使えます。たとえ自社の経営が順調でも、取引先の金融機関が破たんしたり業務停止命令が下ったりすると資金調達がスムーズに行えないことがあります。この融資は金融機関との取引状況に左右されない強固な財務基盤を作ることを目的としています。
限度融資額 | 融資期間 | |
---|---|---|
経営環境変化対応資金 | 4800万円 | 設備資金:15年以内 運転資金:8年以内 |
金融環境変化対応資金 | 別枠4000万円 | 設備資金:15年以内 運転資金:8年以内 |
取引企業倒産対応資金 | 別枠3000万円 | 運転資金:8年以内 |
取引先が倒産し、未回収の売掛債権がたくさんあったり、その他の債権を保有しているが回収が困難になったりした場合に使えるのが「取引企業倒産対応資金」です。取引先のトラブルに左右されない健全な財務基盤を作ることが出来ます。
日本政策金融公庫の代表的な融資制度④ 事業拡大時の貸付
情報化を勧めたい時に活用できるのが「IT資金」です。コンピュータや周辺・端末装置、デジタルコンテンツ関連設備などのIT関連の投資をする際には重宝します。新規雇用を生み出す事業を行う際には「地域活性化・雇用促進資金(企業活力強化貸付)」がお勧めです。
限度融資額 | 融資期間 | |
---|---|---|
IT資金 | 7200万円(うち運転資金4800万円) | 設備資金:15年以内 運転資金:7年以内 |
地域活性化・雇用促進資金(企業活力強化貸付) | 7200万円(うち運転資金4800万円) | 設備資金:20年以内 運転資金:7年以内 |
これは承認企業立地計画などに従い事業を行う場合、もしくは雇用創出効果が認められるような設備投資を行う場合に使える融資です。
日本政策金融公庫の代表的な融資制度⑤ 環境・エネルギー対策
「環境・エネルギー対策資金」は、非化石エネルギーを導入する人に対する融資です。非化石エネルギーとは簡単にいえば原子力と再生可能エネルギーの総称です。化石エネルギーと違い二酸化炭素を排出せず環境負荷が少ないことから、国は非化石エネルギーの導入を推進しています。
限度融資額 | 融資期間 | |
---|---|---|
環境・エネルギー対策資金 | 7200万円(うち運転資金4800万円) | 設備資金:15年以内 運転資金:7年以内 |
社会環境対応施設整備資金 | 7200万円 | 設備資金:20年以内 |
これから起こる災害に備えたい時には「社会環境対応施設整備資金」が役立ちます。これは自ら策定したBCPに基づいて防災設備を設置するときに必要な設備資金(土地代は除く)を融資するものです。これから日本は地震活動期に入るといわれており、災害対策は中小企業にとっても急務といえるので、活用を検討してください。
▊ 日本政策金融公庫の融資について役立つオススメ記事一覧
日本政策金融公庫の融資について役立つオススメ記事をまとめてみました。
・ 日本政策金融公庫で融資を受けるメリットとデメリット総まとめ!
・ 日本政策金融公庫の融資審査を100%通す3つのコツ!1000万円の借入申込の秘訣!
・ 日本政策金融公庫の融資「必要な書類」と成功する準備の進め方
・ 日本政策金融公庫(株式会社日本政策金融公庫)の理念をみてみよう!
・ 2018年〜2019年に利用できる、日本政策金融公庫の融資制度一覧
・ 創業計画書100%書き方ガイド!日本政策金融公庫から創業融資を受けるための5つのポイント
・ 日本政策金融公庫の融資審査を100%通す3つのコツ!1000万円の借入申込の秘訣!
・ 【実録】日本政策金融公庫に断られた!リベンジに必要な正しい審査対策
・ 日本政策金融公庫とは?日本公庫を支える3つの機能と3つの目的
・ 【2018年度版】日本政策金融公庫(国民金融公庫)で融資を受ける際、注意すべきデメリットは4つ!
▊ まとめ|日本政策金融公庫の融資は国民の生活を支える強い味方!
日本政策金融公庫の融資は国民の生活を支える心強いパートナーです。資金繰り悪化でお困りの方、事業資金の調達が上手く行かない方はぜひ、日本政策金融公庫の融資を活用しましょう。
なお、日本政策金融公庫の融資は「審査に3週間〜1カ月程度の時間が掛かる」ので、資金調達が間に合わないという方には、ファクタリングやビジネスローンを併用されることをおすすめします。
なお、法人・個人事業主の方で今すぐ「事業資金が必要だ」という方には、当サイトに登録されている1,300人の専門家がおすすめの調達方法を紹介しています。500万円くらいの資金であれば『最短1日』で資金調達が可能。お急ぎの場合はすぐに以下の記事をどうぞ。
参考記事:今すぐ借りたい!法人向けビジネスローンおすすめランキング【2022年最新版】
また、毎月200万円以上の安定した売掛金が発生するBtoBの事業をしている方は、ファクタリング(売掛金を売却して資金調達する方法)もオススメです。
※ 資金調達の成功を確実にしたい場合は、どちらかの審査に落ちても大丈夫なように、ファクタリングとビジネスローンの両方に今から申し込んでおいて下さい。両方申し込んでおくことで資金ショートを確実に回避できます。
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