日本政策金融公庫で融資を受ける|メリットとデメリット総まとめ
日本政策金融公庫は「国が100%出資をする金融機関」であり、中小企業経営者の資金調達に欠かせない存在です。本記事では日本政策金融公庫で融資を受ける「メリットとデメリット」について説明します。
ただし…今回紹介するのは他の金融機関の融資と比べた場合の「メリットとデメリット」に過ぎません。日本政策金融公庫に限らず、どの金融機関にも「メリットとデメリット」はあるものです。まずは、他の金融機関融資と比較し「事業融資」を受ける際の参考として本記事をご活用ください。
関連記事:【保存版】日本政策金融公庫の融資審査を100%通す3つのコツ!1000万円の借入申込の秘訣
その前に・・・日本政策金融公庫の審査は、通常3週間〜1カ月程度かかってしまいます。政策金融公庫の融資が間に合わない方は、まずは以下のビジネスローンに申込んだ方が良いでしょう。
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※ 資金調達の成功を確実にしたい場合は、どちらかの審査に落ちても大丈夫なように、ファクタリングとビジネスローンの両方に今から申し込んでおいて下さい。両方申し込んでおくことで資金ショートを確実に回避することが出来ます。
目次
- ▊ はじめに|日本政策金融公庫とは(概要・金融公庫の役割)
- ▊ 日本政策金融公庫で利用できる「融資制度」の一覧
- ▊ 日本政策金融公庫の融資で「必要な書類」と審査の傾向
- ▊ 日本政策金融公庫で融資を受ける|メリットは4つ
- 日本政策金融公庫のメリット① 銀行に比べて圧倒的に低金利! 貸付条件が良い
- 日本政策金融公庫のメリット② 民間の金融機関がNGでも、日本政策金融公庫なら通る可能性あり
- 日本政策金融公庫のメリット③ 融資の相談がしやすい、事業のアドバイスをしてくれる
- 日本政策金融公庫のメリット④ 金融機関の審査が通りやすくなる・融資が受けやすくなる
- ▊ 日本政策金融公庫で融資を受ける|デメリットは2つ
- 日本政策金融公庫のデメリット① 審査に日数が掛かる
- 日本政策金融公庫のデメリット② 保証人が必要になる
- ▊ 日本政策金融公庫の融資よりも「審査日数」が早く、保証人不要な融資制度は?
- ▊ 日本政策金融公庫の融資で「良くある疑問&質問」
- ▊ 日本政策金融公庫の融資|お役立ちリンク
- ▊ まとめ|日本政策金融公庫のメリットとデメリット
▊ はじめに|日本政策金融公庫とは(概要・金融公庫の役割)
日本政策金融公庫は、国が100%出資する金融機関であり「一般の金融機関を補完する機関」として機能しています。例えば、中小企業経営者、個人事業主が「銀行で融資が受けられ無い」という場合に、日本政策金融公庫の融資制度が「事業資金の調達」や運転資金の調達をサポートする仕組みです。
日本政策金融公庫の事業は【国民生活事業/中小企業事業/農林水産事業】の三つに分類できます。このほかにも、危機対応等円滑化業務として、大規模災害が起こった場合の危機対応(被災地の企業へ金融の融資)、環境の変化や産業競争力強化のための融資などを実施しています。
日本政策金融公庫とは?
日本政策金融公庫は、会社経営者や個人個人事業主の方にとっての「ろうきん」のような存在です。銀行よりも融資が受けやすく、利息などの貸し付け条件が良いのが「日本政策金融公庫」の特徴です。
日本政策金融公庫の仕組み、概要については以下の記事にて徹底解説しています。
参考記事:日本政策金融公庫完全ガイド 気になる概要を徹底解説!
▊ 日本政策金融公庫で利用できる「融資制度」の一覧
日本政策金融公庫は、国内の経済(地域社会、中小企業の活動)を活性化すべく、活発に融資を実施しています。例えば、平成30年(2018年)2月分だけを見ても、36,670件の融資を実施しており、月間貸付高は【170,608,272,000円】に上ります。
参考リンク①:普通貸付の融資実績(平成30年2月)日本政策金融公庫
上の融資実績は普通貸付(生活衛生貸付/教育貸付/恩給担保貸付/記名国債担保貸付/保証履行口)の速報値ですが、中小企業事業については、平成30年(2018年)2月分として1,263件、月間貸付高だけで【809,530,000,000円】を突破しています。
参考リンク②:中小企業への融資実績(平成30年2月)日本政策金融公庫
このほか、農林水産事業(農業/林業/漁業/加工流通)の融資実施は以下のページから確認できます。
参考リンク③:農林水産事業への融資実績(平成30年2月)日本政策金融公庫
日本政策金融公庫で利用できる「融資制度の一覧」は、以下の記事にて詳しく紹介しています。
参考記事:2018年〜2019年に利用できる、日本政策金融公庫の融資制度一覧
▊ 日本政策金融公庫の融資で「必要な書類」と審査の傾向
日本政策金融公庫の融資で必要な書類は、融資の種類によって異なります。ただし、共通する書類があり【借入申込書/直近二期分の確定申告書/決済後半年を経過している場合は、最新の試算表/法人の登記簿謄本/身分証明書|運転免許証やパスポート、住民台帳基本カードなど】が必要になります。
日本政策金融公庫の融資に向けて『準備すべき書類』については、以下の記事を参考に準備を進めてください(成功する準備の進め方についても、同記事にて取り上げています)。
参考記事:日本政策金融公庫の融資「必要な書類」と成功する準備の進め方
▊ 日本政策金融公庫で融資を受ける|メリットは4つ
日本政策金融公庫のメリット、デメリットの順に説明をして行きます。
日本政策金融公庫で融資を受けるメリットは、大きく分けて4つ!
まず、 日本政策金融公庫のメリットは、4つあります。
日本政策金融公庫のメリット4つ! |
---|
① 他の金融機関に比べて圧倒的に低金利! |
② 他の金融機関で審査が通らなくても、日本政策金融公庫なら通る可能性あり |
③ 融資の相談がしやすい、事業のアドバイスをしてくれる |
④ 金融機関の審査が通りやすくなる・融資が受けやすくなる |
①〜④の項目について、以下で詳しく説明しましょう。
日本政策金融公庫のメリット① 銀行に比べて圧倒的に低金利! 貸付条件が良い
日本政策金融公庫を利用する「最大のメリット」は、銀行に比べて金利(利息)が低いことです。
同 じ100万円の融資を受けた場合、日本政策金融公庫と消費者金融で「かかる利息の例」を見てみましょう。日本政策金融公庫で100万円を借りた場合「年 2.0%」の利息(※ 事業者によって利息は異なる)が発生しました。しかし、消費者金融で100万円を借りると「約18.0%」の利息が必要です。

日本政策金融公庫のメリット① 銀行に比べて圧倒的に低金利! 貸付条件が良い
巷 で「低金利」が評価される銀行でも(100万円の融資を受けた場合)利息は「10%を超える」ケースがほとんどです。
特に、300万円以下の「小口融資」 において利息の差は(より)大きく感じられます。低金利で融資を受けたい方は、日本政策金融公庫から融資を受けましょう。低金利で融資が受けられると、リ スクは少なく、借入負担も最小限で済ませられます。
日本政策金融公庫のメリット② 民間の金融機関がNGでも、日本政策金融公庫なら通る可能性あり
日本政策金融公庫の融資は「審査の可決率が高い」のが特徴です。実際に(日本政策金融公庫を利用すれば)個人事業主や中小企業、実績の少ない起業家でもスムーズに、融資が受けられます。
通 常、個人事業主や会社経営者は、金融機関の融資は受けにくくなります。これは(会社にお勤めの方に比べて)収入が不安定だと考えられるからです。もちろん 実績が長く、経営状態の良い企業であれば話は別です。
会社の規模や実績が大きければ、審査の可決率は高くなります。しかし、実績の少ない中小企業や個人事 業主は、銀行融資が受けにくく、資金調達に苦労を強いられます。

日本政策金融公庫のメリット② 民間の金融機関がNGでも、日本政策金融公庫なら通る可能性あり
こうした「中小企業・個人事業主」の資金不足を解消してくれるのが、日本政策金融公庫の役割です。日本政策金融公庫では、以下の「基本理念」を掲げています。
基本理念 (1)政策金融の的確な実施 国の政策の下、民間金融機関の補完を旨としつつ、社会のニーズに対応して、種々の手法により、政策金融を機動的に実施する。(出典:基本理念及び経営方針/日本政策金融公庫)
また、個人事業主を始めとした、中小企業や小規模事業の支援についても、次のような方針を掲げています。
経営方針 (4)地域活性化への貢献
雇用の維持・創出など地域経済を支える中小企業・小規模事業者及び農林漁業者等の活力発揮に向けた支援を推進する。地域の施策を踏まえ、プロジェクトへの 参画など、日本公庫の総合力を発揮し、地域の活性化に貢献する。地域に根ざした活動を展開し、地域社会への貢献に取組む。
小さな会社の資金不足を救ってくれるのが、日本政策金融公庫の役目です。銀行の融資で断られてしまったという方、会社としての実績が無く「資金調達が難しい」という方は、日本政策金融公庫で融資を受けてみましょう。会社の再建にも力を貸す(再建や再起業に向けた融資)など「いざという時」頼りになる存在です。

日本政策金融公庫で融資を受けてみましょう。
※ なお、日本政策金融公庫の融資は「審査に3週間〜1カ月程度の時間が掛かる」ので、資金調達が間に合わない…という方には、ファクタリングやビジネスローンの利用がオススメです。
さらに資金調達の成功を確実にしたい場合は、どちらかの審査に落ちても大丈夫なように、ファクタリングとビジネクストの両方に今から申し込んでおいて下さい。両方申し込んでおくことで資金ショートを確実に回避することが出来ます。
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日本政策金融公庫のメリット③ 融資の相談がしやすい、事業のアドバイスをしてくれる
日本政策金融公庫では、親身になって融資や会社についてアドバイスをしてくれます。これは、日本政策金融公庫の基本理念(経営方針)によるものです。
経 営方針 お客さまの立場に立って親身に応対し、身近で頼りになる存在を目指す。商品力を高めるとともに、コンサルティング機能・能力の充実を図ることで サービスの質を向上し、資金と情報を活用することにより、政策金融を必要とするさまざまなお客さまのニーズに迅速かつ的確に対応する(出典:基本理念及び経営方針/日本政策金融公庫)。
こ うした理念のもと(日本政策金融公庫の担当者は)話しやすいく、相談しやすい態度で接してくれます。また、コンサルティングを行い、各企業の発展を支える のも日本政策金融公庫の役目です。

日本政策金融公庫公式サイト(日本公庫の特徴)
融資だけでなく、事業の発展や今後の展開について「的確なアドバイス」を与えてくれます(経営問題の相談については、本 項文末のリンクを参考にしてください)。

日本政策金融公庫のメリット③ 融資の相談がしやすい、事業のアドバイスをしてくれる
また、最寄りの日本政策金融公庫でも「経営に関するアドバイス」を無料で実施しています。専属の税理士や中小企業診断士も在籍するので、さまざまな疑問や質問をぶつけてみましょう。相談料も掛からず安心して相談できます。
参考リンク:全国の日本政策金融公庫・相談窓口(全152支店)
このほか、以下のページでは「経営・融資相談の予約」を受け付けています。パソコンやスマートフォン、携帯電話から相談の予約を行いましょう。窓口以外には「メール相談」という方法もあり(忙しい方にとっても)便利です。
参考リンク:日本政策金融公庫「相談」の予約フォーム
補足:日本政策金融公庫では、返済の減額交渉もできる!
日本政策金融公庫で融資は「返済が厳しくなった場合」でも、柔軟に対応してくれます。例えば、返済が難しい場合には「減額申請」を認めており、支払うべき金額を圧縮して、返済期間を延長してくれます。
資金繰りが厳しい場合は「減額申請」を行い、経営状態が良くなったタイミングで通常の返済に切り替えましょう。
(※ 返済の減額交渉することを「リスケ交渉」と言います)。

日本政策金融公庫では、返済の減額交渉もできる!
日本政策金融公庫のメリット④ 金融機関の審査が通りやすくなる・融資が受けやすくなる
日本政策金融公庫の審査が可決されると「融資を受けた」という実績が残ります。このため、銀行を始めとした民間の金融機関でも、今後の審査が通りやすくなるのです。
銀行の審査が厳しいという方は、最初に「日本政策金融公庫で融資」を受けてみましょう。借入の実績を積み重ねていけば「会社の信頼度」も増し、他行での融資もスムーズになります。
※ なお、日本政策金融公庫の融資は「審査に3週間〜1カ月程度の時間が掛かる」ので、資金調達が間に合わない…という方には、ファクタリングやビジネスローンの利用がオススメです。
さらに資金調達の成功を確実にしたい場合は、どちらかの審査に落ちても大丈夫なように、ファクタリングとビジネクストの両方に今から申し込んでおいて下さい。両方申し込んでおくことで資金ショートを確実に回避することが出来ます。
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▊ 日本政策金融公庫で融資を受ける|デメリットは2つ
次に、日本政策金融公庫を利用するデメリットについて見ておきましょう。
日本政策金融公庫のデメリットは2つ
日本政策金融公庫の主なデメリットは、以下の2つです。
日本政策金融公庫のデメリット2つ! |
---|
① 審査に日数が掛かる |
② 保証人が必要になる |
①、②のデメリットについて、簡単に説明します。
日本政策金融公庫のデメリット① 審査に日数が掛かる
日本政策金融公庫の審査は、一般の金融機関に比べて長い時間がかかります。
一般の消費者金融機関が数日、銀行でも1週間程度で融資が実行されるのに対し、日本政策金融公庫の審査は3週間から1か月もかかります。これは、日本政策金融公庫が「融資専門の金融機関である」ためといえるかもしれません。

日本政策金融公庫のデメリット① 審査に日数が掛かる
例えばあなたのメインバンクの口座のお金の動きは、その銀行の担当者であれば簡単に把握することができます。
しかし日本政策金融公庫は預金受け入れ業務は扱っていませんので、審査の中でお金の動きを知りたいと思ったら、いちいちメインバンクの通帳を見て残高、決済状況、毎月の収支、資金繰り具合などを確認しなければならないのです。複数の銀行口座を持っていれば、それらをすべて確認します。
日本政策金融公庫の融資は、時間的に余裕を持って申し込みましょう。
日本政策金融公庫のデメリット② 保証人が必要になる
日本政策金融公庫を利用するうえで、一番のネックとなるのは「保証人の問題」かもしれません。多くの場合、融資にあたっては「保証人が必要」となります。

日本政策金融公庫のデメリット② 保証人が必要になる
一般の銀行であれば、「定期預金の◯倍までは、無担保・無保証で融資」ということも出来るのでしょうが、日本政策金融公庫は預金受け入れ業務は扱っていませんのでそういった手段も使えません。どうしても保証人が見つからないという場合には、「保証人不要」な制度の対象にならないか、確認をしてみましょう。
日本政策金融公庫は、女性の小口融資に対し「保証人不要」で融資を行っています。また、商工会議所や商工会の推薦を受けた企業に対して、「保証人不要」で融資を行う制度もあります。
※ なお、日本政策金融公庫の融資は「審査に3週間〜1カ月程度の時間が掛かる」ので、資金調達が間に合わない…という方には、ファクタリングやビジネスローンの利用がオススメです。
さらに資金調達の成功を確実にしたい場合は、どちらかの審査に落ちても大丈夫なように、ファクタリングとビジネクストの両方に今から申し込んでおいて下さい。両方申し込んでおくことで資金ショートを確実に回避することが出来ます。
1.ファクタリング(資金調達プロの10秒カンタン無料診断)
安定した売掛金があれば、その売掛金を売却して最短1日で資金調達できる。
2.ビジネクスト
最大1,000万円融資可能。1番人気。申込は10分でカンタン。
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▊ 日本政策金融公庫の融資よりも「審査日数」が早く、保証人不要な融資制度は?
日本政策金融公庫のデメリットとして『審査に日数が掛かる』ことと『保証人が必要になる』ことを挙げました。これら二つの「デメリット」をクリアした融資制度にビジネスローンや、地方自治体の制度融資があります。
日本政策金融公庫よりも審査機関が短く「保証人不要」な融資制度 |
---|
① ビジネスローン |
② 制度融資 |
① ビジネスローン
ビジネスローンは、原則保証人不要、審査の速いローンであれば、最短即日〜翌営業日には審査結果が得られます。また融資に関しても「3営業日以内」に資金調達できるローンも多く、資金調達をお急ぎの方にはピッタリの融資商品です。
参考記事:【保存版】ビジネスローン30選!法人・個人事業者向け即日ローン一覧とメリット・デメリット
② 制度融資
地方自治体と信用保証協会や金融機関が提携し、融資を行う方法です。「信用保証協会」が保証人の代わりを務めてくれるので、自ら保証人を探す必要がありません。
参考リンク:制度融資の審査を通す5つの手順!あなたも1%の低金利で借入できる
融資以外の資金調達法
融資以外の資金調達法は、大きく分けて4つあります。
融資以外の資金調達法 |
---|
① ファクタリング |
② 助成金・補助金 |
③ クラウドファンディング |
③ 個人投資家から資金を調達する |
①〜④の方法について説明をします。
① ファクタリング
ファクタリングは、保有している売掛金を業者や金融業者が「現金化」してくれる便利な仕組みです。手形割引とは異なり、万が一取引先が不渡りを出しても、私たちには保証の義務は生じません。このため手形割引よりも安心・確実に資金調達できるのがファクタリングの魅力です。
参考リンク:経営者なら必ず知っておくべきファクタリングでの資金調達とは?手数料や契約内容、融資との違いを徹底解説!
② 助成金・補助金
地方自治体や企業、団体などは、独自の「助成金・補助金」制度を設け、中小企業や経営者の起業や事業活動を支援しています。助成金・補助金は「融資ではない」ため返還の必要がありません。申し込みのすべてが採択される訳ではありませんが、条件に合えば返還不要な資金が調達できます。
参考リンク:【保存版】創業時に使える・全国の補助金と助成金まとめ(2016-2017年版)
③ クラウドファンディング
クラウドファンディングは、ネット上に存在する不特定の支援者から資金を募る方法です。プロジェクトの目標額を達成すれば、支援者からの資金を受け取ることができます。また支援を受けた側は、物やサービスなどで(支援者に)お返しとしてのリターンを渡す必要があります(※ ただし寄付型クラウドファンディングの場合は一部リターンを必要としない)。
クラウドファンディングの中にも、個人や身内レベルのものから、全国〜世界規模のサービスなど、様々な種類のクラウドファンディングサイトが存在します。
参考リンク:クラウドファンディング徹底比較|資金調達に役立つサイト50選!
④ 個人投資家から資金を調達する
エンジェル投資家など、個人投資家から資金調達する方法があります。個人投資家からの資金は、原則返還の必要がありません。ただし、一定の利益が上がった時には、支援者に対してリターンを行うのが一般的です。
参考リンク:エンジェル投資家とは?出資を受ける5つの秘訣とメリット・デメリット
▊ 日本政策金融公庫の融資で「良くある疑問&質問」
ここでは、日本政策金融公庫で融資を受ける際「よくある疑問&質問」をまとめて紹介しておきます。
質問① 日本政策金融公庫の融資は、起業前(実務経験無し)でも申し込みできますか?
日本政策金融公庫では、新たに事業を始める方やに対して融資を実施しています。資金の使い道も「事業開始時または事業開始後に必要となる事業資金」と定められており、運転資金は1,500万円まで、融資は最高3,000万円まで受けることができます。
参考リンク:新創業融資制度(日本政策金融公庫)
質問② 日本政策金融公庫の融資は、高齢者(60歳以上)でも利用できますか?
日本政策金融公庫では、シニア世代の方にも積極的に融資を行っています。「女性、若者/シニア起業家支援資金」という融資制度を利用すれば、 新たに事業を始める方や、事業開始後おおむね7年以内の方に対して最高7,200万円(運転資金は4,800万円)まで融資を実施しています。
参考リンク:女性、若者/シニア起業家支援資金(日本政策金融公庫)
質問③ 日本政策金融公庫の融資には、据え置き期間があるのですか?
はい。日本政策金融公庫の融資には一定の据え置き期間があります。例えば、普通融資(事業を営む、ほぼ全ての業種の方が利用できる)では2年以内の据え置き期間があり、事業が軌道に乗るまでの期間、事業に専念することができます。
参考リンク:国民生活事業(日本政策金融公庫)
質問④ 政府系金融機関とは、どのような機関ですか?
『政府系金融機関』とは国が出資をする金融機関のことです。例えば日本政策金融公庫は国が100%出資をする金融機関であり、通称「こっきん」とも呼ばれています。
国は経済の活性化、地域社会の繁栄、国民一人一人が豊かになれるよう、様々な政策に取り組んでいますが、日本政策金融公庫も「国や経済の発展、国民が豊かな生活」を目指して、企業や個人に対して融資を実施しています。

日本政策金融公庫の役割
こっきん=日本政策金融公庫の特徴は、銀行で融資が受けられない企業や、個人に対して融資を実施している点にあります。一般的な銀行ローンよりも利息が低く、据え置き期間があるなど「返済の負担が少なく、安心して融資が受けられる」制度を設けています。
参考リンク:“日本公庫”ってナニ?(日本政策金融公庫)
▊ 日本政策金融公庫の融資|お役立ちリンク
最後に、日本政策金融公庫で融資を受ける際、役に立つリンクをまとめておきます。
日本政策金融公庫の融資で役に立つリンク
○ 【保存版】信用保証協会とは? 「100%融資審査を通す!」3つのコツとメリット・デメリット
▊ まとめ|日本政策金融公庫のメリットとデメリット
いかがでしたか? 今回は「日本政策金融公庫のメリット・デメリット」をご紹介しました。なお、日本政策金融公庫の借入については、以下の記事も参考になります。本記事と合わせて参考にしてみてください。
・ 2018年〜2019年に利用できる、日本政策金融公庫の融資制度一覧
※ なお、日本政策金融公庫の融資は「審査に3週間〜1カ月程度の時間が掛かる」ので、資金調達が間に合わない…という方には、ファクタリングやビジネスローンの利用がオススメです。
さらに資金調達の成功を確実にしたい場合は、どちらかの審査に落ちても大丈夫なように、ファクタリングとビジネクストの両方に今から申し込んでおいて下さい。両方申し込んでおくことで資金ショートを確実に回避することが出来ます。
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2.ビジネクスト
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3.オリックスVIPローンカードBUSINESS
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日本政策金融公庫の資金調達・関連記事
・ 【保存版】日本政策金融公庫の融資審査を100%通す3つのコツ!1000万円の借入申込の秘訣
・ 日本政策金融公庫の融資「必要な書類」と成功する準備の進め方
・ 2018年〜2019年に利用できる、日本政策金融公庫の融資制度一覧
・ 創業計画書100%書き方ガイド!日本政策金融公庫から創業融資を受けるための5つのポイント
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